上海旅行で、また北朝鮮レストランに行ってみました。行ったのは、上海西部にある建国賓館なるホテルにある店です。ここはわりと、有名な店のようです。
それで、私は1人で行ったのですが、私は時に朝鮮語(北朝鮮レストランですから、「韓国語」ではありませんよね)、時に中国語で話しかけられました。私は回答不能でしたので、ジャパニーズとかイルボンサラム、リーベンとかわめき散らす始末です。
で、ある女性(数人が交代交代で接客するので、私が日本人であることを知らない人が数人話しかけるわけです)が、私に朝鮮語だったかで話しかけました。
それで私が回答不能になり、「なんですか?」というような表情をした(のだと思います、たぶん)ところ、彼女は自分の耳を両手で抑えるようなしぐさをしました。私はますます理解不能になったのですが、あ、彼女私が聴覚障害者だと思っているのだなと気づきました。私が「日本人だ」というと、それは意外と思ったのかどうか、笑いだしました。
しかし彼女からすれば、自分の言っていることを先方が理解していない場合、私が韓国人でも中国人でもない日本人だとは考えなかったんでしょうね。日本人だってこの店は、それなりに来店しているはずですけどね。
次は9月に行ったミャンマー旅行(といったって、私はヤンゴンしか行きませんが)にて。私がいつも訪れるTシャツ屋があります。こちらの記事などに登場します。オーナー(かどうかわかりませんが)の女性は、私のことを覚えているので、私がくると笑顔で歓迎してくれます。
で、私がTシャツを物色していると、日本人女性2人組が来ました。女性は、彼女らの接客をするので、私に座っていてくれと言って、うちわを渡してくれました。私は、うちわをもくもくと動かします。
女性は、日本人女性たちと話をして、商談がとりあえずまとまった後(よせばいいものを)彼女らに言いました。
ミャンマー人女性「この男性は、日本人なのよ」
日本人女性「え! そうは見えない・・・・!!!」
別に私は表情も動かしませんでしたが、思わず心の中で苦笑しました。
そしてその女性は、おそるおそる(でした、本当に)私に顔を近づけて言いました。
日本人女性「あの・・・。日本の方なんですか?」
そんなこといまさら聞くかと思いましたが、英語で私は中国系英国人だとかデタラメを話してやろうかとも思いましたが、それでは日本語を理解できるのは変だという気もしますので、ふざけたことはやめて、まともな答えをしました。
私「ええ、そうですよ」
彼女らは本気で驚いたようでした。よっぽど私の姿が観光客然としていなかったんですかね。
最後は、これも記事にしていませんが、2014年の中国、北京です。毛沢東主席の遺体を見学しようと、私はゲートに並びました。すると、中国官憲の女性が私に中国語で何か言いました。私は理解できなかったので、また「なんですか」というニュアンスの表情をしたのでしょう、すると女性官憲が周りの人間に中国語で何か言いました。何言ってんだ、この人と思いましたが、どうも私がろうあ者らしいと考えていることに気づきました。すると1人の官憲が私が外国人ではないかと気づいてくれ、英語で話しかけてきたのでなんとかなりました。やはり私はこの時、いかにも中国人ぽく見られたようです。最初に北朝鮮レストランで、ウェイトレス(チマチョゴリを着た美女でした)が私を聴覚障害者と考えたらしいと推論したのは、このような経験があったからです。
欧米とかならまだしも、中国とかで中国人とみられるのは、私も相当に中国に溶け込んでいるのかなという気はします。以前は韓国といってもソウルでの話ですが、やたら道を聞かれましたが、最近は韓国ではそのようなことはなくなりました。たぶん年齢が高くなったという側面もあるのでしょう。
そういえば、もうずいぶん以前ですが、ソウル駅近くのチムジルパンで、女の子が私に話しかけてきたのですが、私を1目見ると「Sorry」といったことがあります。私のしぐさや雰囲気で韓国人じゃないと気付いたのですかね。そのあたりは判然としません。
いずれにせよ、地元の人に間違えられるくらい埋没できれば、それはそんなに悪くないことだと考えます。こんな感じでこれからも旅行していきまして記事を書きますので乞うご期待。