すみません。本日も、本来なら旅行の記事を書く日なのですが、読者の皆様にも興味のある方もいるかと思いますので、別のテーマの記事を書きます。
すでに今月1回放送されていましたが、スティーヴ・マックイーンの遺作である『ハンター』の、宮部昭夫による吹替のヴァージョンが、「ザ・シネマ」で放送されます。6月2日の12時30分から14時30分の放送です。こちらが紹介ページです。
スティーヴ・マックイーンという人も、吹替黄金時代とでもいうべき80年代までの時代の代表的なスターでした。そして、彼の声は、もっぱら2人の人が担当しました。宮部昭夫と内海賢二です。『拳銃無宿』がフジテレビで放送されたからかは定かでありませんが、フジテレビで放送されたマックイーンの映画は宮部氏が声を担当し、もっぱらテレビ朝日での映画は、内海氏が担当しました。それで、『ハンター』は、最初にフジテレビで(1982年11月6日)、次にテレビ朝日で1987年8月23日に放送され、現在発売されているDVDには、内海バージョンが収録されています。
私はずいぶん昔、なんだったかで宮部氏のバージョンを聞いたことがあり、この作品に限ったわけではありませんが、「やはりマックイーンの声は、宮部昭夫氏に限る」と再確認したところがあります。すみません、内海氏に恨みはありません。ただマックイーンのイメージに合うのは、内海氏より宮部氏だと思うわけです。
マックイーンの吹替については、拙ブログで何回か書いています。
宮部昭夫と内海賢二、どちらがスティーヴ・マックイーンの声に合うか 宮部昭夫のスティーヴ・マックイーンの声はやはりいい(コメント欄を再開) 今日は、『タワーリング・インフェルノ』の最初の吹替ヴァージョン、『突破口!』での左右田一平のウォルター・マッソーの吹替をCSで鑑賞できるいずれにせよ、宮部氏と内海氏、あるいは、『ゲッタウェイ』では、磯部勉のバージョンもあるし、『華麗なる賭け』は宮部バージョンのほか(これは、マックイーンが亡くなったために急遽収録された模様)75年にTBSで放送された城達也のバージョンもありますし、『栄光のル・マン』には、宮部、内海両氏のバージョン以外に、津嘉山正種が声を担当した84年のバージョンもあるくらいで、これはぜひ聞きたいのですが、果たして鑑賞が可能か。津嘉山氏というと、『タクシードライバー』でのロバート・デ・ニーロの吹替はなかなかのものでした。
いずれにせよ宮部氏の吹替がこれからも可能な限り発掘されればです。されたら、気づいたら記事にいたしますので乞うご期待。