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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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そばを打ってみた(初体験だがわりとまともなものが打てた)

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過日、私の住んでいる自治体で市民講座として「そば打ち講座」なるものがあり、ではと思い、大枚なにがし円かの参加費用を払って参加してみました。

なぜ私がそんなものに参加しようかと思ったかというと、知り合いがそば打ちの道具を処分するというのを聞いた私の家族がそれを引き取ったので、ではせっかくなら私も打ってみようかと思い(実際には家族の勧め)、講座に参加することにしたのです。なおその人が打ったそばをもらったことがあり、その時はあまりのおいしさに絶句したことがあります。

で、当日会場となる施設におもむき、打ってみました。参加者は11人で、私の年齢をここで書くつもりもありませんが、どうも私が参加者の中で最年少のようでした。男性6人女性5人でした。

最初に講師の男性がお手本を見せてくれます。写真を撮る余裕はなかったので写真はありませんが、彼がおっしゃるには、そば粉は、スーパーのたぐいでの購入はよろしくないとのことでした。そば粉が命ですということのようです。それはそうですよね。魚だって鮮度と質が命です。ごはんだって、いい米を使ったほうがいいに決まっている。刑務所や学生食堂のように古々米なんぞを使っていたら、大しておいしいものはできません。

今回は、そば粉8割、小麦粉2割という「二八そば」でやります。本当は十割そばの方が面白いのかもしれませんが、今回は初心者ということで、無難に二八で。

ボウルにそば粉を入れて、水を入れてかき混ぜます。この段階ではこねずに、ダマをつぶすようにします。

しばらくふうふうやっていると、こんな感じになりました。これをさらにこんどはこねていきます。

麺棒(今回は、サランラップの芯で代用。まあ麺棒くらい初めから我が家にもありますがね)で、打ち粉をまぶしてせっせと伸ばします。

切ります。包丁の使い方が下手なので、だいぶ太い麺になりました。太いそばを嫌いではないから、まあいいか。私と一緒のテーブルで打った女性2人は、さすがに細くきれいに切りました。

こんな感じです。

こちらは、違う人(誰が打ったかは不明)のそばです。私のよりだいぶきれい。

茹でます。ざるに上げた状態。

つゆは、あらかじめ主催者が用意してくれたものです。ねぎも、切っておいてくれました。

で、味はというと、おもったよりうまいというところです。まともなそばの味です。切り方が未熟なため、ゆで時間がよくわからず結果的に短かったせいで、かなり硬めでしたが、それでも食えました。これなら、初心者の素人さんが打ったそばという前提でしたら、十分食えたと思います。もっとも私は、わりと硬いそばが好きです。

で、講師の人にちょっと話しかけてみました。

私「おもったよりまともなそばで、驚きました」

講師の方「はい、そば粉しだいなんです。いいそば粉を使えばおいしくなります」

なるほどねえです。もっともこれは当然ですね。上でも書いたように、寿司だって、たいしたことのない米と酢で作ったシャリで悪いネタでは、ろくなものができるわけがない。素材優先ですよね。

今後そばを定期的打つかどうかは未定ですが、打っていればだんだんうまくはなると思います。今回の講座では、1人分を打ったので、菊ねりではありませんでしたが、これからはそちらも勉強したほうがいいかもしれません。実際、マニュアル本、ネットにもさまざまなものがあるはずなので、それらも参照したいと思います。


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