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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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「午前十時の映画祭」の、新しいラインアップが発表された

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このブログでもちょいちょい記事を書いている「午前十時の映画祭」の2016年4月~2017年3月までの作品が、19日に発表されました。ではその作品名を。順番は50音順。

愛と哀しみの果て

アマデウス ディレクターズカット

アラバマ物語

生きる

いまを生きる

浮雲

奇跡の人

ゲッタウェイ

恋におちて

午後の遺言状

七人の侍

砂の器

戦場のピアニスト

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗

追憶

ティファニーで朝食を

ドクトル・ジバゴ

バック・トゥ・ザ・フューチャー

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3

初恋のきた道

ハリーとトント

ポセイドン・アドベンチャー

マイ・フェア・レディ

めまい

モンパルナスの灯

山の郵便配達

旅情

ロシュフォールの恋人たち

なかなか充実していますね。私が楽しみなのは、別にオードリーのファンじゃないけど、やはり「マイ・フェア・レディ」ですね。そろそろこの作品が選定されるだろうなと考えていましたが、事務局の説明でも、

>ようやく上映が実現したオードリー・ヘップバーンの名作「マイ・フェア・レディ」。

とあったくらいなので、いろいろ障壁があったのでしょうね。事実、オードリー・ヘプバーンの作品の上映がある時も、この映画はあんまり見られる機会がないような気がします。あるいは私の誤解かな?

日本映画については、黒澤明の2大名作「生きる」と「七人の侍」が上映です。すると来年は、「用心棒」と「椿三十郎」のコラボですかね。それはそれで悪くはないかもです。

それで私は、いわゆる大家の日本映画としては、15年~16年で小津安二郎の映画(「東京物語」と「秋刀魚の味」)が取り上げられたので、次は溝口健二の映画かなと予想していたのですが、成瀬巳喜男新藤兼人でしたね。これはこれで渋い選択です。

ところで、大島渚の映画は、まだこの企画に登場するに至っていませんし、今後どうなるかもわかりませんが、出てくるとしたらやはり「戦場のメリークリスマス」かなあという気がします。「愛のコリーダ」は無理でしょうが、ATGの「絞死刑 」とか「少年」「儀式」あたりをやってくれれば面白いのですが、しかしこれは来年以降の話です。山田洋次の映画は、以前「幸福の黄色いハンカチ」が取り上げられています。

あとデヴィッド・リーンの映画が2本(「旅情」と「ドクトル・ジバゴ」)があって、どちらも以前上映されているので、どうせするのなら「インドへの道」をやれという気もしますが、やはり作品のスケールが小さいということなんですかね。

あと「アラバマ物語」の上映はうれしいですね。この映画も当然候補だと思っていましたが、やはりこの映画をスクリーンで見ることができるのはありがたいと思います。

また「ポセイドン・アドベンチャー」もついに、ですかね。この映画を上映したら、次は「ジョーズ」か「大空港」の上映を期待したいところです。「タワーリング・インフェルノ」はすでに上映されていますので。

個人的には、「ゲッタウェイ」をやるのなら、ペキンパーの違う作品をやれと思うのですが、これはたぶんスティーヴ・マックイーンの出演作品を取り上げるということなのでしょう。また「バック・トゥ・ザ・フューチャー」についていえば、1作目以外は上映する価値あるんかよと思いますが、このあたりは興行上の問題ですかね。

それから・・・・。これは私としては、待っていました!!! と何回「!」マークを繰り返してもいいのですが、ついに世界映画史上最高の美女姉妹(デ・ハヴィランド姉妹より上でしょう)であるドルレアック姉妹の共演作「ロシュフォールの恋人たち」が上映されます。15~16で「シェルブールの雨傘」が取り上げらえていたので、たぶんその流れでしょう。フランソワーズ・ドルレアックは、この映画への出演・公開からまもない1967年6月に、不慮の事故で亡くなっています。拙ブログにも、この映画の宣伝の一環として発表されたと考えられる姉妹の対談記事を翻訳しましたので、未読の方はぜひお読みになってください。

フランソワーズ・ドルレアックとカトリーヌ・ドヌーヴの対談(1966年)(1) フランソワーズ・ドルレアックとカトリーヌ・ドヌーヴの対談(1966年)(2)

こんな話を書いていると一向に終わらないのでやめますが、「ハリーとトント」のような、ファンでないとよく知らない作品も上映されますので、これはなかなか貴重です。というわけで、今回もパーフェクト鑑賞を目指します。15~16は、「東京物語」を見れば全作品を見ることとなります。

 なお、残念ながら今回から入場料が1,100円になりました。毎月1日の映画が安い日が1,100円になっているので、そろそろかなと思っていましたが、私のような貧乏人にはやはり残念です。


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