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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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マーク・レスターとトレイシー・ハイドの神対応に感動する(2人に挟まれた写真、2人とのツーショットも撮れたし、直接の会話、握手もできた!)(2)

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いよいよ『小さな恋のメロディ』の上映の時間となりまして、あらためて入れ替えとなり、新たな客が入ります。私の見たところ、やはり60歳を超えたくらいの人が客に多かったように思います。男女比は同じくらいかな。この映画の強みは、マーク・レスタートレイシー・ハイドの男女2人が主演というわけで、それぞれ彼・彼女にあこがれた多数の男の子、女の子、もちろん成人もふくめてですが、特定の性にファンが偏らないわけです。これは、この映画が日本で国民的な人気を得た大きな理由というものでしょう。そしてジャック・ワイルドの存在も、見逃せないのはいうまでもありません。

主催者の方から話があり、映画が終わって休憩したら2人が現れてトークショー、その後サイン会(詳細な説明はその後にありましたが、サインは1人につき1つ、日付と役名(DanielとMelody)の記載はOK(つまりMcCrearyとか、こちらの名前の記載は不可)、サインは、マークとトレイシーで1枚ずつでも、1枚に2人にサインをもらうのもどちらでもいい、色紙も売っている、とのことでした。

ではまず映画を観ます。

MELODY (aka S W A L K) Film Trailer - Alan Parker

Melody (1971) ORIGINAL TRAILER [HD]

下の動画は、日本初公開時の予告編とのことで、なるほど、日本人が好みそうなうまい予告編だと思います。

Melody Fair (Instrumental) _ Bee Gees

この動画もいいですね。金魚のシーンは最高です。リチャード・アンソニー・ヒューソンのアレンジによる「メロディ・フェア」もすばらしい。

これは撮影時のオフショットですかね。トレイシーの誕生日での撮影でしょう。

映画自体は何回も観ていますし、また現在でもあらすじ他の情報にはことかかない映画ですので、特に詳細な感想などは、ここでは書かないこととします。メルヘンといえばメルヘンにもほどがある映画だと思います。映画が終わった際は、劇場に拍手が起きました。その後しばらく休憩があり、ついにお二人が登場します。

座ってのトークショーですが、写真はすみません、のちの撮影タイムでの写真ということでご了解願います。なお普段は私は、自分で撮った写真は、gooの様式の長辺800ピクセルでアップロードしてお見せしていますが、今回は貴重なので、1024ピクセルの写真で発表します。

最初に、ビージーズの映画の宣伝がありました。2人の女性がいろいろしゃべったのですが、これがかなり長く、私も「異様に長いな」と思ったのですが、どうもこの2人の来日が、この映画の公開にかこつけたものであるような気がしますね。昨日引用したのとは違う記事をご紹介します。写真も同じ記事より。

>渋谷で映画「小さな恋のメロディ」特別上映 舞台あいさつに主演2人

 青春ラブストーリー映画「小さな恋のメロディ」の特別上映&舞台あいさつが10月25日、ヒューマンストラストシネマ渋谷(渋谷区渋谷1)で行われた。

 音楽ドキュメンタリー「ビー・ジーズ 栄光の軌跡」(フランク・マーシャル監督)が11月25日から同館などで公開されることと、「小さな恋のメロディ」が昨年日本公開50年を迎えたことを記念したもの。ビー・ジーズはイギリス出身のバリーさん、故ロビンさん、故モーリスさんのギブ3兄弟による音楽グループで、少年時代の1957年に活動を開始。レコードは世界で2億2000枚以上を売り上げ、グラミー賞を8度受賞するなどしている。

 グループの軌跡を追った同作は、家族から提供を受けた写真やホームムービーなどの映像、初期のデモテープや未発表のスタジオセッションのカセット・音源なども紹介。オアシスのノエル・ギャラガーさん、エリック・クラプトンさんらもインタビュー出演する。

 1971年にイギリスで製作された「小さな恋のメロディ」は、「メロディ・フェア」「若葉のころ」など同グループの楽曲を全編に使用。11歳の少年少女の恋の行方を描き、2人だけの約束に向かってトロッコをこぎ出すラストシーンで知られる。同年日本でも公開され、当時の配収で2億円を記録し洋画作品5位となるヒット。公開に合わせてシングルカットされたビー・ジーズの「メロディ・フェア」は50万枚近い売り上げを記録した。

 この日チケットは完売し約200人が来場。一部鑑賞できなかった人もいたという人気の高さを伺わせた。舞台あいさつには、少女メロディを演じたトレイシー・ハイドさんと、少年ダニエルを演じたマーク・レスターさんが登場。レスターさんの来場はサプライズとなったため、場内からは歓喜の声も上がった。レスターさんは現在整体師などで活動しており、この日は手術の見学を予定し来日していたが、「ぜひ会いたい」とスケジュールを調整して参加したという。

