9月23日の、NHK「サンデースポーツ2020」を見ていたら、その1週間を振り返るコーナーで、山本KID徳郁の死が報じられていました。
彼がやっていた「総合格闘技」とか「K-1」というのは、基本的に一般紙とかNHKをはじめとするテレビ等は、スポーツネタとしては報道しないわけですが、そしてNHKも、基本彼とはそんなに付き合いはないはずですが、やはりNHKとしてもかなり彼の死は大きく報じられたので、扱わないわけにはいかなかったのだろうと思います。
私は、彼のファンというわけではないのですが、しかし格闘技が地上波で定期的に放送されていた時代は、やはり彼の戦いは定期的に観ていました。彼の容姿や刺青だらけの体などは正直苦手なんですが、あの時代格闘技の番組を見ていれば、やっぱり彼の試合は観ていたわけで、好き嫌いは別としてもやはり大いに注目はしていたわけです。
それで8月に、彼が自分でガンであることを公表した時は、さすがに驚きました。関係者とかファンの間では「やばいんじゃないの」といわれていたみたいですが、私はそんなに昨今彼のことを注目していたわけではないので、とても驚いたわけです。それで公表後1月もしないうちに死ですか・・・。写真週刊誌で発表された写真がこちらですからねえ。
車いすに乗っている状態ですし、この時点で医学的にできることはなかったのでしょう。明らかに彼は、悪液質という状態のようですね。ガンが悪化すると、ひどく痩せてしまうわけです。逸見政孝氏のガン公表の記者会見時の状態です。
逸見氏はフリーアナウンサーですが、現役時代に強さはタフさ、パワーで売っていたアスリートの激やせ画像は痛々しいですね。物悲しく感じます。
柔道で重量級(95㎏超級(当時))で五輪2連覇、日本代表監督も務めた斉藤仁や、
ラグビーのトップ選手で、テレビドラマのモデルになったり、日本代表監督も務めた平尾誠二なども、死の数か月前の激やせの写真はきわめて痛々しいものです。
ちなみに逸見氏は、山本と同じ胃ガン、斉藤、平尾の両氏は胆管ガンとのことで、特に胆管ガンは予後不良のようで、お二人とも医学的にはほぼ対応できなかったようですね。下の本に、平尾氏の詳細な闘病が記されているようですので、私も読んでみる所存です。
斉藤氏は柔道の一番重いクラスですから、その強さは当然ですが、平尾氏もフォワードではないですが、やはりその運動能力ほかがずば抜けていたわけで、そのような人が早死にすると、現役時代を思い出していろいろなことが心に横切ります。やはり気の毒です。
北の湖や千代の富士も60を超えてまもなくガンで亡くなりましたが、50代以下ですと、その痛々しさははるかに上回りますね。好きでなるのでないから仕方ありませんが、やはり50代以下でガンで死ぬのはご免こうむりたいと心の底から思います。