>『ハリポタ』スネイプ先生役、アラン・リックマン69歳で死去
シネマトゥデイ 1月14日(木)22時28分配信
映画『ハリー・ポッター』シリーズなどのスネイプ先生役で知られるベテラン俳優アラン・リックマンさんが14日、癌のため69歳で亡くなった。BBCなどが報じた。
「俳優、そして監督でもあるアラン・リックマンは、69歳で癌のために亡くなりました。彼は家族と友人に囲まれていました」と彼の家族はBBCに語っている。
リックマンさんは、イギリスを代表する名俳優で、『ダイ・ハード』のハンス・グルーバー役、近年では『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生役として活躍した。1991年には、『ロビン・フッド』で英国アカデミー賞助演男優賞を受賞。昨年、自身にとって2作目となる映画監督作『ヴェルサイユの宮廷庭師』が日本でも公開されており、監督業にも意欲を見せていた。(編集部・石神恵美子)
日本に限らず、リックマンというと、「ハリー・ポッター」に出ていた人、あるいは「ダイ・ハード」の悪役というイメージが強いようですね。英国の新聞(ガーディアン)も見出しが
>Alan Rickman, giant of British screen and stage, dies at 69
Much-loved star of stage, TV and films including Harry Potter and Die Hard – and owner of one of the most singular voices in acting ?– has died in London
なくらいです。
それは仕方ありませんが、私にとっては彼は、「マイケル・コリンズ」でのちのアイルランド首相、大統領であるイ―モン・デ・ヴァレラを演じた人です。リックマン自身アイルランド系英国人だったとのことで、たぶんデ・ヴァレラを演じたのはそれなりの感慨はあったのではないかと思います。
説明するまでもないでしょうが、カラー写真がリックマンの演じたデ・ヴァレラ、白黒写真が本人の写真です。
英語版Wikipediaによると、この役はジョン・タトゥーロも候補でしたが、リックマンに落ち着きました。イタリア系米国人のタトゥーロよりはアイルランド系のリックマンのほうがよかったのかもしれません。
私がアイルランドに興味を持ったきっかけは、「ライアンの娘」とこの映画を観たのが大きなきっかけだったわけで、そう考えれば映画というものがある人間の人生に与える影響というのも馬鹿にしたものでもないでしょう。
意外な気もしますが、彼は米国のアカデミー賞にはノミネートすらしませんでした。演技力の申し分なさは万人が認めるわけで、そう考えるとオスカーとはやや縁のないひとだったということでしょうか。ご冥福をお祈りいたしましてこの記事を終えます。なお1番上の写真は、「ガーディアン」より。2014年の写真。