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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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拉致問題なんか、選挙の争点になるわけないだろ

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選挙のたびに、そんなことがいわれているような気もしますが、こんな意見を読みました。

>争点
              荒木和博

 記者会見のお知らせをしたから、ということではないのですが、参議院選挙真っ盛りの中でも、拉致問題についての報道はほとんどと言って良い程ありませんし、そもそも争点になっていなません。まあ、どの候補者でも「拉致問題について当選したらどうしますか」と聞けば「一所懸命やります」と言うでしょうから争点にはなり得ない、だから仕方ないとも言えるのかも知れません。

安倍晋三が首相になってもこのざまか、っていうところでしょうか。でも、前に安倍が首相だった際の07年の参議院選挙も、べつに拉致問題なんか争点じゃありませんでしたよね。

そもそも、拉致問題で日本政府ができることなんてけっきょく北朝鮮側との「交渉」しかありませんからね。巣食う会とかが大好きな、北朝鮮混乱時に際しての(そもそもそのような混乱が起きないように国際社会は気を配らなければならないはずですが、連中とかはむしろ「政治的混乱を引き起こしたいくらいの考えでいるようで、それもひどい話です)武力による拉致被害者救出なんて不可能だし(拉致被害者の所在地を特定することは不可能だし、ましてや救出なんて空想次元で無理です)あくまで交渉によって日本に帰っていただくことしかできない。そうなれば、自民党だろうが民主党だろうが共産党だろうが、どこの政党が政権につこうとも、できることなど違いはありません。つまりは、拉致問題で何かをするから我が党(候補者)に票をなんて訴えられない。

いい例が、2004年の参議院選挙で東京都選挙区から自民党の公認をもらえずに無所属で出馬した増元照明氏でしょう。氏が自民党から公認を受けるにいたらなかった理由はさまざまですが、けっきょく落選してしまい、その後も出馬にいたっていないのは、やはり拉致問題が売りで政治家になるのは難しいと認めざるをえないからじゃないんですかね。いいだせばたくさんの理由はあるにしても。

でですよ、最近は、巣食う会系の活動もますますひどい状況になっています。この間紹介した「反物事案」もひどいにもほどがあると思いますが、たとえばこちらの活動はどうでしょうか。荒木和博の活動です。

>【調査会NEWS1371】(25.7.7)

 現在現地調査の途中です。昨日は午前中函館で森洋子さんの失踪関連地点の確認を行いました。本件ではこれまで関係者の証言の中で事実関係の食い違いが若干あったのですが、今回皆で情報の突き合わせを行ったところ、失踪当日の行動が大体明らかになり、全体の流れにはほとんど矛盾がないことが分かりました。

 詳しくは後日、調査結果の報告で流しますが、状況が鮮明になるにつれて、私は事件から3年前(昭和35年)の秋田における木村かほるさん失踪と似たものを感じています。

 その後札幌に向かいましたが、札幌では昭和50年(1975)に失踪した山田妙子さんのご家族からお話しをお聞きしました。私も久しぶりにお会いしましたが、曽田常務理事の作成した地図と突き合わせながらお話しをお聞きする中でかなり情報の整理が進みました。

 私と杉野常務理事はこの途中中座して、白石区で昭和43年(1968)に起きた拉致未遂の可能性のある事件の現場に行きました。本件は当時高校3年生だった女性が夜不審な車に追いかけられた事件で、当事者の方も現場に来て下さり、色々お話しをお伺いしました。時期的には斉藤裕さんや国井えり子さんなど、道内はじめ各地で高校生が失踪しているときです。

 今日は救う会北海道のご協力もいただき、昭和56年(1981)に失踪した長尾直子さんの失踪関連地点に行きご家族にもお話しをお聞きします。昨日夕刻には北海道放送が圭運丸事件(昭和42年)について報道し、事件当時圭運丸が不審な船2隻に取り囲まれていたというニュースを流しました。この事件については明日8日月曜、9時に小樽の第1管区海上保安本部にご家族と私で要請の予定であり、15時から行われる報告会ではこれらについてもお話しする予定です。

 まだ日程の半分しか終わっていませんが、あらためて現場に行くことの重要さと、「いったいこの国はどうなっていたんだ」という思いを痛感しています。個別の犯罪はともかく、敵意を持った国家による主権侵害に対して半世紀以上、この国は余りにも無策、まさに法治国家ならぬ「放置国家」だったのではないかという思いは現地調査の度につのります。

こんなものが北朝鮮工作員による拉致目的の活動である可能性なんて万に一つどころの話ですらないと思いますが、仮にこれが億に一つの可能性で北朝鮮工作員の行動だとして、そんなことをいまさら調べようもないでしょう。日本政府や警察どころか、支援者だって(まともな人間なら)相手にもしてくれはしません。どこまで非常識なんだか。公安警察とかが公金を使って調査するならまだしも(これだってほとんど何をやっても無駄でしょうが)、民間人がそんなことしたって趣味以上のものにならないでしょう。まともな人間ならこんなことをする気もしないでしょうが、この人たちはそういうつもりでもないようです。

で、こんな愚にもつかないことをやっていて、選挙の争点にならないなんて文句を言っても仕方ないでしょう。それでですよ、過日、家族会とか巣食う会が支持している(らしい)石原慎太郎の問題発言がありました。

>維新・石原氏「横田めぐみさん、きっとお妾さんに」

日本維新の会の石原慎太郎共同代表は12日夕、北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんについて「非常に日本的な美人だから、強引に結婚させられて子どもまで産まされた。誰か偉い人のお妾(めかけ)さんになっているに違いない」と述べた。横浜市内の街頭演説で語った。

さすがにこの発言に対しては、横田滋さんが抗議のコメントを発していますが(ここで疑問を一つ。横田の奥さんは、単にコメントを発していないだけなんですかね、それとも発言者が石原だから抗議をすることを控えているんですかね?)、家族会とか巣食う会は、組織として抗議をしているんですかね。私が巣食う会のHPを見た限りでは、そのようなものを見つけられないんですけど。考えにくい仮定ですが、共産党の人がこんな発言したら、この人たちは烈火のごとく怒ったんじゃないんですかね。

なぜ、家族会も巣食う会も抗議をしないのでしょうか。石原が「反北朝鮮」その他で利用価値があるからでしょうか。少なくとも現段階の石原には、そんな価値すらあるか疑問ですが、安倍晋三に対してと同様、石原に対しても徹底的に甘くあり続けるんでしょうね。どうしようもない人たちです。

以上の記事は、bogus-simotukareさんのさまざまな記事を参考にさせていただきました。感謝を申し上げます。


窃盗症(クレプトマニア)について知ってほしい

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過日ネットを見ていたら、次のような記事を見ました。埼玉新聞のものです。

>2013年5月28日(火)
万引で逮捕の町職員を懲戒免職/上里町
 上里町は27日までに、今月11日に東京都渋谷区の衣料品販売会場で万引して警視庁渋谷署に逮捕された水道課の境野良一主査(57)を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は24日付。

 町によると、境野主査は11日午前10時55分ごろ、衣類6点4万7670円相当の商品を万引し、警備員に見つかり、同署に逮捕された。境野主査は2011年11月にも東京都江東区の衣料品販売会場で9万円相当の衣類を万引、罰金刑の略式判決を受け、町は停職3カ月の処分をしている。

 関根孝道町長は「公務員に対する信用を著しく傷つけた行為で、町民の皆さまに心よりおわびしたい。以前にも同一行為で処分をしたにもかかわらず、再び行ったことは大変遺憾であり、厳正に処分をした。今後、徹底した再発防止を行い、信頼回復に努めていきたい」とコメントした。

個人的な意見では、この人物の懲戒免職処分は仕方ないと思いますが、どうもこの件は、単純にこの男性を罵っていればすむというものでもなさそうです。

たぶんこの人物は、窃盗症(クレプトマニア)ではないかと考えられます。つまり精神疾患の一種です。

窃盗症のwikipedia記事を引用します。

>窃盗症(せっとうしょう)とは、クレプトマニア (kleptomania) の訳語であり、経済的利得を得るなど一見して他人に理解できる理由ではなく、窃盗自体の衝動により、反復的に実行してしまう症状で、精神疾患の一種である[1]。病的窃盗ともいう。

(中略)

この症例は、その衝動により窃盗行為の実行時に緊張感を味わい、成功時に開放感・満足感を得る。窃盗の対象物や窃盗の結果に対しては関心がなく、一般にはほとんど価値がないものである場合も多い。盗品は、廃棄・未使用のまま隠匿・他人への譲渡のほか、まれに現場へ返却される場合もある。いわゆる「利益のための窃盗」ではなく「窃盗のための窃盗」といわれており、「衝動制御の障害」に含まれる同様の症例として「放火のための放火」を繰り返す放火症がある。

その原因はうつ病や性的虐待・性的葛藤との関連づけが試みられており、摂食障害や月経等との関係が注目されている。巷間にいう、「月経と万引き」の関係などがこの例であるが、最近は統計的実証的研究から、性的偏見に基づく一種の伝説であるとの批判もなされている。

一般的用語として窃盗癖・盗癖ともいうが、一般に「盗癖がある」窃盗常習犯は、意思欠如型の精神病質は見いだされるものの、その動機は経済的なものであることがほとんどであり、必ずしも窃盗症と領域を一致させない。

この人物は公務員なので、そんなに特に経済的に困っているというわけでもないでしょう。盗んだものも、47,670円の衣服、90,000円の衣類というのがどういうものかはわかりませんが、とくに万引きしなければ生活できないというものでもないと思います。つかまったのもそれ以外にもあるかもしれないし、つかまっていない膨大な余罪があるんじゃないんですか、たぶん。

