時々、日本の首相(という表記をしている時点で、私がどう呼称しているかわかっちゃいます)をどう表記するべきか考えることがあります。
で、私はどうかと考えると、日常生活でもネット上でも、ほぼ100%「首相」ですね。拙ブログを検索してみると、私が地の文章で、「総理」と書いたのは、このときだけです。
>この日は8月15日です。この後地下鉄に乗ったら、地下鉄のニュースで、大要管直人総理が靖国神社に参拝しなかった(当たり前です)というものが流れていました。広東語ですが、漢字だらけですからそれくらいは私でも解釈できます。
この記事の際なぜ「総理」と書いたのかちょっと分かりませんが、あるいは香港の電光掲示板で「管総理」と表示されたから(ということ自体確信はありません)、それにつられて書いた可能性があります。なんともいえませんが。
マスコミの表記は、新聞は「首相」で統一(字数節約のためです)、NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビではテロップでは「首相」アナウンスメントは「総理(大臣)」、テレビ朝日とテレビ東京はテロップも「総理」です。
形式的には、首相に限らずテレビでは「○○大臣」という呼称をアナウンスメントでは使用するようですね。理由は不明。やはり「○○大臣」という呼び名が正式(?)だからなんですかね。個人的には、「大臣」なんて肩書は時代錯誤だと思います。「長官」とでもしたほうがいい。
ところで共産党は「首相」という言い方をしますが、最近は小池書記局長が「総理」と言っていたのを国会中継で見ましたから、こういうあたりも共産党は変化があるんですかね? 個人的には「総理大臣」より「首相」というほうが国会でもいいんじゃないのという気はします。Wikipediaの「首相」には、
>例えば日本においての閣僚の首席は内閣総理大臣であるが、通称として首相が用いられる場合が多い。ただし、この首相という呼称は日本の法体系に基づく正式なものではなく、法令では一切使用されていない。一方、議会では内閣総理大臣を指す慣用的な呼称として定着している。
とあります。つまり正式名称は「総理大臣」ですが、私としてはたぶん「大臣」という言葉が嫌いなんでしょうね。
中国でも、「国務院総理」といいますが、私たちは一般に「首相」と呼びます。テレビ朝日なんかは、「安倍総理と李首相」などと表記します。海外の政府高官は、「首相」のようです。それにしても安倍晋三のことを「首相」だ「総理」だなんて、まーったく心底からうんざりするというものです。