某日、「鰻の成瀬」の某店舗でうなぎをいただきました。写真を。
メニュー(お品書き)です。昨今いわゆるチェーン店においては、都市圏と地方とでは、価格が違ったりしますが、「鰻の成瀬」は、現段階価格は同じです。
で、なにを注文しようかと考えまして、これはやはり「松」でしょうと考えて、それを注文しました。酒はパス。
2023年4月は、酒をいっさい飲まなかった(月3回の飲酒にとどめられればうれしい)この記事を書いた後5月にビヤガーデンに行ったので1回酒を飲みました。ビールを中ジョッキ3杯です。それ以降は、今日に至るまで飲んでいません。
それはともかく。では本番です。
オーダーしてからどれくらいで出されたかは記録しませんでしたが、メニューを撮影した5分後にこの写真を撮っていますので、かなり早かったのは事実かと思います。
急須はたれが入っています。ネギとわさびにおしんこです。あと吸い物です。
どうです、なかなか迫力あるでしょう。これで2,600円ですからこたえられません。食べてみると味もまともです。やや味付けは薄めにしている感があるので、たれや薬味、山椒で適宜味付けをしてくれということです。ちなみに2023年9月に食事した宮崎市の店は、「松」が4,900円、浜松駅近くにある私が何回も食べているうなぎ屋は、HPによると(2024年6月現在)「松」がうなぎ1尾で3,800円、1と1/4入っている「上」が4,500円、1と1/2入っている「特上」は5,000円です。なお以上の価格はすべて税込み価格です。
最近急速に成長して急速に失速したチェーンというと、「東京チカラめし」「いきなり!ステーキ」あたりが頭に浮かびますが、「鰻の成瀬」の拡大ぶりは、それらを上回るスピードと規模です。運営会社の社長は、うなぎ店の強みとして
>
1つ目は、飲食業で立地が関係しない、珍しい業態だということ。ラーメン店やカフェならば、駅前の1等地でないと難しい。ところが、1等地はなかなか店舗物件が空かないので、スピーディに出店しにくい。一方、鰻の場合は、顧客が「鰻が食べたい」と明確な目的を持って来店するので、立地は関係ないと山本氏は考えた。家賃が安い2等・3等立地で、コロナの影響で撤退した店舗の跡地に、居抜きを基本に出店していったので、FCオーナーの負担も少なく、急速に店舗数を伸ばせた。
2つ目は、1食5000~6000円を取るような老舗の鰻店は、常連客で回っていて、“一見さん”にはハードルが高いこと。高級店は新規顧客を取るために、インターネットやSNSで宣伝をしないので、そこに集中して広告を投入すれば、一挙に市場が取れると考えた。
(中略)
3つ目は、ランチ中心に売り上げがつくれることだ。
コロナ禍では、居酒屋など夜にお酒を飲ませる飲食店は、自粛を余儀なくされた。その代わりに昼間にちょっと良いものを食べたいといったニーズが広がった。鰻専門店は、そうした顧客ニーズに合致しており、鰻の成瀬の展開が始まる前から好調だった。
鰻専門店は2000円と高額であっても、顧客からは安いと思ってもらえる。そんな特殊な飲食業態であることもポイントだった。
と指摘しています。なるほどですね。さすが、目の付け所が違うというところでしょう。うなぎなら、ステーキや牛丼などとちがい、おいそれと競合するのも大変です。牛丼チェーンなども土用の丑の日の前後などにうな丼などを安価で出しますが、これに特化して通年で提供し、しかも全国津々浦々といっても大げさでない規模で出店するというのも大したものでだと思います。今後また上のチェーンなどと同様に失速するのか、そのあたりは定かでありません。そういったことも私も見守っていこうかなと考えます。なお「鰻の成瀬」には今後も行こうと考えます。またこの記事を執筆している時点では、ここはまだWikipediaにも項目がないことを書いておきます。時間の問題で掲載されるでしょうが、まだ現状そうだということです。