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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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第二の人生どうするかいろいろ考える

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プロ野球チームの千葉ロッテマリーンズから、次のような発表がされました。

>2014年10月5日配信 

来季契約について

本日10月5日(日)、荻野忠寛投手、藤谷周平投手、塀内久雄選手、G.G.佐藤選手、神戸拓光選手、角晃多選手の6選手と、育成選手の岸敬祐投手に来季の契約を更新しない旨を通知いたしましたのでお知らせします。
荻野忠投手、藤谷投手、神戸選手、角選手、岸投手は現役続行を希望。G.G.佐藤選手、塀内選手の2選手は未定です。

で、ここで私が注目したいのが、G.G.佐藤です。彼については、以前記事を書いたことがあります。

G.G.佐藤の日本プロ野球復活で感じたこと

で、こちらの記事にもあるように

>G・G・佐藤は昨季、代打を中心に30試合に出場したが、今季は1軍での出場はなかった。

という状況ですから、常識的に考えて、今シーズンでの戦力外は仕方ないと思います。佐藤のオフィシャルブログなるものがあり、その通知が発表された10月5日の記事に

ファーム日本選手権〜

といいう記事があり、ご本人1打席だけ出場して四球でした。

>昨日宮崎でソフトバンクホークスとの

ファーム日本選手権がありました。

今シーズンバッティングがなかなか決まらない中

少しバッティングを改造しました。

そしてら今年1番の感じに!!!

試合では代打の1打席だったけど、ボールも良く見えていたし

納得の打席で、結果はフォアボールでした。

想像ですが、たぶん代打で出たこと自体、彼への最後のはなむけという意味合いがあったのだと思います。

上の記事でも指摘しましたように、たぶん彼の千葉ロッテ入団は、恩師でもある伊東監督の引きである可能性が高い。そう考えれば、いくら安い年俸とはいえ36歳で2軍でも満足な活躍ができない選手が契約を更新してもらえないのは仕方ないことです。今年の1月に私は次のような記事を書きました。

戦力外後に新たな球団と再契約しても、正直希望は見えない

その記事で私は

>2012年放送のG.G.佐藤も、2013年の成績は、30試合出場の51打数ですの2割5分5厘ですから、来年の契約を結んでもらえなくても文句の言える成績ではありません。今度のシーズン活躍しないとたぶん厳しいのでは。彼も日航の美人客室乗務員だった奥さんと娘さんがいるわけで、あんまりのんきをしていられる身分ではありません。

と指摘しました。ひどい文章ですが、けっきょく彼は活躍できずに球団を追い出されることになりました。で、本人は好きな人生歩んでいるから苦労するのは仕方ないとはいえ、彼は家族がいる身分だから大変ですね。今年の7月に「壮絶人生ドキュメント・プロ野球選手の妻たち2014」なる番組が放送され、そこで彼に長男が生まれたことが紹介されていました。それで、奥さんは年上とのことですが、佐藤はまだ36歳ですからねえ。平均年齢の半分にも達していないし、子どもも、最低大学までは出してあげなければいけない(結果としていかなくても、そのような設計はしなければいけないでしょう)。そうすると、22年後までは子どもにそれなりの責任があるわけで、これは大変ですね。

さて、彼の奥さんは、日本航空の客室乗務員でして、日航の客室乗務員カレンダーに取り上げられたこともあるくらいの花形でした。で、日航は経営破たんしたので、その際リストラにあうかもとか、また勤務を続けるにしても就労条件が悪くなるということもあろうかと思いますが、しかし彼女はけっきょく日航を退職しました。野球選手の奥さんになったら、奥さんが仕事を続けるという選択肢はたぶんないのでしょうからそんなことは言っても仕方ないのですが、これなら仕事をつづけたほうがずっと良かったよね。G.G.佐藤が今後野球関係の仕事ができるかどうかも厳しいし、つけたとしてもたぶんそんなにいい条件ではないでしょう。まさに第二の人生をどうするかというレベルで人生を考えざるを得ないと思います。

やっぱり奥さんも働かないわけにもいかないでしょうねえ。まあほかにサイドビジネスでもやっていてそれで食っていければともかく(それだって奥さんがまったくノータッチというわけではないでしょうけど)、なかなかそういう人も多くはない。佐藤の現在の経済状態について詳しくはありませんが、たぶんそんなにものすごい大金持ちでもないでしょう。

佐藤は、かつて1億円を超える年俸をもらっていましたし、オリンピックの代表にもなったくらいのすごい選手ですが、それでもなかなか野球人生をスムーズに全うするわけにもいきません。そうすると、とくに佐藤の奥さんのような条件のいい会社にお勤めの女性は、専業になるばかりが能じゃないと思いますね。航空会社の客室乗務員と結婚できるスポーツ選手は(客室乗務員もかつてほどの花形職業ではないとはいえ)、それなりの実績、将来性がある人の場合が多いのでしょうが(たとえば江川卓の奥さんも客室乗務員)、それだって世の中なかなか厳しいと思います。江川も投資に失敗して借金に苦しんだなんて話もあります。

G.G.佐藤は、今後についてはまだ明言していないようですので、私なりに注目したいと思います。なお、彼のブログの12月6日付の記事では、

>今後については、

自分自身とよく話して決めたいと思います。

とのことです。


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