少し旧聞の記事をご紹介。
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声優・三輪勝恵さん 死去 急性肺塞栓のため 80歳 【「パーマン」・パーマン1号役、「あさりちゃん」:浜野あさり役、「ウッドペッカー」:ウッドペッカー役】
TBSテレビ
2024年7月1日(月) 15:11
人気アニメ作品「パーマン」のパーマン1号役や、「カリメロ」のカリメロ役、「あさりちゃん」の浜野あさり役、「オバケのQ太郎」の正太役として知られる、声優・三輪勝恵さんが急性肺塞栓のため亡くなっていたことがわかりました。80歳でした。
公式サイトによると、通夜及び告別式は ご遺族のご意向により家族葬にて執り行われたということです。
【 三輪さんが演じた 主なキャラクター ※公式サイトより引用 】
「パーマン」:パーマン1号:ミツ夫:コピー
「カリメロ 」:カリメロ
「ウッドペッカー」:ウッドペッカー
「あさりちゃん」:浜野あさり
「オバケのQ太郎」:正太
「ユニコ」:ユニコ
「じゃりん子チエ」:ヒラメ
「ひみつのアッコちゃん」:少将
「新・怪物くん」:ヒロシ
【 所属事務所 公式サイトより引用 】
弊社所属 三輪勝恵 儀 (80 歳)
去る令和 6 年 6 月 19 日に急性肺塞栓のため永眠いたしました
ここに生前賜りましたご厚誼を深謝し謹んでご通知申し上げます
なお 通夜及び告別式は ご遺族のご意向により家族葬にて執り行われました
ご通知が遅くなりましたこと ご諒恕のほどお願い申し上げます
株式会社青二プロダクション
【担当:芸能情報ステーション】
このニュースを知ったのは、ちょうど台湾にいたときでした。やはり昔からなじみのある声優さんが亡くなるのは残念です。ご冥福をお祈りいたします。
ところで三輪勝恵さんは、上の記事にはかかれていませんが、NHK東京放送児童劇団で子役として活動し、在籍中に人形劇『ブーフーウー』のフー役を得ました。この時の3きょうだいを、彼女と 大山のぶ代、 黒柳徹子が演じていましたので、考えてみればすごいキャストです。また在日朝鮮人の俳優である 永山一夫氏がオオカミ役を演じていて、その操演を高橋悦史氏と高見映氏(のっぽさん)が担当したくらいで、どんだけすごいキャストなんだかです。なお永山氏は、のち(1971年)に北朝鮮に帰国、その後の消息は定かでありませんが、息子さんが現地で医者をやっているという情報もあります。彼については、以前にも記事を書いたことがあります。
「映像コンテンツ権利処理機構」も、あまり真面目に行方不明者(あるいは権利継承者)と連絡をつけようとしているとは思えない話がとびましたが、bogus-simotukareさんから、下の記事にこのようなコメントをいただきました。
増山江威子が亡くなり、『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』のおもな声優がみな亡くなった>
声優の三輪勝恵さん死去 「あさりちゃん」「パーマン」の主人公役 (bogus-simotukare)2024-07-02 03:13:23https://www.sankei.com/article/20240701-KQITXJ5AD5II7KK4WJWCFCO66U/
人気アニメ「あさりちゃん」の主人公あさり役で知られる声優の三輪勝恵(みわ・かつえ)さんが6月19日、急性肺塞栓のため死去した。80歳。
少年から大人の女性まで幅広く演じ、「パーマン」のパーマン1号役のほか、「カリメロ」のカリメロ役、「オバケのQ太郎」の正太役などを務めた。
NHKで放送された人形劇「ブーフーウー」の「フー」役(ボーガス注:ちなみにブーが大山のぶ代(1933年生まれ、存命)、ウーが黒柳徹子(1933年生まれ、存命)で1943年生まれの三輪さんが最も若い)や、TBS系のバラエティー番組「旅ずきんちゃん」のナレーションなども担当した。
ということでまたベテラン声優が逝去しました。
なお、貴記事の「増山さん」の代表作はやはり「ルパン三世の峰不二子」でしょうが、
・「パーマン」の「パーマン3号(パー子:星野スミレ)」
・「オバケのQ太郎」の「U子」
(ウィキペディア「増山江威子」参照)
ということで三輪さん出演アニメ(「パーマン」のパーマン1号、「オバケのQ太郎」の正太)にも出演していますね。
また話が脱線しますが「ドラえもんのスネオ」が代表作だった肝付さんも
・「オバケのQ太郎」の「ハカセ」
・「パーマン」の「パーマン4号」
ということで三輪さん出演アニメ(「パーマン」のパーマン1号、「オバケのQ太郎」の正太)にも出演していますね。
肝付さんは他にも
・ジャングル黒ベエ(主役の黒ベエ)
・怪物くん(ドラキュラ)
・忍者ハットリくん(ケムマキ・ケムゾウ)
・パラソルヘンべえ(トンべえ)
・21エモン(オナベ)
・ポコニャン(いっぽんぎ幹の介)
と藤本(藤子F)原作アニメに多数出演しており、藤本の「肝付氏のへの高い評価」が窺えます(ウィキペディア「肝付兼太」参照)。
私は、次のように返しています。
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三輪さんというと、帝人のCMの「カトリーヌ」を思い出します。これは後日記事にしたいですね。
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その後2002年(平成14年)5月から2008年(平成20年)まで、「だけじゃない、テイジン」をキャッチフレーズにフランス人少女・カトリーヌ(子役:マノン・ゴラン、吹き替え:三輪勝恵)が出演したCMを経て
とありまして(太字もオリジナルのまま)、このCMは、『全国高等学校サッカー選手権大会』で延々流れましたので(もともと会社の性質上、テイジン(帝人)は、一般消費者にアピールする会社ではないので、そんなにCMが流れるわけでもありません)、私もそれで印象に残ったわけです。
それでは、テイジンのカトリーヌのCM の動画をご紹介。フランス語版と吹替版が連続して流れますので、双方ともどもお楽しみください。
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」1
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」2
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」3
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」4
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」5
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」6
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」7
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」8
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」9
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」10
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」11
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」12
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」13
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」14
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」15
テイジン「だけじゃないカトリーヌ」16
これ以降は、三輪さんのヴァージョンは制作されなかった(あるいは放送されなかった)模様です。その理由は不明ですが、たぶんカトリーヌ(マノン・ゴラン)が成長したので(1994年生まれ)、三輪さんの声がそぐわなくなったということもあるのでしょう。それにしても特定の商品を紹介するというものでなく、1分にも及ぶCMもあるとは、ものすごく贅沢なCMですね。日本CM史に残る傑作かもです。私が好きなのが、「16」ですかね。ほかも面白いと思います。
なおこの記事のカテゴリーは、映像を扱う記事ということで「映画」に設定します。またbogus-simotukareさんが下のような記事を発表されていますのでお読みいただければ嬉しく思います。
三輪勝恵さんと言えば、俺的には藤子アニメ(2024年7/4日分)