ちょっと驚いた記事を。
>リッチー・ヘイブンズ氏(米ミュージシャン)が死去
読売新聞 4月23日(火)14時40分配信
リッチー・ヘイブンズ氏 72歳(米ミュージシャン)ロイター通信によると22日、米東部ニュージャージー州の自宅で心臓まひのため死去。1969年8月にニューヨーク州で開かれた野外コンサート「ウッドストック」で最初に演奏し、「フリーダム」を熱唱した。(ニューヨーク)
朝日新聞の記事からも。
>リッチー・ヘブンスさん死去 ウッドストック出演の歌手
リッチー・ヘブンスさん(米フォーク歌手)が、ロイター通信によると、22日、心臓発作のため米ニュージャージー州の自宅で死去、72歳。
ビートルズやボブ・ディランなどの名曲をギターと歌でカバー。1969年に野外音楽祭「ウッドストック・フェスティバル」のオープニングで歌い、一躍知られるようになった。即興でゴスペルをアレンジした「フリーダム」はヒッピー世代の代表曲となった。
彼の名前は、上の記事からもうかがえるように、日本では「リッチー・ヘヴンズ」などとも表記されますが(ほかにも最後の「ズ」が「ス」に澄んだりする)、とりあえずこの記事では、「リッチー・ヘヴンズ」としておきます。映画「ウッドストック」でのMCでは、「ヘヴンズ」と発音されているように聞こえます。
このブログで前にザ・バンドのドラマーであるレヴォン(リヴォン)・ヘルムの死についての記事を書きました。今年でウッドストックコンサートが開催されてから44年ですから、出演したミュージシャンが次々に亡くなるのもぜんぜん不思議でないわけですが、ヘヴンズも亡くなってしまったかとちょっと感慨深いものがあります。
上の記事にもあるように、彼はウッドストックコンサートの最初に出演したミュージシャンでした。実は彼でない別のミュージシャンがオープニングアクトをつとめる予定だったのですが、予想以上に観客がつめかけてミュージシャンたちが会場に到達できず、けっきょく彼が演奏したわけです。映画では、彼のほかにサイドギターとコンガのバックミュージシャンが出演していますが、本当はこれにベース奏者が参加するはずでした。けっきょく彼は、ライヴに間に合いませんでした。上の記事でも取り上げられている「フリーダム」は、記事でも触れられているように、持ち歌を歌ってしまったので即興的に歌ったものだとか(以上の話は、「ウッドストック―1969年・夏の真実」より)。
せっかくだから動画をはりつけておきます。
Richie Havens, Freedom, (Woodstock)
個人的には、彼のやたらでかい手のひらの印象が強いのですが、演奏もブルージーなフォークを聞かせてくれて、なかなかのものでした。正直そんなに商業的に成功したミュージシャンではないのですが、実は私も彼のアルバムは2〜3枚ほど持っています。ウッドストックのコンサートに出演して映画に出ていなければ、たぶん私も彼のアルバムを買うことはなかったでしょう。英米のメディアも、彼を「Woodstock Legend」や「Woodstock icon 」と紹介しています(下の写真参照。Yahoo!の画面より)。ウッドストックとともに、彼も伝説のミュージシャンになりました。
そういえば、記事にはしませんでしたが、同じくウッドストックコンサートに出演したインドの伝説的なシタール奏者(ジョージ・ハリソンの師匠でもある)ラヴィ・シャンカール(ノラ・ジョーンズの父親)も昨年亡くなりました。彼は1920年生まれで長生きをした方ですが…。
同じ日の追記:コメント欄で通行人Aさんがご指摘のように、テン・イヤーズ・アフターで同じくウッドストックコンサートに参加し、ギターの早弾きを聞かせてくれたアルヴィン・リーも今年3月にお亡くなりになっていました。それは私も知っていたのですが、この記事執筆時には忘却していました。さっそく追記させていただくとともに、リーさんのご冥福をお祈りいたします。通行人Aさんありがとうございます。そちらの動画もはりつけておきます。
Woodstock - Ten Years After - I'm Going Home(Live)
彼の死を知った仕事帰り(昨日、この記事執筆時点で本日です)、持っていたiPodに入っている4枚組みアルバムに収録されているヘヴンズの歌をしばらくぶりに聞きました。「ハンサム・ジョニー」と上記「フリーダム」です。力強いヴォーカルでした。
リッチー・ヘヴンズ氏のご冥福をお祈りいたします(写真はすべてウッドストックコンサートの際のもの)。
