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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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やっぱり美女は得だ

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また美人ピアニストを紹介しましょう。

 

アリス=沙良・オットさんです。 彼女は1988年生まれ。父親がドイツ人で母親が日本人だそうです。 4歳のときにピアノを始め、5歳のときにはそれなりに弾けたとか。一種の天才なのかもしれませんね。 彼女はミュンヘン在住だそうですが、日本中を演奏しまわっているようです。あるいは、あなたが住んでいる街にも彼女のコンサートが開かれる日が来るかもしれません。 で、私の個人的な意見を。 美人って得ですね。 だって、美人というだけでいろいろな人が注目するし、ブログなんかも取り上げるからね。 でも彼女のリストの演奏はいいですよ。興味のある方はぜひ聞いてください。 実は、とあるコンサートホールで、私も彼女のサインをもらってしまいました。 握手はしませんでした。ピアニストに握手しちゃ悪いかなと思って。でも握手した人もいたな。こんどチャンスがあったら私もしてもらおうかな。 といいつつ、私も彼女の手を(ちょっぴり)さわっちゃったんだけどね。

 

 

 

 

 


なにをいまさらながら、あてにならんことを言う男だ

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過日

>拉致被害者に関する人権救済申立事件(要望)

なるもので、日弁連の要望書が出て、それが荒木和博のブログ

>日弁連が第2次人権救済申立について「拉致の疑いが極めて濃厚」と発表

と紹介されていました。

いくらなんでも日弁連が拉致の可能性濃厚という報告を出したというのは変なんじゃないのと思いまして、日弁連の報告書を見てみましたところ・・・

予想通りというか、日弁連はそのようなことは主張していませんね。「濃厚」だと主張しているのは申立人であって、日弁連のスタンスはあくまで

>これら目撃証言の内容は信用性が乏しいとまでは言い難いのであって

>排斥することはできない。

>北朝鮮国内で生存している可能性を否定することはできない。

>北朝鮮当局によって拉致された相当の疑いがあるというべきである。

というものです。こんなのを

>拉致の疑いが極めて濃厚

とまで書く荒木という男も、なにをいまさらながら、あてにならんでたらめばかりをほざく男です。日弁連は注意なり抗議なりをするべきじゃないの。荒木の書いていることは世間にあらぬ誤解を広めるものであり、かなり悪質なんじゃないんですか。もっともこの人物について多少なりとも知っていれば、彼がこのようなめちゃくちゃなことを言い出すというのは予想の範囲内です。こんなのは言うまでもなく誤解とかミスではなく、全部承知でやっているものです。ここまで公然としたデタラメを平然と主張する荒木もひどいものです。

しかし一読すればすぐデタラメとわかることを書いてしかもリンクまでしている荒木というのも、自分がデタラメな主張をしているということに対する恥ずかしさや後ろめたさみたいなものがないんですかね。あれば今みたいな言論活動はしていないでしょう。

それにしても、日弁連がこのような要望書を出したところで、警察その他があんまり一生懸命動いてくれるとも思いませんが、日弁連も会員の顔を立てる対応をするという部分もあるんですかね。詳細はわかりませんが。

bogus-simotukareさんの記事を参考にしました。感謝を申し上げます。

読者の皆様にご報告:いちおうパソコンが使えるようになりましたので、本日から通常の「ライプツィヒの夏」に戻ります。よろしくお願いします。

安倍晋三の態度にいらついている右翼はそれなりにいるようだ

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過日産経新聞にきわめて興味深い記事が掲載されました。お読みになった方も多いかと思いますが、とりあえず全文を(こちら魚拓)、こちら魚拓)、こちら魚拓)、こちら魚拓)、こちら魚拓))。

>河野洋平氏を提訴へ 「国民運動」談話撤回求める署名も3万超
2013.9.16 12:00

 慰安婦問題とは直接関係ないはずの米国に慰安婦の碑が建てられるなど、韓国・中国による慰安婦問題を題材とした日本バッシングが繰り広げられる中、今年7月に発足した「慰安婦の真実」国民運動(加瀬英明代表)が10日、参議院議員会館で記者会見し、騒動を泥沼化させた根源といえる「河野談話」の撤廃を求める署名3万867人分を同日、国に提出したことを報告。また近く河野洋平氏個人を提訴する考えも明らかにした。(溝上健良)

会見で、加瀬代表は「慰安婦問題をめぐっては、全世界で日本はぬぐいがたい深刻な汚名を着せられている。これはひとえに平成5年、河野官房長官が出した談話に発している」と、河野談話の罪深さに言及。続いて松木国俊幹事長がアピール文を読み上げた。問題の全体像と深刻度を確認するためにも、ここではその全文を紹介しておきたい。

「慰安婦の真実」に関する国民へのアピール

 いわゆる「従軍慰安婦」問題をめぐって、日本バッシングの風潮が世界的に広がっています。日本の慰安婦は代価を払わない「性奴隷」であったとか、「20世紀最大の人身売買事件」だったとか、ナチスのユダヤ人虐殺に匹敵するホロコーストだったとか、事実無根の途方もない言説がばらまかれています。アメリカの公共施設に朝鮮人慰安婦の像や碑が建てられ、地方議会の非難決議も行われています。韓国、中国、アメリカにロシアまで加わって日本批判を展開しています。

アメリカでの慰安婦問題は1990年代初頭から在米中国、韓国人のロビー活動で始まり、2007年にはアメリカ議会下院での日本非難決議がなされ、引き続いてオーストラリア、オランダ、フランス、EU、フィリピン、台湾と続き、今や日本はこの問題で、四面楚歌ともいうべき深刻な状況に置かれています。

 このような事態がもたらされた最大の原因は、日本政府が、何一つ証拠がなかったにもかかわらず、慰安婦の「強制連行」を認めたかのように読める「河野談話」を平成5年(1993年)に発表したことにあります。「河野談話」は、慰安婦の強制連行さえ認めれば事は収まるという韓国側の誘いに乗って、事実を曲げて政治的妥協をはかって作成された文書です。しかし、その結果は全く逆に、「河野談話」こそが強制連行の最大の証拠とされ、各国の日本非難決議の根拠となり、韓国人の妄言に見せかけの信憑性を与えることになったのです。

 あるアメリカの有識者は、「古今東西、軍隊と売春婦はつきものであり、それについて謝罪したのは有史以来日本政府だけである」と指摘しました。そして「そのような当たり前の事に謝罪したのは、本当はもっと悪いことをしていて、それを隠すためではないかとさえ勘ぐられている」と言います。日本を貶めようとする外国の謀略に乗せられ、国益を無視して安易に発した「河野談話」が、慰安婦問題で日本を苦境の縁に立たせた元凶なのです。

 日本国民がこのいわれのない屈辱に対して怒らないとしたら、それは日本国家の精神の死を意味します。私たちはどんなことがあってもこの汚名を私たちの子々孫々に負わせることはできません。

 今年7月、この問題を憂慮する個人・団体が集まり、私たちは〈「慰安婦の真実」国民運動〉を結成しました。今後は日本国内外の多くの同志と広く連携をとり「河野談話」の撤回運動を初めとする、日本の汚名をそそぐための様々な運動を展開していきます。

 国民の皆様には、我々の救国運動に深いご理解をいただき、深甚なるご支援を賜りますよう、心よりお願いいたします。

 平成25年9月10日 「慰安婦の真実」国民運動 代表 加瀬英明


国家への裏切り行為


 慰安婦問題がここまで反日勢力に利用されることになった元凶は、「韓国側の誘いに乗って、事実を曲げて政治的妥協をはかって作成された文書」である河野談話にある、というわけで、当然ながら出席者からは河野洋平氏に対する厳しい声が相次いだ。藤岡信勝幹事は「政治家としての国家に対する裏切り行為を、司法の場で問う意義はあるのではないか」として、河野洋平氏に対する民事訴訟を起こす考えを示した。

