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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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何をいまさらながら、中原徹が大阪府教育長を辞任して思ったこと

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すみません、例によって旧聞ですが・・・。大阪府教育長である中原徹がようやく教育長を辞任しましたね。記事を。

>大阪府・教育長がパワハラで辞職を表明

TBS系(JNN) 3月12日(木)5時18分配信

 大阪府教育委員会の教育長が女性の教育委員や部下の職員に対して、パワーハラスメントをした責任を取り辞職することを表明しました。

 大阪府の中原徹教育長をめぐっては、女性の教育委員や部下の職員4人に対する言動がパワーハラスメントにあたると、問題を調査した第三者委員会から認定されていました。

 中原教育長は、職員に「別の職場に行ってもらう」「精神構造の鑑定を受けないといけない」などと発言したとされ、議会や府民から辞任を求める声が上がっていました。これまで、中原教育長は、続投する意思を示してきていましたが、11日、パワハラ問題の影響が教育現場にも及んでいるとして、一転、辞職を表明しました。

 「いろいろと教育改革を続けたかったんですけど、一連のゴタゴタで実際に現場にも迷惑をかけてしまっていることを考え、決断に至りました」(大阪府教育委員会 中原徹教育長)

 中原教育長は、橋下徹大阪市長の大学時代からの友人で、市長が知事の時に、当時、最年少の民間人校長に選ばれ、2年前に教育長に就いていました。(12日04:50)

最終更新:3月12日(木)12時17分

私は、大阪府と大阪市の民間人出身校長その他の不祥事についてこのブログで何回か記事にしてきました。 

なんとも無残で惨憺たる光景

なにがどうしたらこうなるのかさっぱり理解できない

中原についても記事にしています。   わざわざ北朝鮮に行かなくても、十分に北朝鮮の疑似体験ができる   なんとも無残な大阪の教育の状況   あと中原自身がテーマではありませんが、こちらの記事でも中原が登場していましたね。   こんな連中といっしょの会議に出席しているようでは、乙武洋匡も程度が知れる(ほか)(追記あり)   乙武洋匡自身は現在東京都の教育委員という立場ですから、この中原の不祥事についてどう考えているんですかね。まったく興味がないわけではないでしょうが、この人のツイッターを閲覧してみた限りでは、確認した時点(3月15日午前8時30分過ぎ)では特に言及はありません。     立場上書けない、というのなら仕方ないでしょうが、でもゆくゆくは彼なりに自分の考えは示した方がいいんじゃないんですかね。どっちみち上の記事でも指摘したように、そんなことに対しても自分の意見を表明できない程度の人間なのでしょう。興味のある方は、こちらの記事もどうぞ。   さて中原の辞任については、昨年の時点で彼は(さすがに)進退伺を出しています。当時の記事を(私の執筆した記事から)再引用します。   ><大阪府教委>教育長が委員に「パワハラ」 知事へ進退伺   毎日新聞 10月30日(木)9時27分配信    大阪府の女性教育委員が29日の府教育委員会議で、中原徹教育長(44)から議会答弁を巡って威圧的な発言を受けたと発言。他の教育委員からも中原教育長の過去の言動を批判する声が上がり、会議が紛糾した。中原教育長は発言の一部を認め、松井一郎知事に進退伺をしたことを明らかにした。慰留されたが、中原教育長は記者会見で「一晩考えたい」と話し、30日にも進退を表明する考えを示した。(後略)   >大阪府教育長、続投表明=教育委員へのパワハラ問題   時事通信 10月30日(木)18時42分配信    大阪府の中原徹教育長が女性教育委員からパワハラを訴えられ進退を検討していた問題で、中原氏は30日、記者会見し、続投を表明した。29日には「辞めることを考えないといけない」などと辞任を示唆していたが、松井一郎知事らが慰留。30日の会見で「一晩考えたが、結論としては続けさせていただきたい」と述べた。   そもそも論として、教育長と教育委員で、例えば職場における上司部下の関係じゃないし、上司部下であってもパワーハラスメントなんて論外の極致ですが、これで知事が進退伺を慰留したというのには私本気で呆れました。松井としては、第三者委員会の裁定を待ったうえで判断するという 思惑があったのでしょうが、常識的には即解任ですよね。教育長の態度としては、ほとんど前代未聞というか、常軌を逸するとはこのことだというものです。   それで中原って、公募校長として就任した高校の卒業式の際に君が代の斉唱チェックをしたとかいう人物じゃないですか。そんな人間を教育長に抜てきするなんて頭がいかれているとしか思えませんが、でも大阪市や大阪府の「公募校長」制度の最悪の結末がここにありませんかね。「公募校長」でなければ、さすがにこんなひどい人間が高校の校長なんかになりはしなかったし、また大阪府の教育長になるなんてことも空想次元でありえない。それでその人物がやらかしたのが、教育委員や部下へのパワハラによる引責辞任ですから、これはもう起こるべくして起きた事態といっていいんじゃないんですかね。能力うんぬん以前の人間性や見識の問題でしょう。inti-solさんは、私の記事へのコメントで、   >なんでこんなことになるのか、理由の一つは、いきなり校長、いきなり区長という点にあるだろうと思います。本人に、その仕事の経験がない、周囲も、その人物の人となりを知らない、それで、いきなり組織のトップという時点で、無理がありすぎるのです。ただ、新米の新人職員だって、経験がないのは同じですが、こんな高率で不祥事を起こすことはない。だから、そもそも採用試験や面接の段階で、人材の選択に大きな欠陥があった可能性も大いにあります。おそらく、その二つの要素の相乗効果が招いた事態ではないかと。   と指摘されています。まさに悪しき相乗効果が突き進んでいってしまったのでしょう。もっとも橋下徹は、中原をいまだかばっているので、これまたひどいものです。   次の教育長氏は、中原よりははるかにまともな人間でしょうからこれはせめてもの救いですかね。いずれにせよいろんな意味で困ったものです。

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