Quantcast
Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4143

自分に都合の悪いことを他人などのせいにしているあたりが、高世仁が会社の経営に失敗した遠因でもあったのだろう(福島香織の独立の失敗もあまりにひどい)

$
0
0

bogus-simotukareさんの記事を読んでいて、「おいおい」と思いました。紹介されている高世仁のブログ記事です。

珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年4/20日分)

引用されている高世記事です。

ウクライナとベトナム - 高世仁の「諸悪莫作」日記

>私は学生時代、ベトナム人民支援運動にのめり込み、抵抗するベトナムの人々の姿に感動し、ベトナム語を学びに東京外語大に通った。大学4年のときサイゴンが陥落し戦争が終わる。大学卒業後は、ベトナム法の専門家になろうと大学院に進んだが、アカデミズムに就職口がないことが分かると(そんなこと最初から分かってたはずだが(笑))ベトナム戦争報道で知られた日本電波ニュース社に入社した。

ポストがないって、1953年生まれの高世とそんなに違わない年齢(1949年生まれ)である東京大学名誉教授であり日越大学学長を現在つとめている古田元夫氏は、東京大学の教養学部長や副学長もつとめたくらいで、しかもベトナム研究の第一人者です。就職口が厳しいというのを「嘘だ」とはいいませんが、けっきょく高世が学者になるほどの能力もなかった、あるいはそれほどのやる気もなかった(多分その両方)というのに話は尽きるんじゃないんですかね。ていうか、おそらく指導教員からダメだしをされたのではないか(苦笑)。ベトナム法という狭い分野でなくても、ベトナム論やインドシナ論、東南アジア論などで論文を書くことはできたんじゃないんですかね。bogus-simotukareさんもご紹介されているように、ベトナム法の本も、何冊かは出版されています。引用させていただくと

>【ベトナム法:刊行年順】
◆片倉穣(かたくら・みのる)『ベトナム前近代法の基礎的研究:『国朝刑律』とその周辺』(1987年、風間書房)
◆稲子恒夫、鮎京正訓(あいきょう・まさのり)『ベトナム法の研究』(1989年、日本評論社)
◆鮎京正訓『ベトナム憲法史』(1993年、日本評論社)
◆香川孝三『ベトナムの労働・法と文化』(2006年、信山社)
◆斉藤善久『ベトナムの労働法と労働組合』(2007年、明石書店)

といったところです(注釈の番号は削除)。なお上に上げた学者の方々は、ざっとネットで確認したところによると、片倉氏が東洋史、稲子氏が社会主義法、鮎京氏が基礎法、香川氏がアジア法、斉藤氏が労働法やベトナム法の研究者ということで、ベトナム中心に研究している学者は、斉藤氏くらいですかね。稲子氏などは、旧ソ連や中国についての本や歴史についての本も書いているし、社会主義国全般の研究者というべきでしょう。

ほかの学者さんのことは詳しくありませんが、古田氏なんて、それはもちろん高世なんぞとは比較の対象にもならない、研究能力ほか天地の差がありますが、要は高世に古田氏のような能力がなかったということでしょう。それを、ポストの有無で学者の道をあきらめたなんて書くあたりがなんともはやです。だいたいそんな40年以上前の話をそんなように書いてどうしようというのか。高世のWikipediaによれば、彼が日本電波ニュース社に入社したのは1982年ですからちょうど40年前です。

それで、なんかこういう言い草って前読んだことがあるなと思ったら、こちらの記事ですね。拙記事でもご紹介しました。

北朝鮮が崩壊する前に自分の会社を倒産させた無様で無残な話

高世は、

「私の愛した街」が流れた通夜 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

という記事の中で

>私の『金正日「闇ドル帝国」の壊死』という本もT君の手で光文社から出してもらった。これは金融制裁が北朝鮮を体制崩壊寸前まで追いつめていることを書いた本なのだが、出版直後に当時のブッシュ政権が制裁を緩和してしまい肩透かしをくって全然売れなかった。申し訳なかった。

と主張しています。これだとあたかも、「自分の本は内容はよかったが、ブッシュの経済制裁緩和のおかげで売れなかった」といいたいようです。そのようなことをあからさまに高世が認めるかどうかはともかく、彼の言いたかったことはそういうことでしょう。で、そんな意見は、bogus-simotukareさんがおっしゃるように

>つまりは高世の北朝鮮認識が完全に間違っていたということですね(失笑)。

ということでしかないでしょう。そして拙記事ですでに指摘したように、内容は見るべきものがあると評価されていたら、高世は次なる著書を光文社ほかのメジャー出版社から出すことも不可能ではなかったでしょうが、彼は共著の怪しい本(神社がどうしたこうしたという本。詳細は、興味のある方はご自分でお調べください)を講談社で出していますが、メジャー出版社から単著の本を出すに至っていない。つまりは、高世の本の評価が低かったということでしょう。要は、高世は面白い本を書く能力もなく、ジャーナリストとしての先見の明にも欠けたというだけの話でしかありません。それを経済制裁が緩和されたとか、研究ポストがないとか他人やほかのせいにする(苦笑)。いい年して恥ずかしくないのか(笑)。まあでも高世ってこういう愚劣な言い訳をしながら生きてきたんでしょうね。

