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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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嘘つけ!!!

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私はいままでずいぶん「嘘つけ!!!」という場に遭ってきました。今日はその数例を。

小学校だか中学だかの時、社会科の教科書で、日本のメーカーが海外進出をしているというくだりがあり、日本の自動車会社の外国での工場の写真がありました。その写真には工場に飾ってある看板(標語)が写っていまして、それに「QUALITY FIRST」(質第一)とありました。それを見た小学生だか中学生だかの私、思わず口に出しました。

「嘘つけ!!! QUANTITY FIRST」(量第一)だろ!!!」

こういうことを嬉々として話す小学生だか中学生だかというのも、なかなかの大物だと思います。かつて中学1年生の時、ブラックユーモアの話を教室で話して同級生が困惑した(話がひどいというより、内容を理解できなかったということですが)とか、私もしょうがないエピソードをいろいろ持つ人間です。

もっとも当時の私はまだ甘いですね。これはやはり

「嘘つけ!!! 金儲け第一だろ!!!」

くらいのことを言わなければなりません。もっともそんなことをいう小学生は、私ですら好感はもてません(笑)。

どうでもいい話ですが、私は小学校の頃から「作文がうまい」とか「文章がうまい」とずいぶんいろいろな人からほめられていましたが、いわゆる「作文コンクール」とかへの参加をすすめられたことはほとんどありません。たぶん私がひねくれものなので、そういうことはこいつには書かせてもしょうがないと教員が思ったのでしょう。たしかに子どものころから、道徳の教科書に出てくるような作文コンクールの入選作を大変毛嫌いしている(というか徹底的に馬鹿にしている)のが私でしたから。

ところで小学校の時の卒業記念アルバムに、将来の夢というお約束のコーナーがあり、たとえばプロスポーツ選手になりたい、花屋、ケーキ屋になりたい、パイロットになりたい、というようなことを私以外の人は書いていましたが、私は「できるだけ給料のいい会社に入る」と書きました。別にいまさら小学校の卒業アルバムを引っ張り出して確認するつもりもありませんが、私の記憶ではそこまであからさまなことを書いた人間は私くらいです。私の超現実主義的な態度に教師や私の親、周囲は、「Billらしいや」と苦笑していたのかもですが、でも私こんな程度の夢すら実現していないぞ。それもどうかです。

ここで突然考えたのですが、私が何か重大な刑事事件を起こして過去の卒業アルバムを引っ張り出されたら、たぶんこのくだりがやたらテレビなんかでは取り上げられるのだろうなと思います。McCreary容疑者の小学校の卒業アルバムには・・・なんてテレビで報道され、世間も「McCrearyって人、子どもの頃から変な人だったのねえ」なんていうかもしれません。それはさすがにうれしくないな。

それでは気を取り直して社会人になってからの話を。私が職場の関連会社にいた女性のもとへ(仕事で)行ったら、その女性が私に向かっていいました。

女性「今日McCrearyさんが来ればいいなあとずっと思っていたんですよ!!!」

私「嘘つけ!!! みんなにそういっているんだろ!!!」

とはさすがにいいませんでしたが、こういうことを真に受けるとろくなことにならないと思います。

最後。私が某ミュージシャンの女性に自分で撮影した素人写真を引き伸ばして手渡した時、その某ミュージシャンの言葉。

某ミュージシャン「きれーい!!!」

私「嘘つけ!!! こんな程度の写真、しょっちゅうもらっているだろ!!!」

だいたいこういう人はいろいろなものを「もらい慣れている」のです。私が何をあげたところで、彼(女)らを満足させることなどできません。

まあ世の中「お世辞」「リップサービス」その他いろいろな言葉がありますので。


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