 河野談話氏をめぐっては、石川県在住の諸橋茂一氏がかつて、東京地検に河野氏を刑事告発したものの「時効」を理由に却下された経緯がある。今回は民事で責任を問う方針で準備が進められており、年内にも提訴できる見通しという。

 さらに国民運動としては慰安婦問題をあおってきた研究者との公開討論呼びかけも含め、講演会の開催や意見広告の掲載、全国に40以上ある「慰安婦決議」をした自治体への抗議といった活動を進めていく方針が示された。「なでしこアクション」の山本優美子代表は、慰安婦像が設置された米カリフォルニア州グレンデール市に住む日本人女性が肩身の狭い思いをしている現状を報告し、外務省の無策ぶりを告発した。

 それにしても、米ニューヨークの街路を「慰安婦通り」と命名しようとするなど、反日勢力の活動は尋常ではない。もしかして、日本のみならず米国に対しても「軍隊と性」の問題に向き合うよう促しているのかもしれない。それを止めるつもりはないが、その前に韓国は自らを省みる必要があるはずだ。その内容については『悪韓論』(室谷克実著、新潮新書)に詳しいのでここでは繰り返さない。あわせて『面白いけど笑えない中国の話』(竹田恒泰著、ビジネス社)、『日本人が知っておくべき「慰安婦」の真実』(SAPIO編集部編、小学館)もお勧めだ。

ジャーナリストの大高未貴氏は、慰安婦問題をあおっている“司令塔”は在米の中国勢力であることを指摘し、「おかげさまで中国・韓国の常軌を逸した嫌がらせによって、普通の日本人も『これはおかしい』と気づきはじめました。今こそ自虐史観から脱却するチャンスを中国・韓国から与えていただいたと感謝して、日本再生のために頑張っていきましょう」と訴えた。中国・韓国は図らずも、日本人の目を覚まさせようとしているのかもしれない。

 実は第1次安倍政権の平成19年3月、当時は社民党に所属していた辻元清美衆院議員の質問主意書に答えて、政府は「河野談話」に関連し「政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示す記述は見当たらなかった」とする答弁書を閣議決定している。閣議決定は官房長官談話よりも重いものであり、この時点で根拠が崩れた河野談話は空文化しているはずなのだが、いまだにその亡霊が猛威をふるっている。

国民運動では、この閣議決定の再確認や、河野談話の撤廃ないし新談話の発表などを、国や政治家に働きかけていくことにしている。反日勢力の悪質なデマを許さないためにも、その根拠となっている河野談話の「最終処分」が急務だろう。


読んでいて、加瀬らの、そしてこんなことを肯定的に報道する産経新聞のあまりのめちゃくちゃぶりにあきれかえりますが、しかしそもそも河野氏を提訴して何をどうしようって言うんですかね?

河野氏は個人の立場で談話を出したわけでなく、官房長官という政府高官の立場で談話を発表したわけで、河野氏個人をたとえば名誉毀損で訴えるなんてできるわけがないでしょう。日本政府を訴えるのならともかく(しかし、名誉を毀損されたのは誰なんでしょうか? 裁判を提訴する原告だとしたら、訴訟の要件にそぐわないんじゃない? 日本政府に行政訴訟を起こすというのも無理筋で難しそうですが)、裁判所だって訴訟の入口から相手にしないんじゃないの。あるいは名誉毀損でなくちがうことで裁判にするするのかもしれませんが(たとえば公金の不法支出とか)、どっちみち勝ち目にはありません。

ていうか、そんなことは万が一にも億が一にもありえませんが、かりに河野氏敗訴になったところで、それは日本政府とは直接関係ない話だから、河野談話破棄という目的には、なんの役にもたたないんですけど。河野氏へのいやがらせとしてならともかく、っていうより、たぶんそれが目的の一つですね。inti-solさんもご指摘のように、政治ショーにするんでしょう。

だいたいこんな裁判、誰が原告側の代理人になるんだよ(笑)。さすがに本人訴訟ではないでしょうから、誰かが代理人になるんでしょうが、まともな弁護士なら恥だから引き受けないでしょう。やっぱり極右の弁護士ですかね? 極右であっても、よほど非常識でなければ引き受けるのを躊躇するような案件でしょう。

しかし河野氏もお気の毒ですね、こんなクズな訴訟を起こされたら。新聞でここまでぶちあげたんですから、やっぱり裁判にするんでしょうねえ、きっと。最高裁まで(先方が)争うかどうか不明ですが、河野氏からすれば迷惑にもほどがあるというものです。あきれた連中です。

でですよ、この裁判は、けっきょくのところ「河野氏への提訴」という形を借りた、安倍晋三と現日本政府への異議申し立てだと私は思います。こんな裁判、勝ち目があると考える馬鹿はいない(いたらいたで、そんなやつは相手にする価値もない)。けっきょく一部極右が、安倍に対して「河野談話を破棄しろ」と求めているということでしょう。つまりは、一部右翼が、安倍はあてにならん、こちらでも積極的に動いて、安倍内閣でなにがなんでも河野談話破棄を実現させると考えての行動です。あれだけ安倍に甘い右翼がです。

しかし安倍にとっても迷惑な話だよね(苦笑)。安倍だって心情的にはともかく、この件で現状できることは少ないでしょう。いまさら「やはり河野談話は破棄する」というのは無理でしょう。もちろんこの男が迷惑するとか不快な思いをするとか挫折するとかは私にとって最高の喜びですから、右翼のおかげでこいつが迷惑するということは、私としては腹をかかえて笑っているというものですが、そういった私の個人的な見解はともかくとして、安倍にとっては最高レベルの迷惑、顔をつぶされる、っていうものでしょう。たとえばぶら下がり取材とかで記者からこの裁判について談話を求められたところで、適当に言葉を濁して逃げるしかないでしょう。そもそも安倍が河野談話を破棄していればこんな裁判は提訴されないんだから。つまりは右翼の側が、安倍のあいまいな態度にしびれを切らしたというか、もう我慢できないっていうことを表明したというところじゃないんですか。

たとえば、最近何かと話題の内閣法制局長官交代による(外交官を法制局長官に任命するというのもかなりむちゃくちゃですが)9条の集団的自衛権解釈変更だって、これってつまりは近々の改憲は困難であると安倍が認識しているっていうことですからね。9条改憲を熱望している人たちからすれば、それはきわめて生ぬるい手法ということになるでしょう。また靖国神社参拝も(予想通り)見送ったし。完全に自民党が勝った参議院選挙の直後に見送ったのだから、たぶん支持者からすれば相当な裏切りってことじゃないですか。あからさまな批判はしないまでも。

で、私が興味深いのは、これを加瀬英明みたいないかにも安倍を絶対支持していそうな男がこのような安倍の顔をつぶす行動をでて、そしてこれまた安倍絶対支持の立場の産経新聞がこれを大々的に報じたということです。なにしろ加瀬といえばwikipediaの記述を借りれば

>日本会議代表委員・東京都本部会長、「史実を世界に発信する会」の代表委員を務める。新しい歴史教科書をつくる会の賛同者でもあり、歴史論争、歴史教科書問題にも積極的にコミットしている。同会の分裂で、八木秀次らが設立した日本教育再生機構の代表委員となったが、一方で、つくる会の新たな教科書発行元として自らが役員を務める自由社をつくる会に紹介。2008年9月、同名の別会社・自由社の社長に就任し、つくる会支持を鮮明にした。

