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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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このあたりが、南半球のラグビー強国の強さなのだろう

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先日次のような記事を書きました。下にトーナメント票を再掲します。

いよいよラグビーワールドカップ(RWC)の決勝トーナメントが始まる(ことによったら準々決勝ですべて北半球が勝つ可能性もある)

記事のタイトルにもあるように、私は、ことによったら北半球が4勝するスイープになる可能性すらあると主張しましたが、現実には3-1、もしくは2-2のイーヴンかなと思いました。が、実際には、イングランドがフィジーに勝っただけで、ほかは南半球が勝ちました。下のスクリーンショットの出典はこちら

正直、ニュージーランドがアイルランドに勝つのと、フランスが南アフリカに負けるというのは、私にとってこれはありうる可能性でしたが、ウェールズがアルゼンチンに敗れるというのは、これは私にとって全く予想に反するものでした。イングランドとウェールズは鉄板で勝つと思っていたので、だから北半球の3-1かイーヴンかと考えていたのです。が、そうではありませんでした。

この準々決勝は、南アフリカが1点差、ニュージーランドが4点差、イングランドが6点差の勝利で、この3試合は僅差です。が、ウェールズは12点差でアルゼンチンに敗れたわけで、勝ち負けだけでなく点差も意外でした。

で、アルゼンチンのウェールズへの勝利はともかく、ニュージーランドと南アフリカの勝利は、これが南半球の北半球に対するわずかなリードなのでしょうね。「顔」で勝つというのもあまりいい表現ではありませんが、ともかくそういうところがないか。

点差や試合内容で分かるように、すでに北半球と南半球に、これといった実力差はないと思います。が、こういう時に勝っちゃうのが、南半球の強さです。そしてそれは、やはり過去からの蓄積でしょう。だいぶ差が縮まってはいますが、RWCで複数の国がニュージーランドと南アフリカに確実に勝てるようになるまでには、やはりもう少し時間がかかるのでしょう。そしてそういった格差は、もうしばらくの経験と実績が埋めていくのでしょう。

やはりスポーツというのは、勝ちぐせみたいなものもありますからね。違うスポーツですが、巨人のV9、埼玉西武ライオンズや福岡ソフトバンクホークスなどの(かつての)強さなども、そういうところがあるのでしょう。日本は、サッカーのワールドカップ初出場から24年目にしてようやく昨年のカタール大会でドイツとスペインという優勝経験国を倒すにいたりましたが、サッカーという番狂わせのあるスポーツでもそうなのだから、1987年の第1回大会から9回大会までの32年で8回優勝している南半球(ニュージーランドと南アフリカが3回、オーストラリアが2回)の強さはやはり伊達ではないということなのでしょう。

このような準決勝の組み合わせでしたら、やっぱりニュージーランド対南アフリカの決勝になるのかなあという気がしますが、ここはアルゼンチンとイングランドにアップセットをしてもらい、決勝はイングランドに優勝してもらうというのが、私にとっては一番面白いシナリオです。たぶん現実化はしないと思いますが、そうなれば面白いという願望を書いてこの記事を終えます。


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