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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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不定期連載:普通自動二輪免許取得記(8)(第二段階突入! シミュレーター2回あと普通の教習1回)

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この教習から第二段階です。教習所に無事到着し、配車手続きをします。といっても今日は、シミュレーターですから、バイク自体に乗るわけではありません。キャビネットから教習台帳を引っ張り出すと、例によって声をかけられました。3時間目の予約をというので、週末はどうかというと、幸いどの時間も空いているといいます。たまにはそういうこともあるということです。シミュレーター室がある2階に上がって待ちます。学科の教習生と一緒に待つのも、私は学科を免除されている立場なのでちょっと変。教習の時間です。今回も2人で受講となりました。もう1人は若い男性のKという人でした。指導員は、私の最初の教習を担当した人です。

ではまず私が、最初にシミュレーションバイクに乗ってみます。ギアを入れ、クラッチを切り、さらにエンストもするという本格的なものです。ブーと走るが、いろいろアクシデント多数。やれ救急車は来るは、路上に駐車している車はあるは、横断歩道を渡ろうとする人はいるは、自動車がこちらの車線に入ってくるは、交差点を渡ろうとしたら、トラックがギリギリのところで止まっていて前がつっかえるとかいろいろな難関があり、それをいかに安全に回避し交通ルールにのっとって運転しなければいけないかというものです。なかなかの難物と言わざるを得ません。さすがに事故や交通違反はしなかったと思いますが、右折の際の信号で停車する場合のポジショニング、曲がる際の位置などについて指導を受けました。それにしても運転している際はそうでもありませんでしたが、動いている画面を見ながら講評をしてもらっている際は、正直酔っぱらったような気分になりだいぶ調子が悪くなりました。たぶん動いている画面と止まっている自分との間に齟齬が生じ、頭の回路の調子が悪くなるのでしょう。乗り物酔いはしないのですが、どうもこのシミュレーターは前回もそうだが私に合わないようです。

次はK氏です。彼は私より運転がうまいようで、スムーズに運転します。しかしやはりパトカーや横断歩道で待っている人、水たまり、けっこう強引に入ってくる車など、さまざまな難関が彼を襲います。これも講評があり、人のを見ていると、正面から見ていないからかもだが、あまり気にはなりませんでした。次は夜のシミュレーションです。道に入る際も、車がビュンビュン走って、リアルでも夜にバイクなんか乗るもんじゃないなと思います。やはり酔っ払いなどいろいろな人が横断歩道を渡るし、夜の道はスピードも錯覚で早く感じる。かなり怖い。が、まあなんとか無事終わります。講評は、やっぱり見ていて気分が悪くなりました。乗り物酔いとちょっと違うようです。次の人がもう1度やり、やはり右カーブのあたりで指摘がありました。

この後は雑談です。どんなバイクに乗りたいかという毎度おなじみの話になり、『イージー・ライダー』の話をしました。今はひところほどのこともないでしょうが、やはりこの映画にあこがれてバイクに乗りたいという人は、今も多少は存在するようです。とりあえず今日は無難に(?)終わりました。

それでは次の教習です。教習所へ到着。配車手続きをします。担当の女の子は初めて見た人でした。控え所へ。プロテクターほか着用。数回指導を受けた指導員に、苦節数回でなんとかみきわめを抜けられましたとあいさつすると、前回も一本橋以外は大丈夫だったと嬉しいお言葉。こういうことでやる気がでるというものです。

それで教習が始まります。まず外周を走り、それで卒業検定の際の2つのコースのうちの1コースをやりますが、遺憾ながら一本橋がうまくいきません。今日は私が先導して走り、指導員が声をかけるというやり方です。コースのルートは覚えているつもりでしたが、、どうもやはりうまくいきません。スラローム、S字カーブはまあまあ。クランクは1度足をついてしまいました。が、2回目以降はうまくいきます。常に遠くを見ていればなるほど、うまくいくものです。

次は、2コースを教えてもらいます。これもなかなかの難物でした。やることは同じですが、今までのリズムとはまた違うので、これも面倒です。坂道もうまくできましたが、ミラーを合わせるとか後方確認とか、右足を付かないとか、そのようなことをうるさく言われるようになります。つまり卒検に対応即した教習になったわけ。ひいひい走ります。一本橋が苦手ということで、一本橋をまたやります。4回くらいやって、1回成功。前回はだいぶ調子が良かったが、やはり1週間くらい空くとこうなります。なかなか道のりは遠い。それで教習終了。控え所に戻ると、次の時間の教習を受ける人たちの中に、女性2人がいました。1人は若い女の子でしたが、もう1人は中年女性です。中年女性の教習生は初めて見ました。時間によりけりでしょうが、あまり多くないのは確かだと思います。窓口で予約をします。日曜(はどっちみち取れない可能性が高い)は嫌なので、月曜は空いておらず、火曜に3時間とることになりますた。3時間教習をするのもハード。急制動をやることとなります。これを終えれば、あとは苦手なところを復習してみきわめをもらうこととなります。

次はシミュレーターの教室に行きます。指導員は、前回と同じ人。今日は私1人だけの教習です。前回精神的に酔っ払ったのでどうかと思いましたが、今日はそういうことはありませんでした。今回は、交差点で四輪車が飛び出してくるというもので、やはり何回か引っかかってめでたくケガ、あるいは死亡となります。設定がいろいろえげつないと臣ました。だんだん課題が読めるようになって衝突しないでも済むようになりましたが、最後に草原(しかし並木で死角が生じる)を走っていて、あらーと衝突。まったく気が抜けない。しめくくりはサーキットで思いっきり飛ばしてそれでエンジンブレーキでなく前輪・後輪のブレーキを使う練習をします。これは楽しかった。指導員から、エンジンブレーキでなくブレーキを使うよう指導。最後に、第二段階で気を付けるべきところはどこかと聞ききますと、私は心構えみたいなものを聞いたつもりだったのだが、指導員は足を付かないとか後方確認、右折時のポジショニングなどを話した。つまり心構えよりそのようなことのほうが課題であるということでしょう。ありがたく拝聴します。無事帰宅します。

(つづく)


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