 とあるくらいで、本来なら安倍絶対支持のはずの男です。しかしそのような安倍に異常に甘い右翼ですら、安倍にいつまでも甘い顔はし続けられないくらいの認識でいるんじゃないんですか。おそらく現安倍政権下でないと(そしてたぶん今のタイミングでないと)日本政府が河野談話を破棄するのは不可能だというくらいの認識でいるんじゃないんですかね。私は、現段階では、どっちみちそれは不可能なところに来ていると思いますが、彼らも「不可能」とは言わずとも、現段階で何とかしないと非常に厳しいという認識でいるんでしょう。

それでですよ、やはり安倍に甘い右翼の典型である島田洋一の発言を見てみましょう。これもなかなか興味深いですよ。9月5日の彼のツイッターより。

>早く民主党を分裂させ、公明党に代わる保守的理念の補完集団を得るためにも、安倍首相には、憲法改正運動に乗り出してもらいたい。

 ツイッターですからもちろん短い記述ですが、島田の考えがいろいろ伺えますね。

>安倍首相には、憲法改正運動に乗り出してもらいたい。

つまり島田の認識としては、安倍は改憲にまともに動いていないということですね。私もそう考えます。

>早く民主党を分裂させ、公明党に代わる保守的理念の補完集団を得るためにも

現在自民党と公明党の連立与党は衆参両院ともに過半数を得ているわけだから、安倍を支持している島田がこんなことを主張するのも変な話です。つまりは、島田は自民党と公明党の現状は甘すぎる、他野党の極右議員をひっくるめて、「補完集団」を形成したいと考えているのでしょう。つまりbogus-simotukareさんの表現を借りれば

>島田が安倍や自民党を評価してれば「極右新党が出来れば」なんて夢みたいなことは言わないだろう。出来る保障はどこにもないし、仮に出来なくても「衆参両院で自民が過半数を抑えてる」以上、島田に今の自民や安倍に不満がなければ何の問題もないからだ。またそんな事はないだろうが「極右新党が安倍寄りも高い支持を得てしまったら」、安倍信者・島田の立場上困ったことにもなる。

 「今の安倍や自民」に不満を感じるからこそ「極右新党の夢」を語るわけだ。であるにもかかわらず島田が正面切って安倍批判しないのも実に面白いところだ。「安倍が好き」というより右翼の世界に「安倍批判できない同調圧力」でもあるのではなかろうか?

ということです。

おそらくこれからも右翼の主流は安倍をかばい続けるでしょうが、安倍の弱腰に我慢できなくなる右翼も確実に増え続けると私は思います。阿比留瑠比氏のような狂信者はともかく、その他の人たちの中には安倍に完全に失望する人も増え続けるだろうと思います。それに安倍はどう対応するんですかね。極右支持層を取るか自分の政権延命を取るかという選択になれば、安倍は絶対(笑)政権延命をねらうでしょうから、実質的には極右支持層を切り捨てる方向になるんですかね。いろいろポーズをとって支持をつなぎとめるという方針になるのでしょうか。けっきょくのところ、安倍というのは、右翼にとっても当てにならん男だということです。もちろん当てにならん方が、私みたいな人間にはずっといいんだけどね。

inti-solさんの記事とbogus-simotukareさんの記事の、上にリンクした島田の記事とこちらの記事を参考にしました。いつもながら感謝を申し上げます。

ははははは 私と同じことを当事者が語っているじゃないか

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過日知った新聞記事魚拓)を。

>自転車世界一周:「チベット問題知って」 リンポ・ヤクさん、毎日新聞中部本社を訪れ支援訴え /愛知

毎日新聞 2013年08月25日 地方版

 自転車で世界一周の旅を続け、チベットの厳しい現状を訴えているチベット出身のリンポ・ヤクさん(41)が24日、名古屋市中区の毎日新聞中部本社を訪れた。リンポ・ヤクさんは「広くチベット問題を知ってもらい、日本からの支援をお願いしたい」と話した。

 リンポ・ヤクさんはチベットのアムド地方出身。中国とネパール国境を行き来して商売していたが、チベット関連の書籍を扱っていたことから中国当局に警戒され、米国へ亡命した。2000年から米国でチベット問題をアピールするツーリングを始めた。今年、世界一周の旅に出て、約5カ月かけてヨーロッパ13カ国を回った後、今月13日に来日した。

 チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世が昨年11月、国会で講演した。リンポ・ヤクさんは、その際に自民党の安倍晋三総裁(現・首相)がチベット支援を約束したことを挙げ、「言葉だけでなくぜひ行動してほしい」と訴えた。25日に岡崎市で開かれる「100万人のキャンドルナイト」に参加する。【三木幸治】

私が笑っちゃったのが

>チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世が昨年11月、国会で講演した。リンポ・ヤクさんは、その際に自民党の安倍晋三総裁(現・首相)がチベット支援を約束したことを挙げ、「言葉だけでなくぜひ行動してほしい」と訴えた。

というくだり。つまり当事者だって、私と同じようなことを考えているってことですよね。当たり前なことだけど。

私は以前の記事

>安倍って中国の少数民族の人権問題についてあるていど何らかの発言をしたんですかね?

と指摘しました。で、この方は

>言葉だけでなくぜひ行動してほしい

とのことですが、安倍は言葉すら現在発していないんじゃないんですかね、この件では。

ていうか、安倍が口先だけの男だなんて私程度の人間だって指摘しているくらいで、何をいまさらこんなやつに期待するんだっていうくらいのものでしょう。それでチベット学者の石濱裕美子はこれを紹介したツイッターをリツイートしているそうなんですけど、なに考えているんですかね。それだったら安倍をきちんと批判しろよ(苦笑)。私とちがってあなたはチベット問題とそれなりに密接にかかわっているんだろ。

bogus-simotukareさんは

>無責任な立場だと「河野談話なんか撤回してやるよ」と吹いても首相になると「サーセン、踏襲します」が安倍ですから。他にも「尖閣に公務員常駐」「政府主催で竹島の日式典」とか吹きまくって全部反故にしましたし(いや、俺的には反故にしていいんですが)

 チベットの件だって同じですよ。チベット人ヤクさん及びその支持者(つうか長田氏と石濱)は何アホな期待してるのやら。どうせ安倍が今後も要請をガン無視しても「野党時代の発言を実行しろよ!。嘘つき」とか抗議できないんでしょうし哀れだねえ。

 つうかこのヤク発言だと首相就任から8ヶ月経つけど、チベット側が期待したことは何もやってないって事だよね。ダメじゃん、安倍。いかん、どうしても笑いすぎて腹筋が痛い。頼るべきでない人間(安倍)を今だに頼るというばかばかしさ。しかしこういう記事をツィートで紹介しながら石濱も長田氏も安倍批判ナッシングですか、やれやれ。

指摘されています。右翼が安倍に甘いっていうのは、戦略的な意味合いでわからんでもないんだけど、こういうチベットとかの関係の人まで見て見ぬふりをしているっていうのはどういうことなんですかね。これはこれで興味深いものです。

例によってbogus-simotukareさんに感謝します。

柔道が危険なスポーツなのではない、日本の柔道が危険なのだ

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日本において、学校体育で柔道ほどたくさんの死者が出ているスポーツはほかにありません。ボクシングなども危険なスポーツですが、なんだかんだいってもアマチュア、プロとも競技人口が多いとはいえない。しかし柔道は(だいぶ競技人口は減っているとはいえ)、中学にも普通に部があるスポーツです。そのようなスポーツで、部活動の枠内でこの30年弱で100人を優に超える中学生・高校生らが死亡しているというのはなんとも怖い話です。

