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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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島田陽子も浪費癖ではないか(しっかり管理してくれるマネージャーの不在が致命的だったのかもしれない)

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旧聞で恐縮ですが、女優の島田陽子が亡くなりましたね。記事を。

>「砂の器」などで知られる島田陽子さんが大腸がんによる多臓器不全のため69歳で死去 国際派女優としても活躍 
2022年7月25日 22時21分スポーツ報知 # 芸能

 ドラマ「続・氷点」、映画「砂の器」などに出演し、国際派女優としても知られた島田陽子(本名・中村陽子=なかむら・ようこ)さんが25日午後0時57分、大腸がんによる多臓器不全のため都内の病院で死去した。69歳だった。

 島田さんは1971年、NET(現テレビ朝日)系「続・氷点」のヒロイン役で女優デビュー。その後も長い髪の清純派女優として映画「砂の器」や「犬神家の一族」、ドラマ「白い巨塔」といった名作のヒロインを好演した。

 80年、ヒロインのマリコを演じた日米合作の米ドラマ「将軍 SHOGUN」の出演が女優人生の転機となった。ジュディ・オング(72)が辞退して巡ってきたチャンスをつかみ、全米に“マリコブーム”を起こした。同作で日本人として初めてゴールデングローブ賞のテレビドラマ部門・最優秀女優賞を受賞し、国際的な人気を得た。

 一方で、私生活では“お騒がせ女優”の一面も。88年、写真週刊誌の報道で米ハワイで内田裕也さんとの不倫密会が明らかに。また、92年にヘアヌード写真集「キール・ロワイヤル」を出版。50万部超えのベストセラーとなった。金銭問題も度々報じられた。

特に彼女のファンとか、思い入れがあるというわけでもないのですが、彼女はひところは、日本を代表する女優でした。ご冥福をお祈りいたします。

さて、お亡くなりになったのは残念ですが、死後のトラブルはもっと残念ですね。いろいろ報じられています。inti-solさんも記事にされています。

行旅死亡人

その記事で引用された外部記事をちょっと引用します。島田の元マネージャーだったという福島浩一朗氏の談話です。

>島田さんの遺体はまだ荼毘に付されてもいません

>僕は8月2日に渋谷区役所に出向き、担当者に直接確認しました。すると確かに、遺体は区に引き取られており、『その遺体が “島田陽子さん” であることも確認しています』としたうえで、『ドライアイス代が1日6000円かかっています。遺体を引き取られる方に請求することになります』と言われたんです

おもいっきり「おいおい」ですが、幸いその後の報道によれば、8月前半にはに荼毘には付されたようです。記事を。

>島田陽子さん、遺骨が自宅マンションに
8/17(水) 5:00配信

7月25日に病死した女優、島田陽子さん(享年69)の遺骨が15日に東京・渋谷区の自宅マンションに無言の帰宅をし、故人が大事に保管していた母の遺骨(2020年1月死去、享年91)の隣に置かれたことが16日、分かった。

島田さんは生前、親族と疎遠だったため、島田さんの死後、遺体は渋谷区が一時保管。現マネジャーが渋谷区と警察と病院に身元引受人として申請し、遺族の意向を同区を通じて確認中だった。

現マネジャーはこの日、本紙の取材に遺体はすでに渋谷区が荼毘(だび)に付したことを改めて明言。「遺族の意向を受けて、遺骨は最期を看取った人間を含めわれわれが15日に引き取り、母親の遺骨とともに自宅にあります」と語った。

今後、父の眠る都内の寺に母の遺骨とともに埋葬し、お別れの会は9月27日に都内で開く予定。一方、元マネジャーも遺骨引き取りの意向を表明しており、現マネジャーと折り合いがつくかは不透明だ。

この記事の記述が正しいとなると、上の福島氏と現マネージャーの方といろいろトラブルもあるんですかね? こういう報道が事実かどうかというのも第三者には確認できないし、ましてや第三者が何かをしてあげられるわけでもないのでどうしようもないのですが、ただこういうのは、生前に島田陽子自身で何とかしないといけませんからね。彼女の場合妹とトラブル(金銭関係の不義理があったともいわれます)を起こし不仲・疎遠になったという報道があります。そしてそれは、近親者にかぎらない。上の訃報記事でも、

