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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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この人物も、完全なパーソナリティ障害(旧・人格障害)ではないか(堺市での事件)(行政の態度もひどい)

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若干旧聞ですが、これもひどい事件ですねえ。

>63歳隣人を11回にわたり暴行…逮捕の32歳男は「いつも“腹殴るぞ”と…」 男性の死亡との関連も捜査
イット!
2023年1月6日 金曜 午後4:10

半袖のシャツから両腕に入ったタトゥーをのぞかせ、グラスを傾ける男。
無職の男性(63)に暴行を加えた疑いで逮捕された、楠本大樹(くすもと・だいき)容疑者(32)だ。

楠本容疑者は2022年10月から11月にかけて、大阪府・堺市の区役所などで、11回にわたり男性を殴ったり蹴ったりするなどした疑いがもたれている。

当時、楠本容疑者は男性の隣の部屋に住んでいて、「生活費の管理をしていた」と話しているという。

男性はその後、自宅で何者かに殴られて死亡しているのが見つかっている。警察は殺人事件として捜査している。

楠本容疑者はどんな人物だったのか。
死亡した男性の親族は「(楠本容疑者が)シャドーボクシングって言うんですか、殴るようなマネを(していた)。いつでも「腹殴るぞ」とか言うんですよ。悔しいばっかりです」と話す。

調べに対して「私が本気で暴力をふるったことはありません」と暴行容疑を認めていないという。
警察は、男性の死亡との関係についても調べている。

(「イット!」2023年1月5日放送より)

こちらも。記事のコピーができないので、要所をスクリーンショットで。

出口氏のご指摘の、支配・被支配関係というのがポイントかと思います。これもかなり話題になった事件ですが、こちらに近いものがないか。

>福岡5歳児餓死 母親の「ママ友」赤堀被告に求刑通り懲役15年判決
中山直樹2022年9月21日 15時21分

 福岡県篠栗町で2020年4月、碇(いかり)翔士郎ちゃん(当時5)が餓死した事件で、保護責任者遺棄致死の罪などに問われた母親の「ママ友」、赤堀恵美子被告(49)の裁判員裁判で、福岡地裁は21日、求刑通り懲役15年の判決を言い渡した。

ママ友しんどい? 研究者がたどりついた理想は「あの時代のあなた」
 冨田敦史裁判長は「重度の低栄養状態に陥っている被害者を認識しながら、(母親を)心理的な支配から解放せず、(被害者の)不保護を継続させた」などと述べ、保護責任者遺棄致死罪の共犯と認定した。

 赤堀被告は、翔士郎ちゃんの母親の碇利恵被告(40)=同罪で懲役5年の判決、控訴中=の生活を支配する中で、翔士郎ちゃんへの食事の制限などを指示したなどとして起訴された。赤堀被告は裁判で、「指示はしていない」と全面的に否認していた。

 裁判で検察側は、赤堀被告が碇被告に送っていたLINEの内容などから、赤堀被告が翔士郎ちゃんへの虐待や食事制限を命じていたと指摘。「赤堀被告が支配的な立場に立ち、それを最大限利用していた」と主張した。

 一方の弁護側は、碇被告を支配して翔士郎ちゃんを餓死させる動機がないなどとし、無罪を訴えていた。(中山直樹)

この事件も、なんで被害者の母親は逃げなかったのだとか、いろいろなことが話題、問題、指摘されているかと思いますが、やはり最終的には、

>支配・被支配関係

という問題に尽きるのでしょうね。たとえば、少年事件でも、被害者側が異常に加害者側に服従するといった事例が散見されますが、それも同じようなものでしょう。その典型的なサンプルが、これも大阪で起きた事件ですが、こちらではないか。ほかにもいろいろ事例はあるでしょう。

ストーカー並の執拗ないじめから逃げられなかった19歳の少年【工藤勇人さん暴行殺人事件】

それで、上でご紹介した少年犯罪事件に関しては、私もそこまでは言いませんが、どうも堺の楠本容疑者と赤堀被告に関しては、私はこの2人については、相当に強い精神障害、パーソナリティ障害(旧・人格障害)の持ち主ではないですかと考えます。それがもっと極端になると、附属池田小事件宅間守になるのでしょう。実際このような記事もあります。

>亡くなった唐田さんと楠本容疑者は年齢が30以上離れている。しかし楠本容疑者の唐田さんに対する粗暴な振る舞いは周囲で何度も目撃されていて、他の住人に対しても高圧的な態度だったという。

(中略)

「夜12時ぐらいにいきなりピンポンが鳴ってドアを開けると、激高した楠本容疑者が立っていて、『お前、俺の女を連れ込んでるだろ! ふざけんなよ!』といきなり難癖をつけてきたんです。あまりに意味不明だったので『だったら部屋の中を見てみろ!』と怒鳴り返したら、おとなしく帰っていきました。しかしその後も他の家のベルを鳴らしまくっていました。外で怒鳴り声をあげるなど楠本容疑者が隣人に迷惑をかけることは何度もあり、若い女性もたくさん住んでいるので怖かったでしょう。それが原因で引っ越していく近隣住民も多かったみたいです」