いま私は

>部活動の枠内で

と書きました。一般の町道場での事故を入れればこの数ではすまないわけだし、死ななくても意識不明で寝たきりになっている(元)子どももいるわけで、これまたなんともとんでもない話です。

ところがですよ。こういった話はなかなかマスコミも記事にしないし、世間の動きも鈍いわけです。学校に暴漢が押し入って多数の児童が殺害、負傷される事件が起きたら、学校に「監視カメラ」がつけられたりしますが(正直、学校にこんなものを設置したところで、大阪教育大学付属池田小学校のような事件を防ぐのはほとんどできない相談だと私は思います)、学校内における柔道の死亡事故はなかなか世間にその実態も伝わらないし、行政その他動きも鈍すぎるくらい鈍い。

柔道事故


今回書評するのは、教育社会学を専攻する名古屋大学大学院准教授執筆による日本の学校体育における柔道事故の実態や、その対応、被害者家族の思い、識者へのインタビューなどをまとめた本です。本来このような本は、体育学の教員が執筆するのがいいのでしょうが、けっきょく著者のような立場の方が執筆するというのは、やはり業界と一歩はなれた立場の人間でないと難しいのかなと考えます。

この本を読んで驚いたのは、日本の2〜3倍の柔道競技人口があるとされるフランスで、子どもの柔道の事故がないという話です。統計からはみ出ている可能性もありますが、個人主義者のフランス人が、このような事件がもしあったとして、それを黙っていて世間から隠匿されるとも思えませんから、やっぱり日本の柔道関係の事故数は非常識に高いということです。柔道がさかんな国ではありませんが、米国でもそのような事故はないとのこと。ていうか、そういう事故があっては困ります。学校の部活動ごときでかわいい自分の息子や娘が死んだらお話にもなりません。しかしとくに柔道の場合、度を越えたしごきや理不尽な体罰(理不尽でない体罰というのがあるとも思いませんけどね)、人間性すらどうかと思うようなたぐいのことがやたらあります。実際部活動で柔道をする子どもたちは激減しています。子どもの絶対数の減少もありますが、2003年と2012年を比較すると、2012年は2003年の競技者数の7割とか6割というひどい数です。これは、柔道における死者の数の多さが世間で明らかになる以前からのトレンドですから、子どもたちばかりでなく保護者からしても「柔道はちょっと…」という考えがあるということじゃないですかね。そしてこの死者数を見れば、それが「偏見」とか「誤解」では済まされないということも十分理解できるというものです。

さすがに最近は、全日本柔道連盟などもこの件を重大視していて以前と比べるとだいぶまともな対応をするようになったようですが、ずいぶん遅いという気がします。以前某相撲部屋で新弟子が死んでしまうリンチ事件がありましたが、柔道界も子どもの命とかいうものにあまりに感心が低すぎたんじゃないんですかね。実際、柔道の一流選手の中にはめちゃくちゃな目にあった人が少なくない。以前私は、内柴正人を評して

>内柴はたしかにどうしようもない人間のクズでしょうが、そのクズぶりをさらに助長したのは、柔道関係者とその周辺じゃないかと思います。もちろん関係者みな「あいつがあそこまで馬鹿とは思わなかった」ということでしょうが、そういった甘い態度、見て見ぬふりをした態度が、あまりにひどい次元にまで彼を暴走させてしまいました。

すいません、内柴正人は1日にしてならず、だと思いますので、このような記事を書きました。

と書きました。実際、彼の人間性が破壊されたのは、もともとの素質の悪さ以外にも柔道界に長く身をおいたせいでもあるんじゃないんですか。内柴の性犯罪は論外ですが、女子ナショナルチーム選手に対する監督(本業は警視庁の警官というのもどうかですが)の暴言なども、女子であれなんだから男子においては推して知るべしのたぐいでしょう。園田氏だって、やっぱり柔道界の「常識」でだいぶ人間性が損なわれたんじゃないんですか。

そう考えると、本の後半に収録されているバルセロナ五輪銀メダリスト溝口紀子氏へのインタビューが興味深い。彼女は、柔道強豪校への推薦入学を断り一般の高校に入学したので、その報復でしょうか、立ち技では一本を取れなかったというのです。審判が取ってくれない。しごかなくても世界で戦える選手がでてきては都合が悪いというのです。彼女は大学も埼玉大学にすすんでいますので、つまり大学も強豪校ではない。そのような女性だからこそ柔道界にもの申せる部分もあるわけです。そして著者は指摘してませんが、たぶん彼女が柔道強豪の大学の教員ではないこともその理由でしょう。強豪大学の教員でしたら、なかなか全柔連にもの申すことは難しいのでは。

溝口氏の指摘ですと、柔道選手の進学→就職→(ことによったら)柔道界での幹部になるというコースによって、多くの柔道関係者が柔道のマイナス面に口を閉ざすことになるのだそうです。それはそうなわけで、逆にそのアンチテーゼとしての存在である溝口氏のような方が動いてくれればだいぶよいのではないかと思います。すくなくとも柔道界も、上村春樹氏がトップから辞任せざるを得ない状況にはなったわけですから。

溝口氏は、話題になった全柔連理事による女子選手への性的事件でも、表に立って告発しています。いやはや、頭が下がります。

では最後に、この本の中で印象に残ったくだりを引用して記事を終えます。何人かの柔道家が著者に語った言葉です。

>日本では試合で負けたらもちろん殴られるけど、勝ったとしても勝ち方が悪かったと殴られる(p.207)

やはりPCが故障すると不便だ

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毎年恒例の夏の旅から、9月1日の夜に帰国しました。そして自宅に帰ってのPCのスイッチをいれたところ、画面がでることなく故障しました。それからはかなりむりやり毎日更新してきましたが、やはりあまり記事の質は高いとは言えなかったと思います。私の記事は、写真や動画、引用、リンクが縦横ですので、スマートフォン(私が使っているのはiPhone)ではうまく更新できません。

で、いままではF社のPCを使っていたのですが、今回は(「世界遺産」のテレビのスポンサーをやっている)S社のPCにしようかと思いました。そうしたら、何がどうなってこうなったのかはいろいろあるのですが、いや、T社の方がいいのではという気になった後、けっきょくF社のPCを買いました。それでHDのデータをバックアップしようと思っていた我が家の旧PCも、あにはからんや復活しました。事情はわかりませんが、9月1日ごろが私の住んでいる街が異常に気温が高くなっていまして、それと同時にPCが動かなくなったのですが、あるていど暑さが落ち着いたらまた調子がよくなったようです。おかげで処分しないですみました。

しかしそうすると、そもそもこんなに長い間むりやりの更新をする必要はなかったなという気がします。作動するのなら、確認していればもっと早く通常のこのブログの体制にできたので、これは私の失敗です。

そういうわけで、やっとスムーズな更新ができるようになりました。またこのブログをよろしくお願いします。

アニセー・アルヴィナが亡くなって今日でもう7年

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同じことを何回も書きますと、私はイラン系フランス人女優アニセー・アルヴィナが好きです。だからこのブログをやっているのです。すべての記事は、アニセーの話をしたいがためにあります。

11月10日は、2006年に彼女が亡くなった日です。というわけで、今年も彼女の死を悼んで彼女の写真を特集します。

1978年ごろの雑誌から。

彼女は晩年までこの髪形でした。上の写真の髪型より、こちらのほうがずっと似合います。

 

「フレンズ」より。どう、美人でしょ?

