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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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アラブ系の国に行くのは、マジで危険な時代になった(3月19日発表)

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私にとってはショッキングなニュースです。

>邦人3人死亡、3人負傷=安倍首相「テロ断じて許さず」―チュニジア観光客襲撃テロ
時事通信 3月19日(木)8時58分配信

. 【カイロ時事】チュニジアの首都チュニスで起きた武装集団による観光客襲撃テロ事件で、日本政府は19日、これまでに日本人3人の死亡と3人の負傷を確認したと明らかにした。安倍晋三首相は「いずれの理由があってもテロは断じて許されない。国際社会と連携を深めながらテロとの戦いに全力を尽くしていく」と強く非難した。
 中東の観光地で日本人が犠牲となったテロ事件としては、1997年にエジプト南部ルクソールで日本人10人を含む約60人が過激派に殺害された銃撃事件以来。チュニジアのシド首相は「日本人5人を含む外国人17人の死亡が確認された」と発表していたが、加藤勝信官房副長官は19日の記者会見で、チュニジア側から「負傷者数を含んだため」との説明があったことを明らかにした。
 チュニジア政府の発表では、今回の襲撃事件で日本人のほかイタリア人、コロンビア人などが死亡し、外国人40~50人が負傷した。
 チュニジアは中東・北アフリカ地域の中でも比較的治安が安定しており、外国人を標的としたこれほどの規模のテロ事件が起きるのは異例。古代ローマ時代の遺跡で知られる観光立国だけに、事件は大きな打撃となる。
 事件では、多くの観光客が訪れる国立バルドー博物館が狙われ、敷地内にバスが到着したところを襲撃された。犯行声明は出ていないが、治安当局は武装集団について、現場で殺害した2人以外にも3人前後の関係者がいたとみて、情報収集を進めている。カイドセブシ大統領は「テロとの戦いに慈悲はない」と強調し、摘発に全力を挙げる考えを示した。 

チュニジア襲撃、3邦人の死亡確認 負傷女性「母も首を撃たれた」
AFP=時事 3月19日(木)11時28分配信

【AFP=時事】チュニジアの首都チュニス(Tunis)の国立博物館が武装集団の襲撃を受けた事件で、安倍晋三(Shinzo Abe)首相は19日、少なくとも日本人3人の死亡が確認されたと述べた。

 チュニジアのハビブ・シド(Habib Essid)首相はこれに先立ち、外国人観光客の死者は17人で、うち5人が日本人だと発表していた。しかし安倍首相は、記者団に対し「現在のところ3人死亡、3人負傷という情報に接している」「いずれの理由があったとしても、テロは断じて許されない。強く非難する」と語り、国際社会と連携を深めつつ「テロとの戦い」に全力を尽くすと強調した。

 事件当時、母親と一緒に博物館を訪れていて負傷した日本人の結城法子(Noriko Yuki)さん(35)は、搬送先の病院でNHKの取材に応じ、「頭を抱えてしゃがんでいたら耳と手と首を撃たれた」「隣で母が首を撃たれ、警察が来てくれた時には、母は自分では動けなかった」と話した。母親は別の病院に運ばれて手術を受けたという。【翻訳編集】 AFPBB News

<チュニジア襲撃>「逃げろ! 逃げろ!」博物館はパニック
毎日新聞 3月19日(木)11時23分配信

 北アフリカにあるチュニジアの首都・チュニスで起きた国立バルドー博物館襲撃事件は、少なくとも日本人観光客6人が死傷する最悪の事態となった。同館を訪れていた世界各国からの観光客約100人は、突然の銃声におびえ、恐怖の中を逃げまどった。

「逃げろ! 逃げろ!」。18日午前11時(日本時間午後7時)過ぎ、観光客で混雑する博物館に突然の複数の銃声が鳴り響いた。武装した男たちが銃を乱射し、館内がパニックとなる中、観光客は必死で身を隠したり、外に逃げたりした。治安部隊が博物館に向けて銃を構える中、欧州人とみられる高齢の観光客や子供を抱えた男性が走って外に逃げ出す。博物館職員は裏口を開けて多くの観光客を逃がした。

