先日読んで「おいおい」と思った記事を。
>「こんなおばちゃんをどうするの」70代女性に性暴力 出所3カ月後に事件、40代男性の常習性
2022年04月23日 07時35分
年齢を重ねても性被害と無縁になるわけではない。アパートの隣に住んでいた70代の女性宅に侵入し性的暴行を加えたとして住居侵入や強制性交等致傷の罪に問われていた40代の男の裁判員裁判が今年3月、東京地裁立川支部で開かれていた。
被告人はスーツ姿にメガネ。白髪混じりの天然パーマを後ろでひとつに結んでいる中年。初公判の罪状認否では「住居侵入は了解を得ていた」「強制性交ではなく合意があった」と完全否認し、無罪を主張した。(ライター・高橋ユキ)
●女性とは「大人の関係」だったと述べた被告人
冒頭陳述などによれば被告人は2020年7月某日の夜、当時住んでいたアパートの隣に住む女性・Aさん(当時73歳)宅のベランダ側にある無施錠の吐き出し窓から侵入。Aさんの口に粘着テープを貼り、後ろ手に縛り、暴行を加えたとされる。逮捕当時の報道は見当たらない。
「シンクの不具合などを修理してあげて親密な仲だった」。そんなエピソードを挙げながら被告人はAさんと「大人の関係」にあったと罪状認否で述べていた。実際に、家主の仲介によりAさんとは顔見知りで、実際にシンクの修理を請け負ったという。しかし本当に「大人の関係」にあったのか。
別室からのビデオリンク方式により行われたAさんの証人尋問では、被告人の言い分とは全く異なる事件当時の様子が語られた。
「就寝中、誰かが馬乗りになってきた。最初は、お付き合いしてる彼氏かな? と一瞬思いましたが、『騒ぐな、静かにしろ』と言われて、ただ事ではないと気付いた」
Aさんは、突然の侵入者に「こんなおばちゃんをどうするの」と告げたが、被害に遭い、両前腕部の挫創など全治1週間の怪我を負った。「警察に言うのか!」と言われ「言わない」と答えると、犯人は出て行ったという。
(中略)
判決では懲役11年が言い渡された(求刑懲役12年)。被告人は前科9犯。高齢の女性に対する強制性交等や強制わいせつ致傷事件を起こし服役。出所から3カ月後にAさんに対する事件を起こしたことなどから常習性の高さが指摘されていた。
・・・(絶句)ですよね。性とかなんとかというのは個人差が激しいので、40代の人間が70代の人間に性犯罪を起こすことはあり得る話なのかもですが、
>被告人は前科9犯。高齢の女性に対する強制性交等や強制わいせつ致傷事件を起こし服役。出所から3カ月後にAさんに対する事件を起こしたことなどから常習性の高さが指摘されていた。
というのは、記事にもあるように相当な常習性がありますね。おそらくですが、拙ブログでもいろいろ取り上げている人たち、元プロ野球選手の堂上隼人やHysteric Blueのナオキ(現・二階堂直樹)、性犯罪加害者更生団体を主宰しながら性犯罪を現在進行形で続けていた自称「うずしお先生」などと比べても、この人物は相当ひどい感がありますね。なお、堂本とナオキは、一応(元)有名人ではあるので実名を書きますが、「うずしお先生」は、ここでは本名は出さないでおきます。別に出しても問題はないと思いますが、ここは「商人の情け」で。
それにしても出所後3か月で事件を起こしたって、これは、懲役ではほぼなんら懲りなかったということになりますね。しかも自分のアパートの隣の人に対する事件です。そんなの捕まえてくださいというものだと思いますが、ご当人が最終的にどう考えていたかは定かでありませんが、逮捕の恐怖も、この人の犯罪をやめさせるには、何ら役に立たなかったようですね。「何ら」と書いて問題ないでしょう。捕まりたくないから、どっか違うところでするというレベルのことすらしなかったわけです。
それでこれは、依存症というべきか、ともかく完全な病気だと思いますね。出所後どうやってこの人物が生計を立てていたかもわかりませんが、あるいは生活保護か。この人物が仮に40歳になったばかりだとしても、仮釈放されなければ(たぶん難しいと思います)出所時は50代になっているわけで、まともに食っていける仕事を見つけるのもなかなか大変でしょうから、やっぱり生活保護の世話になる可能性が高いのではないか。そうでなくても、このままではすぐに再犯する見込みが非常に高そうですね。別にそうであると期待しているわけではありませんが、ご当人の性能力ほかが完全に衰えていたとしても、似たような犯罪を犯すのではないか。そう予想しても、そんなに見当はずれなものでもないでしょう。
そういう話をするのもそんなに好きではありませんが、こういう人物には何らかの治療をするべきではありませんかね。本人も、自分の意志ではもはややめられないという次元に来ていると思うので、なんらかの医学的な治療をしないとちょっとどうしようもないのではないか。GPSをつけるとかいうのも、私はそういう措置に賛成する人間ではありませんが、それにしてもちょっと論外にひどすぎるとしかいいようがない。私は人権擁護上の観点から、極悪人ほかでもそういうことを積極的に行うことを賛成しませんが、しかし宅間守のようなすさまじい人間もいるので、一概に反対するわけにもいかないなと考えます。残念ですが。
世の中今後の収入の当てが何もないのに1億円の金で高級車を買って、その数年後に困窮して生活保護受給者になり、その数か月後に亡くなるような人物(佐藤忠志氏)もいるわけです。佐藤氏は、DVでの逮捕歴はありますが、それ以外は、重大な刑事事件は起こさなかったかと思いますが(今後何らかの情報があったら、このくだりは訂正します)、前出の堂上は性犯罪を繰り返してせっかくのNPB選手の立場を失ったし(実刑判決まで受けました)、二階堂直樹は、長期の服役後からまもなく再犯しました。「うずしお先生」は、その二階堂を批判するのと並行して性犯罪をしていたわけであり、どの連中もちょっとやそっとの性犯罪ぶりではありません。上の引用記事での人物は、おそらくこの連中を超えるくらいのひどい性(犯罪)依存ではないか。私は上で、治療をしたほうがいいのではないかと書きましたが、はたしてご当人にそのような意思があるか。佐藤氏は、アルコール依存症治療もしたようですが、けっきょく元の木阿弥、ニコチン依存もひどく、浪費癖もすさまじいものがありました。けっきょく彼は、施設などにはいっておとなしくするタイプでもなさそうだし、人間には犯罪をする権利はないが、馬鹿をする権利(自由?)はあるというような実情の体現者だったと思います。性犯罪は「犯罪」ですからそれをする自由(権利?)はありませんが、この人物が釈放される頃はまた状況が変わっているのかもですが、現段階は法で治療を強要することはできない。更生すればいいですが、できなかったら・・・? なんともはや、どうにもならないところがあります。
上の記事の筆者の高橋ユキさんと、弁護士ドットコムに感謝を申し上げてこの記事を終えます。