NHKの土曜のスポーツニュースは、普段は20分の放送なのですが、昨日(2020年4月4日)は10分の短縮放送でした。NHKの番組表の昨日夜のスクリーンショットです。
といった感じです。それで私も、なにしろ副島萌生が出演しているのですから絶対観なければいけないわけで、録画しておいた番組を観たのですが・・・。
うーん、これはひどい、っていうところですね。なにしろ最初のニュースが
東京五輪1年延期(って、これだってどうなるか分かったものじゃありません)に関しての選手選出関係(暗くてわかりにくくてすみません)、その次が
大相撲の5月場所の延期問題
それでこの後が、スポーツに関するマンガの紹介があって
で、番組終了ですからねえ(苦笑)。
つまりスポーツなんて、ほとんどまったく報道に値するネタがないってことですね。うんなもん、相撲だって実施されるかも定かでないし、プロ野球もサッカー(Jリーグ)も開幕あるいは再開のめどが立たない。これではどうしようもないにもほどがあるというものです。こんなん全然スポーツニュースじゃないじゃん(苦笑)。
これだったら番組なんか放送する必要もないでしょう。たまに選挙とかの際に短縮で、しかもレギュラーの人でない出演で放送されることがあるかと思いますが、あのような扱いで仕方ないんじゃないんですかね。ただ今回は、純粋にネタがないということなので、NHKとしても相当扱いに苦慮しているのだということなのでしょう、たぶん。
それにしてもこれはなかなかすごい事態ですね。たとえば日本で何らかの事情(たとえば2011年の東日本大震災など)で大がかりなスポーツイベントが開催されない(しかし選抜高校野球は、1995年の阪神淡路大震災の時と同様開催されました)ということはあっても、海外では、3月から4月くらいなら、欧州のサッカーあるいはMLBなどはやっているわけです。F1などカーレースなどもある。NHKも、スポーツニュースをそういうネタで放送するでしょう(震災関係の報道ばかりで、スポーツニュース自体が放送されないことはあり得ます)しかし現在、それすらない。世界的にも、その国だけでなく第3国でも興味が持たれるようなスポーツイベントは、ほぼ全滅だということです。
そう考えると、私たちはほんと、戦後しばらくしてからは、まったく経験していないことに直面しているんだなということですね。少なくとも現在のように日本への出入国がこんなに制限されることは、平和な時代になってからはなかったことだし、学校が現在のような大規模休校になっているなんて事態もない、さまざまなイベント(祭り、コンサート、スポーツその他その他その他)が中止になるなんてことも、昭和天皇が死にそうになった時に「自粛」なんてのがありましたが、あんなのよりはるかに事態は深刻です。なにしろこれが世界中なんですから。なかなか私たちもすさまじい渦中にいるのだなと再認識させられました。
なおこのブログは1日1記事ですので、本来なら月曜に更新すべきですが、やはりかなり重大な事態だと思いますので原則を破って月曜分を日曜日に更新することにしましたことをご了解ください。よって明日月曜日は更新なしの予定です(気が変わったり、何か緊急の事態があれば更新します)。