窃盗症というのは、職業とか経済状態というのは必ずしもそれを防ぐ理由にはならないとのことです。この人のような公務員、教員、医者などの、世間でそれなりの地位にある人たちもいます。

それで、窃盗などを繰り返してしまえば、最終的には職場を懲戒処分でクビになったり、刑務所に入ったりします。窃盗であっても、逮捕されることを繰り返せば執行猶予付き懲役刑の判決が下されかねないし、執行猶予期間中に逮捕されれば起訴→実刑判決→収監という最悪の事態になります。これではどうにもなりません。

なにしろやっている犯罪自体は事実ですから、世間も徹底的に見る目は冷たいし、お話にもならないことになってしまいます。精神疾患といったって、彼(女)らに対するまなざしは、嫌悪、侮蔑、怒りその他以外のものはないでしょう。

そうなると精神医療の出番ですが、なかなか治療も難しいようですし、どうなるんだかです。このような人たちを入院させる病院もあります。こちらの病院はそのひとつです。

懲戒免職とか実刑になってしまうと、その人の人生が本当にどうしようもなくなってしまうので、たとえば病院に強制入院させるなど、ある程度司法が治療にも口を出してもいいのかなとも考えますが、それも難しいところがあります。措置入院とかいいだしたら、けっきょくその他さまざまな精神疾患にもそれを拡大することになりそうですしね。

こういった問題は、どうすればいいのかとても困りますね。一般の行政から警察、検察、司法、矯正施設(刑務所など)、福祉、医療、被害者にいたるまで、本人と家族以外も実に迷惑をこうむりますし困ります。刑務所に入れて懲りるのならまだいいですが、病気なのだから出所した後また刑務所に舞い戻ることもあるでしょう。そうなると社会コストも増大します。だからといって治療も現段階ではなかなかうまくいってもいない。今後に期待でしょうか。

というわけで、私がこの記事を書いた目的は、とにかく世の中こういう人がいるということを知っていただきたいのです。別に許せとかそんなことを訴えたいのではありません。個人個人が許そうがどうしようが、どうにもなる話ではない。ともかく実態を知っていただきたいのです。知ってもらわなければ、なんとも対応ができない。知っていても対応は困難ですが、知らなければもっとひどい。今の段階は、知ることが先決でしょう。

すいません、ともかく今日は、知ってほしいと思って記事を書きました。

知名度は高くないが、実は名画・・・「愛の亡霊」

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大島渚の1978年作品「愛の亡霊」は、「愛のコリーダ」とくらべると地味な映画です。「愛のコリーダ」は、好き嫌い、見た見てないはともかく、映画好きなら題名くらいは知っているでしょう。この映画が公開された時は、(私は同時代で知っているわけではありませんが)社会的なセンセーショナルを起こしてさまざまな場で大いに語られました。なにしろこの映画のスチール写真を掲載したシナリオ本が、警察によって取締りを受けて大島と出版社の社長が起訴されたくらいです。

とても刑事事件にするようなものではなく無罪が確定していますが。1969年生まれの大島の次男(大島新氏、フジテレビ勤務後、現在はフリーのドキュメンタリーディレクター、大島渚プロダクション代表)も、物心ついた時からこの映画については世間で話題になっていてそれでいろいろ心配されたりした(いじめられたり、からかわれたりしないかということです。ご本人は、そういうことはないと語っていました)という話を過日(3月日池袋新文芸坐で行われたトークショーより)していました。長男(大島武氏、現大学教授) の方は、ずばりいじめられたと小山明子著書で書いています。



「愛の亡霊」は、公開当時成人映画のあつかいでしたが、個人的には、成人映画というほどのことはないと思います。



で、この映画は、当然ながら「愛のコリーダ」と対をなしています。題名も日本題名の類似はいうまでもなく、フランス語題名は、「愛のコリーダ」が「L' Empire des Sens」(官能の帝国)、「愛の亡霊」が「L' Empire de la passion」(情熱の帝国)です。というわけで、実際にはそうでもないんですが、宣伝が「愛のコリーダ」のようなハードコアポルノであるかのような印象を持たせるところがあったようで、編集を担当した浦岡敬一はそういった点に不満を持ち、この作品をもって大島と袂を分かちます(こちらの書籍より)。浦岡は、大島の初期作品から大島映画の編集を手がけた大島の片腕格のスタッフで、松竹社員時は、「白石末子」の変名で非松竹製作の大島映画に参加していたほどです。浦岡と大島の関係からすれば、白石=浦岡というのは、たぶん公然の秘密だったのでしょうが。それ以後は、「東京戦争戦後秘話」にも出演していた大島ともよ(大島監督とは血縁関係はないようです)が担当しました。wikipediaによると、大島ともよは浦岡の弟子とのこと。



それで、私は「愛のコリーダ」より「愛の亡霊」のほうが好きな映画なんです。どうしても「愛のコリーダ」の影にかくれる地味な映画なのは否めませんが、「愛のコリーダ」よりこちらのほうがけれんみのないわりとまともな映画で、正直大島はこのような映画を作りつづけてくれればよかったなと感じます。大島が脳梗塞で倒れたのが1996年で、「愛の亡霊」が1977年の撮影、78年発表ですから、20年弱の時間があったわけで、その間大島は「戦場のメリークリスマス」と「マックス、モン・アムール」の2本しか監督していません。「ハリウッド・ゼン」などの大作ねらいでなく、このような映画を作り続けてくれたほうが大島ファンとしては幸せだったでしょう。なお、私がちょっと不思議なのは、この映画では製作実務を若槻繁が担当していることです。製作資金を拠出したアナトール・ドーマンは「製作総代」とされています。つまりは今で言う「製作総指揮」ですね。なお昨年亡くなった若松孝二監督は「製作協力」として名前をつらねています。私が不思議なのは、なぜあまり大島と関係なかった若槻が製作実務を担当しているかということです。小林正樹監督の「怪談」で若槻がプロデューサーをつとめていて、そして宮島義勇が撮影を担当しているから、あるいは宮島を起用するのに若槻を通して話をきいてもらう必要があったのかなと思います。

実は、この「怪談」では、美術が大島の右腕である戸田重昌、音楽が武満徹です。なんと、まるっきり「愛の亡霊」の主要なスタッフと同じじゃないですか(驚)。もちろんこれは偶然ではないのでしょう。詳細は知りませんが、大島自身の著述(こちらの著作より)によると戸田重昌を通して宮島カメラマンに依頼した旨が書かれていますが、それと平行して若槻ルートからも依頼した、あるいは宮島起用に若槻がプロデュースする必要があったというのもそんなに突飛な発想ではないと思います。

ついでながら武満は、上にもだした「東京戦争戦後秘話」から大島映画の音楽を担当していましたが、「愛のコリーダ」では音楽を担当しませんでした。どうもハードコアポルノ映画の音楽を担当するのを躊躇したようです。が、映画を見て断ったのを後悔した武満は、この映画の音楽を引き受けたとのこと。個人的には、「愛のコリーダ」で武満が音楽を担当したらどんな音楽になったか、かなり興味があります。いや、三木稔のあの尺八とかの音楽はわりと好きですけどね。武満が大島の劇映画の音楽を担当したのはこれが最後ですが、これまたすさまじい傑作を作曲してくれました。さすが武満徹です。なおこの映画のサウンドトラックは、CDでも発売されました。

なお、以下ストーリーを書きますので、知りたくない方は以下読まないでください。

さて、ある意味徹底的に現実の享楽を描いたといっていい「愛のコリーダ」に対して、この「愛の亡霊」は題名どおり幽霊が出てくる映画であって、大島作品の中でもかなり特異な作品のように思います。この映画自体は実話をもとにしているので、幽霊はともかく、殺人事件は実際に起きたものです。

原作は、中村糸子という無名の人が書いた小説です。この事件を長塚節が小説化しようとしたのですが果たせず、茨城県の郷土作家である中村が取材をした上で小説化したものです。で、この小説を著者が大島渚に送って、大島が感銘を受けて映画化したわけです。地元ではともかく日本全体では、中村糸子の名前は、大島のこの映画の原作者ということのみで知られていると思います。

映画の舞台は茨城県ですが、ロケーションは、滋賀県の廃村で行われました。美術の戸田重昌が探してみつけたそうです。私はそういうことに詳しくないのでよく分かりませんが、たぶん家の形状などは茨城県のものとは違うと思います。また、茨城県は映画のような大雪の降るところではありませんが、あくまでこの映画は

>Un village au Japon(日本の(とある)村)(映画の最初にでる字幕スーパー)

が舞台であるわけで、特に特定の場所にこだわる必要はないわけです。また、スタジオ撮影は、前作「愛のコリーダ」と同じく大映京都撮影所(現在は閉鎖、跡地は住宅地)で行われています。

最初に予告編を。

『愛の亡霊』 予告編

1978年の映画にしては、ずいぶん無骨というか華麗さのない予告編ですが、「愛のコリーダ」と比較しても、かなり泥臭い映画ではあります。

1895年、日清戦争後の日本の農村、その村に塚田儀三郎(田村高廣)という人物がいます。儀三郎は、人力車の運転手を生業としている働き者の善人です。彼には、50近いのですが、見た目は若いせき(吉行和子)という名の奥さんがいます。ほかに奉公にいっている娘と幼い息子がいます。

儀三郎は、仕事の終わった後酒を飲んでさっさと寝てしまうので、せきは性的に満たされません。そこに、戦争帰りの若者豊次(藤竜也)が親しげに「あねさん、あねさん」と を慕います。

30代半ば(1941年生まれ、撮影は1977年)の藤では若い兵隊あがりの青年役はさすがに年齢的にどうかと思いますが、藤の知名度のほかに、彼が「愛のコリーダ」以降事実上仕事がなかった(こちらの記事参照)ための大島による救済という部分も起用の理由にあったかと思います。