>リッチー・ヘイブンズ氏(米ミュージシャン)が死去
読売新聞 4月23日(火)14時40分配信
リッチー・ヘイブンズ氏 72歳(米ミュージシャン)ロイター通信によると22日、米東部ニュージャージー州の自宅で心臓まひのため死去。1969年8月にニューヨーク州で開かれた野外コンサート「ウッドストック」で最初に演奏し、「フリーダム」を熱唱した。(ニューヨーク)
朝日新聞の記事からも。
>リッチー・ヘブンスさん死去 ウッドストック出演の歌手
リッチー・ヘブンスさん(米フォーク歌手)が、ロイター通信によると、22日、心臓発作のため米ニュージャージー州の自宅で死去、72歳。
ビートルズやボブ・ディランなどの名曲をギターと歌でカバー。1969年に野外音楽祭「ウッドストック・フェスティバル」のオープニングで歌い、一躍知られるようになった。即興でゴスペルをアレンジした「フリーダム」はヒッピー世代の代表曲となった。
彼の名前は、上の記事からもうかがえるように、日本では「リッチー・ヘヴンズ」などとも表記されますが(ほかにも最後の「ズ」が「ス」に澄んだりする)、とりあえずこの記事では、「リッチー・ヘヴンズ」としておきます。映画「ウッドストック」でのMCでは、「ヘヴンズ」と発音されているように聞こえます。
このブログで前にザ・バンドのドラマーであるレヴォン(リヴォン)・ヘルムの死についての記事を書きました。今年でウッドストックコンサートが開催されてから44年ですから、出演したミュージシャンが次々に亡くなるのもぜんぜん不思議でないわけですが、ヘヴンズも亡くなってしまったかとちょっと感慨深いものがあります。
上の記事にもあるように、彼はウッドストックコンサートの最初に出演したミュージシャンでした。実は彼でない別のミュージシャンがオープニングアクトをつとめる予定だったのですが、予想以上に観客がつめかけてミュージシャンたちが会場に到達できず、けっきょく彼が演奏したわけです。映画では、彼のほかにサイドギターとコンガのバックミュージシャンが出演していますが、本当はこれにベース奏者が参加するはずでした。けっきょく彼は、ライヴに間に合いませんでした。上の記事でも取り上げられている「フリーダム」は、記事でも触れられているように、持ち歌を歌ってしまったので即興的に歌ったものだとか(以上の話は、「ウッドストック―1969年・夏の真実」より)。
せっかくだから動画をはりつけておきます。
Richie Havens, Freedom, (Woodstock)
個人的には、彼のやたらでかい手のひらの印象が強いのですが、演奏もブルージーなフォークを聞かせてくれて、なかなかのものでした。正直そんなに商業的に成功したミュージシャンではないのですが、実は私も彼のアルバムは2〜3枚ほど持っています。ウッドストックのコンサートに出演して映画に出ていなければ、たぶん私も彼のアルバムを買うことはなかったでしょう。英米のメディアも、彼を「Woodstock Legend」や「Woodstock icon 」と紹介しています(下の写真参照。Yahoo!の画面より)。ウッドストックとともに、彼も伝説のミュージシャンになりました。
そういえば、記事にはしませんでしたが、同じくウッドストックコンサートに出演したインドの伝説的なシタール奏者(ジョージ・ハリソンの師匠でもある)ラヴィ・シャンカール(ノラ・ジョーンズの父親)も昨年亡くなりました。彼は1920年生まれで長生きをした方ですが…。
同じ日の追記:コメント欄で通行人Aさんがご指摘のように、テン・イヤーズ・アフターで同じくウッドストックコンサートに参加し、ギターの早弾きを聞かせてくれたアルヴィン・リーも今年3月にお亡くなりになっていました。それは私も知っていたのですが、この記事執筆時には忘却していました。さっそく追記させていただくとともに、リーさんのご冥福をお祈りいたします。通行人Aさんありがとうございます。そちらの動画もはりつけておきます。
Woodstock - Ten Years After - I'm Going Home(Live)
彼の死を知った仕事帰り(昨日、この記事執筆時点で本日です)、持っていたiPodに入っている4枚組みアルバムに収録されているヘヴンズの歌をしばらくぶりに聞きました。「ハンサム・ジョニー」と上記「フリーダム」です。力強いヴォーカルでした。
リッチー・ヘヴンズ氏のご冥福をお祈りいたします(写真はすべてウッドストックコンサートの際のもの)。