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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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わりと面白い記事を見つけた

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たまたまわりと面白い記事を見つけました。

橋下徹・大阪市長をかつての盟友・石原慎太郎が「ポピュリスト」「狡猾」と批判!- リテラ(2015年3月6日22時36分)

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で、いろいろ興味深い事実や指摘がありますが、私が注目したいのがこちら。

>文明論や文学を持ち出しているが、結局は俺に決めさせろ、というファシスト丸出しの理屈でしかないのだが、たしかに、石原は多数決にもっともなじまない政治家だった。都知事選のような直接選挙ではポピュリズム的手法によって大量の得票を集めることができるが、政党や政治家の集団を束ねたり、議会で多数派工作をすることはむしろ苦手だった。

 都知事以前の国会議員時代は自民党の弱小派閥・中川派に属し、総裁選に立候補してもたいして票の集まらない泡沫候補でしかなかった。1983年にはその中川派を引き継いでいるが、勢力を大きくするどころか、求心力を失い、派閥を消滅させてしまっている。結局、唯我独尊で根回しなど大嫌いな性格は、大衆には受けてもプロの政治家には受けないのである。

そして、維新の会でも、次世代の党でも、看板としてかつぎあげられながら、真の意味でイニシャティブをとることはできなかった。結局、唯我独尊で根回しなんて大嫌いな石原は大衆の人気を獲得できても、プロの政治家達を取り込むことができない、政治集団を組織化する能力がないのだ。

 しかし、橋下はちがう。まがりなりにも大阪維新の会、維新の党を組織化し、常にイニシャティブを握ってきた。石原と同様のポピュリストの顔をもち、表では直情的な行動をとっているため、それだけの人間のように思えるが、実際はかなり狡猾な戦略家であり、権力者にこびへつらい取り入ることや、各政党や議員への根回し、多数派工作も平気でやってのける。


 
>文明論や文学

なんて抽象的な、正直大して他人が興味を持ちはしないことを持ち出しちゃうあたりが石原の甘いところでしょうが、確かにこのあたりは橋下の方がはるかに上でしょうね。私も石原とか橋下には批判以外の感想はありませんが、純粋に調整能力とか組織化能力、政治家という個性の強い存在を集団として束ねる能力などを比較すれば、橋下のほうが石原よりずっと上です。勝負になりません。石原も年齢のせいでだいぶ耄碌しているのでしょうが、昨年の総選挙での、あのやる気のなさは、やっぱり石原は、政治家としては根本的に能力が欠如しているといわれても仕方ないですよね。「天皇」みたいになれる知事ならいいのでしょうが、2011年の都知事選で不出馬を表明した後に出馬して、当選はしましたが、1年半で辞任したあたりで、もう彼は政治家としては限界だったのでしょう。まあこんなやつを何回も知事にしたり国会議員に当選させる有権者の問題です。

ところで、石原の昨年の衆議院選挙時におけるお粗末な行動がこちらで詳述されています。

次世代の党惨敗、こうして日本の“保守”は壊れた PRESIDENT 2015年2月2日号

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タイトルについてですが、「保守」じゃなくて「極右」でしょ。”保守”とカッコをつけているのは、さすがにまともな保守と一緒にしちゃまずいくらいの認識が働いたのでしょうが。


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