で、こと細かな経過は省略しますが、2人は不倫関係になり、豊次は儀三郎を殺してしまおうと話を持ちかけます。さすがに良心がとがめるせきですが、豊次の申し出を断りきれず、ある夜、大酒を飲ませて眠り込ませた儀三郎の首に麻縄をまきつけて、2人でそれを引っぱります。儀三郎は激しい苦悶の末死んでしまいます。2人は雪の中儀三郎を引きずって古井戸に彼の死体を投げ込みます。



対外的には、儀三郎は東京へ出稼ぎに行っているんだと話をします。豊次は、儀三郎を捨てた古井戸にせっせと枯葉を入れて死体を隠蔽します。そんなある日、近隣の旧家の若旦那(河原崎建三)がそれを見かけてちょっと豊次と話をします。

河原崎建三は、大島の「儀式」で主人公を演じていました。「愛の亡霊」では、彼は結婚式と葬式両方のシーンがあるのですが、これってやっぱり「儀式」を意識しているんですかね。たぶんそうです。なお「儀式」では、彼の葬式のシーンはありませんが、結婚式のシーンはあります。しかしそれは、花嫁が逃げ出して新郎のみがいるという茶番劇です。もちろんこれは映画での話ですが、いやだな、そんなの(笑)。

さて3年たち、姿の見えなくなった儀三郎について、徐々に村人たちが不審に感じはじめます。村に赴任した駐在(川谷拓三)は、あるいは儀三郎は殺されたのではないかと怪しみ、いろいろ捜査をします。時に床下に入ったり、せきや周囲の人間に話を聞いたりします。



そして・・・せきのもとに儀三郎の幽霊が出てくるのです。



せきは、儀三郎のために酒を買ってあげたり、あるいは幽霊の儀三郎が走らせる人力車に乗ったりします。殺されたのに、儀三郎はまったくせきを恨む様子を見せません。



世の中いろいろな幽霊が映画にも出てきたでしょうが、さすがに殺されてもまったく犯人の奥さんを恨もうとしない幽霊というのは多くはないかなと考えます。人(いや霊か)がいいにもほどがあるという気もしますが。

そうこうしているうちに、若旦那は、豊次がどこかの古井戸に枯葉を入れていたことを思い出します。もしかしたらあれは、儀三郎の死体でも入れたのではないかと勘のいい若旦那は気づきます。古井戸を覗き込んでいる若旦那を、豊次は殺してしまいます。



それでこれも経緯は省略しますが、いよいよ怪しいと考えた駐在は、ついにある早朝、せきの家に踏み込むと、そこには抱き合っている豊次とせきがいます。



場面は変わって真昼間、木につるされた2人は、棒でたたかれて拷問を受け、ついに儀三郎を殺して古井戸に投げ込んだことを白状します。古井戸から、無残な儀三郎の死体があげられて、映画は終わります。

この映画では、やはり田村の演技が抜群に秀逸です。この映画は、いろんな資料によって出演者の冒頭に記されている人が違うのですが(藤のもあれば、吉行のもあり、田村のもあります)、個人的には藤や吉行も田村の演技力にはまったくかなわないという気がします。この映画自体は、亡霊の出現以外はきわめて現実的というか、社会の営みをわりと写実的にとらえていますが、そこに善人を演じる田村の演技がたくみにマッチし、さらに「亡霊」としての田村の出現が、ほかの写実的なシーンと強烈な対比になっていて激しく心をゆさぶります。

そしてこの映画の最高の売りは、撮影監督宮島義勇の撮影です。これはマジですごい。基本的にこの作品は、昼間の屋外シーンでもローキーで撮影されているのですが、ラスト近くの拷問シーンはいきなりハイキーで鮮やかな色彩です。藤と吉行の血が強烈です。その直前の、藤と吉行が明け方の日(いや、月光か?)の明かりのもと抱き合っているシーンなど、すばらしいの一言に尽きます。上に貼り付けた予告編の動画でもその一端がわかると思います。

なお、大島自身は、「愛のコリーダ」の撮影に宮島を起用したかったようですね。若松監督がそのように語っています(こちらの本より)。が、けっきょく上の武満と同じく宮島がそれを断り、実現はしませんでした。宮島の起用を大島が望んでいたのなら、「愛のコリーダ」でのクライマックスシーン(定が吉蔵を殺すシーン)は、宮島カメラマンでしたら、カメラマンをふくむ他のスタッフをスタジオの外に出して大島自身が撮影するのでなく(こちらの記事を参照してください)宮島が撮影したかもしれませんね。大島は、宮島に最大級の敬意をしめしていますから。

ところで最後の疑問を。ラストのナレーションで、せきと豊次の2人が死刑になったといううわさを村人たちがきいたということが語られますが、儀三郎としてはこれは満足だったんですかね?

なお、こちらのサイトは参考になりますので、よろしければごらんになってください。また「愛の亡霊」のシナリオ本も発行されています。

なんともはや

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おいおいと思った記事を。

>21歳ローソン店員、アイスケースで寝そべった FB投稿で炎上→解雇

スポーツ報知 7月16日(火)7時4分配信

 コンビニエンスストアを展開する株式会社ローソン(東京・品川区)は15日、アルバイト従業員が冷凍用のアイスクリームケースの中に入ったとして、高知市のローソン高知鴨部店を同日から休業することを発表した。ケース内のアイスの上に寝そべる写真を、6月に従業員の友人がフェイスブック(FB)に掲載。「不衛生だ」などの書き込みで炎上状態になっていた。

 コンビニのアイスクリーム陳列冷凍ケースに入り、中の商品を下敷きにして寝転がる1人の男性。こんなFB上の悪ノリ画像が騒動を引き起こしてしまった。

 この画像は6月17日に撮影。翌18日に友人のFBでアップされた。男性は幅約1・8メートル、奥行き0・8メートルのケースの中にスッポリ入り込んでおり、「もう22になる人が何をしゆがで」などの高知弁の文章も添付されていた。さらに、画像のケースに「LAWSON」の文字があったことなどから、撮影場所が「ローソン高知鴨部店」であることをネットユーザーが特定。「不衛生だ」などの書き込みが殺到、炎上状態になった。

 ローソン本社にも連絡する人が続出し、同社で独自調査を開始。15日までに男性が同店の経営者の21歳の息子で、かつアルバイト従業員であることを確認、「不適切な行為」として即刻解雇した。ホームページ上では「お客さまには大変不安・不快な思いをさせてしまいましたことを心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。さらに父親である経営者に対してもフランチャイズ契約を解除したことを通達、店の休業も決定した。

 同社広報は「ネット上から、お客さまへの信頼を失うような事例は初めてのケース」とした上で「SNSの投稿については、冊子などを従業員に配布し、注意喚起も行っていた。今後は従業員の再教育を徹底したい」と反省。04年にオープンした同店の今後については「新しいオーナーさんの問題もありますし、再開のメドは立っていない」と話した。

 この日午後、ブルーシートで覆われた同店にはネットで事態を知ったという人が訪れた。高知市の女性(50)は「ネット社会じゃなかったら大事にならなかったのでは」と話していた。

最終更新:7月16日(火)7時4分

21歳の、オーナーの息子ねえ・・・。

親御さん、もうちょっと教育をしっかりしておいた方がよかったんじゃないの。

 

500万PVを突破した(ありがとうございます)また、コメント返しを休んでいてすいません

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拙ブログがついに、7月21日のアクセスで、500万PVを突破しました。正直信じられない気分です。なにもよりによって安倍自民党が選挙で大勝した日に突破しなくったっていいだろうという気は正直しますが(笑)。

100万PVが2011年4月200万PVが12年1月300万PVが12年8月400万PVが13年1月19日です。100万PVは、3年5ヶ月かかりまして、次の100万PVは9ヶ月、次の100万アクセスが7ヶ月、次が5ヶ月です。今回は、ちょうど半年で100万PVになりました。

半年で100万PVを達成するには5,500PV弱が1日で必要なわけで、これはけっして容易な数字ではありません。正直5,000PVを突破した日はアクセス数の多い日です。ただ、極端にアクセスのいい日というのがありますので、そのような日をふくめてならすと、結果的に平均アクセス数はこれ以上のものになったということです。210日(便宜上7ヶ月をこの日数にします)ですと4,762PVで、このあたりの数字のほうが、私のブログの普通の日(特にアクセスがいいわけでもない日)の実数に近いと思います。最低5,000PVを目標にしていますが、まだ難しいかなと思います。今の段階では、1日4,500PVを最低目標として、1週間31,500PVをクリアして、近いうちに35,000PVを最低目標としたいところです。最近ややアクセス数が上がっていますので、このブログはまだ読者の数は伸びる余地があるかなと考えています。

100万PVを達成した時は、自分のブログのアクセスが100万だなんて信じられない気持ちでしたが、それから400万アクセスを2年3ヶ月ほどで達成してしまったのにはさすがに驚きます。300万〜400万が5ヶ月と短い期間で達成できたのは、大島渚監督の死に際して、「愛のコリーダ」関係の記事にたくさんのアクセスが集中したためですが、それは別格としても、毎日のように多くの読者が遊びに来てくれているのはとてもうれしいですね。

個人的には、7月中の500万アクセス突破は難しいかなと考えていましたが、辛坊治郎の自己責任の記事と、ワタミの過労死の記事のアクセス数が良かったので、8月になる前の500万アクセスになりました。ただ、よそのブログさんはよくわかりませんが、私のブログの場合、わりとアクセスの波があります。大島渚や阿部定関係の報道やテレビ番組で、「愛のコリーダ」のアクセスが高いとか、オリンピックなどで美女関係の記事に注目が集まる、浅野ゆう子関係で彼女の記事のアクセスがいいとかです。それでたまには、社会系の記事もアクセスがいいこともあります。阿比留瑠比氏がいつもながらのお馬鹿な記事を書いたり言動をしたとかで。

