Pierrot le fou - scene - Ville du centre de la France
ジャン=リュック・ゴダール監督の『気狂いピエロ 』のとあるシーンを。パリを逃げ出して金のないジャン=ポール・ベルモンドとアンナ・カリーナ が、どこかのカフェで何か面白い話をして小銭を稼ごうとするシーンです。画像は、YouTubeの画面より。よって英語の字幕があるのは乞うご容赦。
一生懸命話をするのですが、いかにもつまらなそうにしか人は聞いてくれません。
というわけです。それで、私がこれをやったわけです。私がやったのは、最初の写真でサングラスをかけて半袖にしているシャツを着ている男性の真似です。私が、自分が大っ嫌いな男が話をしているときにこれをやって、「あいつの話は面白くないが、それにしてもその態度はない」と注意されたくらいです。いや、嫌いな人間に対しては、それくらいの態度は当然だろ。
なおサングラスの男性は、映画の中では、「ラズロ・コヴァックス」というハンガリー名を名乗っていながら、ドミニカの首都サントドミンゴ出身の政治亡命者と称していますが、彼は素人さんでなく、俳優でゴダール映画の常連さんであるラズロ・サボ です。ハンガリーからの亡命者です。
また化粧品売り場の店員を名乗るヴィヴィアンヌ・ブラッセルなる女性は、Wikipediaフランス語版に名前があります。彼女は、映画の中で1943年3月21日生まれと称していますが、Wikipediaではそれが事実か確認できないということか、生年月日は不記載です。上のスクリーンショットではいかにもつまらなそうですが、実際のところは瞬きをしているので、たぶんベルモンドを前にして緊張していたのでしょう。またラズロ・サボも、映画では1936年1月25日の生まれと語っていますが、Wikpediaによると1936年3月24日の生まれです。
撮影された年月日は不詳ですが、ヴィヴィアンヌ・ブラッセルの写真です。出典はこちらから。ここでは、彼女の生年月日は、上の生年月日となっていますね。