だいぶ以前の記事で恐縮ですが、こんな記事を読みました。
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NHK鈴木奈穂子アナ「バレリーナになりたいってあこがれもあった」
2023/12/19 07:00
NHKの鈴木奈穂子アナウンサー(41)が18日、MCを務める情報番組「あさイチ」(月~金曜前8・15)の公式インスタグラムを更新。今注目の趣味を実際に体験するコーナー「鈴木の代行! 趣味ハジメ」第2弾を告知した。
第2回のテーマは「バレエ」で、放送は21日の予定。鈴木アナは「第2弾はバレエ教室です。子供のころ私、バレリーナになりたいなぁってあこがれもあった」とPRしていた。
鈴木アナは神奈川県出身で2004年にNHKに入局。高松局、松山局を経て東京アナウンス室勤務となり「NHKニュースおはよう日本」「ニュースウオッチ9」「NHKニュース7」でキャスターを務めた。第1子出産による産休・育休を経て21年春から情報番組「あさイチ」を担当している。
で、たまたま私は、この番組を観ていました。鈴木さんが、ひいこらバレエレッスンと受けていました。その時レッスンをしていたのが、チャコット株式会社というところで、講師は、岡部舞さんという方でした。レッスンプロということですね。
前にご紹介したピアノ教則DVDは、おそらく少年少女向けのレッスンDVDですから、大人が鑑賞するものではないでしょうが、しかしそれでも初心者には大変役立つというものです。
最初はジャケットの女の子に惹かれて借りてみたが、どうも実体のわからないDVDだ
というわけで、あるていど人生に余裕ができたら、いろいろなことにチャレンジするということもよさそうですね。たとえば大学の第二外国語で勉強したフランス語をもっと一生懸命勉強しておけばよかったとか、数学が苦手だったのがトラウマだったとか、テニスをしてみたいとか、バイクの免許を取りたいとかペーパードライバーから脱却したいとか、映画をまとめて鑑賞したいとか(なんだ、全部私が興味のあることばかりじゃないか)いろいろ「やってみたいこと」というのは誰にでもあるでしょう。なおバイクの免許とフランス語については、私は一定のレベル実現しました。数学も、私なりに断続的に勉強中です。映画もそれ相応の本数を観ている自負はあります。
ところで何かの本で、大要次のような指摘を読んだことがあります。すなわち人間アウトドア系の趣味とインドア系の趣味の1つずつしか持てないのではないかというのです。あるいはそうかもしれません。人間学校の成績とは無関係なことでいろいろなことをやってみるというのは面白いかもしれません。鈴木さんがチャレンジしたバレエなんかも、子どものころは親の考えや経済的な事情でできなくても、大人になってすればいいと思います。実際そういう人たちは多いはず。
実際旅行のような非常に古典的な趣味においても、学生時代してみたかったバックパッカー旅行をしてみたいとかもありうるし(転職などである程度時間が空くこともあるでしょう)、資格取得や大学の再受験、大学院進学なんてのもよさそうです。楽器の勉強もいいでしょう。もちろん文学全集を読破するとかもいい。映画でも、アカデミー賞作品賞受賞作をコンプリートするとか、周期表の丸暗記なども面白そうです。
人間誰でも、程度の差はあれ何らかの興味のあることはあるでしょう。学生時代などは、いろいろな制約で実現できなかったことが、社会人になったら可能になるということもあるでしょう。その反対もありえますが、どっちみち人間過去に戻ることはできませんから、現在やれることをするのが、善です。つくづくそう思います。
ところでここまで来ると、趣味でなく自分の人生のやり直しということになりますが、読者のみなさまは、次のようない記事をどうお読みになるか。
7浪して医学部、国会試験に2回落ちて53歳で医師になった女性「それでも諦めなかった理由」
で、この方は、勉強を始めるにあたって、
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まず近所の個人塾に入って、因数分解どころか、中1の計算問題から始めました
世の中凄い人はいろいろいるわけで、この人のまねを他人がそうそう容易にできるものでもありませんが、この人の頑張りや苦労の何分の一かのやる気と努力で、なかなかのことを成し遂げられるのではないかと私は思います。この方は、本質的には頭のいい人なのでしょうが、といってものすごく優秀な人というものでもたぶんないはず。そう考えれば、私たちもいろいろ勇気づけられるというものです。そういえば暴力団やアウトロー関係のライターである鈴木智彦氏が書いた本にもこのようなものがあります。
Amazonの紹介文に、
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「『ダンシング・クイーン』が弾きたいんです」
――校了明けに観た一本の映画が人生を変えた。
『サカナとヤクザ』『ヤクザと原発』など、潜入ルポで知られるライターがピアノ教室に!
譜面の読みかたも知らない52歳の挑戦がはじまる。
レッスンは冒険であり、レジスタンスだ。
ピアノは人生に抗うための武器になる。
俺は反逆する。
残酷で理不尽な世の中を、楽しんで死ぬ。
5年もの時間をかけて書き上げた『サカナとヤクザ』(小学館)を校了した「俺」には、やりたいことがあった。ピアノである。子どもの頃からピアノには淡い憧れがあったが、大人になり、ヤクザ取材を中心に行うライターとして多忙な日々を送るなかで、そんな機会が実現することはついぞなかった。しかし、人生はわからない。校了明けに観た映画『マンマ・ミア! ヒア・ウィー・ゴー』が運命を変えた。ABBAのスマッシュ・ヒットである『ダンシング・クイーン』が流れた時、涙腺が故障したのかと思うほど涙が溢れて止まらなくなった。特徴あるピアノの旋律に直接感情の根元を揺さぶられた。身体が音楽に包まれていた。
ピアノでこの曲を弾きたい。
校了明けのライターにありがちなライターズ・ハイがもたらす万能感に背中を押され、近所のピアノ教室に電話をかけまくった。が、簡単にはいかない。譜面も読めないとわかると、電話口の声は困った様子になる。やはり、50代の未経験者が、いきなりABBAを弾きたいなんて無謀なのか。そんななかで、出会ったのがレイコ先生だった。彼女はきっぱりと言った。
「練習すれば、弾けない曲などありません」
1回30分、月3回で月謝は6千円。ときにヤクザの抗争に阻まれても必死で練習した。憧れの『ダンシング・クイーン』を自分で弾くために。先生の期待に応えるために。
いくつになってもYOU CAN DANCE<.br> ABBAの名曲に乗せて贈る、ハードボイルド中高年応援ストーリー。
とあります。
というわけで、人生いろいろと学ぶべきこと、やるべきこともいろいろあるかと思います。私もいろいろチャレンジしたいと思いますので、読者のあなたもぜひいろいろなことをがんばってください。