こんな記事を読みました。
42年で「110万km走行」でも問題なし! メルセデス・ベンツの「衝撃オーナー」を直撃した
>地球を27周分走行した愛車とオーナーの42年間
写真はメルセデス・ベンツのディーゼル乗用車、1978年の300D(W123型)。初年度から今日までを数えれば42年と、貴重なモデルであることは間違いない。が、このクルマにはもっと凄い実績がある。それは走行距離だ。現在、なんと110万kmオーバー。正確には111万5914km(2020年8月現在)を刻んでいる。地球一周の距離は約4万kmなので、実に27周分も走ったことになる。2002年9月に100万kmを走破し、今も現役で乗られている車両だ(ディーゼル規制適用外の地域で車庫を所有)。
(以下略)
このベンツのオーナーさんは、24年で100万km を走ったということですかね。ということは、その間平均すれば、1年で4万kmを超える距離を走ったことになります。それもすごいですよね。
それで突然思い出したことがあります。かつてベイルートからダマスカスへ移動したときの記憶です。
2000年、レバノンのベイルートに行き、そこからダマスカスへ向かうため、セルビスとよばれる乗り合いタクシーに乗りました。5人の客を乗せて、運転手を入れて6人で、途中休憩をはさみながら、レバノンからシリアに入ります。ただ5人客が集まるまで待つので、いいかげんうんざりしました。旅で時間に追われているわけでもないのですから、そこはじっと待つことも必要です。
当時のベイルートを流しているタクシーは、だいたいベンツの中古車でした。私は車に詳しくないのでよくわかりませんが、たぶん1970年代くらいの車のようでした。
が、私の乗ったベイルート⇔ダマスカスを走る乗り合いタクシーは、どうもキャディラックかなにかの米国車のようでした。昔ながらのでかいやつ。こちらも1970年代前半くらいのものに見えました。これは、映画で観た米国車の印象からのものですからまったく当てになりませんが、ともかくそんな印象がありました。当時の私の当てにならない記憶では、ベイルートとダマスカスの間は、道路での距離が150kmとかいう話でしたが、こちらのサイトによると、112.74㎞とのこと。一応この数字にのっとりますと、その米国車は、片道だけでもそれだけの距離を走ることになります。しかしたぶん1往復くらいはするのでしょうから、200kmくらいは1日で走るのでしょうか。それで1年中走っていれば、7万kmくらい走りますかね。実際はたぶんもっと走っているのでは?
2000年の時点で、その米国車はたぶん30年は走っていなかったかもですが、20年は軽く超えていたはず。レバノンにくる以前は、そんなに酷使されていなかったかもですが、発展途上国で使用されていれば、半端でない距離を走っていたでしょう。
その車は、現在ではさすがに引退状態かもしれませんが、それだってわかりません。どれだけの距離走ったか見当もつきませんね。もちろんしょせん日本という先進国で使用されている車と、レバノンのような国で使用されている車では、酷使の次元が違いますが、それにしてもすさまじい走行距離だったと思います。
今はだいぶそうでもなくなりましたが、かつて私が初めて行った頃(2011年)のミャンマー、といっても私が行ったのはヤンゴンのみですが、その当時は、80年代後半くらいの日本車がやたら走っていました。それらの日本車の走行距離を私は確認したことはありませんが、これも相当な距離なんでしょうね。現実問題としては、車もそうそう故障をする時代ではありませんから、のろうと思えば、えんえん乗れる時代ではあります。
私は車を持っていませんが(免許は持っています)、たとえばセンチュリーのような車に乗ってもいいかなと考えています。もちろん中古車です。乗り倒してやろうかと。知り合いに、フェラーリに乗っている人がいて、その人は、私とそんなに給料が違わないはずなので、なんでそんな車に乗れるんだと聞いてみたところ「McCreary君、高く売れるから、実はそんなに金はかからないんだ」と言われました。そうなんですかね?
フェラーリには乗らないとして、ヴォルヴォとカローラ、あるいはセンチュリー、どれを購入しようかと長きにわたって悩んでいます。ぜんぜん関連性がないですが。