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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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次に買うコンデジが、最後のコンデジ購入になるかも

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個人的に興味のある記事を読みました。産経新聞の記事より。

>コンデジは消えていくのか? スマホ高性能化で縮む市場…ミラーレスに活路

産経新聞 11月4日(月)9時10分配信

パナソニックやソニーなど、国内のデジタルカメラメーカーが「ミラーレス一眼」の新モデルを、年末商戦に向けて相次いで投入する。ミラーレス一眼は小型で軽いうえ、レンズを交換して本格的な撮影も可能。メーカー各社はさらなる小型化、画質向上を競っている。背景には、スマートフォン(高機能携帯電話)内蔵カメラの性能が飛躍的に伸びたために陥ったコンパクト型デジカメの不振がある。「コンパクト以上、一眼未満」とされてきたミラーレスは、高性能がウリの一眼レフの市場に侵食できるのか、注目が集まっている。

  「当初は『コンパクト以上、一眼レフ未満』の商品だったが、一眼レフに劣る部分がなくなってきた」。5年前にミラーレス一眼を業界で初めて開発したパナソニック。北尾一朗DSC事業部長は10月の新モデル発表会でこう言って胸を張った。

  11月21日に発売する「LUMIX GM」(想定価格約9万円、標準ズームレンズ付き)は、レンズ交換式では世界最小の幅98・5ミリ、奥行き30・4ミリを実現。高性能センサーと高いオートフォーカス機能を搭載しており、Wi−Fi(ワイファイ)接続によりスマホへの写真転送も可能だ。

  コンパクト型並みのサイズと、コンパクト型を大きく引き離す画質。パナソニックは「一眼カメラはもはや、特別なものではない。日常的に活躍する」として、従来のコンパクト型ユーザーの取り込みも狙っている。

  コンパクト型デジカメはスマホのカメラの性能が向上していることから、各社とも販売に苦戦。価格も下落している。国内メーカーが加盟するカメラ映像機器工業会(CIPA)によると、レンズ一体型の出荷平均単価は、24年が9200円と、14年の3万2500円から7割下落した。ここでいうレンズ一体型は「コンパクト型」だけではないが、パナソニックの予測では、コンパクト型の市場規模は24年度以降、毎年20%ほど縮小するとみられている。業界関係者は、「コンパクト型は、例えばリコーのGRシリーズなど、ブランド価値があって高付加価値化が可能な製品しか生き残れないのではないか」とみている。

  国内メーカー各社は、採算の悪化したコンパクト型の事業縮小に動いている。オリンパスは5月、コンパクト型の低価格モデルからの撤退を表明。24年度のデジカメの販売台数は当初計画から3割ほど下振れし、赤字が課題となっていた。同社では、一眼レフの開発中止も決定。経営資源をミラーレスに集中しており、10月発売した新モデル(17万円前後)は、一眼レフ用レンズを使う場合も性能が落ちないのが特長だ。

  パナソニックでは、国内向けのコンパクト型について、自社生産の縮小を検討している。ミラーレスは利益率を確保しやすく、交換レンズの販売も見込めるためだ。対するソニーは、高級化路線に走る。一眼レフの高級モデルにしか使われなかった大型画像センサーを初めて搭載した「α7R」(約22万円)は、約3640万画素の描写力。高級一眼レフの購入層も取り込む。急速に普及するスマホのカメラが性能を大きく向上させる今、消費者が要求する水準がかつてなく高まっていることは間違いない。(南昇平)

この記事にあるように、コンパクトデジタルカメラ(以下コンデジ)というのは、位置づけが中途半端というか、やや過渡的な存在なのかなと思います。いままでのコンデジの役割はスマートフォンでじゅうぶんまかなえるし、専用のカメラを購入するのなら、本格的なものか手ごろなものかはともかく、ミラーレス一眼のデジカメを買うというのが合理的な選択になりつつある時代なのかもしれません。

で、我が家では、他の家族はけっこう高価な(ただし以前の購入なので、たぶん性能は陳腐化している)一眼レフのデジカメを持っているのですが、私はコンデジで間に合わせていました。私が使ったコンデジは、いままでに4台です。