 ハイドさんは「私の笑顔を見てくれれば分かると思うが、公開から50年たって皆さんの前に立つことができ、顔を合わせてお話をできる機会に恵まれて大変幸せ」と喜び、レスターさんは「こんなに温かく歓迎してくれて感激している」と続けた。

 劇中で流れる楽曲の中で「一番好きな曲」を聞かれたハイドさんは「父親が大好きだった曲で、思い入れがある。家族全員がファミリーソングのように大切にしている」と言う「若葉のころ」を挙げた。「メロディ・フェア」を挙げたレスターさんは、「歌詞もメロディーも美しいが、自分にとってはトレイシーが演じたメロディのイメージとして心に刻まれている。金魚と遊ぶシーンのトレイシーの姿が自分の思い出の中にいる」と話した。

 撮影中にビー・ジーズが「会いに来てくれたこともあった」と明かしたハイドさん。ただ当時は若かったこともあり「彼らがどれくらい偉大な存在かもよく知らなくて、数年たってから初めてすごい人たちに音楽をやってもらったし、すごい人たちに会ったことが分かった」と振り返った。ビー・ジーズの「大ファン」で、初めて買ったレコードが「マサチューセッツ」と言うレスターさんは、「彼らの音楽とこういうかたちで関われたことがとても光栄だった」とも。

 既に鑑賞した「ビー・ジーズ 栄光の軌跡」については、ビー・ジーズについて「知らなかったこともたくさん学べた」と言うハイドさんとレスターさん。ハイドさんは加えて、バリーさんが「これは僕の思い出で、ロビンやモーリスが生きていたら、たぶんまた違う思い出を語ったと思う」と語っていたこと、それまで3人で出演していたグラストンベリーフェスティバルにバリーさんが1人で出演したことに触れ、「悲しい作品。バリーが1人になってしまったというのをしみじみ感じた」と話した。

とあります。つまりこの映画のプロモーションの一環という意味合いが、2人の長期の来日にあるのではないかと思います。やはりある程度の金を出せるところが主催しないと、今回のような企画は成立しないと思いますので。

やっと2人のトークショーが始まります。最初に、こちらの動画が流れました。

Tracy Hyde and Mark Lester on Deep Japan! Melody (1971) 小さな恋のメロディ

刀を抜くのはけっこう難しいというコメントがありました。

さてさて、最初に主催者の人から、マークが『小さな恋のメロディ』についての話はすでにしつくしているので、今回は、それ以外の話をしたいという話があり、実際マークの意志で、『小さな恋のメロディ』以外の話がされ、必然的にマークのトークが多くなりました。トークの内容については書かないでくれと主催者からいわれたので私も詳細は書きませんが、けっこうきわどい話もあったということをここでは書いておきます。

それで、次に質問タイムというのがありまして、10人以上の方が質問をしました。あらかじめ、質問者に番号が割り当てられていて、器に入った番号の書かれた紙を2人が交互に取り出して、番号を言って、番号の人が質問するという趣向です。質問者の女性の中には、半分泣いちゃっている人もいました。やはり感激ですよね。ある女性は、マークさんは、日本人の女の子たちのほんとの憧れでしたと語りました。それは、トレイシーも同じはず。そして、とある女性から次のような質問(たぶんけっこう同じ質問がされていると思います)がありました。

質問者「(マークに)撮影中、トレイシーに本気で恋をしませんでしたか?」

マーク「ぜんぜん(会場から笑い)。トレイシーは、ジャック(ワイルド)に恋をしていたから」

ジャック・ワイルドは、2006年に亡くなっていますが、ジャックさんがもし万が一この企画で一緒に来ることができたら、これは本当にすごかったよなあと改めて思います。

あともう一つ。これはちょっとどうかなあと私も思ったのですが、マークに大要「今のご職業(接骨師・整体師)になったきっかけは?」という質問もありました。

え、それ彼が役者稼業に挫折したということと不可分じゃん、いいのかな、そんなこと聞いてと思ったのですが、マークの答えは、自分は空手をやっていて、試合中負傷した人を救護するようなこともあり、それで自分もそういうことをしたいと思ったのだということを語りました。また、映画から舞台に活躍の場がシフトして、20歳くらいに、ほかの人もそうだと思うが、今後の自分の人生をも考えたとも言いました。彼も年齢を経て、そういったこともいろいろ話せるようになったということなのでしょう。

