辛坊治郎という男も、まあ懲りねえというか、ふざけたことを抜かす男です。
(前略)
暗たんたる気持ちになるのは、そもそも若年~中堅層の人口は高齢者人口より少なく、今後ますますその傾向が強まることが決まっているからです。これら高齢者の約4人に1人は認知症、またはその予備軍とのデータも存在しますが、病気を理由に投票権が剥奪されることはありません。
先週、大阪でタクシーに乗ったら、推定年齢75歳ほどの運転手さんがいきなり私にこう言いました。「70歳以上は投票権剥奪すべきやと思うんですわあ。未来のことは、若い人に決めてもらわんといかんでしょう」。大阪の高齢者も捨てたもんじゃないですね。
(後略)
上の段落の
>これら高齢者の約4人に1人は認知症、またはその予備軍とのデータも存在しますが、病気を理由に投票権が剥奪されることはありません。
というのもめちゃくちゃですが(辛坊は、認知症の人の選挙権を取り上げろといいたいんですかね?)、下の段落もすさまじい。さすがに自分が言ったのではないという形はとっていますが
>70歳以上は投票権剥奪すべきやと思うんですわあ。未来のことは、若い人に決めてもらわんといかんでしょう
って、辛坊って1956年生まれで、あと11年で70歳なんですけど(笑)。
11年後というのは、すぐとは言いませんが、でもそんなにめちゃくちゃ将来のことではありませんよねえ。70歳になった辛坊は、未来のことを若い人に決めてもらうために、言論活動から身を引くんでしょうか。その可能性はあまり高くないように私は思いますが、まあ私としては2026年を楽しみにしたいと思います。
かつて私は、辛坊がヨットの太平洋横断に失敗した時、
けっきょく辛坊治郎は、自分がその立場になったらどうなるという想像力が欠けていたのだと思う
という記事を書き、その中で
>いずれにせよしばらくは彼は偉そうなことを口にはしなくなるでしょうから、ほかはともかくそのことはたいへんけっこうなことです、って私もひでえこと書くな。
と書きました。たしかにしばらくは偉そうなことは(相対的には)控えたみたいな気はしましたが、自己責任以外はほとぼりが冷めたと判断したんですかね。呆れたやつです。それにしても
>ひでえこと書くな。
と私は書きましたが、全然ひどくないな、私の書いたこと。もっとめちゃくちゃなことを書いておけばよかった。正直後悔しています。
ただこういう馬鹿なことを公言する男が堂々とテレビの報道番組のレギュラーを持っている日本という国は、正直狂っていますね。まともじゃありません。
ところで石原慎太郎が倒れたというニュースが流れました。
>石原氏が退院「異常ない、お騒がせしました」
読売新聞 6月8日(月)14時19分配信
島根県益田市で講演中に体調不良を訴え、救急搬送されていた石原慎太郎・元東京都知事(82)は8日、同市内の病院を退院した。
石原氏は同市内の萩・石見空港で記者団に、「検査では異常ないと言われた。講演で早口でしゃべったから脱水症状みたいなことになったようだ。お騒がせしました」と話し、帰京の途についた。石原氏は7日、同市内で開かれた講演会に出席。話し始めて約50分後に異変を訴え講演を打ち切った。
.
最終更新:6月8日(月)14時19分
石原って、「ババア」とかさんざん放言していた(当時の石原自身十分「ジジイ」でしたが)んですけど、都知事辞任から昨年の衆議院選挙での(初めからのやる気のなさによる)落選にいたるまでの有様なんて、まるっきり「老残」ですよね。裕次郎みたいに若くして、というより、老人になる前に亡くなっちゃえばともかくとして、そういうクズなことを言っていれば、確実に自分にその報いは帰ってきます。
今日の記事は、inti-solさんの記事を参考にしました。感謝を申し上げます。