以前このブログで次のような記事を書いたことがあります。
多少なりとも金があると、金融機関の人間は投資をすすめてくる昔の私は、やや買い物依存症があり、浪費癖もあったのですが(よって貯金などろくにありませんでした)、昨今は順調に金をためています。上の記事での話は、昨年(2022年12月中旬)の話ですが、それからまたさらにだいぶ金もたまっています。
たぶんこれは、金融機関側から、投資の勧誘を受けたということもあるのでしょうね。つまり私も、そういう勧誘を受けるくらいの金がたまったというわけで、これは私にとってもうれしいし(金融機関から勧誘された投資をする気はありませんが)、貯金をする励みにもなろうというものです。
というわけで最近Yahoo!のニュースなどを読んでいても、だいぶマネー関係の記事に目を通すようになってきました。金の投資や運用は正直怖いので現段階しませんが(もう少したまったら考えます。もっとも「もう少し」とか「もうしばらく」というような人間は、大体においてやらないのですが)、とりあえず金をためることが必要です。仕事を完全リタイアしたら、まず日本の4都市に3か月ずつ暮らします。ミック・ジャガーは、ローリング・ストーンズの活動をしていない年ということでしょうが、年間3か月本国の英国にいて、3か月は米国、もう3か月はフランスにいて、あと3か月は、世界のどこかにいるという話を聞いたことがあります。だいぶ昔聞いた話だし、この話が事実かもどうだかですが、こういう人生こそが、私にとっての理想の人生のわけです。これを私も見習いたい。ミック・ジャガーは金持ちで、私は金持ちではないので、彼の真似をするのは無理ですが、しかしスケールを小さくすれば、類似することもできなくはない。
たとえば1年の3か月を札幌(小樽や函館でも可)で過ごし、もう3か月を京都で過ごす。さらに3か月を福岡(宮崎や鹿児島もいいかも)で過ごして、最後の3か月は那覇に暮らす。そのあと世界1周旅行をして、ヤンゴンなど自分の好きな街に滞在し、最後にライプツィヒに3か月滞在して、日本に帰国します。帰国の日に、「ライプツィヒの夏」の最終回を発表し、このブログは終了します。以降私は、2度とネット論客としての活動はしません。
これは当分先の話ですが、ライプツィヒに3か月住めれば、もう人生思い残すことはありません。自殺する気はありませんが、人生の大目標をとりあえず達成できれば、これよりうれしいことはない。
が、いずれにせよ、そういう楽しい人生を送るためには金が必要なわけで、それは私もシビアに考えないといけません。で、こういう文章を書いていて、私が変わった理由の1つが、かの佐藤忠志氏の存在であることに気づきました。佐藤氏は、報道されるところによると、自宅を売って1億円手にしたら(実際にいくらで売れたのかはわからないし、「1億円」というのももちろん金額は確認できませんが)、それで高級車を買ってしまい、奥さんが激怒、トラブルとなり、ついには(真相は不明ですが)奥さんのDVの訴えで逮捕、釈放されたら奥さんは出て行ってしまった。その後も亡くなる1年強前の「スポーツ報知」による取材(たぶんまともに受けることのできた最後の取材)では、強がったコメントもしていましたが、死の数週間前と思われる最後の取材では、もう見るも無残とはこのことだというような状況で、ほとんどまともな受け答えもできない状態でした。あるいは、こちらの記事でご紹介した、ギャンブル依存症の女に金をむしられた人物の記事をもやはり考えさせられます。
佐藤忠志氏らのような全財産を使いつくした人たちとの対比が興味深い(子どもの有無は決定的だったのだろう)これらを読んだ結論は、
「自分は、こうはなりたくない」
です。なりたい人もいないでしょうが、これはなろうとすれば簡単になれちゃうし、なって後で嫌な思いをするのは私です。他人ではない。おそらく家を売った金で1億円の車を買った時の佐藤氏は、完全に頭が狂っていたのでしょうが、自分で言ってもしょうがないですが、たぶん現在の私は、この時の佐藤氏ほどは、頭はいかれていないはず。なら、今のうちに金をためるに限ります。佐藤氏のように、ほとんど生きる意欲すらなくして、
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こうなったのも全部オレが悪いから仕方ないよな
などとほざいているようでは、文字通りお話にもならない。この件で佐藤氏に同情するのは間違っているでしょう。1か月で1億円以上を浪費したとされる夕張の暴力団夫婦、1千万円以上の金を手に入れて、1年くらいで無意味に浪費した宇都宮の宝石店放火の犯人など、彼(女)らは、めでたく死刑を執行されています。あるいは、貯金をしたことがないとかほざいたり、めちゃくちゃな保険金殺人を繰り返した女らも、現在死刑の執行を待つ身分です。この女たちも、まさに金をめちゃくちゃに使い続けた。そこまではいかずとも、女から競馬の金をせびられた男性は、1千万円以上溶かしてしまい、現在娘さんや義理の息子さんから冷たい目で睨まれている有様です。ご当人の不徳の致すところですが、ともかくこのような人生は歩みたくない。
ここで私たちの希望の星であられるお方が、私の尊敬するケイリー・グラント先生です。なぜ「先生」とつけるかというと、やはりこのようなお方こそを見習う人生を私たちは送るべきだからです。グラント先生は、
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スターでありながら大変な倹約家で、レストランではなく撮影所内の食堂で食事をした。また、撮影でホテル住まいになると、会社が用意した高級ホテルをキャンセルし、格下の普通ランクのホテルに滞在。その宿泊料の差額を正確に要求した。
のだそうです。凡人とは違います。グラント先生のやり方に近づけば、私たちも多少なりとも金がたまるというものです。で、私も、もちろん大した金額ではありませんが、なんとか貯金がある程度の額まで到達しています。
ともかく佐藤忠志氏や、ギャンブルのために金を女にむしられた男性のような人生は送りたくありません。読者の皆様も、そういう人生は送らないようにしてください。もちろん私もそうします。