そう考えてみると、このブログの強みは、たぶんいろいろな種類の記事があることだと思います。ブログのアクセス数を上げるためにはテーマを絞れといわれるしそれは確かにそうでしょうが、このブログのように映画、旅、美女、社会問題、身辺雑記、その他といろいろなネタで記事を書いていると、何かの記事がヒットする可能性があるので、たとえば私の政治認識に賛成しない人でも美女や旅の記事は好きな人もいるかもしれないし(あんまりいないかもしれないけど、いたらごめんね)、そうでなくても映画ネタで読んでくれる人もいるかもしれないわけです。そう考えると、いろいろな種類の記事を書くというのも、そんなに悪くはないのかも。

このブログは、アクセスをあげるためには、美女のヌードまで出てくるブログですが(ただし、ヌードの記事のアクセスがそんなにいいわけではありません)、そういうセクハラなブログでも女性もふくめてお客さんがきてくれます。ただ、ある方が夫婦いっしょにこのブログを見ているといわれたとき、「え」と思いました。美女記事はともかく、ヌードの記事はさすがにカップルで見られるとはずかしいですね。むろんかまいませんが。もっとも未成年のヌードを掲載したところ、gooから警告がきたこともあります。けっきょく同じ女性の18歳を突破した時点でのヌード写真を拙ブログに掲載しました。私も執拗な男です。

このブログは映画と旅のブログを名乗っていますが、実際には何でもありのブログです。というわけで、映画と旅と美女と社会問題が大好きなあなたは、これからもこのブログをよろしくお願いします。現段階では、来年のなるべく早い時期での700万アクセスを実現したいと思っています。半年100万アクセスが一つのめどですので、可能なら7月中、わるくても8月までの突破を目標とします。

また、ここしばらくコメントへの返信をさぼっていて申し訳ございません。最近公私ともに忙しいのでちょっと休ませていただいています。が、まもなく再開します。それまではすいません。

どう見てもアジア人の血が入っているように見えない

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「新・午前十時の映画祭」の映画で、「慕情」があります。香港を舞台にして、ベルギーと中国の血を引く(原作。映画では英国と中国)女医ジェニファー・ジョーンズと新聞記者ウィリアム・ホールデンとの恋愛を描いた映画ですが・・・。

ジェニファー・ジョーンズ、どうみても純粋な白人に私には見えるぞ(笑)。

ちなみにホールデンとジョーンズは、同じく「新・午前十時の映画祭」の中の1本「タワーリング・インフェルノ」でも競演しています。もっともこちらでは、ジョーンズの相手はフレッド・アステアでした。アステアは、この映画でアカデミー助演男優賞にノミネートされています。「慕情」とは反対に、こちらではジョーンズのほうが亡くなり、ホールデンは生き残ります。

さて、007の栄えある第一作「ドクター・ノオ」(007は殺しの番号)では、悪役をジョゼフ・ワイズマンが演じています。この人も中国系の役ですが・・・。

うーん、やっぱり白人だよね、正直。

007つながりでいうと、ショーン・コネリーが「007は二度死ぬ」で日本人漁夫に扮したことがあります。うーん、やっぱり白人ですよね。これははじめから白人ですから上の話とはまた違いますが。

1960年代初めごろでは、アジア人のイメージなんてこのようなものだったのでしょう。「戦場にかける橋」のような映画ならともかく(あ、そういえばこの映画にもウィリアム・ホールデンは出演していますねえ)、ヒロインの女優やフィクションに徹した映画なら、アジア系の俳優を出す必要性がなかったのでしょう。

記事の趣旨とは違いますが、「戦場にかける橋」については、こちらで記事を書いています。興味のある方はお読みになってください。

以下参考までに。白人がご先祖にいるアジア人の方々。ブルース・リーはドイツ系の血が1/8あるとのこと。

強姦殺人で有名な大久保清は、1/4がロシア系です。彼の母親が、宿場に来たロシア人と日本人との子どもだそうです。

田中康夫はイタリア人の血が入っています。

観月ありさ にも白人の血が入っています。

では反対に、アジアン人の先祖がいる白人の人。

ピーター・バラカンは、母親がビルマ系だとのこと。日本人にはピンときにくいかもしれませんが、白人の人が見ると明らかにアジアの血を引いていることに気づくそうです。

キアヌ・リーヴスがアジアの血を受け継いでいるのはご存知の方も多いでしょう。

ジェーン・マーチもアジア系の系統をくんでいます。

ちなみにロシア人というのは、白人からみるとやはりアジアの雰囲気を感じるという話を聞いたことがあります。そういわれてみればそんな気もしますが、私は「そんな気も」しないではないという印象のみです。

あんまり書くとさしさわりがないでもないので、今日はこのあたりでやめておきます。

第23回参議院選挙の結果で感じたこと(渡辺美樹と太田房江はあまり票を取れなかった)

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参議院選挙の結果は、だいたい事前の世論調査どおりだったので「やっぱりね」という以上の感想もあんまりないんですが、ただいろいろ面白いところもあります。

たとえば

?やっぱり京都と高知は共産党が票をとる

なんてのは面白いですね。京都なんか比例で約18万2千票で、選挙区でもしばらくぶりに(98年の選挙以来)共産党候補が当選しましたものね。正直あんまり強そうな候補じゃなかったんで、「どうかなあ」と思っていたんですが、僅差ではありますが勝ちました。よかったですね。昔は、参議院は京都では自民党と共産党が2議席を分け合っていたくらいですが、そういう時代でもなくなってきて京都ですらも厳しい時代が続きましたが、今回はなんとか議席を取れました。蜷川さんが知事だった時代とは比べるべくもありませんが、いろいろ興味深いものがあります。

で、たぶん共産党も、候補者選出の時点では、今回の選挙も選挙区での議席獲得は厳しいという予想だったんじゃないんですかね。東京選挙区で勝った人も、どうみても強そうな人じゃないもんね。小池晃さんを選挙区から外して比例にまわしたのもそういうことでしょう。大阪の人はどうだか知りません。

で、inti-solさんもご指摘のように、共産党というと「組織票」というイメージがあろうかと思いますが、共産党のコアな支持層なんてのは激減・衰退の一途でしょうから、今回は共産党に「風」が吹いたんでしょうね。なにしろ、昨年12月の衆議院選挙の比例より150万票上積みされたのですから。これをどれくらい維持・あるいは伸ばすことができるかが共産党の試金石でしょう。

?維新は、大阪ではやはり強い

維新の比例票が、共産党より120万票多いというのは、昨年の総選挙より半減した(! 橋下の慰安婦関係の発言が致命的にまずかったのでしょう)とはいえ、大阪では選挙区、比例ともに、100万票を超える得票数ですから、まだ維新は大阪では別格の強さだということです。今後はいざ知らずですが、現段階では大阪府・大阪市の首長選挙では、維新の候補が勝つ可能性が高そうです。

で、維新の比例の個人票で、アントニオ猪木が30万票とっているのには(世の中だいたいそんなもんだとは思いながらも)「おいおい」です。いまさらあんな人を当選させなくったっていいと思うけどね。

それはそうと、自民党から比例代表で出馬した佐竹某という元格闘家の人は、ほとんど引っかかりもしない票数しかえられず落選です。このあたり、やはり文字通り役者が違うのでしょうか。

?社民党は、沖縄で救われた

私は選挙の際、比例をちょいちょい社民党に入れているんですが、今回は入れませんでした。正直、この選挙はついに議席獲得も無理かと思っていたら、なんとか1議席は確保しました。2010年の選挙より比例票が半減しているので(共産党にまわった票が少なくないと思います)、次回の参議院選挙は(出れば)福島瑞穂が出馬しますから、彼女の個人票で可能性があるかもしれませんが、次の次は、かなりやばそうですね。で、沖縄では社民党に比例票が大量に入っています。沖縄の大量投票がなければ社民党はぜんぜんだめだったでしょう。まさに沖縄の票で救われました。

?渡辺美樹と太田房江はあまり票を取れなかった

上の話より、私がいちばん興味を感じたのが(なにしろ関連する記事を書いたくらいで)これです。ワタミのトップである渡辺美樹の自民党比例代表区立候補では、いろいろ批判がありましたが、選挙の結果は104,175票でした。自民党当選者では、下から3番目です。

私は、彼が何票くらい記名で獲得するのかは見当もつきませんでしたが(今回の選挙での自民党の強さからして、当選はすると思いましたが)、比例当選者のうち下から3番目ですから、その知名度を考えれば高いとはいえませんね。むしろかなり低いと思います。

で、以下はすべて私の想像なので、正確かどうかについてはぜんぜん自信がないのですが、たぶん渡辺が立候補するということへの批判の意味をこめて(日本は、落選させたい候補者にマイナス票を投票する制度はありませんから)自民党に比例票をいれるのを控えた有権者の数はけっこう多かったんじゃないんですかね? それと渡辺への票を相殺したら、渡辺が得た票はかなり低いものになるんじゃないんですか。あるいはマイナスになるかも(笑)。いや、笑っている場合じゃないか。といいますか、私はたぶんマイナスだろうと(勝手に)考えています。

自民党がどういう思惑で渡辺を候補にすることを最終的に決定したか、その詳細はわかりませんが、こと比例票を稼ぐという観点からすると、たぶん渡辺の立候補は、マイナスでないとしてもそんなにプラスにはならなかったでしょうね。そうすると、自民党での渡辺の今後の立場はどんなもんですかね。ばかばかしくて、次の選挙には立候補しないか(あるいは途中で辞任する可能性もあるでしょう)、それはそれとしてなんとかやっていって再選をめざすか、私なりに注目していきたいと思います。