「フレンズ」の、親戚のもとに身を寄せるシーン。

この写真ではちょっぴりしか映っていませんが、私彼女の着ている赤地に白い花柄のワンピースが大好きなんです。この服が似合う女性は、世界広しといえども彼女以外にいません。

すごい寂しそうな彼女の表情、最高です。

「続フレンズ」より。1973年ごろの彼女って、けっこうとんでもない美人だったように思います。

「快楽の漸進的横滑り」より。アラン・ロブ=グリエと彼女はこの作品と「危険な戯れ」で一緒に仕事をしました。

Un second souffle」では、ロバート・スタックと共演しました。監督のジェラール・ブランとは、95年の彼女の女優復帰作「Jusqu'au bout de la nuit」と2000年の「Ainsi soit-il 」でも一緒に仕事をしました(前者は俳優としても共演)。といいますか、アニセーの復帰自体がブランのすすめだったようです。ブランは、トリュフォーの「あこがれ」にも出演しています。残念ながらブランは2000年に亡くなったので、アニセーの女優復帰も止まってしまいました。

アニセー・アルヴィナについては、これからもこだわっていきたいと思います。

まあ、こんなもんかな(2013年11月9日の全米カレッジフットボールにおけるチアリーダーの写真付き)

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ラグビーのテストマッチ、スコットランド対日本戦が、スコットランドのラグビーの本場、マレーフィールドで戦われ、42-17の25点差で日本が破れました。記事より。

>日本 善戦…スコットランド相手に2トライ17点

スポニチアネックス 11月10日(日)7時0分配信 

 ラグビー日本代表は9日(日本時間同日深夜)、「リポビタンDツアー2013」で敵地でスコットランド代表と対戦し、17―42で敗れた。スコットランドラグビーの聖地と呼ばれるエディンバラのマレーフィールドで日本代表が試合を行うのは、91年以来22年ぶり3度目。今年6月のウェールズ撃破に続き、世界ランキング9位の格上相手に大金星を狙ったが、力及ばなかった。

  敗れはしたが、見せ場はつくった。後半6分、WTB広瀬(東芝)が大きくゲイン。ラックから左に展開し、最後は21歳のWTB福岡(筑波大)が日本に初トライをもたらした。さらに同11分にはFB五郎丸(ヤマハ発動機)がゴールライン3メートル手前まで独走し、サポートに走った福岡がフィニッシュ。2日のニュージーランド戦の終了間際、あと少しでトライを取り切れずに「あれをものにできる選手にならないといけない」と語っていた若きスピードスターが、敵地のファンをも魅了するランを連発した。

  秩父宮で戦ったニュージーランド戦は6―54で完敗。翌3日に渡英し、今ツアーではスコットランド戦を皮切りに15日間で4試合を戦う。ハードな日程にも岩淵健輔GMは「歴代の代表でも最もきつい日程、相手とやることになる。全ては(15年の)W杯を見越してのこと」と説明。来春のアジア予選を勝ち抜けば、本戦でもスコットランドと同じプールBに入ることは決定済み。後半は2度1点差に迫ったものの、最後は力負けした。それでも、2年後につながる足跡は残した。

  脳梗塞のため、東京都内の病院でリハビリ中のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチに吉報は届けられなかった。しかしジャパンに立ち止まっている時間はない。次戦は12日、イングランド最高峰リーグのプレミアシップに所属するグロスターと対戦。今度こそ強豪を叩きつぶし、エディーに白星を贈る。

私は、過日のオールブラックスとのテストマッチについて書いた記事で、

>日本は、まもなく欧州に遠征に出かけて、9日にスコットランドと戦います。この試合にすごい注目したいですね。スコットランドとどれだけ戦えるか、しかもアウェーでというのはものすごく興味があります。試合を見たら、また感想を書こうかなと。

と書き、さらにコメント欄で

>今回のスコットランドとのテストマッチは、私としては20点差くらいの負けならいいなと思います。勝つのはまだ難しいでしょうが、僅差の試合をできればですが、スコットランドでの試合でしかも気候も涼しいとなると、それなりには厳しい戦いになるでしょう。

と記しました。だいたい、私の考えとそんなに極端には違わない点差になりましたね。

私の考えた

>20点差くらいの負け

というのは、オールブラックスに50点差弱くらいの敗北なら、オールブラックスの選手の本気度と日本での試合というアドバンテージ、オールブラックスがベストメンバーでないことを考えれば、だいたい20点差くらいが現在スコットランドとはあるのではないかと(かなり適当に)予想しただけなのですが、結果的にはまあまあ正しい点差になりました。

負けは正直しょうがないですが、スコットランドは現在9位の世界ランキングとのこと。南半球の3強(ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア)に、アルゼンチン(アルゼンチンは、案外ラグビーの強い国です。かのチェ・ゲバラもラグビー選手でした)、ほかに北半球の強豪であるイングランド、フランス、ウェールズ、アイルランド…などを加えれば、8か国になるか。スコットランドに勝てなければやはり上には行けず、そうすると現段階の25点差というのもなかなか前途多難というべきか、それとも何とかここまで来たと解釈すべきか。たぶん後者でしょう。

点の入りやすいスポーツはだいたいにおいて番狂わせがすくないものであり(だからバスケットボールなんかもだいたい強いところが勝ちます)、そう考えるとやはり強豪に勝つためには力をつけないと無理という単純な真理を追究することになります。そうであれば、日本のラグビーも大変実力をつけてきたわけで、今後にたいへん期待したいものです。

さて、以下は上の記事とは何の関係もないのですが、2013年11月9日の、全米のカレッジフットボール(アメフトです)におけるチアリーダーの写真をお見せします。なぜこんな写真を持ち出すかというと、単に上のラグビーの写真を探して海外のサイトをあさっていたら、チアリーダーの特集を見つけただけで、他意はありません。なお、これらの写真を紹介する記事のキャプション

>One of the best things about college football is the cheerleaders. Catch photos of the girls on the sidelines cheering on their schools.

とあります。それは確かにそうかもしれません。ラグビーにチアリーディングはそぐわないもんね。

最初からすごい迫力のアングルと大きさです。コロラド州立大のチアリーダー。

ブリガムヤング大学のチアリーダー、ウイスコンシン州マディソンにて。

ネブラスカ・コーンハスカーズのチアリーダー、ミシガン州アンナーバーにて。

オクラホマ州立大学のチアリーダー、オクラホマ州スティルウォーターにて。

オーバーン大学のチアリーダー、テネシー州ノックスヴィルにて。

テキサス工科大学のチアリーダー、テキサス州リュボックにて。

正直私、この種の健全極まりないというか、健康的きわまりない笑顔いっぱいの女性たちってちょっと苦手なところがあるんですが、でもチアリーダーもなかなかいいですね。いままであんまり彼女らを取り上げたこともなかったんですが、これからは美女探求に積極的に取り上げたいと思います。


こういうのって、一体全体どうすればいいのか途方にくれる

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今日はほとんど記事の紹介です。

ストーカー殺人「負の連鎖」 妹失った兄は自問自答の日々…

産経新聞 10月30日(水)12時10分配信

「ピザを大量に注文されましたか?」

  福岡県内の大学の研究室で働く男性(42)に、宅配ピザ店から電話があったのは、平成23年の春。男性の名前で大量の注文が入ったというが、身に覚えがないので即座に断った。

  男性は、神奈川県逗子市で昨年11月、元交際相手の男=当時(40)=に刺殺された三好梨絵さん=同(33)=の兄。後日、梨絵さんに電話で顛末(てんまつ)を伝えると、「ごめんね。ストーカーのせいだ」と弱々しい声で何度も謝られた。

  梨絵さんは18年ごろから警察に男からの被害を相談し、兄も話を聞かされていたが、「ここまで深刻だとは思わなかった」。ピザの一件から間もなく、男は脅迫容疑で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。だが、保護観察中に梨絵さんを殺害して自殺し、真相は闇に葬られた。