 楠本容疑者はFacebookでも、他人を威嚇するような棘のある言葉を何度も発信している。誰に宛てたものなのか、「はい、お前指名手配な!家絶対みつけたるから!」と脅迫的な言葉を投稿したり、「どいつもこいつもアホばっかやの」という文言と共に自身が特攻服姿でバイクに跨る威圧的な写真をアップ。 

知人とみられる人物と会う約束を反故にされた日には、「前夜に飲むなら、次の日どうなるかわかるやろがドアホが」「トコトンいくぞボンクラ」などと怒りを爆発させたあげく、「殺したろかマジで」と追加でコメントに書き込むなど、自身の怒りを制御できずにいる姿が見てとれる。

というのは、精神が相当よろしくないと考えざるを得ないでしょう。それで、楠本容疑者も、生活保護受給者だったらしい。記事を。

>区職員の前での暴行「いざこざと認識していた」 堺市中区長ら会見
2023年1月10日 22時57分

 堺市中区の自宅で昨年11月に遺体で見つかった男性が生前、区役所内や区職員の面前で隣人の男から暴行を受けていたとされる事件で、市が10日、記者会見を開いた。西川明尚区長は「疑問の残る対応が一部あった」と述べ、組織的な判断が不十分だったという見解を示した。

殺害された男性に11回暴行容疑、隣人の男を逮捕 区職員の面前でも
 大阪府警によると、男性は無職の唐田健也(たつや)さん(当時63)。隣人の楠本大樹容疑者(32)は昨年10月15日~11月中旬、区役所の相談室や自宅マンションの通路などで計11回、唐田さんの肩や脇腹付近を殴るなどした疑いがあり、今月4日に暴行容疑で逮捕された。楠本容疑者は「じゃれ合う程度だ」と容疑を否認しているという。

 区役所内の2回を含め、堺市内の携帯電話会社の店内など計5回の暴行現場に職員が居合わせていた。楠本容疑者は、府警に「(唐田さんから)金の管理を任されていた」と説明。関係者によると、2人は生活保護を受給していたという。

 市は、区役所内や区職員の面前で行われたとされる暴行行為について「いざこざの範囲と認識していた」と説明。西川区長は「担当職員は当初、暴行事案とは認識しておらず、記録も残さなかった。上司や警察に相談する必要性を検討すべきだった」とし、ケースワーカーら個人ではなく「組織として判断するようにしたい」と話した。

 楠本容疑者は、唐田さんの遺体が見つかった直後の昨年11月21日午後、区役所の相談室で唐田さんの弟(62)を呼び出し、現金約11万7千円を脅し取った恐喝容疑でも12月に逮捕されている。この際も職員が同席していた。

被害者の唐田さんの状況はよくわかりませんが、楠本容疑者なんて、どう考えても仕事ができない人間でもないように思えますが、でも上にあげた宅間がトラブル連発で仕事が続かなかったことと同様、まともな社会生活が行えなかったということなのかもですね。それで、やはり堺市の職員の態度もひどいですよねえ。上の印象記事でも

>担当職員は当初、暴行事案とは認識しておらず、記録も残さなかった。

とありますが、さらに他の引用でも、

>被害者の意向を確認したうえで、通報しなかった

というのはねえ。意向うんぬん以前に一発通報でしょ、これ。

で、私が思うに、たぶんですが、この楠本容疑者という人物は、行政にとっても相当なトラブルメーカー、かかわりあいたくない人物、アンタッチャブル、治外法権の人物だったんじゃないんですかね。ケースワーカーに死体遺棄を手つだわさせた保護受給者、ケースワーカーに動画撮影を手伝わさせた保護受給者、えんえん規格外のホテルに居住を続けた保護受給者など、まさに「モンスター保護受給者」とでもいうべき人物だったのではないか。

あの事件どうしたと思ったら、ちょうど判決だった(生活保護ケースワーカーを巻き込まれた京都府向日市の傷害致死事件) あまりに無残で言葉もない(逃げることは、いろいろ重要だと思う)(追記あり) 1つ相手に何らかの落ち度をさせて、そこから徹底的につけこむ話(拉致問題などもそういうところがあると思う)

けっきょく行政側が事なかれ主義で逃げたというレベルの話ではないか。人間ですから、そういう気持ちを理解しないではありませんが、だからといってこうなるとどうしようもないでしょう。以前、栃木県でキチガイのクズ少年からリンチされ惨殺された少年がいまして(栃木リンチ殺人事件)、これも警察が故意に動かなかった(被害者少年の勤務先だった日産自動車の意向だったという説あり)ということがあり、このような場合警察や行政が動いてくれないと、ほんと逃げ場がありません。市役所の役人の罪は重い。

ごく一般論として話をしますと、楠本容疑者、あるいは3人を傷害致死で死なせたという死体遺棄を手伝わせた人物など、生活保護受給者の中には、このようなちょっと論外にひどい人物が現実にいます。京都アニメーション放火殺人事件の犯人も生活保護受給者でした。宅間や、北新地ビル放火殺人事件の犯人なども、あのまま事件をおこさなければ、生活保護受給を受けざるを得なかったのではないか。

そう考えると、生活保護の問題というのも本当に面倒ですね。さすがにそのような人物が主流とまではいわずとも、明らかな精神障害、パーソナリティ障害の持ち主は、まともに社会生活を過ごせないので生活保護受給になりやすい。そしてそういう人間が非常識に暴れまわりひどい迷惑をかける。本当に救いがありません。


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