今回の記事は、「美女探求」のカテゴリーもありですが、無難(というのもどうかです)に「スポーツ」のタグで。
このブログで以前、東京オリンピックで金メダルを取ったチェコスロヴァキア(当時。現チェコ人)の女子体操選手であるヴェラ・チャスラフスカの記事を書いたことがあります(なお、この時は、「美女探求」のタグでした)。で、彼女で検索してみると、私の記事が上に出ます。もう3年も前の記事です。
「ベラ・チャスラフスカ」で検索してみても、「ヴェラ」ほどではありませんが、それでも上のほうに私の記事がヒットします。
正直、そんな上に出てくるほどの記事でもないのですが、たぶん彼女にそれなりの思い入れのあるご年齢の方は、そんなに彼女のことをネットで発信しないのだろうとか考えます。
それはともかく、彼女がまた来日しました。記事を。
>「懐かしくて涙が出た」東京五輪“名花”のチャスラフスカさん
1964年東京五輪の体操女子で3冠に輝き、優雅な演技から「名花」と称されたベラ・チャスラフスカさん(72)=当時チェコスロバキア=が10日、東京都内で開かれた五輪50周年を記念する祝賀会に出席した。自身の演技など当時の映像を見て「懐かしくなって涙が出た。世界で一番良い思い出」と柔らかな笑みを浮かべながら話した。
チャスラフスカさんは、半世紀前の大舞台について「全てが素晴らしかった。日本は(敗戦後に)新しい国になって、それを世界に発表した」と評価した。6年後の東京五輪に向けて日本選手が今後、活躍することを予想し、「リオデジャネイロ、東京五輪で頑張ってください」と日本語でエールを送った。
[ 2014年10月10日 21:09 ]
そういうわけで、NHKでちょびっと彼女の動向を放送していました。ほかにも放送されたかもしれませんが、私が見たのは10月18日の「おはよう日本」の6時30分すぎのスポーツニュースの時間です。
前の記事では、もう日本に来ることはないだろうみたいな話をしていたことをご紹介しましたが、当時(別に記事には書きませんでしたが)いや、また来るんじゃないのと思った記憶があります。ていいますか、記事のラストで書いた
>というわけで、チャスラフスカさん、最後なんて言わないで、また日本に来てよ。
というくだりは、願望であるのと同時に、来るだろうという私の予想でもありました。
今回の来日は、東京オリンピック開催50周年の関係ですが、上の記事での発言にあるように彼女にとって人生最高の瞬間(の少なくとも一つ)が、東京オリンピックの時だったということもあろうかと思います。リップサービスというばかりでなく、彼女はメキシコでも金メダルを取っていますが(東京では3つの金メダルだったが、メキシコでは4つなので、活躍したという点ではメキシコのほうが成績は良かった)、このときは「プラハの春」があり、大会直前に当時のソ連が侵攻したりと祖国チェコスロヴァキアは大変な時期でしたし、また彼女は改革派を支持していたので、だいぶ干されて厳しい経験もしたようです。なにしろWikipediaによれば、出国も直前に許可されたくらいで、大会を楽しむような状況ではありませんでした。
それで、親交のあった遠藤幸雄の墓参りをしたり(遠藤さんが、彼女に体操のアドバイスもしたということが語られました。遠藤さんと彼女が仲が良かった話は、前の記事でも書きました)まだご存命の当時の審判員の女性(御年101歳とのこと)と再会したというくだりも放送されました。46年ぶりの再会とのことで、するとあるいはメキシコシティ五輪の時が、お二人が会った最後の機会だったのかもしれませんね。たぶんそうでしょう。
それで、その元審判員の女性の前で彼女がしてみせた(たぶんにテレビカメラを意識したのでしょう)ポーズがこれ。
うーん、すごいですね。彼女は1942年生まれの現在72歳ですよ。体型はだいぶ大きくなっていますが、それでもここまでできるんですね。
しかし、70を超えた女性がここまでやるのって、私見たことないな(笑、いや、笑っちゃいかんか)。
私は、オリンピックより優先してやるべきことがいまの日本にはたくさんあるだろと思うし、そういうわけで東京でオリンピックを開催することに賛成する気持ちはありませんが、そういう私の個人的な意見はともかくとして、2020年にチャスラフスカさんがお元気でしたら、ぜひ日本にきてオリンピックを楽しんでいただきたいと思います。正直日本人と比べてチェコ人は平均寿命は短いので、78歳というのは日本人以上にハードルが高いかもしれませんが、でもお体が許せばぜひきていただきたいし、またきてくださるだろうと思います。
ヴェラ・チャスラフスカさんのご健勝をお祈りして本日の記事を終えます。