  警察が介入しながら防げなかった悲劇に、兄は「どうしたら梨絵を救えたのか」と自問自答を繰り返した。刑法や犯罪学などの専門書を40〜50冊読み、ストーカー問題の専門家に尋ね、答えを求めてきた。

  「被害者を二度と出さないためには、警察の介入や厳罰だけではなく、加害者対策が必要では」。事件から1年を迎え、こう結論づけた。年内には専門家を交え、梨絵さんの事件を検証する研究会を立ち上げる。

  ◆米では強制入院も

 精神科医で、NPO法人「性障害専門医療センター」代表理事の福井裕輝氏(44)も加害者対策の必要性に同調。「警察の口頭・文書警告で、8割はストーカー行為をやめるが、残り2割は続ける。その中には治療でやめられる人も確実にいる」と指摘する。

  ストーカーが殺人や傷害などの凶悪犯罪に発展するのは、「自分がつきまとうのは相手のせい」という被害感情を持ち、相手に拒絶されても「受け入れられるはずだ」と自己中心的に考える性質があるからだという。

  福井氏はこうした加害者の特異な傾向を「ストーカー病」と名付け、認知療法でのアプローチが有効だとみている。認知療法は、思い込みと現実のギャップを認識させて、考え方を変えさせる手法。具体的にはカウンセリングで複雑に絡む感情を解きほぐし、エスカレートするストーカー行為に歯止めをかけるという。

  ただ、自ら治療を受ける加害者は限られる。対策が進む米国などでは、強制的に入院させる仕組みもある。福井氏は「強制入院とまではいかなくても、治療を受けない加害者に、どう対処するかを検討していく必要がある」と訴える。

  警察庁は加害者の更生に向けた対策を本格化させるため、来年度予算の概算要求に約1100万円を計上している。加害者のカウンセリング費に充て、“先進国”で現地調査を行う。

  ◆深刻化避けるには

 一方、専門家は、被害者にも被害を深刻化させないための自衛策を求める。

  ストーカー問題に取り組む調査会社「SP解決センター」(東京)は、インターネットの交流サイト「フェイスブック(FB)」や短文投稿サイト「ツイッター」、スマートフォンの無料通話アプリ「LINE(ライン)」を通じた被害の広がりに着目する。

  FBで「友達」だけに閲覧を制限しても、第三者を装う元交際相手を友達として閲覧を許可(承認)し、飲み会などの行動を把握されたケースもある。東京・三鷹の事件でも、池永チャールストーマス被告(21)=殺人などの罪で29日起訴=が女性になりすまし、ラインで鈴木沙彩(さあや)さん(18)の友人にメッセージを送っていた。

  常磐大学大学院の諸沢英道教授(被害者学)は「ストーカー対策は警察の意識改革に加え、加害者対策や被害者の啓発など、自治体や民間団体を巻き込み、社会全体で取り組む必要がある」と指摘している。

<ストーカー>事件前にカウンセリングを…研究会11月発足

毎日新聞 10月30日(水)7時13分配信

ストーカー事件の被害者遺族や専門家らが11月、殺人など重大事件にエスカレートすることを防ぐための対策を検討する研究会を発足させることが分かった。ストーカー対策でこうした横断的な試みは初めて。被害者保護だけでなく、精神科医などによる加害者側へのカウンセリングや治療法も研究し、「被害者も加害者も生まない社会」の実現を目指す。【神保圭作】

 ◇被害者遺族や専門家ら横断的試み

 発起人は、神奈川県逗子市のストーカー殺人事件で、妹の三好梨絵さん(当時33歳)を失った男性(42)=福岡県在住。梨絵さんの元交際相手の男は2011年6月、執拗(しつよう)に電子メールを送りつけたとして脅迫容疑で逮捕されていたが、その後もストーカー行為はやまず、梨絵さんは自宅で刺殺された。

  男性は事件後、「事前に何かできることがあったのでは」との思いに駆られ、ストーカー問題に詳しい専門家らを訪ね歩いた。再発防止に向けた意見を聞き、海外の事例や対策を調べた。米国やカナダでは、重大事件に至る前に加害者にカウンセリングなどを行うことに力を入れているが、日本では一部の民間組織の活動にとどまっている。

  その結果、女性をシェルターに避難させるなどの「対症療法」では被害を根絶できないと感じ、「加害者を生まない仕組みづくりが必要」と考えるようになったという。発足させる研究会には臨床心理士や犯罪心理学者らに参加を呼びかけ、一部からは内諾を得た。加害者側への医療的ケアや家族を含む周囲の対処法を研究し、国に対策を提言する方針だ。

  男性は「加害者側へのアプローチを充実させれば、事件を生み出す感情のゆがみを正せる可能性がある。東京都三鷹市で女子高校生が殺害された事件についても事前に対処できた可能性もある。社会として事件を防ぐ方法を考えたい」と話す。

いろいろな考えはあるでしょうが、本当にたちの悪い人間に当たった場合、一体何ができるのかという気がします。実際、逗子の事件では、犯人の男は女性を殺害した後自殺しています。たぶん犯人は、かなり早い時点で女性を殺して自分も自殺する気だったと思われるわけで、そうすると刑罰とかの抑止力もないか、ほとんど期待できないということになりそうです。三鷹の事件でも、犯人が自殺する気だったみたいな供述をしているという記事を読んだことがあります。もちろん本当にそう考えていたのかはわかりませんが、少なくともこのような犯罪をする人は、犯行時にはその犯罪に対する刑罰ということはあまり考えていなかったと思われます。考えていたらたぶんこのような犯罪はしないでしょう。三鷹の事件でも、犯人の男性はたぶんそうとう厳しい刑罰が科せられるわけですが、それはこの人物の犯行を抑止するには全く役に立たなかったわけです。

その極端な例が、これも世間で話題になった長崎のストーカー殺人事件です。事件の概要は−

>三重県桑名市の無職筒井郷太被告は、千葉県習志野市で同居していた女性(三女(当時23))が、家族によって西海市の実家に連れ戻されたと思い込み、家族を殺害して連れ戻そうと計画。2011年12月16日午後6時ごろ、西海市の実家の敷地内にある別宅に窓ガラスを割って侵入し、祖母(当時77)を包丁で刺殺。さらに午後6時20分ごろ、実家に侵入し、母(当時56)を包丁で刺殺し財布などを盗んだ。そして二人の死体を、母のワゴン車に押し込んで隠した。
 2011年9〜10月に習志野市内で女性の顔を殴るなどして約3週間のけがをさせたほか、2011年11〜12月、三女の姉弟や同僚ら8人に「お前は必ず殺す」などとメールを送って脅した。

