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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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双子で同じ部署に所属することは最初で最後だろうから、この時間を大切にしてほしい

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報道を。

誕生!双子姉妹の消防士 共に浪人も“夢”かなえ「力合わせ頑張る!」=静岡・駿東伊豆消防

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地元放送局が、継続して報道しているようですね。

現在2人とも消防学校に入校中です。消防学校は、非常に大変ですが(厳しいので有名な大阪府立消防学校で初任科をしていた隊員は、大要「ここは日本じゃないと思うほど厳しい」というような趣旨のことを語っていました)、ここはぜひがんばってほしいというところです。

日本じゃないと思った・・・2007年に私が印象にのこった言葉

さてさて、このブログでも数回書いていますように、私ここ最近昔の大映ドラマ(70年代~80年代)を観ています。それで気づくのが、大映ドラマのネタの1つに、警察官の身内が、同じ署、同じ部署で仕事をするという設定がちょいちょいあるということです。

赤いシリーズ第4弾の『赤い衝撃』(1976年~77年放送)では、田村高廣三浦友和が親子で警視庁の同じ部署に勤務しているという設定です。

1981年~82年に放送された『秘密のデカちゃん』では、石立鉄男大場久美子の親子(実は秘密夫婦)が、同じ警察署に勤務していますし、83年に放送された『婦警さんは魔女』(なおこれは、『秘密のデカちゃん』とスタッフ・キャストが大幅にかぶっています)では、榊原郁恵松崎しげるのきょうだいが、やはり同じ警察署での勤務です。なお以上3作品の写真は、すべてTBSチャンネル2のHPより。

で、これはもちろんフィクションだからありの設定です。家族を同じ警察署や一緒の部署で働かせるというのは、警察とかのような大きな組織ではないことです。中小企業ならそうもいっていられませんが、役所とかでは、採用はしても、同じ部署では勤務させないという配慮はします。

それは、消防署ももちろん同じです。彼女らが採用された駿東伊豆消防本部は、2016年に5つの消防本部(組合)を統合して発足したものであり、沼津市ほかをテリトリーとする組織です。消防学校の初任科課程を修了して消防本部に正式配属されたら、当然彼女らが一緒の部署で働くことはないでしょう。なにがしかのよほどの例外の事情がなければもはやないはず。

ということは、消防学校での時間が、勤務中に彼女らが一緒にいる時間だということです。消防署にもどれば、救急をしたいとかいろいろ希望があるでしょうし、各々の消防士の人生がまっています。それはもちろん当然のことだし、彼女らもそれは望むところでしょうが、やはり双子の姉妹で同じ立場で一緒に学ぶというのも、これが最初で最後の経験でしょうから、他人にはうかがえないものすごく貴重なものだと思います。

もちろん消防学校でも班編成などは別々にすしますが、いろいろ相談できることが多いわけで、これが違う仕事をするようになると、細かいアドバイスなどはしにくくなります。消防学校の初任科なら、やることは同じですから、いろいろと悩みほかも相通じるところがあるわけです。というわけで、初任科は半年だと思いますので、あと2か月くらいです。非常に厳しい経験でしょうが、ぜひがんばっていただいて、地域住民のために働いていただきたいと考えて、この記事を終えます。


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