宿で朝を迎えます。
B&Bの朝食をいただきます。
一説によると、英国よりアイルランドのほうが昔ながらのB&Bが残っているとか。その真偽は知りませんが、あるいはそうかもしれません。
バスターミナルへ歩きます。
今日はスライゴーへ行きます。スライゴーといえば、ウィリアム・バトラー・イェイツです。ここで、彼の詩集を読むつもりです。
対訳ですから、私のようなものぐさには非常にありがたい本のわけです。ダブリンでジョイスを読み、スライゴーでイェイツを読む。さらには、サリナスでスタインベックを読み、カフェ・ド・フロールでサルトルを読む。いいじゃないですかって、スタインベックとサルトルはまだしていません。いずれはアルジェリアでカミュを読まなければな。もちろんフランス語で。
旅はようやく半分くらいなのに、予想以上に出費が多く、日本円や英国ポンドをユーロに両替します。しかし英国ポンドはともかく日本円は両替が面倒でした。
ところで、何の因果かバスターミナルの出発する時間に、アラン諸島で知り合った韓国人美女と再会しました。あいさつします。彼女も今日この街を離れて、南部のほうを旅するとのこと。やや素っ気なく別れてしまったので、後でメールにて謝っておきました。
バスはスライゴーに向かいます。本来なら鉄道で移動したいのですが、あいにくスライゴーへはゴールウェイからは鉄道では大回りになるので、バスを利用するわけです。
途中から前の席に移動します。私は、高速道路を走ってスライゴーに向かうのだと考えていましたが、そうでなくもっぱら一般道を走るバスでした。そちらのほうがおもしろいといえば面白のは確かです。
薬屋は割とよく見かけます。
バス停がこのようにあるわけです。
途中からこのような地元(でしょう、たぶん)の老婆が乗ったりするわけです。
スライゴーが近づいてきました。
「DERRY」とありますが、これは北アイルランドの街です。
そうこうしているうちにバスが着きました。運転手の人に、スライゴーに着いたら教えてくれと頼んでおきましたが(終点ではなかったので)、どっちみちそんな必要はありませんでした。ここでちょっと休憩です。私はおります。
天気は相も変わらずよくありません。
(つづく)