選挙があったりしていろいろ忙しかったので、ここ数日本屋に行くこともなかったのですが、過日雑誌売り場で思わず苦笑してしまいました。
Number(ナンバー)867号 Face of 2014 写真で振り返る2014年総集編 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィックナンバー))
Amazonの「商品の説明」に、次のようにあります。
>羽生結弦の笑顔、本田圭佑の咆哮、
錦織圭の執念、大谷翔平の不敵。
そして、人生は結果が全てではないことを
教えてくれた、浅田真央の涙。
>そして、人生は結果が全てではないことを
教えてくれた、浅田真央の涙。
そうなんですか(苦笑)? 浅田真央以外で、どこのアスリートがこんなことを書いてもらえるんだか。
目次を引用しますと・・・。
>SPECIAL FEATURES
ソチ五輪 色褪せない記憶
浅田真央
「恩返しのラストスマイル」
羽生結弦/葛西紀明
すげ、金メダルとった羽生より、浅田真央のほうがトップ(さらに苦笑)。表紙も、羽生より浅田真央のほうが、上に名前がのっていますね。
私は、つぎのような記事を書きました。
6位でこの報道ぶりだから、金メダルだったらどんなもんだったか想像するだけで苦笑する(2月24日発表)
この記事にはいろいろお怒りのコメントもいただきましたが、でも実際問題として、6位なのに金メダリストより上に取り上げられるアスリートって、浅田真央以外まずいないよね。私が上の記事で書いた
>これでですよ、ぎりぎり銅メダル、はたまた金メダルを世間の願望通り獲得していたら、そのマスコミとその他ネット民、あるいは私たちの周囲の人たちの熱狂ぶりは、想像を絶するものだったろうと考えます。上村愛子はソチが5大会目ですが、浅田真央は2大会目で、しかも6位と上村より2つも順位が下なのにこの騒がれ方(笑)。そりゃまあ浅田真央が人気があることくらい私も認めるのはやぶさかじゃありませんが、いくらなんでもここまで取り上げられるというのは常軌を逸しているのたぐいじゃないですかね。
という文章が、いかに正しいかということです。
「Number」が浅田真央の写真を表紙に使ったのも、つまりは売れるからそうしているわけで、やはり浅田真央の人気というのはすさまじいですね。なにしろ「ね、ほんと、日本人で浅田真央を嫌いな人っていませんよね」だそうですから。彼女が金メダルを取っていたら、安倍晋三なんて嬉々として一緒に写真を撮ったんじゃないんですかね。よかった、私そんな光景見ないで済んで。