 三女と筒井被告はインターネットの会員制交流サイトで2010年9月に知り合った。2011年5月から三女の住む習志野市のマンションで同居を始めたが、筒井被告は三女のメールを先にチェックする、勝手に家族や友人たちと連絡をとらせない、勤務中の出来事について10〜15分おきにメールや電話で報告させる、など厳しく束縛した。6月下旬以降、連絡や帰宅が遅れたといった理由で三女の頭や顔を殴る蹴る等の暴行を加えた。「俺から離れたら、絶対にお前の家族を殺す。先輩、友達も殺すし、みんな殺す」などと脅迫した。三女は逃げ出すことも、家族や警察に相談もできない被虐待女性症候群となった。そして三女は事実上の監禁状態にされた。
 2011年10月29日、三女の父親から相談を受けた長崎県警西海署が、千葉県習志野署に通報。30日、三女の部屋に長女、会社上司と習志野署員2人が突入。署員が筒井被告を傷害容疑で任意同行したが、「二度と近づかない」との誓約書を書かせて帰した。三女宅にはその後も筒井被告から電話があった。31日、父親が三女を西海市の自宅に連れて帰った。
 11月1日、父親は西海署に「傷害の被害届を出したい」と相談したが、「事件が起こった場所の警察署へ」と言われた。同日、習志野署は筒井被告に2回目の警告を行った。父親は4日、習志野署に「被害届を出したい」と電話をする。5日、西海署に「無言電話が続く」と相談した。8日、神族が習志野署に「三女の部屋に侵入の跡がある」と通報したが、同署は対応しなかった。13日頃から、筒井被告は三女の知人らに脅迫メールを送り続けた。21日、父親は西海署、習志野署に脅迫メールについて相談。両署とも「被害者の居住地の警察署に相談を」と言うのみであった。そこで父親は桑名署に脅迫メールを伝え「筒井の実家巡回を」と要求。同署は「西海、習志野署に確認する」と回答したものの、その後連絡はなかった。いずれの署もメール内容を詳しく確認しなかった。
 12月1日、三女が習志野署に「被害届を出したい」と電話し、生活安全課は「いつでもいい」と回答した。そこで6日、父親と三女が習志野署で傷害の被害届を出そうとしたが、応対した刑事課の係長は別事件の対応を理由に「被害届の提出は一週間待ってほしい」と伝え、捜査を始めなかった。その理由は、12月8日から10日まで、生活安全課長を班長とする当直勤務のグループ単位で行う北海道への慰安旅行に参加するためだった。他メンバーは刑事課の係長を含む4人、生活安全課、地域課、交通課から2人、警備課の1人で合計12人だった。
 7日、三女の知人が脅迫メールについて県警に相談をしている。8日、桑名市の実家に戻っていた筒井被告は家を飛び出し、翌9日、未明から三女宅のチャイムを鳴らしたりベランダを叩いたりした。父親は習志野署に通報したが、警察官は「顔を確認したのか」「逮捕はできない」と言って帰った。その後、女性の自宅に筒井被告の両親が来て「(息子を)早く逮捕してほしい」と訴え、女性の父親が署に連絡した。刑事課員が「逮捕状が出ていない。現行犯でない限り困難」と説明した後、筒井被告らしき男を自宅前で発見。追跡するも見逃した。刑事課長は筒井被告を電話で呼び出し署で事情を聴くが、暴行を否認。逮捕を検討したが、捜査を先送りして三女への事情聴取が始まっておらず不可能と判断。生安課へ引き継いだ。生安課係長は女性宅周辺を徘徊した人物を筒井被告と確認できず、ストーカー規制法による検挙も断念。警告だけで済ませ、迎えに来た筒井被告の両親に連れ帰るよう指示した。
 12日、習志野署は三女と父親から事情聴取を始めた。14日、習志野署はようやく被害届を受理した。同日夜、桑名市の実家に戻っていた筒井被告は、父親を殴り、母親の携帯電話を奪って家出した。筒井被告の父親が「息子に殴られた」と119番。署員が駆け付けた際には筒井被告の所在は不明となった。なお筒井被告の両親もこれまでに計3回、相談したり通報している。筒井被告は金を持って、長崎に向かっていた。三重県警から連絡を受けた千葉県警は三女の安全を確かめたが、長崎県警には筒井被告の動きを伝えていなかった。
 16日の事件当日、三女と父親は長女とともに東京にいた。午後9時ごろ、学校から帰宅した次男が、室内が荒らされている状況を知り、ワゴン車の荷台から2人の死体を発見した。
 家族らの説明から筒井被告が浮上。捜査員が17日午前9時20分頃、長崎市内のホテルにいた筒井被告に任意同行を求め、事情聴取し、同日、殺人、住居侵入容疑で逮捕した。この日、千葉県警は傷害容疑で筒井被告の逮捕状を取っていた。
 2012年1月、筒井被告を鑑定留置。4月24日、鑑定が終了し、26日に殺人、住居侵入、窃盗の罪で筒井被告を起訴。5月1日、長崎県警が傷害容疑で筒井被告を再逮捕。21日、脅迫容疑で筒井被告を再逮捕した。

この事件は、1審死刑です。私は死刑反対論者なので死刑に賛成はしませんが、しかしこの事件は死刑判決になるだろうと考えます。誰もが「ここまでしなくてもいいじゃないか」と思うでしょうし私もそう思いますが、しかし実行されたのだからこれまたどうしようもありません。つまりは予想される死刑判決は、これまたこの人の犯行を抑止するに至らなかったわけです。

こういう損得でない行動というのは非常に怖いですね。やれば非常に厳しい刑罰が待ち構えているのに、犯罪をおこなう。誰も好きで被害者になるわけではないし、またそこまでひどい目に遭うような落ち度があるわけではもちろんない。人間どんな落ち度があろうと、殺されるほどのことはそうそうめったにはないでしょう。そんなものには誰って遭遇したくありませんが、たぶん可能性の問題で、誰かは被害にあう。上の記事で

>東京都三鷹市で女子高校生が殺害された事件についても事前に対処できた可能性もある。

とありますが、この件で対処できたかどうかは私は判断できませんが(たぶん実際には極めて難しいと思います)、どうにもならない案件も確実にあります。そうならないためには、それこそ家族離散で引越しするなんてことすらせざるを得ないかもしれません。勤め先も特定されないように転職するとか、海外に逃げるとか、そんなことしていたら人生めちゃくちゃですが、しかし身を隠さないと最悪殺されかねません。警察が逮捕したって、よほどの重罪を犯さない限り執行猶予判決、あるいはしばらく刑務所にいるだけです。出所したら…。

inti-solさんは、私が投じたコメントの返し

>犯罪を犯したらどういう刑罰ということを冷静に判断できるなら、こういう種類の犯罪を犯す人はいないはずですが、世の中そういう冷静な判断を常に維持できる人ばかりではないところが問題です。

>何とかそうならないための対策は講じたいものです。

とおっしゃっています。しかし何らかの対策はあるんでしょうか…。上の「注意点」は、最初の記事の画像ですが、書いてあることはすべてお説ごもっともですが、最終的には上の話を全部守っていても、だめなときは絶対だめでしょう。残念ながら。

面白そうな本を見つけた

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昨日(11月12日)書店で本をあさっていたら、興味深い本を見つけました。

統合失調症の責任能力 なぜ罪が軽くなるのか

著者の岡江晃氏は、精神科医で、刑事被告人の精神鑑定も担当していました。著名な事件では、大阪教育大学付属池田小学校での大量殺人事件の犯人の精神鑑定も担当しました。で、今年岡江氏はその時の精神鑑定についての書籍を発表しており、私も記事を書いています。

興味深い本が出版される

この記事で私は、

>たぶん読んでいてそうとうストレスがたまる本だと思うので感想を書ける自信がありませんが、書けたら記事にします。

私は、犯罪被害者遺族を批判することもあり、その点でいろいろ批判も受けています。そういったことをかんがみても、やはりこの重大事件の犯人の論理というか思考様式というのは知っておきたいと感じています。

と書いています。私が上の記事を書いたのが、今年の5月19日(実際の執筆はその前日)ですから、ちょうど半年ですが、今にいたるまで私はこの本の感想を書けません。正直なかなかそれは難しいというのが本音です。

しかし私が、この本を書店で見て「おや」と思ったのは、著者のことを知っていてその本をすでに読んでいたためだけではありません。著者がつい最近亡くなったことを知っていたからです。訃報を。日経新聞から。

