「美女探求」もありですが、今日は「映画」のカテゴリーで。「美女探求」の記事数を減らして、「映画」の記事数は増やしたいという目論見もあります。
昨年南美川洋子の特集をやっていた(拙記事参照)阿佐ヶ谷にある映画館ラピュタ阿佐ヶ谷で、目下60年代に活躍した女優内藤洋子の特集をやっています。
個人的には内藤さんて、「赤ひげ」に出ていた人、喜多嶋舞の母親というイメージしかないのですが(喜多嶋舞も、いろいろあって引退しちゃったしね)、しかしひところ(60年代半ばから終わりごろ)は彼女の人気はなかなかのものがあったわけです。で、これは私も観にいかなければなと考えて、過日「伊豆の踊子」を観にいきました。
「伊豆の踊子」のヒロインは、実にいろいろな女優が演じていますが、70年代半ばくらいまでは、映画会社期待の若手(吉永小百合など)がヒロインを務めていました。映画で演じたのは現段階74年の山口百恵が最後ですが、その後もテレビドラマでたくさんの女性たちが演じています。そう考えると、東宝が彼女にこの役を演じさせたのは、並々ならぬ期待があったということでしょう。
映画は35㎜上映でしかも「伊豆の踊子」をふくむ2本はニュープリントという優れものです。これは都内近辺にお住まいの方は、脚をお運びになる価値があるかと思います。また私の観た「伊豆の踊子」は、VHSでは発売されたようですが、DVD、BD化はされていないようですので、CSなどでは鑑賞のチャンスはあるかと思いますが、しかし観ることが出来る貴重な機会です。ほかもやはり映画館で観られるのは貴重だと思います。
「伊豆の踊子」について感想を書きますと、内藤は良かったんですけど、主人公(ですよね?)の黒沢年男(現年雄)はちょっとアクが強くないかなあと思いました。演技はいいんですけどね。
映画そのものというより時代の息吹を楽しむための鑑賞ということになるかと思いますが、でもこのような時代の映画を観るというのも本当にたのしいものです。読者の皆さまもぜひどうぞ。