Quantcast
Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4143

展転社から本を出すようでは、荒木和博も相当なものだと思う

$
0
0

過日の荒木和博のブログより。

>2015年10月21日

新著 【調査会NEWS2017】(27.10.21) 

 いきなり宣伝ですみません。このたび新著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展伝社刊・本体1800円)を上梓しました。このメールニュースの中で昨年のストックホルム合意発表以降7月の制裁解除1年の頃までの私の署名原稿のうちいくつかをまとめたものです。単純な誤字以外はほとんどそのままなので、私自身の判断の誤りがあれば、どうして間違えたのかと考える材料にもしていただけると幸いです。

(後略)

え、荒木さん展転社から本出すの、これちょっと驚き。展転社って、歴史修正主義本を出すので有名な出版社です。Wikipediaに載っている発行書籍を見ても、

自民党歴史検討委員会『大東亜戦争の総括』

瀬戸弘幸『ヒトラー思想のススメ―自然と人類を救済するナチス・ヒトラー世界観の120』『東南アジアの反日感情を煽る“味の素”』

森清『日本の憲法 すめらみことのしろしめす国』『日本国憲法案 真正な憲法、正当の憲法』

名越二荒之助『世界から見た大東亜戦争』

東中野修道『「南京虐殺」の徹底検証』

松村俊夫『「南京大虐殺」への大疑問』

日本の前途と歴史教育を考える議員の会『歴史教科書への疑問 ―若手国会議員による歴史教科諸問題の総括―』

江崎道朗『コミンテルンとルーズヴェルトの時限爆弾 ―迫り来る反日包囲網の正体を暴く―』

平沼赳夫『反日記念館』

といったところで、かなり気合の入った著者と題名です。正直なところ、まともな人間ならかかわりあいたがる出版社じゃありません。荒木はどっちみちまともな人間じゃないですが。

上の松村の本と東中野の本は訴訟を起こされて被告側(つまり著者と出版社側)が完敗しています。かつて話題になった東中野を評した判決文

>以上述べた2点だけからしても被告東中野の原資料の解釈はおよそ妥当なものとは言い難く、学問研究の成果というに値しないと言って過言ではない

とは、この裁判についてのものです。その後高裁の裁判官は、このくだりはさすがにかわいそうだと思ったのかどうか、

>不合理であって妥当なものということができない

と変更しました。どっちにしてもひどいものです。

で、今まで荒木和博が出す本を出版していたのは、荒木のWikipediaの単著のところだけ引用すると、書名は略しますが、亜紀書房、 現代コリア研究所(出版) 亜紀書房(発行)、 勉誠出版、草思社、 光人社〈光人社NF文庫〉といったところです。草思社から複数本を出しているのが興味深いですが、ほかも、わりと右翼系あるいは、かの高名な「凍土の共和国」を出版した亜紀書房などですが、少なくとも展転社ほどひどい出版社ではありません。

この本の出版がどういうルートで実現したのかとかそういうことはもちろん私は知りませんが、荒木だってさすがに「展転社」がまともな出版社だとは考えていないでしょう。そこまで彼は狂信者ではないでしょう。荒木も落ちぶれたものです。

あ、もちろんこれは、私にとっては喜びにもほどがあるというものです。といいますか、荒木が大学教授をしていたりすること自体、非常識にもほどがあるわけですから、今後もどんどんこういった非常識な出版社で本を出すようにしてもらいたいものです。

それでまた、後略としたところの荒木の書いていることがまたひどい。いつものことです。

>安倍総理自身の意図はともかく、客観的にみれば今の現状は「安倍政権だからこそ拉致問題が動かない」とすら言えるのではないかと思います。野党や安倍政権に批判的なマスコミも含め、なぜか拉致問題では安倍政権をほとんど批判しません。拉致問題を終わらせたいと思っている人間にとって安倍政権は最良の盾になっていると言ったら言い過ぎでしょうか。

いやだからさ、それこそ私が指摘したことじゃないですか。

それなら安倍政権を批判すればいいだけの話じゃん

いまからでも遅くないですから、荒木らは安倍を批判すればいいじゃないですか。自分たちの考えで安倍政権批判を控えていただけの話で、他人に愚痴るようなことじゃないでしょう。何をいまさらながら、あてにならん人間です。

正直いいまして、荒木自身はとっくの以前に安倍なんか見限っていると思います。ただ荒木の仲間が安倍絶対支持なので、これといったことが言えないだけでしょう。それって荒木とその仲間なんて全然当てにならん連中だということじゃないですか。こういった人物と仲がいい(一部の)拉致被害者家族というのも変な人たちです。これもたぶん人間関係で付き合っているのでしょうが。これまたあてにならんにもほどがある人たちです。だいたい横田さん夫婦は、荒木や西岡力らの意見に反してお孫さんと面談したのだから、本来なら袂を分かつべきでしょうに。荒木や西岡だって、内心「裏切り者め」くらいの考えでしょう。それが今でも関係が続いているのは、別に横田さんたちが連中の意見を信用しているとかいう話ではなく、単なる人間関係でしょう。荒木や西岡らが横田さんたちと絶交しないのは、利用価値という意味で分からんでもないですが(「いい」とは言いませんよ。念のため)、横田さんたちには、荒木や西岡なんて、もはや何の価値もない連中でしょう。

この記事は、bogus-simotukareさんの記事を全面的に参考にしました。感謝を申し上げます。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4143

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>