私がデジカメを使い出したのは、2005年ですからまだ10年にも満たないわけです。それまでフィルムのカメラだったのですが、私の使っていたカメラが故障し、さすがに修理してまで使う気はしなかった(だいぶ老朽化していました)ことと、また比較的保守的だった私も、時代はデジタルカメラが主流であることは認めざるを得なかったので、家族の使っているデジカメ(なんという会社のなんという機種かは記憶になし)を借りて、ドイツに出かけたのです。だから、私が撮ったドイツの写真は、このときのデジカメです。これは、たぶん200万画素くらいのかなり原始的なカメラでした。充電式でなく、乾電池式というものでした。電源の減り方も激しく、ドレスデンで電池が完全に切れてしまいました。一般の電池を購入しましたがだめで(取り扱い説明書を持って行きませんでした)、カメラ屋に行きました。それで、(私ドイツ語からきしだめなもので)「ストロングバッテリー」とかでたらめな英語を話したら、さすがなんとかはなんとか屋、すぐにこれだろうとデジカメで使える電池を出してくれました。このデジカメは、家族が水の中に落としてしまい故障しました。

2台目は、上のコンデジが故障したために購入したカシオのEXILIMです。当時は、まだ「価格.com」などについてもよく知らなかったので、新宿の家電量販店を数件比較して一番安い店で購入した記憶があります。薄い機種で、色も金色と、個人的にはわりと気に入っていたのですが、購入した2006年初旬から2年半ほどで故障してしまい、これまた修理する気はしなかったので、次なる3代目を2008年12月に購入することになります。旅行では、ブダペストの旅や(中座していますが)ザルツブルクの旅2006年のソウル香港2007年〜08年の沖縄紀行、その他2008年の年末年始の旅より前の旅の写真を撮影しています。

いまにしてみると、このカメラってけっこうきれいに撮れるカメラだったかなという気がします。壊れたから買い替えたのですが、壊れなければこのカメラを使っていたでしょうから、故障しても修理しなかったという選択は間違っていなかったと思いますが、壊れてしまったのは残念でした。

それで今度は、価格.comの値段を参考に、めぼしをつけたキャノンのコンデジを、秋葉原のとある店で購入しました。これは、記事に書きました。

このカメラで、2008年〜09年の旅行以降の写真を撮影しました。たぶん3万枚くらいは撮影したかと思います。酷使がたたったのか、2013年2月に故障してしまい、これも修理してまで使う気がしなかったので、使用をやめました。まだ捨ててはいませんが。

4台目のカメラは、新しく購入したものでなく、だいぶ以前に家族が買ったカメラです。3代目のカメラの旧機種です。

昼間の撮影にはぜんぜん不自由しませんが、また古いカメラですので、そんなに容量を使わないのですが(現在32GBのSDカードを使用しているので、SDカードの容量は事実上関係ありませんが)、たとえば夜間の撮影などはかなり弱いですね。手ブレもしてしまいます。これは、前の機種もそのような欠点がありました。キャノンのIXYには、そのような難点があるという話を聞いたことがあります。

読者の皆さまご存知のとおり、私のブログの写真は夜間の撮影が多いので、しかも私はそんなに高い撮影技術を持っているわけでもありませんから、やはりいい機種でないとなかなかいい写真になりません。というわけで、こんど購入するコンデジは、夜間撮影に強いカメラを買う予定です。

そして…。タイトルにも記したように、なんとなくこれが私が最後に購入するコンデジかなという気がします。次に買う商品は、たぶんコンパクトなミラーレス一眼デジカメになるのかなと思います。あるいはもっといいものを買うかもしれません。

カメラは、やはりいいものをほしいなと思います。業務用とまでは言わずとも、私のような素人でもその技術のなさをカバーしてくれる製品がいいですね。デジカメの時代は、事実上写真は無限に撮れます。もっともそのおかげでこのブログに収録する写真は、1回の記事あたり30枚とかのべらぼうな数になりました。ブログが異常に重くなってすみません。

次の次のカメラをいつ購入するか未定ですが、購入したらそれなりの写真をお見せできるかなと思います。乞うご期待。


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