けっきょく実力もないのにフリーになったり会社を設立したのがよろしくなかったということに尽きるでしょうに。なにをこんなつまらんことを書いているのかです。似たようなことは、福島香織も言えますね。福島の次のようなツイートを、読者の皆様はどうお考えになるか。

自分の人生を振り返ると、私はたぶん真面目に働けば、主夫と子供一人くらいは十分養えるくらいの仕事量はこなせたと思うのだが、そうするためには、嫌な仕事も粛々とせざるを得なかっただろうし、上司にもごまをすっただろうし、いくら退職金上乗せとかいわれても42才で会社退職とか決断できなかった

— 福島香織「ウイグル・香港を殺すもの」発売中! (@kaori0516kaori) October 10, 2018

ご当人そのようなことは絶対認めないでしょうが、そしてこれは2018年のツイートですが、この時もふくめて産経新聞から独立してからの福島の惨憺たる有様を観ると、どう考えても彼女は独立しないほうがずっと良かったとしか言いようがないですね。産経に在社していたほうがまだまともな仕事ができたということです。どうもこれ、ご当人も相当自分の現状に絶望しているように感じます。そうでなくて、こんなツイートをするとは思えない。少なくとも他社に移籍したほうがずっと良かったのではないか。実際、彼女のWikipediaで確認していただければわかるように、彼女の著書の出版元、内容からしてフリーになってからの劣化がすさまじい。そういうことを認識しないほど、彼女も馬鹿でも狂信者でもないでしょう。

そういう点でいうと、定年まで朝日新聞に在籍した本多勝一氏の判断は正しかったと思います。残念ながら、朝日退社後の彼は、往年の鋭さがない。立花隆は、文藝春秋を辞めて成功したでしょうが、彼は所属している会社の雑誌だけでは不十分な人間でしたしね。そう考えると最近朝日新聞を退社した峯村某も、よほどご当人が覚悟をきめてかからないと、福島香織かそれ以上の惨憺たる有様にならないか。ご当人もはやそれでもいいのかもですが、それはとても世間から評価されるものではないでしょう。

それにしてもこういうことについて、「自分の考えが間違っていた」「自分の覚悟が足りなかった」なんてことは、絶対高世は(福島も)認めないんでしょうね。ご当人らが、本気で自分に責がないなんて考えるほど自分の能力を過大評価しているとか自己愛が強い(苦笑)なんてこともないと思うので、つまりは無意味な強がりをしているだけでしょうが、そういう態度が会社の経営がうまくいかなったとか、本もろくに売れないとか、現在ろくにジャーナリスト活動もできていないとかの惨憺たる有様の大きな要因ではないか。ご当人たちだって、そんなことはわかっているはずですが、でも認められないのでしょう。高世の場合、1997年に行った政治工作への協力の不祥事を、いまだに自慢のネタにしている始末であり、そういうデタラメな部分も、彼の独立失敗の大きな原因であり、それは彼のこのような「他人のせいにする」部分と不可分なのでしょう。

けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか 巣食う会とか家族会系の連中とかかわった北朝鮮関係の言論人は、その後ろくな状況でないと思う(関川夏央や高世仁、恵谷治、李英和ほか) 高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る

だいたい高世は、かつて

>政府や今の運動体を批判する内容で、一部の人たちからは反発を買うだろう。以前は経営していた会社への影響を考えて、多少遠慮してコメントしていたが、今はもう背負うものがない。

とまで書いていたのですが、その後(上の文章は2020年12月執筆)高世がそんな言論活動をしているとはとても思えませんね。失礼ながら、高世のいうようにいまさら高世に大して失うものもないのだから、前にも書いたようにまずは

そういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな

ということでしょうが、私の知る限り高世はそんなことをしていませんね。する気もないのでしょうが、このような野郎がどんな偉そうなことをほざいたところで私には「馬鹿も休み休み言え」「デマデタラメもいいかげんにしろ」というレベルの感想しかありませんね。ほんとどうしようもない人間です、高世って。ベトナムだって、こんな人間がベトナム関係の学者になどならないでよかったというレベルではないか。まったくひどいものです。

なおこの記事は、bogus-simotukareさんの記事からヒントを得ましたので、感謝を申し上げます。また、高世批判の記事は、北朝鮮・拉致問題のカテゴリーにすることが多いのですが、この記事は北朝鮮とは直接関係ないので、社会時評のタグとします。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4143

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>