発表が遅いので(前は12月に新ラインアップが発表されていた)、あるいは今回で打ち切りかもと思っていた「午前十時の映画祭」の次回のラインアップがようやく発表されました。
予告では2月中旬に発表でしたが、15日過ぎになっても発表されなかったので遅いなと思っていましたが、19日の発表だったとのことですね。もっと早く記事にしたかったのですが、旅行の記事、この間の自衛隊の新聞の記事、誘拐事件の記事と、優先度の高い記事が多かったので、遅くなってしまいました。
で、ラインアップを見ると、今回に関しては、ラインアップを決めるに当たっての調整に手間がかかった、あるいは熟慮を重ねたのが発表が遅くなった原因かなと思います。いろいろ理由はあるでしょうが、今回のラインアップは相当に面白そうかなと思います。
今回の作品を上映順にご紹介します。
英国の若者たち 2015/04/04(土)~2015/04/17(金) 2週上映 リトル・ダンサー 小さな恋のメロディ 2015/04/18(土)~2015/05/01(金) 2週上映 小さな恋のメロディ リトル・ダンサー イタリアを舞台に永遠の名作を 2015/05/02(土)~2015/05/08(金) 1週上映 ローマの休日 ニュー・シネマ・パラダイス 2015/05/09(土)~2015/05/15(金) 1週上映 ニュー・シネマ・パラダイス ローマの休日 愛を引き裂くものは 2015/05/16(土)~2015/05/29(金) 2週上映 ひまわり シェルブールの雨傘 2015/05/30(土)~2015/06/12(金) 2週上映 シェルブールの雨傘 ひまわり 女たちは前に進む 2015/06/13(土)~2015/06/26(金) 2週上映 風と共に去りぬ ライアンの娘 2015/06/27(土)~2015/07/10(金) 2週上映 ライアンの娘 風と共に去りぬ ボギーあんたは男だ 2015/07/11(土)~2015/07/17(金) 1週上映 アフリカの女王 カサブランカ 2015/07/18(土)~2015/07/24(金) 1週上映 カサブランカ アフリカの女王 この舞台で幸せな時間(とき)を 2015/07/25(土)~2015/07/31(金) 1週上映 八月の鯨 恋におちたシェイクスピア 2015/08/01(土)~2015/08/07(金) 1週上映 恋におちたシェイクスピア 八月の鯨 歌って踊れる家庭教師! 2015/08/08(土)~2015/08/21(金) 2週上映 メリー・ポピンズ 王様と私 2015/08/22(土)~2015/09/04(金) 2週上映 王様と私 メリー・ポピンズ すべての者に神の許しを 2015/09/05(土)~2015/09/18(金) 2週上映 ショーシャンクの空に エデンの東 2015/09/19(土)~2015/10/02(金) 2週上映 エデンの東 ショーシャンクの空に やっぱり絵になる男たち 2015/10/03(土)~2015/10/16(金) 2週上映 赤ひげ さらば友よ 2015/10/17(土)~2015/10/30(金) 2週上映 さらば友よ 赤ひげ 高倉健を惜しむ 2015/10/31(土)~2015/11/13(金) 2週上映 駅 STATION 新幹線大爆破 2015/11/14(土)~2015/11/27(金) 2週上映 新幹線大爆破 駅 STATION 歴史にはロマンが 2015/11/28(土)~2015/12/11(金) 2週上映 宋家の三姉妹 ラストエンペラー 2015/12/12(土)~2015/12/25(金) 2週上映 ラストエンペラー 宋家の三姉妹 メリークリスマス & ハッピーニューイヤー 2015/12/26(土)~2016/01/01(金) 1週上映 アパートの鍵貸します 素晴らしき哉、人生! 2016/01/02(土)~2016/01/08(金) 1週上映 素晴らしき哉、人生! アパートの鍵貸します 愛は永遠 2016/01/09(土)~2016/01/15(金) 1週上映 グレン・ミラー物語 慕情 2016/01/16(土)~2016/01/22(金) 1週上映 慕情 グレン・ミラー物語 乗り物にご用心 2016/01/23(土)~2016/02/05(金) 2週上映 オリエント急行殺人事件 死刑台のエレベーター 2016/02/06(土)~2016/02/19(金) 2週上映 死刑台のエレベーター オリエント急行殺人事件 見よ!世界の小津を 2016/02/20(土)~2016/03/04(金) 2週上映 東京物語 秋刀魚の味 2016/03/05(土)~2016/03/18(金) 2週上映 秋刀魚の味 東京物語今回から、2週上映と1週上映に作品が分かれました。繰り返しの上映作品は1週間、(この企画での)新作は2週間の上映というのではなく、興行的に見込みのある映画が2週間のようですね。
それで注目したいのが、高倉健の主演映画が2作品上映されることです。
14年~15年に上映された「飢餓海峡」にも高倉健は出演していましたが、主演ではなかったしね。前にもこのブログで記事にした「新幹線大爆破」がスクリーンで見られるのはうれしいですね。この映画は、テレビ放送では高視聴率を上げたものの、興行的には成功しませんでした。そういう意味では、この企画で上映されるのはこの映画にとっても幸せなことかもしれません。
それから個人的にうれしいのが、「ライアンの娘」が上映されるということです。デヴィッド・リーンの映画は、「旅情」「戦場にかける橋」「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」が上映されたので、それなら「ライアンの娘」もぜひと思っていたのですが、ついに上映されることになりました。ただ本来なら、デジタルでなくフィルム上映してほしい映画です。
70mmで撮影された最後に近い映画(この映画のあと、「遥かなる大地へ」が70mmで撮影されました)だし、たぶんアイルランドを舞台にした映画ではもっとも有名な映画(「マイケル・コリンズ」と双璧?)でしょうから、アイルランド文化を大学院で専攻した私としても、興味深いにもほどがあるというものです。
しかしスカーレット・オハラはともかく、「ライアンの娘」で
>女たちは前に進む
ってのは、ちょっと映画の趣旨と違うような気がします。いや、あれってやっぱりフェミニズム映画なの?
というわけで、今回も面白そうですので、読者の方もぜひどうぞ。