このような記事を書きました。
（報道が事実なら）投資（投機）とギャンブルはやはり怖い（いい人面していたのが、悪い方向に逆回転したのかも）（逆に銀座の事件は、知的障害者かそれに近い人間がした可能性がありそうだ）銀座であった少年らによる強盗事件について、inti-solさんの記事
から啓発されたことによって発表した記事です。で、その件とだいたい同じ時期に起きたこのような事件がありました。
川崎駅近くの時計店で強盗事件＞
6月11日の昼過ぎ、川崎駅近くの時計店に2人組が押し入る強盗事件が起きました。
警察は7月11日までに2人の容疑者を新たに逮捕しました。
これまでに3人を逮捕
押し入った2人組のうち、事件当日、大阪・高槻市の農作業員の26歳の被告（強盗の罪で起訴）が現場周辺で取り押さえられ、その後、起訴されました。
捜査関係者によりますと、調べに対し、「SNSの募集を見て応募した」と供述しているということです。
押し入った2人組は店の前で車から降りて押し入った疑いがあり、警察は現場から走って逃げたもう1人の実行役と、事件後に走り去ったレンタカーを運転していた人物の行方を捜査していました。
その結果、横浜市旭区の25歳の容疑者と住所不定無職の26歳の容疑者を7月11日までに強盗傷害の疑いで逮捕しました。
捜査関係者によりますと、25歳の容疑者は実行役とみられ、調べに対し、容疑を否認しているということです。
また、26歳の容疑者はレンタカーの運転手とみられ、容疑を認めているということです。
（後略）
この事件では、犯人の1人が取り押さえられた人物の動画が放送され、世間でも驚きをもって迎えられたと思います。
強盗致傷「SNSで応募」 闇バイトか、川崎の時計店
それで私が興味深く思ったのがこちらの記事です。
店と話はついている…川崎時計店強盗・26歳実行犯「驚愕の供述内容」と「悲しすぎる素顔」
一部引用をします。太字は原文のままです。次の引用も同様。
＞
実行犯の一人は現場近くで店員に取り押さえられ、その様子がネット上に拡散。馬乗りになられて息も絶え絶えになり、何事かをわめく姿が晒（さら）された。駆けつけた警察官とのやりとりもハッキリと聞き取れる。
警察官「友達か！」
実行犯「わからない！ わからない！」
あっさりと取り押さえられ、暴れていたのは大阪・高槻市在住の男（当時26）。SNSに投稿されていた、いわゆる「闇バイト募集」に釣られて実行犯となっていた。捜査関係者などによると、男は警察の取り調べに、意外な言葉を口にしているという。
「時計店と保険業者とは話がついている。強盗に入られたら、被害届を出して保険で補償することになっているから店では誰も抵抗しない。大丈夫」
闇バイトの指示役からこう聞いていた、と供述しているのだ。そんな都合のいい話があるだろうか。関係者が補足する。
「男は障害者手帳を持っているようだ。自閉スペクトラム症（ASD）と見られる。指示役は、男が少し拙いと分かったうえで、荒唐無稽な作り話を持ち出して犯罪に誘導したフシがある」
こういう話よく聞くなあです。
そのような安易な考えで、特殊詐欺や強盗なんぞをするかという気はする（追記あり）名古屋の大学生（当時）は、強盗をするにあたって
＞
相手は詐欺で金をためているから警察には届けない
と言われたらしい。またNHKの取材にも、
＞
ターゲットの住宅にある現金は、『グレーな金』なので、警察に被害を申告されない
と話されたと語っています。また特殊詐欺の受け子をした女は、やはり
＞
この人たちはお金を取ってもいい人だから
と言われたという。そんな話最高レベルに信用に値しないと思いますが、しかしおそらくこういう「良心の呵責を鎮める（？）」話は、そこら中でされているんでしょうね、きっと。
彼（女）らが、こういう愚劣な与太を真に受けたのか、そうでなくても「そうであってほしい」という程度の考えでいたのか、そのあたりは定かでありませんが、どちらにしても同じです。怖くなって逃げる人間もいるでしょうが、そうでなく超えてはいけない線を越えてしまった人たちもいるわけです。仮に警察に届けられない金だからといったって、強盗（特殊詐欺）なんかしていいのかよというレベルの話ですが、いずれにせよ「Friday」の記事にあるように
＞
そもそもカネに困っているわけだから「1件ぐらいなら」と受けてしまうケースが後を絶たないのだ。ここで実行犯の男が指示役から言われた説明が効いてくる。「保険会社と話がついている」と言われれば、犯行に及ぶハードルはグッと下がるのだ。
そうなんでしょうね。前に私が書いた記事のようなものなのでしょう。
悪いことをするとそれが癖になり、すぐばれることすら思うにいたらないことがある強盗をした名古屋の大学生も、特殊詐欺の受け子をした元保育士の女も、やっぱり1度よろしくないことをしたら、精神のバリアが外れてしまうのでしょう。彼（女）らも、たぶんそれ以前は、「前科」というほどのやばいことはしていないでしょう、おそらく。大学生の犯行動機は、自分が語っているところによれば、デート代をかせぐ、保育士の女は、推し活費用の調達です。馬鹿にもほどがありますが、けっきょくこういうやばい橋を渡るという心理と、こういう嘘八百のデタラメを信じる（事実であればいいと願う）という心理は不可分なのでしょうね（苦笑）。それではどうしようもない。
刑務所でさんざん頭を冷やして、出所したら可能な限り（たぶんしないのかもですが）被害者に弁償しろです。