ちょっと気になった記事がありました。以下の引用は、こちらより。
>「話題.com」。
8日の注目ワードは、「棋士御用達」。
将棋界で快進撃を続ける、藤井聡太七段。
以前、対局中のお昼ごはんが、大きな話題となった。
豚キムチうどんは、藤井さんがデビューからの29連勝をかけた対局中に出前で頼んだ勝負メシ。
東京・渋谷区の将棋会館からほど近い場所にある「みろく庵」は、加藤一二三さんや羽生善治さんらも対局中の出前で利用する、棋士御用達のお店。
将棋ファンの聖地でもある。
スタミナ満点の豚キムチうどんを食べた藤井さんは見事勝利し、新記録を樹立。
すると、みろく庵には、藤井フィーバーにあやかりたいという人たちが、同じ味を求めて訪れた。
しかし8日、このみろく庵が3月末で閉店することがネットニュースで報じられた。
棋士に愛される名店が、なぜ?
檜垣善啓オーナーに話を聞くと、「『ビルを建て替えるから出てください』と言われたんです。3月31日で終わりです。閉店します」と話した。
オーナーによると当初、みろく庵はビルの建て替えのために立ち退くことになり、従業員たちは次の職場を見つけたという。
しかし、話が進むうちに、建て替えの話は振り出しに戻ることに。
立ち退きをしなくてもいい状況になったが、オーナーも74歳という高齢で、疲れやすくなったこともあり、これを機に閉店することにしたという。
檜垣オーナー
「お客さんに愛されてナンボの仕事ですからね。残念に思いますけど、いつかはやめなきゃいけない」
「(棋士にメッセージは?)皆さん、おいしいもの食べて元気出して頑張ってほしい」
藤井フィーバーで大繁盛した、みろく庵。
「続けてほしい」という声も多いということだが、3月31日に終局を迎える。
私もこの店のことは、どっかで聞いたことがありました。何回か将棋関係の記事を書いていますが、別にすごい将棋ファンということもないので、昔はいろいろあって日々千駄ヶ谷近辺にたむろっていた時代もあったのですが、昨今あまり行くこともありませんでした。が、せっかくだからたぶんこれが人生最初で最後の経験になるでしょうから、そこへ行ってみることにしました。
3月16日土曜日、「午前十時の映画祭」の 『狼たちの午後』を錦糸町で観まして、そのまま総武線に乗って千駄ヶ谷駅で下車しました。駅を出て、代々木方面へ向かい、しばらくすると、店がありました。
店の雰囲気とはそぐわないかなり強い原色の塗装をされているビルの1階にあります。
お品書きです。今日が最初で最後の入店になると思いますので、私もいろいろ吟味します。
店に入ります。かなり混んでいました。手前の、入って向かって右側のテーブルの、店内側に面したサイドに案内されます。
店の奥の方です。眼鏡をかけた女性はスタッフです。上の記事に出てくるオーナーさんの声が響いていました。私は、天丼と冷たいそばのセットを頼みます。
将棋関係のポスターもありました。また写真はありませんが、前の席に座っていた20代の男性2人組の客は、熱心に将棋について話をしていました。相撲は、ファンの方がいるんですかね?
割りばしです。
1050円です。こういうことを言ってはいけないのでしょうが、正直あまり量が多くありませんでした。
店を出ます。
このバス停の真ん前です。能楽堂も近いので、もし3月末日までに能楽堂に行く方がいましたら、食事してもいいかもしれません。
以下はついでです。
そのまま代々木方面へ向かいます。
共産党の本部のビルがありました。
その正面にあるビルです。たしかここに以前、公安調査庁が監視のためのアジトを作っていて、それを共産党に暴露されて撤退した不祥事がありました。
あんまり写真を撮って不審人物と思われてもしょうがないのでこのまま代々木駅方面に抜けました。
この日はこの後、早稲田松竹で、ゴダールの映画を2本『勝手にしやがれ』と『気狂いピエロ』観ました。名画座も絶滅危惧種ですが、この日は初日ということもあるでしょうが、大変多くの客が入っていました。やはりゴダールと、この2本の人気は別格です。この日の客も、私もそうですが、おそらくほとんどは、この映画を映画館なり自宅なりで繰り返し鑑賞しているはず。