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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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今大会は、ドイツがいちばん優勝にふさわしかったかなと思う

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予想通りというべきか、やっぱりドイツがFIFAワールドカップ2014で優勝しました。

個人的には、2-0くらいでドイツが90分で勝つと思っていたのですが、前回大会同様、0-0で延長後半に決勝点が入って勝負が決まるという決勝でした。総合力と体力的なコンディションでドイツを下回るアルゼンチンがよく頑張った決勝というべきですかね。

まあ専門家から私たちの周囲のサッカー好きにいたるまで、「ドイツが強い」と考えたし、また勝ち負けはともかく強弱ならドイツのほうが強いことはわかり切っていましたが、前回大会はドイツがアルゼンチン、メッシを完全に封じて4-0で完勝しました。私は、この試合も同じような経過をたどるかもと考えましたが、必死のディフェンスというか、かなり決定的なチャンスも作っていましたから、アルゼンチンが勝ってもおかしくはなかったと思います。

ただ、決勝にどっちが勝つのがふさわしいかと考えたら、やっぱりドイツの方だったでしょうね。

総合力とか勝ちっぷりがやはりドイツのほうがよかった。ドイツは今大会、バイエルン・ミュンヘンの選手を多く代表の先発に起用しました。いわば代表チームにクラブのチームワークを備えたわけです。ドイツは、かつてはたいていの選手が自国でプレーしていましたが、時代も変わってイングランドその他のクラブで多くの選手がプレーするようになりました。今回は、バイエルンの選手で固められたのも強さの理由です。

それからやはりレーヴ監督もすごいですね。ドイツは、ベッケンバウアー以降はフォクツ、フェラー、クリンスマンなど、フォクツの次の監督だったリベックを除けば代表で大活躍し、ワールドカップで優勝した人ばかりです。レーヴはU-21代表の経験はあるものの、かつての監督のような華やかなキャリアやビッグクラブでの経験もないわけで、まさに手腕だけで今日の結果を築いたわけです。代表の監督とクラブの監督は役割も違うしチームの指揮のやり方も違いますが、まさにレーヴはサッカー史に残る名声を得たわけです。

しかしやはり、アルゼンチンの選手の失望の度合いもわかりますね。勝ち目がない試合でもなかったから。

やはり日程の厳しさと前の試合で延長PKまでいったことによる体力的なダメージは否めなかったと思います。延長に点が入ったのも、やはり体力が落ちてきてマークがずれてきたためですから。それにしても、テレビで解説していた岡田さんが交代出場したマリオ・ゲッツェを、あまり機能していないみたいな趣旨のコメントをして、私もそう思っていたら、彼が決勝ゴールを決めちゃいましたからね(苦笑)。まあ世の中そんなものだとは思いつつも、テレビの前でちょっと笑ってしまいました。彼も、バイエルン・ミュンヘンの選手です。彼はドイツ統一後に生まれたわけで、彼のような世代が活躍する時代になりました。

やはりサッカーのワールドカップは面白いですね。というわけで皆さん、関心ははなはだ低いものがありますが、ラグビーのワールドカップもそれなりに注目してください(なにが「というわけで」なんだか)。来年は私も、しつこく記事を書きます。


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