荒木和博という男の書いていることをいちいち批判していたら、それこそこのブログは全日そのネタで記事を書けそうですし、実際そうすればけっこう面白いブログになりそうですが、幸か不幸か私はそこまでする気はないので、このブログではせいぜい時たま荒木を批判するくらいにとどめています。それにしても、またまた「どうもなあ」と思ったのでまた記事にします。荒木のブログより。
＞ 8月4日、非武装地帯の南側地域で地雷が爆発し、韓国軍兵士1名が両足切断、もう1名が片足切断の重傷を負う事件が起きました。国連軍司令部の調査によれば地雷は最近仕掛けられたものとのこと。昔埋設したものが大雨で流されたのではなく、あえて設置したもののようです。韓国軍はこれに対抗して中断していた拡声器による休戦ラインでの対北放送を再開しました。
(中略）
今回のことはそれで虚を突いて大部隊が南侵するというのではなく、金正恩に対して人民軍が「やってます感」を出すためにやったことでしょう。逆に言えばこれからも同様のことは常に起きる可能性があります。そして今回の事件では20代前半の前途ある青年2人の足が吹き飛ばされました。「戦争反対」も結構ですが、永田町で警察に守られながら騒いでいる暇があったら平壌に行ってデモしたらどうでしょうか。
失礼ですが、これはまず第一に北朝鮮側と韓国側でどうにかしていただくことでしょう。日本の、ましてや政府関係者でもない人間にはどうにもできないことです。日本政府がこの件で何らかの声明を出したのかどうか知りませんが、出したところで正直何もできない。あくまで北朝鮮・韓国両政府で地雷を撤去するなりなんなりしてもらうしかないでしょう（以上、荒木の書いてあることが事実だとしてのものです）。
で、日本人が、このようなこと（南北朝鮮の非武装地帯でのトラブル）に反応が鈍いのは、正直仕方ないんじゃないんですかね。だって直接日本人に関係ある話じゃないんだから。日本の自衛隊が国連軍の一部として、南北休戦非武装地帯をパトロールしているわけでは現状ない。そうである以上、戦争法案の方がはるかに身近な問題なのですからそちらの方に一生懸命になるのは当たり前の話。例えばの話、荒木らにしたって家族会にしたって、自分たちの興味のあることを優先して行動しているわけじゃないですか。そんなことは何をいまさらです。といいますか、巣食う会や家族会は、日本人妻や遺骨問題、墓参り問題、しまいには、横田さんたちがお孫さんに会うことにいたるまで最大限の妨害をしていたのだから、何をかいわんやです。
そもそも論として、警察はデモ隊を保護しているわけではありませんが（規制、あるいは公安警察には監視対象でしょう）、それってあんたたち巣食う会や家族会たちがやっているデモが、政府御用達の官製デモだってこと？ 最近は、安倍ですら、巣食う会や家族会なんて迷惑がっていると思いますが。
それにしても、平壌でデモって、何なんでしょうね（呆れ）。安保法案反対のデモを、外国政府に抗議するために外国でするんだったら、ワシントンなりニューヨークあたりですることになるんじゃないんですかね。要は、集団的自衛権て、米国の軍事戦略に全面協力するって話なんだからさ。
だいたい平壌でデモするんだったら、荒木、お前たちが率先してすればいいじゃん。拉致被害者、特定失踪者を即刻日本に返せってさ。もちろん私は、止めはしないよ（笑）。どうせ平壌でデモをするのなら、日本の集団的自衛権反対のデモをするより、巣食う会や家族会の運動のデモをする方が、よっぽど意味も効果もあるんじゃないの（嘲笑）。
なに？ そんなことできっこないって？ だったら冗談でもそんなクズなこと言ってんじゃねえよと思います。こういう愚にもつかない言いがかりをつけて自分は頭のいいことを言っているつもりなのだから、何をいまさらながら、本当にどうしようもないやつです。
荒木というのは、ほんと自分では気の利いたこと、ユーモア、皮肉を言っているつもりで、こういう愚にもつかない馬鹿げたことばかりほざいていると思います。まあこんなやつを相手にする側の問題でしょうが。いずれにせよ困ったもんです。
なお本日の記事も、bogus-simotukareさんの記事を参考にしました。感謝を申し上げます。