安倍晋三が死ぬ前の記事ですのできわめて能天気な記事ですが、こちらの記事には、私かなりあきれ果てました。
>石坂浩二 渋谷で初の街頭演説 生稲晃子氏を応援
[ 2022年7月3日 14:42 ]
俳優の石坂浩二(81)が3日、東京・渋谷ハチ公前で自民党から東京選挙区(改選数6)に立候補した生稲晃子氏(54)の応援演説を行った。関係者によると、選挙で街頭演説を行うのは初めて。石坂は生稲氏と所属事務所が同じで、交流があるという。
石坂は「私は戦前の1941年に生まれ、物心ついたときには(日本が)爆撃されていた」と振り返り、ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「いま似たことが起きている。思い出したくなかった子供の頃をいや応なしに思い出させられる毎日だ」と語った。続けて「遠い地で起きているように思うが、文明の移動による早さによって地球はどんどん近く、狭くなっている。政治は変わっていかなければならない。そうした考えを持っているのが生稲氏だ」と紹介。同氏が乳がんの闘病経験をもとに治療と仕事の両立を目指す支援を訴えていることについて「自分がつらい思いをしたこと、経験したことをそのまま政治に反映させようという真摯な思いがある」として支持を呼び掛けた。
この件についての記事(この記事そのものではない)を読んだとき、私「なんだよ、石坂浩二って、こんな馬鹿なの?」と思いましたね(苦笑)。
いや、上の引用記事にもあるように、たぶんこれ石坂と生稲晃子が同じ芸能事務所に在籍しているための義理なのでしょうね。ちなみに2人の所属事務所は、プロダクション尾木です。いやでもそれにしたってさあ、石坂って、上の記事にもあるように今年81歳、1941年生まれですよ。うんなもんいまさら選挙応援なんか仮にオファーがあったとして断ったって、他人から非難されるような立場じゃないでしょうに。
私もこの件を知って、私が最初に読んだ記事がどこの報道であるかは、ちょっといまわからないですが、そこでは事務所云々(「てんてん」にあらず)ということが書いていない、あるいは私が読み落としたようで、事務所の話は知らなかったのですが、だいたいそうじゃないかなあと思って確認したら、やっぱり2人が同じ事務所だったわけです。
それでさあ、別に私石坂のことを好きでも嫌いでもないし、当然思い入れがあるわけでもありませんが、少なくとも石坂という人が、生稲なんて人間のことを
>政治は変わっていかなければならない。そうした考えを持っているのが生稲氏だ
なんて本気で考えるほどの馬鹿だとは思えませんね。そんなことを理解しないほど、彼だってもうろくはしていないでしょう。いや、しているの? だったらそんな人物に選挙応援の演説なんか頼むなです。
石坂浩二が普段どのような政治の考えを持っているか、どこの政党を支持しているのか、どのような政治家を支持しているのか、そもそも選挙にもいかないのかとか、そういったことについては私の知るところではありませんが、生稲晃子への応援演説というような、きわめて質の悪いことをするのかなあです。実に、晩節を汚す行為ですね、これ。まったくどうしようもないにもほどがあるというものです。