>金銭問題も度々報じられた。

とあるくらいで、よろしくないことがいろいろあったらしい。事実ここ数日もいろいろ記事が発表されています。前出の福島氏が語るところによると

>島田さんの遺作となった主演映画『エヴァーガーデン』の製作費のうちおよそ1千万円がプロデューサーでもある彼女の会社に入金されたのですが、ほかの出演者にギャラが支払われていないんです。だから私としては彼女の葬儀を盛大に執り行って、話題を作ったうえで遺作を世に出し、その収益で出演料を支払えればと考えているのですが……

>彼女は以前住んでいたタワマンの近くの駐車場に愛車を止めていましたが、借金の担保として手放しました。しかし亡くなった後も車は置かれたまま。だから駐車場代が発生し、いま12万円ほどになっているそうです。譲渡された相手が誰かわからず、駐車場を貸している方が困っています

さらに同じ記事から、友人という方の話も。

>島田さんがしみじみ言ってました。『年を取ってからお金がないと、すごくみじめですよ』って。それでもええカッコしいだから友達と食事に行っても全部払う。高級フレンチで35万円ごちそうしたとも言っていました。彼女はがん治療に『光免疫療法』という1クール330万円もかかる方法を選びましたが、その金策に悩み、治療開始が遅れてしまったんです

病気治療のための金は、また浪費癖とは違うでしょうが(でも彼女のやった治療って、どうみてもまともなものじゃなさそうだな)、フランス料理の件なんか、まともな金銭感覚じゃありませんね。佐藤忠志氏と酷似していないか。

もちろんこういった金銭問題も、それが事実か、事実だとして島田がすべて一方的に悪いのかはわからないので(最後に引用する記事もご参照ください)議論してもしょうがないのですが島田の場合、死後の準備として墓は用意していましたが、これもトラブルが生じている模様で、実によろしくない状況のようですね。いろいろ報道されています。

それにしても、これは言ってもしょうがないことですが、いわゆる音信不通者とかならともかく、島田陽子といういわばひところは一世を風靡したといって過言でなく、今日でもそれ相当の知名度がある人でも、状況が悪いとこのように遺体の引き取り手すらいないという事態になるかと思うと、さすがにいい気はしませんね。さだまさしが映画の製作で莫大な借金を抱え、ひいこら返済したのは有名な話です。歌手だったらひいこらライヴで返すのもできない相談ではないかもですが、ほかは芸能人といえでもなかなかねえ。正直「そこまでする」というくらいの方法で借金返済をする人もいます(島田陽子もそうでしょう)。返せないで破産すると、岸部四郎みたいに、まともじゃない扱いをされます。人間破産する権利はあると思いますが、ほかはともかく芸能人とかあるいは政治家とかは、そういうことはしてはいけないのでしょう。それもどうかですが、ともかくそうなっています。

これは前出の佐藤氏ほかもおなじでしょうが(氏の訃報直後に書いた記事に、拙ブログの常連コメンテイターである通行人Aさんもそのような指摘をされています

>Unknown (通行人A)2019-09-29 09:49:41選挙に出ないで、有能なマネージャーがいたら「教育評論家」として今もテレビや講演会とかで活躍してたと思われます。落選以降は人間関係も荒れたのですかね。アルコールや浪費の問題は、依存症に詳しい病院に受診すれば良い方向に向かったかもしれません。

)、彼女もやはりマネージャーが亡くなったことがよろしくなかったのでしょうね。こちらの記事より。

>「島田さんは映画を作りたい希望があり、各方面に働きかけてお金を集めていた。だが、そのお金は関係者にだまし取られ、無一文どころか、借金まみれになった」と映画関係者は明かす。

島田さんには育ての親というべき名マネジャーがついていた。デビュー以来、手塩にかけ、国際女優と呼ばれるきっかけを作った名作をプロデュースした人物でもあった。だが、この名マネジャーが他界してから、島田さんの転落人生が始まったといっても過言ではない。

「もしこの人が生きていれば、内田裕也さんとくっつくこともなかったし、借金まみれになることはなかっただろう。女優はマネジャー次第で大きく人生が変わってしまいます」とプロダクション関係者。

マネージャーというのは、仕事ばかりでなく、プライベートもふくめた金銭管理などもしてくれればそれに越したことはありません。残念ながら彼女には、上に触れられているマネージャー氏以上の人物がいなかったのでしょう。そういう点では、彼女も気の毒なところはあったと思います。


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