こういう記事も書くのが不愉快ですけど、しかしちょっと見過ごせませんよね。
朝日新聞デジタル 2月13日(土)13時1分配信
千葉県鎌ケ谷市の市消防本部中央消防署員3人が若手署員ら少なくとも8人に対し、過去4~5年間にわたり、暴力などを繰り返していたことが分かった。市消防本部は調査結果がまとまりしだい、職員を処分する方針だ。
市消防本部によると、3人はいずれも男性で同署の係長(41)、主査(37)、主任(34)。係長は若手署員を足で蹴り、あばら骨にひびが入るけがを負わせたほか、焼き肉店へ食事に行った際、トングを若手署員の顔や手に押しつけるなどしていた。係長はさらに、地上約5メートルの高さに水平ロープを張り、宙づり状態からの復帰訓練を実施した際、若手署員を約1時間半も宙づりのまま放置したという。主査と主任も、ビンタや背中をつねるなどしていたという。
今年1月下旬に情報提供があり、市が面談やアンケートなどで調査を進めていた。市消防総務課の担当者は「事実を重く受け止めている。市民の皆さんにおわびし、再発防止に努めたい」と話した。
もう1つ。
>レスキュー隊で“暴行”…たばこの火を押し付け
テレビ朝日系(ANN) 2月13日(土)11時54分配信
千葉県鎌ケ谷市の中央消防署のレスキュー隊で、体を殴ったり蹴ったりするなどの暴行が繰り返し行われていたことが分かりました。
鎌ケ谷市の消防本部によりますと、中央消防署のレスキュー隊で訓練を指導している係長(41)や主査(37)ら5人が5年ほど前から、入隊して数年の後輩6人に対して訓練中に顔や腹を殴ったり蹴ったりしていました。さらに、勤務外の時間でも飲食店でたばこの火を手に押し当てたり、火であぶった焼き肉用のトングを顔や手に押し付けたりしたということです。暴行していた署員は「指導が行き過ぎた」と話しています。
最終更新:2月13日(土)11時54分
なにが「指導」だよと思いますが、お話にもなりませんね。
で、制服を着た公務員というのは、このような常軌を逸した暴行がありますよね。これなんかもすごいでしょ。
>【衝撃事件の核心】女性消防士にプロレス技、期限切れ卵を口に… 子供じみたパワハラで後輩を退職寸前に追い込んだ57歳・消防副士長の“言動”(魚拓)
(前略)
8人はいずれもパワハラを受けた当時、副士長と同じ勤務班で、プロレス技をかけられたり、火薬入りのおもちゃのピストルを口の中に入れられたりしていた。実際に背中や脇腹を撃たれた職員もいたという。業務上のミスなどパワハラのきっかけになるようなことはなかったが、突然、「給料泥棒」などと怒鳴られることもあった。
副士長は署に同庁の調査が入ると、「(無料通信アプリの)『LINE』での自分とのやり取りを消せ」などと“証拠隠滅”を指示。頭から清涼飲料水をかけられ、「何も言うなよ」などと脅された男性消防士もいたという。
「コミュニケーションの一環で悪ふざけが過ぎた」
(後略)
これは2014年の記事ですが、あんた大人だろ、馬鹿もいいかげんにしろと思いますが、これも率直に言ってどこかの段階で狂うんでしょうね。これじゃあ前に私が記事にした
「ふざけて」他人にアイロンを押し付たり服に火をつける馬鹿な消防隊員
そのものじゃないですか。服に火をつけたほうは後輩に火をつけたみたいですが、消防学校の生徒の方は、いわば同輩に(加害者が年上だったようですが)やったわけで、本日の記事の方は上司であることを背景にそういったことをしたわけで、その悪質さたるや想像を絶しますね。お話にもなりません。はっきり言って未熟な消防学校の生徒より、40過ぎの管理職や退職も遠くない隊員がそこまでやるほうが、はるかにひどいでしょう。
これってやっぱり、消防学校あたりからの連綿たる部分があるんでしょうねえ。全く無関係ということもないでしょう。なんとも無様で無残な光景です。
なーんて記事を書いていたら、またまたひどい事件が発表されました。
時事通信 2月16日(火)12時7分配信
大阪府東大阪市消防局は16日、同市の中消防署員2人が、職場の親睦会で後輩の男性消防士(24)の顔を殴るなどの暴行を加え、頬骨骨折の重傷を負わせていたと発表した。
消防局の聞き取りに対し、2人は殴ったことを認めているという。
市消防局によると、暴行があったのは同じ隊に所属する隊員5人が2日に開いた親睦会。酒に酔った男性消防士(27)と男性消防士長(28)が、被害男性を複数回殴ったという。7日に被害男性が両親とともに職場を訪れて申告し、発覚した。殴った2人は「悪ふざけがエスカレートした」と理由を説明しているという。
被害男性は3週間の安静が必要と診断され、自宅療養中。暴行を加えた2人も10日から自宅待機している。
毎日放送 2月16日(火)11時50分配信
毎日放送
東大阪市消防局の男性消防士が上司ら2人から暴行を受け、顔を骨折するなどの重傷を負っていたことがわかりました。
東大阪市消防局によりますと、今月2日、中消防署に勤務する20代の男性消防士が東大阪市内の飲食店で署員ら4人と食事をしていた際、上司にあたる消防士長(20代)と署員(20代)の2人から一方的に顔を殴られる暴行を受け、顔の骨を折るなどの重傷を負ったということです。
男性消防士は現在仕事を休んでいて、上司の2人は暴行を認め、自宅待機中だということです。
MBSには、中消防署の署員が顔の骨折のほか、たばこの火を押し付けられ火傷をしているという情報が匿名で寄せられています。
東大阪市消防局も同じ情報を把握していて、現在署員らから話を聴いているということです。
>2人は「悪ふざけがエスカレートした」と理由を説明しているという。
また「悪ふざけ」ですか。お前らどんだけ馬鹿でクズなんだよと思います。それにしても被害にあった消防士が
>7日に被害男性が両親とともに職場を訪れて申告し
というのは心にぐさりときました。親御さんも本当に見るに見かねたし、消防士も、自分だけでは話が出来なかったのでしょう。そして「両親」というのも、消防士、ご両親双方の心境が察せられます。本当に気の毒です。