ミスコン絡みの記事は、通常「美女探求」のカテゴリーですが、今日は「Weblog」で。なおWeblogというのは、gooのブログにデフォルトでついているカテゴリーですが、拙ブログでは「その他」くらいの意味合いの記事をこのカテゴリーに入れています。ただ発表後にカテゴリー変更が多いのもこのカテゴリーです。
先日読んだ記事より。また上の写真は、記事にあったものです。昨年のコンテストの様子とのこと。
>まさかの応募ゼロ、きもの親善大使の選出中止印刷用画面を開く
滋賀県長浜市で28日開催予定の「長浜きもの親善大使」選出大会について、大会事務局を担当する長浜商工会議所は16日、応募者がなく今年は中止を決めたと発表した。
和装振興を目的に県呉服小売商連合会が1998年から催行。在勤・在学を含む県内の女性を対象に募集してきたが、初回の45人をピークに、近年は20人前後に低迷、昨年は9人に減少していた。
同商議所の桐山輝雄事務局長(68)は「中止は残念。着物文化を見直す機会として、来年以降に向けアピールしていく」と話した。
同大使の任期は1年で、催しなどに着物姿で参加してアピールするが、中止に伴い、現在の3人がもう1年務めるという。
昨年9人応募で、今年はゼロですか(苦笑)。一応来年もやる予定ということのようですが、どうなるか。継続なら、募集にそれなりに力を入れる必要があるでしょう。
で、私が今年になってお熱をあげている「ミスはこだて」も、状況はけっこう厳しいみたいですね。今年度(2018年4月~2019年3月)のミスの決定を報じた地元紙によると
>今年は9人の応募があり
とのことで、偶然ながら、今年中止になったコンテストの昨年の応募人数と同じで、かなり少ない数になっています。2016年は8人、2017年も9人(ただし当日1人辞退)とのこと。そしてこの数も、相当無理して確保している可能性があります。昨年度(2017年4月~2018年3月)に第38代ミスはこだてを務めた加藤千明さんという方は、ブログでの最後の記事で、感謝を申し上げるとして、
>コンテストを受けるか迷っていた私に叱咤激励してくださった
第36代ミスはこだての山原さん
と書いています。以下私の勝手な推測ですが、たぶん候補者がいないので人数をかき集めるのに、元ミスの女性が、知人その他でそれなりの容姿の女性たちに声をかけまくったり説得を依頼したということでしょう。かなり無理をして集めているのだと思います。もちろん「山原さん」だけでなく、いろいろな人たちが、つてやなにやらをたどって、なんとかコンテストを成立させているということだと思います。もっともそのわりには、ミスはこだてというのは私の見たところ、毎年レベルの高い女性を確保しています。今年の2人については、「田中さん」のほうは母親が応募したとのことなのでまた違うかもですが、「世永さん」のほうは、私の勝手な推測では、たぶん人間関係とかのからみで応募に至った可能性があるかなという気がします。どうでもいい話ですが、たぶん加藤さんも、毎年いろいろな女性に声をかけるんでしょうね、これから。
さてここで、函館市による興味深い文書があります。「市民の声」というものへの回答です。
>2015年3月10日
ミスはこだてについて
受付月日
平成27年2月17日
ご意見等要旨
ミスはこだての応募者が少ない中、需要と状況を考え、ミスはこだてを廃止するということは考えているか。
市の回答
ミスはこだては観光諸行事や物産展等に参加し、本市の観光および地域振興に資するために設置され、本市の広報・宣伝活動を行っております。さらに、ミスはこだてとして選出されてから任期開始までの間に接遇等の研修を受けており、質の高いPRを行っております。
ご意見のとおり、応募者の減少についてはミスはこだての活動の場が市外で行われる観光PRや物産展等がほとんどであるため、市民がミスはこだての活動を知る機会が少ないことなどが、応募者の減少などにも繋がっているのではないかと考えております。応募者増加の対策としては、現役のミスはこだてが自身の活動の様子をブログで発信しているほか、次のミスはこだてコンテストの際にはメディアを通じて実際の活動内容や経験談を語り、応募者の呼びかけなどを行っております。
ミスはこだての昨年度の活動実績は、派遣件数71件、実質活動日数は150日を超えますがそのほとんどの活動は主催者からの出演依頼によるものであり、平成28年3月には北海道新幹線開業も控えていることから、ますます函館市をPRする場が増え、ミスはこだての必要性は高まっていくと考えております。
よって、今後も函館の親善大使として、本市の観光および地域振興に資するような広報・宣伝活動を行ってまいりたいと考えております。
3年半前のものですが、実情はそんなに変わらないか、あるいは悪化しているのでしょうね。少子化が進み、また時代背景が変わったので、なかなか地域の観光親善大使のたぐいに若い女性が魅力を感じるというのは厳しそうです。今のところ、かなり函館市はやる気があるようなので(といっても3年半前のものですが)、来年廃止ということはなさそうですが。
いずれにせよ人口の母数の多い自治体とかならまだしも、政令指定都市でない一般の市のレベルですと、応募者確保にどこも大変だと思います。函館市はやる気がありそうですが、他はどうか。
対策としては、市町村合併ではありませんが、広域で募集をかけるとかの方法が考えられますが、でもだいたい近場の自治体って仲が悪いしね(苦笑)。同じような規模の自治体は先方はライバルであり、このようなことでは共同しかねるという立場だし、規模が違うと飲み込まれるのでいやだということもあります。このあたりは各自治体のやる気次第ではあります。だいたい行政は直接関与していないのでしょうが、上の滋賀のコンテストだって、一応全県が対象だしね。ちなみに函館市の2018年現在の人口は、Wikipediaによると26万人です。1980年には、345,000人の人口があったとのこと。
いずれにせよ、私の見たところ、こういう地域ミスコン、とくに地方の自治体等が主宰するものは、かなり将来は厳しいでしょうね。函館市のように行政がわりと熱心なところはまだいいかもですが、そうでもないところは存続はかなり危うそうです。ただミスはこだてのように、応募者が少ないわりには毎年レベルの高い女性を探してくるところもあるので、そのあたりは若干の希望はありそうです。