もう一人、私が「おや」と思ったのが、元大阪府知事である太田房江の最下位当選です。77,173票でした。 

彼女のHPか何かを見れば、なぜ彼女が今回の選挙に立候補したのかわかるのかもしれませんが、特にそれには興味がないので未確認です。ただ正直「なにをいまさら」という気はしましたが。

私は彼女が立候補すると知ったとき、「知名度が高いから当選するんだろうな」と考えて、その後特に興味関心もなかったのですが、当選者リストを見て彼女が最下位の当選なのには驚きました。彼女は組織立候補者でもなく新人ですからそのあたりは不利ですが、大阪の府知事だったのはそれなりの知名度です。でも実際は最下位のぎりぎり当選、しかもこれは自民党が大量の比例票を獲得したが故の当選であり、落選とまさに紙一重です。正直彼女が落選したら、私は部外者だからどうでもいいですが、ご当人やその関係者は文字通り目も当てられない屈辱でしょう。彼女も、少なくとも立候補する時は、正直自分が最下位当選なんて想像しなかったんじゃないんですかね? 太田なんて世間からすれば「過去の人」なのかもしれませんし(といいますか、私もそう思っていました)、いまさら彼女が議員になったところでどれくらいのことができるか疑問ですが、府知事3選出馬見送りに、やはりいろいろもやもやしたところがあるんでしょうか。彼女が再選を目指すかどうかはわかりませんが、今回の選挙の結果はたぶん彼女にはショックだったと思います。

渡辺や太田は組織選出候補ではありませんが、それとは別に、今回の選挙の結果からみると、自民党もやはり往年ほどの組織選挙は難しいですね。これもinti-solさんがご指摘の通り(上のリンクをご参照ください)、東京選挙区でも、自民党候補が2人とも当選しましたが、組織票を持っている候補より浮動票の候補のほうがずっと獲得票数が多い。今回自民党は、選挙でTPPについて参加を言明して選挙に臨みました。反対する農業団体系を無視しても選挙には勝てるとみなしての判断だし、それで実際勝ったわけですが、組織力は弱くなります。公明党のみが、組織選挙全開なのでしょうか。たぶんそうです。

というわけで、選挙の結果というのもいろいろ興味深いので、読者の皆さまもぜひご自分の興味関心のあるところをご自分なりに解析・分析してください。また、inti-solさんに感謝を申し上げます。

そう、あんまり非常識な話については、きっちりとした態度を取るべきだ

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bogus-simotukareさんからコメントをいただいて知ったのですが、日本政府がちょっと興味深い対応を取りましたね。コメントを引用します。

>拉致はもはや安倍にとってお荷物? (bogus-simotukare)2013-07-23 21:45:15http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013072301002274.html
『韓国紙の拉致報道は事実なし 日本政府が判断、家族に伝達』
政府は23日、ラオスから北朝鮮に送還された北朝鮮脱出住民(脱北者)の中に鳥取県米子市の拉致被害者松本京子さん=失踪当時(29)=とみられる女性の息子がいたとした今年5月の韓国紙報道は事実ではないと判断し、松本さんの家族に伝えた。

1)選挙前からおそらくわかっていたであろうに、言えなかったということと、
2)選挙後に言ったと言うことが興味深いですね。
選挙勝利後はもはや安倍一派にとって拉致は利用価値がないから「怪しい情報は怪しいから採用しません」と堂々言うことにしたんでしょう。
この調子で「特定失踪者も否定してくれれば」ありがたいんですが。

新聞記事を。

>韓国紙の拉致報道は事実なし 日本政府が判断、家族に伝達

2013年7月23日 21時28分

 政府は23日、ラオスから北朝鮮に送還された北朝鮮脱出住民(脱北者)の中に鳥取県米子市の拉致被害者松本京子さん=失踪当時(29)=とみられる女性の息子がいたとした今年5月の韓国紙報道は事実ではないと判断し、松本さんの家族に伝えた。

 政府は報道直後から調査を始め、韓国の拉致被害者支援団体などに問い合わせたが、報道を裏付ける情報が全く得られなかったため確認作業を打ち切った。

 古屋圭司拉致問題担当相は23日、内閣府で鳥取県の平井伸治知事と会い、調査結果を伝えた。

(共同)   bogus-simotukareさんのご指摘のように、あえて選挙後にこの発表をしたのでしょう。選挙への影響を嫌ったのでしょうが、実際には選挙前に話をしたところで影響などないか微々たるものでしょうが、一応そのようにしたのでしょう。

で、これは政府の言っていることが正しいだろうと私も思います。拉致被害者の子どもが平壌に生活しているなんて情報はいかにもガセっぽいし、政府が正式にそういう話をしたのだから、この報道が正しい可能性はきわめて低いと解釈して問題はないでしょう。

ていいますか、何回もbogus-simotukareさんや私がこのブログで指摘してるように、北朝鮮による拉致問題というのは、あまりに非常識な話がとなえられすぎています。北朝鮮の混乱状態に乗じて自衛隊による救出部隊を組織・出動しろとか、数十年前の反物売りの人間を北朝鮮拉致にこじつけたりとか(万万が一、億一、これが北朝鮮による工作活動だとしても、いまさらそんなことを解明するなんて空想次元で無理です)、北朝鮮がらみでなければ世間が相手にしないことでも、堂々意見が世間に問われている(あんまり相手にされているとは思いませんが)のだからお話にもなりません。

で、日本政府は、その一つについてともかく事実でないと家族に伝えたのです。これは大変よいことです。安倍は、自分が首相なら関係者に強く出られると考えてあえて強い態度に出る→巣食う会も家族会も、安倍にだったら(なぜか)文句を言わないから黙っている、ということかもしれません。それはそれで大変いいことだと思います。これは、巣食う会だけでなく、拉致家族にもいいでしょう。あんまりあてにならない話をえんえんたれ流されて、つまらん期待を持ちつづけていては人生損です。前記事にした特定失踪者(と称される行方不明者)のご家族も、巣食う会や特定失踪者調査会と縁を切られる決意をされて縁を切られました。それは大変つらい決断だったかもしれませんが、残念ながらどれだけ期待をしていても、行方不明者の方の消息がわかる可能性は低いと思います。気の毒ですが。

そういうわけで、「特定失踪者」についても、日本政府はそれなりにきっちりとした態度を取ってほしいですよね。今の段階で、日本政府が(安倍が首相であろうとも)特定失踪者について前向きな対応を取る可能性は低いでしょうが、日本政府としては、北朝鮮拉致案件と認めるのは難しいということをある程度きっちりと認識を示してもいいんじゃないんですかね。あんまり非常識な言論が世間に広まると、だまされたり迷惑したりする人が続出します。巣食う会の連中は、まさにそういう人たちです。   例によってbogus-simotukareさんに感謝いたします。

ただいまソウルにいる

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昨日の夜ソウルに旅立ちました。日曜帰国ですので忙しい旅ですが、本日はどこかへのエクスカーションを予定しています。というわけで、帰国後にまた旅行記を書きますので、乞うご期待。

桃のパフェをいただく

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桃は、私の好きな果物の一つです。桃は夏がシーズンなので季節商品としていろいろ出回ります。というわけで、例年私もこの季節に桃をいただきます。

こちらは、高野フルーツパーラーの桃のパフェです。新宿の高島屋に入っている店舗でいただきました。料金は1,365円です。この料金は、私には「!」ですが、でもいただきます。うまい。例年、桃の季節には、こちらのパフェをいただいています。

なお私はこの日、1人で桃のパフェをいただきましたが、私が店にいた時間、男性1人の客は私だけでした(笑)。カップル、家族連れも多くなく、ほとんど女性のみのグループ、あるいは女性の単独客でした。平日の昼間の入店だったせいだったかもしれません。それにしても女性たち、やはり金のありそうな人が多かったですね。一応断っておきますと、私は金はありません。

こちらは、某店で食べた600円の桃のパフェ。味は、正直高野フルーツパーラーのパフェの半分以下でした。ってことは、高野フルーツパーラーのパフェのほうがコストパフォーマンスがいいということですかね。専門店だけあって、さすがに高野のパフェはそれなりのお味でした。

写真はありませんが、デニーズなんかも桃のパフェを出しています。これも値段相応の味です。デニーズのデザートなら、ミニチョコサンデーのほうが私は好みです。

ところで桃は、けっこうアレルギーに引っかかりやすいようですね。桃を食べると口の中がぴりぴりする人がいて、これはアレルギー症状だそうです。ある女性も、どうもその症状があるらしいと私に語りました。私は現段階では、そのような症状はありません。

アレルギーの人はともかく、桃が好きなあなたは、ぜひ桃のデザートを楽しんでください。桃のタルトなんかもおいしそうです。

ソウルから帰国した

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なんとか(今回も)無事にソウルから帰国できました。帰国できなければ困りますし、韓国ではよほどのことがない限り日本人がひどいトラブルを受けることはないと思いますが(韓国では、中国とちがって日本人が襲われたという報道はまず目にしません)、ある程度落ち着いたら1日1記事くらいのペースでかんたんな旅行記をまた書きます。また今回もいろいろな食事を楽しんできました。乞うご期待。

勝者の表情と敗者の表情

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スポーツに限らず勝負ごとでは勝者と敗者というものが存在します。もっともたとえばオリンピックでも、銀メダルでも望外の喜び、という人も多々いますが、金メダルがぜったいの目標という人からすれば、銀メダルには大した価値はないということになります。