 NHKは19日、事件に巻き込まれ負傷した結城法子さんとされる女性の映像を報じた。結城さんは左頬などに

手当てを受けており、

「(館内で)頭を抱えてしゃがんでいたら耳と手と首を撃たれ、隣で母が首を撃たれた。警察が来たときには母は自分では動けなかった」と証言した。

 AP通信によると、当時館内にいたスペイン人男性は「男らは博物館で私の10メートル前にいて、動く物は見境なく撃っていた。私は柱の陰に隠れたが、不幸にもその場で複数の人が撃たれた」と話した。博物館の外でも数人が銃で撃たれ、倒れていたという。

 目撃者によると、男たちは最初、博物館を見学するために観光バスを降りた客に向かって銃を乱射。その後、客を追うように博物館の中に入ったという。

 男たちは館内で複数の人質を取って立てこもり、治安部隊が事件発生から約2時間後に館内に突入し、銃撃戦の末、2人の男を殺害した。警察官1人も死亡した。

 18日夜、チュニス中心部には多くの市民が集まり、キャンドルをともして事件の死者を悼んだ。【三木幸治】

チュニジアは、ミャンマーと並んで私が移住したい国です。チュニジアに何しに行くかというと、フランス語の勉強をしたいのですが、しかしこういう事件があると、ちょっと行くわけにもいきませんね。もちろん私が移住を予定しているのはずっと先の話ですから、いまの現状が継続しているわけでもありませんが、しかし危険ですね。

実際のところこのような事件が起きたらむしろ警備などは強化されるので、必ずしも危険ではない場合もあるのですが、しかしこのような事件があったら、仕事で行くのならともかく観光で行くわけにはいきません。

チュニジアというのは、隣国のアルジェリアが内戦その他で危険すぎて旅行ができなかったのと比較して、治安もよくフランス人を中心とするヨーロッパ人らお気に入りの国であり、日本人にも人気が高いのですが、いくらポストアラブの春とはいえ、チュニジアでこういう事態が起きたら、アラブ諸国は、カタールとかUAEなどをいっしょにするのは良くないかもしれませんが、ちょっと危険すぎて旅行に行くのは当分控えたほうがよろしいですね。チュニジアの首都の国立博物館でこのような事件が起きるということは、これは事実上どこでも起こりえるということですから。ずいぶん昔、上の記事でも紹介されているルクソールの事件は、あれは(ちゃんと警備の人はいましたが)観光地であって首都じゃありませんが、首都で起こるということはその国のどこでも起こる可能性があるということです。危険でしょうがありません。

私は、トランジット以外でアラブに行ったのは、レバノンとシリアに行ったきりで、レバノンはともかくシリアは、私が行った頃はきわめて安全な国でしたが、いまの時代イスラエルでの自爆テロなんかよりアラブ諸国でのテロ(シリアは内戦中なので論外)のほうがずっと危険ですね。いまのところイスラエルに積極的に行きたいとは思っていませんが(でもいつかは行く国です)、アラブ諸国のほうが時をおく必要がありそうです。

ただこういう事件は正直どうしようもないですね。武器なんて簡単に手に入るし、死んだ気になって実行されれば、最終的には防ぎようもない。別にチュニジア政府や誰かが実行者に頼んでこういう事件を起こしたわけではない。テロリスト、あるいはテロを指示した連中は、自分の考えに基づいて実行したわけで、連合赤軍やオウム真理教みたいなもので、最終的には他人が阻止できるものではありません。私たちにできることは、危険そうなところには近づかないことくらいです。でもあさま山荘はともかく(近づいた一般人も射殺されています)、松本市の住宅街や都内の地下鉄なんて、別に危険なところじゃないしね。

私も海外旅行は好きだしこのブログでも可能な限りお伝えをして行く所存ですが、このようなテロは、日本の地下鉄サリン事件のような一過性のものではありませんしね。しばらくアラブ諸国への渡航は見合わせたいと思います。

(なお、理由があってこの記事は、3月19日に発表します)


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