このひげ面の男性は、前回訪問時に女性のところに案内してくれた人です。
いました。この女性です。またあとで写真を渡すことにします。その前に顔を合わせておきたい女の子がいます。
これはなかなかいい写真かも。
前の記事で紹介した女の子にまた会おうと思ったのですが、姿がみえません。いま会えなければ今回は会えないので、いなければどうしようもありません。さて、どうしたものかなと思っていると、ストランドホテルの西側の脇にパラソルがあってスタンドがありました。よくこんな高級ホテルが隣にこんなのを出すのを許しているなという気がしないでもありませんが、それはともかく、あそこかなと思ったら、女の子が私に向かって満面の笑顔かつ全速力で走ってきました。
すげ、見つけたら(獲物は)逃しません(笑)。
別にそんなことを確認する必要もありませんが、一応(儀式として)私のことをちゃんと認識しているか聞いてみました。断っておきますと、以下の会話はみな英語です。
McCreary「私のこと覚えている?」(覚えていなければ、私のところに走ってくるわけもありませんが)
女の子「うん! 覚えているよ!!!」
しかし我が人生で、女の子が私(という人間だと認識して)に向かって飛んできたことなんかあったっけと思い返すと、そんな記憶ないな(苦笑)。仮にあったとしても、間違いなく人生で3回はありません。
で、パラソルのほうに向かって歩きます。そこには何人かの人たちがいました。さっそく写真を渡します。女の子関係の写真と、船にいた子どもたちの写真です。
女の子「あ、この子友だち! 彼は×○*♪って名前で…」
みんな彼女の知り合いのようなので、写真を渡しておいてくれと頼みました。少年は、前に「この女の子は友だちだ」と言っていましたから、少なくとも彼女から彼経由で写真はいきわたるかなと考えていたわけです。
それで絵葉書を買ってあげることにします。5枚3,000チャットとのこと。あいにく5,000チャット札しかありません。
McCreary「釣りあるか?」
女の子「ないよ。あなたが今日最初に買ってくれたんだもん」
もう昼過ぎだぞ。ほんとに私がはじめての客かもわかりませんが、10枚5,000チャットで買いました。ちゃんと金を払う以上、別に必要ないけど商品は(当然ながら)ちゃんといただきます。
それで彼女らの写真を撮りました。表情がいまひとつさえませんが、これはまぶしいからだと思います(笑)。隣にいる女性は、母親ではないと女の子は語りました。
そうしたら、女の子から「営業」をかけられました。
女の子「ねえ、あなた。川向こうに行ったことある?」
McCreary「ああ、あるよ」
女の子「私あっちのこと何でも知っているよ。私といっしょに遊びに行かない?」
それは面白そうです。ここでこの女の子と仲良くしておけば、この子を通じていろいろな人間を紹介してもらえるかもしれません。将来ミャンマーに移住するつもりですから、人間関係の形成も必要です。
しかしですよ。いろいろ危険な気もします。はたしてどんなもんでしょうか。
McCreary「そうか、値段いくらだい?」
女の子「4ドルよ」
実際にはほかにもいろいろ金がかかりそうですし、ほんとに行く日にはもっと高い金をふっかけられそうですが、現段階ではとりあえず
McCreary「それなら来年×月に行こう」
と話をしておきました。
しかしですよ。私なんかに付き合って、君学校は行かなくていいんかよ。船にいた子どもたちもあまり学校に行っていないようです。浅田真央は学校に行かなくてもいいのかもしれませんが、他の子はそうもいかんでしょう。ていうかこの女の子は、話をした限りでは、かなり頭がいいように思います。ちゃんと勉強をすればなかなかの人物になれそうなのに、もったいないことです。
女の子と別れて、また例の美女に会いに行きます。
私が好きな美女の仕事場へ向かいます。
彼女の前に立って、彼女に写真を渡しました。それで、図々しく記念写真を撮っちゃう私。
私がコンデジを手で伸ばして写真を撮ろうとしたら、見かねた通行人(たぶん外国人旅行者)が撮影してくれました。
私が、彼女の売り物を買うと言って財布を出そうとしたらただでくれました。発展途上国の人から何かをただでもらっていいのだろうかという疑問は生じます。ていうか、私そんなことしてもらったことないぞ。優しい女性です。
(つづく)