あいにく私は行けないのですが(日本にいないので)、面白そうな映画の上映会があります。このブログでも何回かお名前を出したことのある三浦小太郎氏のブログより引用いたします。三浦氏は右翼で、私とはいろいろ価値観は異なりますが、しかし映画などの上映のチャンスとかは見逃せません。
>2月28日の江東映像文化振興事業団上映会(すみだ産業会館)にて、戦前の朝鮮半島における「匪賊」との戦いを西部劇風に描いた「望楼の決死隊」上映します
NPO法人江東映像文化振興事業団 2015年春季市民映画コンベンション(KCON2)
とき;2015年2月28日(土曜日) 15:30-21:00(開場15:00)
ところ;すみだ産業会館9F 第四会議室 (JR錦糸町駅徒歩1分、丸井錦糸町店内)
上映作品/内容;
15:00 開場(ご自由にご着席ください)
15:30-16:00 【特別講演】日本映画を観ないものは大馬鹿者である! 講演*三浦小太郎
16:30-18:30 『突撃』 1957年 S/キューブリック監督 88min 解説*古谷経衡
18:50-20:55 『望楼の決死隊』 1943年 石井正監督 95min 解説*但馬オサム
入場料;講演会、上映会共にすべて無料(予約の必要なし)
『望楼の決死隊』の監督の「石井正」とは、もちろん「今井正」の誤りです。早急に訂正したほうがいいんじゃないんですかね。この記事を書いている2月17日20時30分過ぎ現在訂正されていません。この映画自体のWikipedia記事はありませんが、今井の記事に
>しかし、第二次世界大戦中は、自らの信念とは別に数々の戦意高揚映画を製作。1943年、朝鮮を舞台に日本の武装警官隊と抗日ゲリラとの戦いを描いたプロパガンダ映画『望楼の決死隊』が、西部劇さながらのアクション・シーンを取り入れ、はじめて今井の名が注目を集めたのは皮肉なことに植民地支配を正当化した軍国主義映画だった
とあります。この映画は私も未見ですが、以前読んだこちらの本でこの映画のことが論評されていました。
この本の中で著者(高崎隆治氏)は、手元に本がないので正確には引用できませんが、大要、今井のヒューマニストである姿勢自体により、結果的にプロパガンダとして優れた映画になってしまったのでないかと論評していました。すみません、ここ後日また確認して追記したいと思います。
この映画自体は、かの原節子まで出演しているくらいだし(まだ20代前半の彼女です)、またDVD化もされていないとのことなので(VHSは出たようです)、かなり面白そうですね。私は日本にいないので見られないので、物好きな読者の方は、ぜひご覧になったらいいんじゃないんでしょうか。三浦氏の講演もあります。
それでは最後にスチールを。原節子自身が銃を持っているのもめずらしいかも。またこの記事は、bogus-simotukareさんの記事より情報を得ました。いつもながら感謝を申し上げます。