2010年バンクーバー五輪での、女子フィギュアスケート、フリーの演技後でのキスアンドクライにおける、キム・ヨナとコーチのブライアン・オーサーの表情です。

表情からして、2人とも勝利を確信していますね。下は、ヨナさんの演技終了後のオーサーです。これで金メダルはいただきだというところでしょう。

こちらは、同じ大会の同じくフリー演技終了後の浅田真央とコーチのタチアナ・タラソワ、彼女の助手の表情です。

3人とも表情がまったくさえませんね。金メダルはぜんぜん無理と考えているのがわかります。たぶんソチでも、ヨナさんと浅田真央は4年前と同じような表情になるのでしょう。

なお、写真はYouTubeの動画より。

インタビュー記事を翻訳するつもり

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先日しばらくぶりに自宅にある古い外国のファッション雑誌をちょっとあさってみました。すると、けっこう面白そうな記事がありましたので、ちょっと翻訳して読者の皆さまにも読んでいただこうかなと考えています。

記事は、具体的にはまた女優に関するインタビュー記事その他です。誰であるかは、記事を読んでいただいてのお楽しみにということで。1つはフランス語の雑誌です。英語はまだしもフランス語の翻訳は私には重荷なのですが、でもフランス語の勉強を兼ねていろいろやってみたいと思います。

それにしても女優のインタビューって訳すのは難しいですが、でも楽しいですね。やはり女優の語りを自分の好みで表現できるわけですからね。やはり面白いと思います。

なかなかこのブログでインタビューをたくさん翻訳するわけにもいかないですが、それでも定期的には翻訳をしていきたいと思います。

いままで、アニセー・アルヴィナのインタビュー記事、シャルロット・ゲンスブールのインタビュー記事、ジェーン・バーキンのインタビュー記事、メグ・ライアンの記事を翻訳しました。われながら無茶するなあというところですが、でも読者もそれなりに喜んでいただいているみたいだから、蛮勇をふるって翻訳するのも面白いかもしれません。

このブログの大きな柱は、主として白人を中心とする美女をご紹介することですから、こういった記事はけっこうはりきっちゃいます。私も正直で単純な人間です。

それにしてもブログってすごいですね。いろいろな人間がやっているから、実にさまざまなことが翻訳されたり紹介されたり採録されたりします。私が採録した薬師丸ひろ子と荻野目慶子の対談なんかも、たぶん地に埋もれていたものだと思うので、あれの採録もなかなか大変でしたが、貴重な時代の証言になったかなと(勝手に)考えます。雑誌のバックナンバーとかに興味深い記事がありましたら、これからも採録していく方針でいます。

硬めの記事から雑文エッセイ、美女の話、インタビューなどいろいろ必要以上にもりだくさんな拙ブログですが、これからも最大限読者の皆さまに楽しんでいただければと思いますので、これからもよろしくお願いします。

近い身内が亡くなった際に衝撃を感じる順番

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身内が亡くなった際に衝撃を感じる順番は、たぶん

子ども→配偶者→親

でないかと思います。もちろんそうでない場合もありましょうが、親がいて配偶者がいて子どもがいる人なら、だいたいこの順で衝撃を受けると思います。ではなぜそうなのかというと、たぶんいちばん大きな理由は、死に対する予測とその覚悟によるものでしょう。

つまり、親というのはある程度の年齢になれば、いやがおうでもその死というものを覚悟せざるをえません。私も、さすがにここ何年かは父の死というものをそれなりに考えました。そして現実に亡くなると、やはり覚悟をしていたせいもあり、衝撃そのものはさほど大きくはありませんでした。むしろボディブローではありませんが、重く精神に響いた、というものがあります。

そう考えると、やはり配偶者の死は、親の死よりもショックを受けやすいのでしょう。だいたいにおいて男と女では、男のほうが配偶者の死にダメージを受けるもののようです。その理由として、女のほうが男より精神がタフだからだと説明されますが、そしてそれは事実でしょうが、私はそういった生理的な問題以前として、死への心構えと覚悟の問題が大きいのではないかと考えます。一般に男と女では男のほうが平均寿命が短く、またカップルは平均して男のほうが年長ですから、そうすると男のほうが平均すればたいていの場合先に死ぬわけで、夫婦ともどもそれは認識していますが、夫のほうは奥さんが先に死ぬと予想に反しますから、大いに狼狽するわけです。

そう考えると、子どもの死に親が激しい衝撃を受けるのも当然でしょう。たいていの親は、自分より先に子どもが亡くなるとは予想していません。特にいまの先進国では、子どもが若くして死ぬことはそんなにない。ましてや日本は平和で衛生状態がよく治安もいいし交通事故などもさほど多くないから、不慮の死を遂げる可能性も他の先進国と比較しても相対的に高くない。例外的に(さまざまな理由で)お子さんを亡くした親御さんは気の毒です。

そういえば、私の高校の同級生(付き合いはありませんでした)が不慮の事故で意識不明の重体になったことがあります。私も見舞いに行きましたが、人工呼吸機につながれていて、彼の身内は泣きっぱなしでとてもいたたまれない気分になりました。今にしてみれば、たぶん脳死の状態だったのでしょう。まもなく彼は亡くなりました。

また私の従兄(父の妹の息子)も、(たぶん)心臓関係の病で急死しました。その母親に先立った死でしたから、父の妹はだいぶ嘆いていました。

しかしそういろいろ思索をめぐらすと、やはり平和というのは偉大ですね。戦後日本は戦争により大量に戦死するということがなくなったし、人間が長生きになったのも、医療そのものの発達ばかりでなく、社会インフラの整備や公衆衛生の改善が大きいわけです。上下水道ができれば寿命はのびます。感染症の死が激減するわけです。

余談が過ぎました。似たような話はきょうだいにもいえるわけで、私の父は兄がいて彼は生きています。くりかえし

「××ちゃん(父)が自分より先に逝くとは思わなかった」

と私に語りました。順番どおりというのもなんですが、ある程度年齢のいった世代になれば、自分の弟や妹が自分より先に死ぬのはあまりいい気持ちにはなりません。複雑な気分になるのは避けられないところです。

好きで死ぬわけではないのですから(自殺だって「好きで」死ぬわけでもないでしょう)どうにもならないわけですが、やはり親より先には死なないことも親孝行のひとつなのだと思います。

北京へ行くつもり

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私が中国で行ったことのある街というのは多くありません。香港とマカオ(ついでに台湾も)は除くとして、上海2回、広州1回、アモイ(コロンス島)1回、深セン数回というところです(あと郊外)。

深センに関しては、1泊したことはありますが、だいたいは駅前のビルで飲茶をいただくくらいです。近年急速に大きくなった都市ですので観光して楽しい街でもありませんが、あくまで中国入門というところですかね。ビジネス都市としての価値はまた別ですが。

中国というのは広いしまた言語も(事実上)いろいろちがうわけで、やはり幅広く旅をしないとなかなかその実質を味わうわけにはいきません。というわけで、とりあえず北京に行きたいと思います。

例によって、航空券を買って自分でホテルをアレンジするなり現地で出たとこ勝負で取るなりで個人旅行をします。私のようにわがままで気まぐれで他人に合わせるのが嫌いで苦手な人間にはやはりそのような旅行がいちばんあいます。当たり前ですが、仕事なら他人に合わせて我慢するのは仕方ないとして、自分の金で遊ぶのだから、その際はそれなりに自由でいたいわけです。

ツアーで外国に行くのは、2003年に行ったニューヨークが最後ですね。今の私は、航空券を買って自分でホテルを手配し、自分の好みで旅を組み立てるのが楽しみです。ただニューヨークはホテル代が極端に高いので、ツアーもありかも。ニューヨークのツアーというのも空港とホテル間の送迎とホテル代が組み込まれているだけのものですので、いわゆる昔ながらのツアーではありません。

北京は初めてですが、やはりいろいろ面白そうですから、充実した記事をお見せできるかなという自信はあります。とりあえず天安門に行って、毛沢東の遺体をみてこようかな。ホー・チ・ミンは自らを神格化されることを嫌い、遺言で自分の死体は焼けと指示しましたが、それは守られませんでした。毛はどう考えていたのかな。

ほかにもいろいろ行きたいところがありますので、めいいっぱい遊びたいと思います。読者からすれば「またそんなところ」という場所に行くかもしれません。

あと北京ダックは食べてきます。北京の北京ダックより香港のほうがうまいと(「地球の歩き方」の香港編に)書いてありましたが、上海の北京ダックもじゅうぶんおいしかったので、北京の北京ダックは上海よりはおいしいだろうと期待しています。

海外で食べた北京ダックは、台北で1回、上海で1回です。すると今回が3回目になるのかな。楽しみです。

あとは盧溝橋は見学してきます。そこもまた詳細にレポートするつもりですので乞うご期待。


国家基本問題研究所というのもどうかと思う組織だ

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bogus-simotukareさんの記事を読んでいて、また興味深い記事を知りました。国家基本問題研究所のHPにある次のコーナーです。

>書籍のご案内


【自著自賛】国民の憲法

国基研副理事長 田久保忠衛


この組織のHPを読んでいる人なら、このようなページを設置しなくても、内容への賛否はともかく(私のような、この組織に批判的な人間も読んでいます)、この本の存在と内容の趣旨くらいならたいてい理解しているんじゃないんですかね。それで興味を持てばたぶん手に取るなりしているでしょう。こんなコーナーをわざわざ設ける意味合いが低いように思うんですけど。つまりは、仲間内くらいしかこの本を相手にしてくれないということでしょう。それなりに話題になっていれば、いまさらこんなコーナーを設けてまで宣伝する必要もないでしょう。

