子どものころ、なぜそんなことを考えたのかは覚えていませんが、「なんで野球の監督は、ユニフォームを着ているのだろうか」と考えたことがあります。
アマチュアはともかく、プロの監督は背番号までついています。他のスポーツで、監督なりコーチが選手と同じユニフォームを着ている例はあまり多くないはず(ソフトボールは、完全に野球の影響でしょう)。
過日行われたサッカーのワールドカップでも感じたことがありまして、サッカーの監督の服装は、スーツ姿、カジュアル系シャツ姿、ジャージ系、ポロシャツなど、監督の趣味というか個性がいろいろで面白いものがあります。かの岡田武史氏は、川淵三郎氏から「スーツを着ろ」といわれてスーツにしたとか。
他のスポーツも監督(ヘッドコーチ)はスーツ姿が目立ちますが(普段カジュアル系の服で指揮をとっている人も、たとえばオリンピックではスーツを着たりします)、アメリカンフットボールのヘッドコーチはそうでもないですね。これもしきたりなんですかね?
プロ野球の監督については、一応Wikipediaを参照すると
>野球の監督の特徴としては、選手と同様のユニフォームを着用していることが挙げられる。これは、野球の創成期に選手の中からチームのまとめ役(選手兼任監督)が選ばれていた名残、あるいは、野球は監督がプレイフィールドに入ることが許可される競技であるからとされている。
とあります。
しかしWikipediaには同時に次のようにも書かれています。
>なお、公認野球規則においては監督にユニフォームの着用を義務付ける規定はなく(ただし、協会・大会の特別規則により義務付けられていることがある)、コニー・マックのようにスーツ姿で指揮を執る監督も存在した。
え、そうだったの?
記事には、次の写真も添付されています。
紹介されているコニー・マックという人は、スーツ姿で指揮をとるのが有名でした。彼は、ベーブ・ルースやルー・ゲーリッグが来日したことで知られる1934年の大リーグ選抜でも監督を務めました。
なお、記事に出ている
>公認野球規則においては監督にユニフォームの着用を義務付ける規定はなく
というのは、こちらのくだりのようですね。出典は、こちらのサイトより。
>3・15
試合中は、ユニフォームを着たプレーヤーおよびコーチ、監督、ホームチームによって公認されている報道写真班、審判員、制服を着た警官、ならびにホームチームの警備員、その他の従業員のほかは、競技場内に入ってはならない。
(後略)
つまり条項の解釈として、
>ユニフォームを着た
というところが
>プレーヤーおよびコーチ
まで修飾して、
>監督
には係っていないというわけですね。つまりは、そのリーグ、大会などのローカルルールとして「監督・コーチはユニフォームを着用するものとする」みたいなものがなければ、スーツを着ていようがジャージを着ていようが、それ自体は批判されるいわれはないということです。とあるHPには、次のように解説されています。
>マック監督が私服を着た理由は、長身でやせているのでユニホームが似合わなかったため、と言います。 紳士姿そのままにマック監督は、50年間の監督生活で1度も退場になりませんでした。
大リーグ最後のスーツ姿の監督は1948年から50年までのドジャース監督のバート・ショットンですが、以後は皆無。 伝統を守る習慣法で監督もユニホームを、となっているようです。 日本のプロ野球では、私服姿の監督はいませんでした。
バート・ショットンの写真も探してみました。
むしろ今のような時代だからこそ、ユニフォームじゃなくてスーツその他で指揮を取ったら面白そうだなあと私などは思いますが、しかし世の中の常識はそういうものでもないんでしょうね。
長嶋監督が、33から3の背番号に替えたとき、けっこうマスコミも話題にしたくらいですから、とくにプロ野球の監督なら論外の沙汰、アマチュア野球でも関係者が黙ってはいない、というところでしょうか。それは仕方ないというものですが、しかし個人的には、いい年をした人は、ユニフォームよりスーツとかのほうが似合うんじゃないかと思う…というのは私の偏見ですかね。たぶん偏見なのでしょう。私が、たぶん野球に思い入れがない人間だから、そういう風に考えるのでしょう。
まあしかしそういいつつも、スーツ姿で指揮をとるプロ野球の監督というのも、1度見てみたいと個人的には考えます。なかなか実現しそうにありませんが。
なお一応解説しておきますと、ソフトボールの監督は、宇津木麗華、サッカーはヨアヒム・レーヴ、ルイス・フェリペ・スコラーリ、バスケットはレイカーズのバイロン・スコット、アイスホッケーは、レッドウィングスのマイク・バブコック、アメリカンフットボールは、パッカーズのマイク・マッカーシーです。