ほかにも、2人に好きなミュージシャンはとか、演奏できる楽器はあるか(映画では、マークがチェロ、トレイシーがリコーダーを吹いています)とかなかなか個性的な質問が多く飛び交いました。2~3の質問を残してタイムアップとなり、休憩が入ります。質問は、懇親会でしてくださいということになりました。なお私は、質問はしませんでした

そのあとサインの時間です。私は、どのようなものにサインしてもらおうかと最後までかなり悩んだのですが(会場にもいくつかサインしてもらうアイテムを用意していました)、けっきょく次のようなスチール写真に2人のサインをいただきました。上にも同じ時と思われるフォト・セッションの写真を掲載しました。

こちらは、参加者全員に配られたサインです。なお私は、懇親会にも参加したので、さらに大きなポスターのサインももらいました。

ところで私の見た限りでは、やはり1つのアイテムに、お二人のサインをもらっている人が多かったように思います。中には、自作のトレイシーのイラスト(かなりの出来栄えでした)にサインをもらっているつわものもいました。なんだったらそのイラスト彼女に上げればよかったのにね。もう1枚描いて、それにサインをもらえばいい。

次に写真タイムです。2人が各方向に視線を送ってくれます。

それですみません、昨日も書きましたように、このあとお二人と写真を一緒に撮れたのですが、それ私の姿に画像処理をかけても、私が特定される可能性があるので、ここではお見せしません。ごめんなさい。

私の番となり、最初に(以下実際の会話は英語)「こんにちは」と2人にあいさつして、撮影が終わった後「ありがとうございます。ミズ・ハイド、ミスター・レスター」と、ファミリーネームで呼んでしまいました。私は、ファーストネームで他人を呼ぶのが苦手なのです。

その後も他人の写真撮影をも鑑賞します。これもなかなか興味深い。あえて、マークを真ん中にして、トレイシーと自分で彼を挟んだ女性もいました。また、マークに被り物をしてもらっている男性までも。マークもちゃんとかぶってくれて、サービス精神の強い人だと思いました。

撮影が終わり、一応映画館でのイベントはお開きになりました。ここから場所を変えて、近くのレストランで、今度は交流会です。

で、すみません。ここでも写真は、他の一般参加者の方もいますので、1枚だけ、トレイシーの写真をご紹介します。

交流会はインド料理店で行われまして、3つほど大きなテーブルがあり、マークとトレイシーが、席を移動して、私たちファンとの交流をしてくれました。マークとトレイシーの2人と乾杯もでき、またツーショット写真も撮ることができ、またお話もすることができました。トレイシーは赤ワインを飲んでいました。いやー、わが人生で、マーク・レスターとトレイシー・ハイドと酒を飲みながら懇談する機会があるなんて、(当然ながら)想像もしていませんでした。先ほどの上映会の際も、ほとんど泣いているような女性もいましたが、私はさすがに泣かなかったし同時代のファンではありませんが、それにしてもほんと信じられない気分です。

そしたトレイシーとは、彼女をスカウトしたアンドリュー・バーキン(ジェーン・バーキンの兄)の関係の話をしたり、また彼女も私に「あなたは、イングランドには来たことあるの?」なんて話しかけてくれました。いやー、私も幸せな人間です(笑)。

華氏451

またマークには、彼がごく初期の時代(1966年)に出演したフランソワ・トリュフォー監督の『華氏451 』について質問してみました。映画とトリュフォーの印象について聞いてみたのです。

写真は、映画のDVDからのスクリーンショットです。

彼の答えは、予想通りでしたが、あまりに小さすぎてよく覚えていないというものでした。撮影も、1日で終わったでしょうから、そんなに印象が残らないのは仕方ないでしょう。当時の彼は、当然トリュフォーが何者なのかも知らなかったでしょうし。なおマークは1958年7月11日生まれで、この映画は、IMDbによれば

>13 January 1966 - 15 April 1966

が撮影期間だったとのことなので、すると彼は、まだ8歳の誕生日を迎える以前の撮影だったということになります。

そして2人とも、快く(だとおもいます、たぶん)私とツーショット写真を撮ってくださいました。いやー、こんなことが人生あるとはねえ。私も人生では、時にそうとうつらい日々を送ったこともありますが、しかしこういうこともあるから、人生捨てたものでもないなと思います。今年の年賀状は、もうきまったな。この時の写真を使います。ていうか、すでに作成しました。

2人は、10月30日(日曜日)に、最後のイベントをこなし、翌日日本を去ったとのことです。マークさん、トレイシーさん(私も交流会の途中で、彼(女)らをファーストネームで呼べるようになりました)ありがとうございます!


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