そもそもこの本は産経新聞社の出版です。産経新聞の本というのは、たぶんあんまり取り次ぎなんかもいい顔はしないんじゃないんですかね? 文藝春秋とか小学館あたりほどの営業力もないでしょう。ほかの出版社が引き受けなかったのは、やはり内容に難があるのかもしれませんね。このあたりはなんともいえませんが。

その件と関連してですが、田久保はこんなことまで書いています(ていうか、愚痴をこぼしているというところでしょうか)。

>私は憲法がらみで、次の三点に異常を感じている。第一は、党首全員のテレビ討論で、各人が同じ持ち時間を与えられているせいか、改憲論は極く少数論であるかのような画面になってしまう。第二は、書店で憲法のコーナーには圧倒的に多数の護憲論が並び、改憲論が極く少ない。第三は、改憲の手続きを改めて国民が主権を行使し易くしようとする自民党の憲法第96条改正問題で反対論が賛成論を上回っている。世論調査の結果、国民の大多数が改憲賛成との結果が出ているにもかかわらず、それに逆行する3つの社会現象はどう説明したらいいのか。

最初の党首の話については政党の頭数だけでいえば、改憲に賛成する政党が多くないっていうことでしょう。2つ目は、つまりそれって、憲法に関する本を読むような人は護憲派が多く、実際売れるから書店も護憲の本を目立つように並べているというだけの話でしょうし、たぶん取次ぎもそのあたりを意識しているということでしょうし、改憲論の本は内容はともかく少なくとも出版点数、部数ともにあまりかんばしくないということであって、文句があるのなら売れる改憲の本を書いて出版しろという以上の話じゃないでしょう。3つ目は、すくなくとも現段階では国民は96条改正について賛成じゃないっていうだけの話じゃないの。もし田久保の話が正しければそういうことです。

ていうか、今の日本の憲法学者って、その多くは護憲派であり、あるいは改憲派であってもすくなくとも産経新聞や国家基本問題研究所や自民党の現改憲案には賛成じゃないでしょう(たとえば慶応大の小林節教授)。国家基本問題研究所や産経新聞に登場する憲法学者が百地章西修らばかりなのは、けっきょくのところ彼らくらいしか自分たちに賛同してくれる、あるいはブレーンにできる憲法学者がいないっていうことでしょう。そして百地も西も、憲法学会は論外、世間にだってぜんぜん影響力のある憲法学者じゃないしね(笑)。

ところで憲法学者の影響力というと、改憲派国会議員の雄(?)片山さつきが、東京大学法学部在学中における芦部信喜教授(当時。故人)との関係を自慢げに吹聴していましたね(笑)。芦部さんて護憲派憲法学者の第一人者であり、お前みたいな人間がそんなことうれしそうに話をしてどうするというものですが、芦部氏の影響力が没後も絶大であると同時に、まあ片山なんてその程度の人間なんでしょう。安倍晋三にいたっては、芦部のことすらろくに知らないようですから論外の極致です(wikipediaの芦部の記事参照)。

さてさて、安倍とか片山なんかどうでもいいですが、櫻井よしこがトップである「民間憲法臨調」なるものがありまして(つまり国家基本問題研究所と同じような組織です)、その役員・運営委員に大原康男の名があります(呆)。大原以外にも、「なんだ、こいつ」という人間がめだちますが。運営委員ていうことは、名前だけ貸しているのでなく、中心メンバーと解釈していいんでしょうね。それにしても大原って神道学者でしょう。そんな人間に憲法なんてお呼びじゃないでしょう(笑)。いくら彼の専攻が

>専門は宗教行政・政教問題

であっても(wikipediaより)、彼のような神道の当事者にこのような場で発言させては話がちがうってもんでしょう。

そもそも大原は、国家基本問題研究所の「理事」でして、これも変な話です。この組織は、その設立の趣旨に

>国家が直面する基本問題を見詰め直そうとの見地から、国家基本問題研究所(国基研・JINF)を設立いたしました。

うたっています。それなら、神道学者に限らず宗教学者はその任じゃないでしょう。キリスト教でも仏教でもイスラム教でも、その他さまざまな宗教の学者でも、それは役割がちがうというものです。bogus-simotukareさんはこの件について

>要するに「憲法の政教分離原則を思い切り弱めて首相の靖国参拝を可能にしよう」とか「女帝制度批判」とかそういう話で大原が出てくるんでしょうが。

と指摘されています。私もそう思いますが、憲法の政教分離についての議論をするのなら、憲法学者以外に宗教学者を呼ぶとすれば、基本的には宗教社会学者とかに意見を求めるしかありません。たくさんの宗教の中で神道学者のみ呼ぶというのもへんな話だし、ましてや狂信者といえる大原みたいな人物を呼ぶなんて常軌を逸しているの類でしょう。皇室典範についても神道学者の出る幕はありませんよね。もっともまともな宗教学者(神道学者をふくむ)なら、誘われてもばかばかしくてはじめからこんなものに参加はしないでしょうが。

あ、誤解を招きたくないのでお断りしておきます。私は神道学者を軽んじるとかそういう意図はありませんよ。ただ憲法を考える上で、意見を聞くというのでなく改憲案の主要スタッフに神道学者を入れるなんてのはどうかしているし、まともな神道学者ならそんなものは引き受けないんじゃないのと考えるわけです。

しかし何をいまさらの話ですが、政治シンクタンクを自称していて、大原みたいな人間を「理事」にする「国家基本問題研究所」ってひどいところだよね(苦笑)。このブログで前にも書いたように、「国家基本問題研究所」を検索サイトで調べると、上のほうで私の記事がヒットします。拙ブログ程度の読者数のサイトの記事が上で引っかかるというのは、つまりはこの組織が世間からあまり相手にされていないということでしょう、って自分で書くのもなんですが、そういうことだと思います。それは大変よいことですが、こういう非常識なことをしていればそれも当然でしょう。国家基本問題研究所がそういった非常識なところを改めるのならともかく、そうでなくてこの組織が世間に受け入れられるようになったら、これはけっこう怖いと思います。なお私個人は、現状その可能性は低いとは予想しています。まあ麻生太郎が問題発言をするにふさわしい組織ではあります(麻生のwikipediaの「問題視された発言とその批判」の2013年7月29日の発言を参照)。

今回もbogus-simotukareさんに感謝を申し上げます。あ、それから本はAmazonにはリンクしないのでご容赦ください。

世界陸上の美女たちを注目したい(1)

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2年に1回の「世界陸上」が10日からモスクワで開催されます。アスリート美女をまたごってり特集しますので、白人系のほっそりした美女が好きなあなたは乞うご期待。

本日ご紹介するのは、英国の中距離選手ハンナ・イングランド(Hannah England)です。彼女は2年前の世界陸上では2位になったものの、地元のロンドン五輪では予選落ちでした。決勝で活躍する彼女をぜひ応援したかったんですが…。

2009年トリノの室内大会での彼女。

2010年、英連邦大会での彼女。

2012年世界選手権での銀メダルを喜ぶ彼女。となりは英国陸上チームヘッドコーチ。

昨年1月、グラスゴーの大会での彼女。

オリンピックは残念でした。

今年2月、バーミンガムの室内の大会出の彼女。

下3枚は、今年7月14日バーミンガムの大会ににて。



容姿の美しさもさることながら、そのスタイルの良さは驚異ですね。このあたりは白人の女性ならではです。厳しい顔の写真も美しいですが、やはり笑顔がいいですね。

以下競技以外での写真。



いい成績を取れるかはなんともいえませんが、とりあえず彼女にはぜひがんばってほしいと思います。なお、こちらはハンナちゃんのツイッターですので、興味のある方はどうぞ。彼女の自己紹介を。

>Hi, I'm a 1500m runner, I live & train in beautiful Birmingham! 2011 World Silver medalist and 2012 Olympian. I like running around in circles.

安倍晋三は、自分の意思で07年首相在任時の靖国参拝を見送ったんだろ

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このブログで私はさんざん「右翼と産経新聞と自民党は安倍晋三に非常識に甘い」という話を書いてきました。これまたその一例。

島田洋一の記事より。

>安倍首相は、第一次政権のとき靖国神社に参拝できなかったのは「痛恨の極み」と繰り返し述べている。

つまり、当時靖国に行くなとアドバイスし、今もしているような人々に、外交の技術面ではともかく、日本の命運や名誉が掛かる問題で、信を置いてはならないということだろう。

馬鹿。「参拝できなかった」じゃないだろ、「参拝しなかった」だけだろ(笑)。

安倍晋三が07年夏に靖国神社に参拝しなかった理由は、つまりは参拝したら自分(たち)の立場が悪くなるということでしょう。そしてその考えは妥当でしょう。参拝をしていれば安倍と安倍内閣、自民党はダメージを受けたでしょう。その直前の参議院選挙で大敗したこともあり、それはごく当然の判断です。

アドバイスうんぬんと島田は書きますが、ブレーンの進言を受け入れたのは安倍です。ていうか、島田は安倍に(対外的なアピールとかでなくマジで)靖国に参拝すべきだと話をしたんですかね? したんだったら、島田という男も役に立たんプレーンです。こんな男をブレーンにしている安倍の見識の問題だけどね。

だいたい、こんなことは安倍をかばう必要すらない話でしかありません。安倍だって、「自分が靖国参拝しなかったのは、ブレーンの責任だ」なんて主張しちゃいないでしょう(苦笑)。いくら安倍だって、そんなお馬鹿な発言をするわけがない。いや、しているの? ご存知の方がいたら、ぜひ当方へご教示を。オフレコの場ならいざ知らず、公の場でそんなことを発言するなんてことはないと思いますが。

