最近西城秀樹の息子が、マスメディアに登場し始めていますね。たとえば次のような記事です。
【メディア初インタビュー】西城秀樹さん長男・木本慎之介さんが明かす父の記憶「まったく飾らない人だった」
この記事の発表が、昨年(2023年)12月5日付の記事であり、記事では、
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長男の慎之介さんが生まれたのは2度目の発症の直後、2003年9月。
とあります。
ところで昨年西城秀樹の甥(西城の姉の息子)である宅見将典がグラミー賞を受賞したというニュースが流れました。で、その時私もこんな記事を書いています。
西城秀樹の甥は、超有名アウトローの息子だった(らしい)(追記あり)ここで私が書いた「超有名アウトロー」とは、宅見勝のことです。これは公然の秘密というやつであり、将典のWikipediaには、日本語版はもとより英語版にも書かれていませんが、世間では知られている話です。ついでに、「宅見将典 父親」でぐぐった結果を。
こういうことを言うのもなんですが、マイケル・コルレオーネの息子が、オペラ歌手になったなんて話を地で行っている感すらあります。そして西城は、1981年に山口組三代目組長だった田岡一雄組長の葬儀に供花したくらいです。上の拙記事にその際の写真を掲載しましたので、興味のある方はご確認ください。1980年代くらいまでは、芸能界と暴力団は、切っても切れない関係にあったといって過言でない。演歌歌手や任侠映画で売っていた東映所属の俳優らのような「いかにも」の人たちばかりでなく、掲載した写真にもあるように、郷ひろみ、石野真子、高田みづえらも供花したくらいです。さすがに彼(女)らは、直接暴力団と付き合いがあったというよりは、事務所上部の関係だったのかもしれませんが、ともかくアイドルですらそこまでやる時代だったということです。
さて西城秀樹の息子は、宅見勝が義理の伯父ということになります。彼がそれをいつ知ったのかはもちろん部外者の知るところではありませんが、しかしたぶん彼も、現在ではそれを知っているでしょう。
同じミュージシャンという道を歩むのであれば、たぶん彼にとって宅見将典は憧れでしょう。しかしさすがに暴力団の超大物が義理の伯父というのは複雑な気分になるでしょうね。西城の世代は、まだ暴力団との付き合いも「必要悪」とされた時代だったでしょうし、また美空ひばりの弟のかとう哲也は暴力団のメンバーでした。が、のちにはさすがにそういうこともなくなっているかと思います。本田理沙のように、かなりやばい人間と結婚しちゃったとされる人物もいますが。
で、宅見将典が生まれたのが1978年であり、国民的アイドルの姉が、暴力団の超大物の子どもを産んだなんてことは、まさにその時代だからありえた話です。現在ではさすがに考えにくい。宅見将典と西城秀樹の子どもたちの間に交友関係があるのかはわかりませんが(親子くらいの年齢差もあるしね)、木本慎之介が今後音楽の道に進むのなら、やはり従兄とも継続的な関係は続けたいでしょう。で、彼にとっても、父親が過去の話とはいえ何らかの形で暴力団との付き合いがあったと思われるのは、やはりうれしくはないでしょう。そういうことをどれくらい割り切れるのか、割り切れなければどうなるかといったことも興味深いですね。おそらく彼は、暴力団などとはかかわりあいたくないという気持ちが強いはず。彼が公の場でそのようなことを認めることはないでしょうが、たぶん親の暴力団との付き合いは、西城秀樹の黒歴史とみなしていると思います。それが時代の変化というものなのでしょう。
今後もたぶん西城秀樹関係の黒歴史については、公然と語られるというものでもないと思いますが、私もいろいろチェックしていきます。なお下の記事は、芸能人と暴力団との関係を知るにあたって有益であると思いますので、ご興味があればお読みになってください。