それにしても、こんなことにまで安倍をかばってほんとどうしようっていうんでしょうね(呆)。「ブレーンがどうしたこうした」なんて話をしたら、それは安倍が単に主体性のない男だというレベルの話でしかないでしょうにね。「ひいきのひきたおし」とはこのことです。だいたいこの間の菅直人氏の安倍への名誉毀損提訴だって、辻元清美に悪質な名誉毀損行為をした阿比留瑠比記者が産経紙上で東電の吉田氏の死にかこつけて執拗に菅氏を誹謗中傷したからそれが安倍にとんだんじゃないの? 迷惑な男です。まあ、あんなアホな誹謗中傷を、菅氏首相辞任後、自分の自民党総裁復帰後、12年衆議院選挙での自民党勝利後、自分の首相就任後も自分のHPにのせつづけた安倍が非常識で馬鹿なだけですけど。いくらでも削除するタイミングはあったわけだから。

ところで阿比留記者といえば、私がこちらの記事で指摘したように、安倍が07年靖国神社参拝を見送ったことについては見て見ぬふりをしています。何をいまさらながらどうしようもないクズです。でですよ、安倍について次のような記事が流れました。

>安倍首相:終戦記念日の靖国参拝見送りへ 中韓に配慮

毎日新聞 2013年07月25日 02時30分

 安倍晋三首相は8月15日の終戦記念日に靖国神社を参拝しない意向を固めた。複数の政府関係者が明らかにした。

 参院選で与党が圧勝し政権基盤を強化した首相は、領土や歴史認識問題などで悪化した中国、韓国との関係改善に取り組む方針で、両国とのあつれきがさらに広がらないよう配慮する。

 首相は2006〜07年の第1次安倍政権時代、靖国神社に参拝しなかった。このことを、昨年の自民党総裁選の際には、「痛恨の極み」と述べており、第2次政権での対応が注目されている。

 首相はこれまで、「国のために戦った方々に敬意と尊崇の念を表し、冥福を祈るのは当然だ。一方、そのこと自体が外交問題に発展する可能性がある中で、行く、行かないを申し上げるつもりはない」(21日のNHK番組)などと明言を避けてきた。

 首相周辺は「首相は賢明な判断をされるだろう。(政権の)先が短いなら別だが、3年間ある。思いを果たすときは来る」と指摘。別の政府関係者も「8月は参拝のタイミングではない」と語った。

 与党内にも、8月の参拝を自重するよう求める声が出ている。公明党の山口那津男代表は21日、テレビ朝日の番組で、「外交上、問題を起こしてきたテーマなので、賢明に対応することが大切だ。歴史の教訓は首相自身がよくご存じだ」と述べた。

 ただ、安倍内閣は参拝の判断を各閣僚に委ねており、閣僚が終戦記念日に参拝する可能性はある。また、首相は4月の春季例大祭で真榊(まさかき)の奉納にとどめたことから、首相の支持基盤の保守層からは10月17〜20日の秋季例大祭での参拝に期待が高まることも予想される。中韓両国は秋季例大祭での首相の参拝も警戒しており、関係改善は見通せていない。【鈴木美穂】

8月15日以降はどうなの、っていう疑問がうかびますが、この記事が正しければいくら

>(政権の)先が短いなら別だが、3年間ある。思いを果たすときは来る

という談話があっても、なかなか安倍の靖国参拝は難しいでしょうね。もちろん実際にどうするかは安倍次第です。というわけで、秋の例大祭その他は次の段階として、8月に安倍が靖国参拝をするかどうか興味深いですね。

そもそもだいたい

>参院選で与党が圧勝し政権基盤を強化した首相は、領土や歴史認識問題などで悪化した中国、韓国との関係改善に取り組む方針で、両国とのあつれきがさらに広がらないよう配慮する。

といったって、こんなの安倍がさんざん「靖国参拝」とかほざいたから中韓ともに態度が硬化したわけだし、それで「配慮」なんてマッチポンプ以外のなにものでもありませんが。それで安倍は、主観的には「おれは配慮しているのに」とか考えているわけですから、何をいまさらの馬鹿です。

そして安倍が参拝を見送ったら、右翼とか産経新聞(自民党は、現在安倍がトップですから議論しても仕方ありません)は見て見ぬふりをするか、そうでもなければ上の島田のような愚にもつかない詭弁を使ってでも安倍をかばうでのしょうね。こいつらがどんだけクズな態度をみせてくれるか実は私けっこう楽しみにしています。参拝したらしたで、これは中国などとのさらなる関係悪化につながりますから、これはこれで注視です。中国との関係が悪化したら、アベノミクスだってさらに厳しくなるんじゃないの思いますが、安倍を支持している人間は、あんまりこういう点を心配していないようで、これまた奇妙な話です。中国との関係があんまり悪くなったら、日本の経済状態が悪くなって、「産経新聞」や「SAPIO」なども定期購読者や広告収入が減るし、「国家基本問題研究所」の会員や協賛金のたぐいだって減少するんじゃないの。私が心配する話じゃないけどさ。

今回の記事はbogus-simotukareさんの記事を参考にしました。感謝を申し上げます。

世界陸上の美女たちを注目したい(2)

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本日は、ロシアのロングジャンプの選手、ダリア・クリシナ(Darya Igorevna Klishina)を。美女選手として世界的に評判の女性です。日本でも彼女に注目している人多し。オリンピック出場はかないませんでしたが、地元のモスクワで活躍してくれることでしょう。

 

 

競技中以外の写真が多いのは、ご容赦願います。

ところで先週土曜日にTBSであった世界陸上の番宣番組にも彼女は登場していて、わざわざ織田裕二がインタビューをしているくらいです。

さすが、普通の服を着ていてもきれいですね。下の写真のスカートのあたりはかなりきわどい。ねらったんでしょうけど。つまりTBSも彼女に大変な期待をしているということです。

というわけで、モスクワでの彼女の活躍を期待します。

安倍晋三について理解できれば、日本と日本人に対する理解がすすむと思う

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過日bogus-simotukareさんの「はてなハイク」の記事を読んで爆笑しました。

>安倍晋三
安倍を見てて誰かに似てると思ってたのだが今わかった。
「トンデモぶり」と「1回下野したはずなのにしつこく復活」ってあたりがイタリアのベルルスコーニに似てるんだ!。しかし安倍とその支持者的には「ベルルスコーニに似ている」ってのは褒め言葉なのかどうなのか?
by bogus-simotukare 2013/07/18 20:02:29

現状では、安倍はさすがにベルルスコーニ氏ほどひどい不祥事は起こしていない(菅氏への名誉毀損は相当なものですが)、ベルルスコーニ氏は数回復活しているが、安倍はまだ1回である、安倍はベルルスコーニ氏よりはるかに無能である、ってところでしょうか。

ていうか、じいさんや父親がいなければ絶対  首相なんかなれっこない安倍(はい、断言します。絶対なれません)と、中流家庭から大実業家になったベルルスコーニ氏なんて比較の対象にもならないわけで、それはベルルスコーニ氏に失礼にもほどがあるというものですが。

たぶん多くの日本人は、ベルルスコーニについて「なんであんなやつが長きにわたってイタリアで首相をつとめているんだ」と不審に感じていると思います。ていうか、日本以外の外国の人々もそう考えているでしょうし、イタリアでもベルルスコーニに批判的な人間は、たぶん(でなくて絶対)同じように感じているでしょう。しかし、ベルルスコーニは何回もイタリアで首相をつとめています。その理由はさまざまでしょうが、やはりイタリアという国とイタリア人に、彼の存在が妙にフィットするというかはまるところがあるのでしょう。ベルルスコーニが首相をつとめ続けたことでイタリアが総体としてプラスだったかといえばそうでもないでしょうが、そういった話とは別次元にベルルスコーニという人の存在はイタリア人に受け入れやすいものがあるのだと思います。

そう考えると、ベルルスコーニという人の存在は、その位置づけなどを理解することによってイタリアとイタリア人を理解することに大いに役立つと思います。私はそこまで研究する意思はありませんが、しかしやはりベルルスコーニという人には、少なくとも彼を程度の差はあれ支持しているイタリア人にとっては、いろいろな点で魅力があるのでしょう。そしてそのイタリア人の数は少なくないわけです。

で、私は、安倍晋三も日本人にとって同じような存在だと思います。たぶん安倍という男には、彼を支持している人たちには、なんとも言えず支持したくなる何かがあるのでしょう。

それにしても、よりによって安倍が返り咲きの首相になったんだからこれもすごい。たとえば同じ返り咲きでも吉田茂なんて、好き嫌いは別として優秀な人間であることは誰もが認めていることですが、安倍はねえ(苦笑)。歴代の首相の中でも最高レベルの馬鹿で無能でしょう。右翼にとって使い勝手がいいかどうかはともかく(現実の安倍だって、首相になればそう身軽には動けませんが)、あそこまでのクズに徹底的に甘く、それで安倍はそういったところに徹底的につけこみますからね。ほんと、クズを首相にするものです。

安倍晋三は馬鹿でクズで無能です。左に書いたことは、「安倍晋三は成蹊大学卒業である」とか「安倍晋三の奥さんは安倍昭恵である」、「安倍晋三は1954年生まれである」などというのと同じ次元の事実です。でも、右翼も産経新聞も自民党も、安倍晋三には極甘ですよね。私はかつて、安倍の復活なんてありえないと書きました。これは大外しでしたので私はしばらく「反省」して「謹慎」しましたが、つまりは私は、安倍という男に対する右翼とか産経新聞とか自民党の持つ期待を理解できなかったわけです。そんなもの理解なんかしたくもないという気もしますが、そういった感情的な意見はともかく(笑)、つまりは能力といったこととは別次元の期待を安倍はされているということでしょう。

そうこう考えていくと、やはり安倍晋三を理解することによって日本や日本人の理解が進むのだと思います。というわけで、これからも私なりに安倍晋三のことは研究していきますので、乞うご期待。

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