>岡江晃氏が死去 元京都府立洛南病院長
2013/10/29 21:32

  岡江 晃氏(おかえ・あきら=元京都府立洛南病院長)28日、へんとう腺がんのため死去、67歳。告別式は30日午後1時から京都市東山区五条橋東3の390の中央ブライトホール。喪主は長男、寛明氏。

 2001年6月の大阪教育大付属池田小の校内児童殺傷事件で宅間守元死刑囚(04年執行)の精神鑑定を担当した。

私は岡江氏の訃報を知った時、ああ、氏はいわば遺書のような意味合いであの本を出版したのだなと思いました。病名からして、たぶん氏は、自分に残されている時間がさほど長くないことを意識されていたのでしょう。そう考えると、ちょっと(いや、かなり)複雑な気持ちになりました。

それで、この本の出版を昨日知りました。著者紹介を読んでも、著者がすでに故人であることは(当然ながら)書かれていませんでした。奥付は確認しませんでしたが、Amazonによると本の出版は11月9日付ですから、私の勝手な想像では、岡江氏は、この本が出版されるころにはご自分はこの世の人ではないことも覚悟されていたのかもしれません。全く話は違いますが、かのマルコムXも、自伝の出版まで自分は生きてはいないだろうと覚悟していました(これは自伝に出てきます)。

ちょっと本を開いてみたところ、「ですます」体の文章でした。前著も、鑑定部分以外のところはそうでした。たぶん氏は、まさに一般読者のために最後のメッセージをこの本にまとめたのでしょう。Amazonから、内容の紹介を引用します。

>内容紹介

91人の被告人と対面した精神鑑定医(著者)が、精神障害者の犯罪に切り込んだ衝撃作! 取材殺到の話題作『宅間守 精神鑑定書』の著者による第二弾。 精神障害とりわけ統合失調症(精神分裂症)に対して厳罰化を求める風潮、そして裁判員制度のスタート。 鑑定事例を詳細に引きながら、「責任能力あり・なしの境界線」を世に問う。 〈本書収載の鑑定事例〉 [事例1]車で通勤途上の人たちを次々とはねて多数を殺傷 [事例2]父親を包丁で刺して重傷を負わせ、止めに入った母を刺殺 [事例3]長年各地を放浪したホームレスがコンビニで焼酎などを万引き   >著者は、宅間守元死刑囚をはじめ91件の精神鑑定を行ってきた。精神障害を負った被告に対して厳罰化を求める風潮、そして裁判員制度のスタート。精神障害を負っていても罪をつぐなうべきなの?鑑定事例を詳細に引きながら、「責任能力ある・なしの境界線」に切り込んだ問題作。   これは面白そうですね。さっそく読んでみたいと思います。読んで記事を書けたら記事を書きます。書けなかったら書きません。すいません。   私が特に興味のあるのは   >精神障害とりわけ統合失調症(精神分裂症)に対して厳罰化を求める風潮   ですね。このブログでも、かつて(おそらく)統合失調症を患っている方の記事を引用した記事を発表したことがあります。統合失調症患者が必ずしも犯罪発生率が高いというわけでもないようですが、しかし専門家のお考えをいろいろ学べればです。   最後に、岡江晃氏のご冥福を祈ってこの記事を終えます。

こんなことを言われたら、皇室だって迷惑だろう

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過日の記事で私は、河野洋平氏を提訴する動きの中で、提訴した場合誰がこんなめちゃくちゃな裁判の代理人になるんだよと指摘しました。常識的に考えて、このような裁判の代理人になる弁護士というのは、常軌を逸した極右の弁護士か(ふつうの右翼の弁護士なら、馬鹿馬鹿しすぎてこんな裁判にかかわりません)、あるいは政治活動として割り切っている弁護士のどちらかでしょう。そうでなければ非常識すぎて相手にしないでしょう。

たとえば過日在特会側が敗訴した京都での朝鮮学校のトラブルで被告(在特会側)の代理人をつとめた徳永信一弁護士なんかはこのような裁判の代理人になる可能性はあるでしょう。また歴史修正主義裁判でなにかと代理人になっている高池勝彦弁護士も、彼は国家基本問題研究所の理事を務めているくらいの人物なので、引き受けるかもです。

で、ほかにもその代理人になる可能性のありそうな弁護士を知りました。検事出身者です。ただ、この人の場合、よくテレビに出てくるような数年検察庁勤務しただけのヤメ検でなく、検事正まで勤めあげた人というのがなんとも(笑)。

その弁護士のお名前は、尾崎幸廣弁護士です。なにしろ、のようななかなか気合の入った歴史修正主義者です。

>第11回台湾セミナー 尾崎幸廣弁護士と反町佳生氏を講師に9月28日に開催! : 日本李登輝友の会

投稿日:2013年9月18日  

 日本の台湾統治を差別と弾圧だとして放映した平成21(2009)年4月5日のNHK「JAPANデビュー・アジアの“一等国”」は出演者からも批判され、1万人以上が原告となって裁判を起こした。裁判は控訴審の審理を終え11月に判決が下される。高池勝彦弁護団長とともに、当初から弁護団の中心として担当してきた尾崎幸廣弁護士に裁判の争点や問題点についてお話しいただく。

1審で完敗したじゃん。「裁判は控訴審の審理を終え11月に判決が下される。」って、控訴審で逆転がねらえるような訴訟じゃないでしょう。

高池もこんな歴史修正主義の裁判やって、ほんとどうしようもないクズですが、尾崎もねえ、あんたヤメ検だろ、こんな裁判専門外であんまり詳しくねえんじゃないのと思いますが、本気の人なんでしょうね。それもどうかです。

で、上の記事からの尾崎弁護士のプロフィールを読むと…。

>尾崎幸廣(おざき・ゆきひろ) 昭和23(1948)年、福井県福井市生まれ。京大法学部卒業。同47年、旧防衛庁入庁。経理局会計課勤務。同51年に検事となり、連続企業爆破事件などに携わり、平成3年から6年まで公安調査庁審理課長。同18年、釧路地方検察庁検事正を最後に退官。それ以後、弁護士。弁護団の一員としてNHK・JAPANデビュー裁判やNHK受信・契約裁判に臨む。本会理事、メディア報道研究政策センター理事。

いわゆる公安系の検事のようですね。出世街道まっしぐらのエリート検事とまでは言えないでしょうが、それでもマイナー地検とはいえ地検の検事正までなったのだから、大したものです。なにはともあれ、役所人生を全うしたお方がこんな非常識な極右の裁判の代理人なんかになりますかねえ。上にも書いたけど、この人刑事法には詳しいでしょけど、

>弁護団の一員としてNHK・JAPANデビュー裁判やNHK受信・契約裁判

というのは、失礼ながら弁護士ではあっても専門外で、民事中心の若手弁護士の力にも遠く及ばないんじゃないんですかね。まあ勝つための裁判でなく政治ショーのための裁判でしょうから、勝ち負けなんかどうでもいいんでしょうが。おまけに李登輝友の会の

>本会理事

とあるから、実質政治活動家、極右活動家のたぐいじゃないですかね。まともな人間ならさすがに極右活動家にはならないでしょうが、あるいは検察内部でも問題人物だったのかも。それとも偽装していたのか(笑)。

それでこの人物のWikipediaの記述もすごいですよ。短いものですが、かなりすさまじいものがあります。

>福井県生まれ。京都大学法学部卒業。1972年防衛庁入庁、1976年検事に任官 2006年、釧路地検検事正を最後に退官。弁護士になり菊水法律事務所を開業。事務所の名称は楠正成を意識したものである。

維新政党・新風党本部監査役。NHKの番組NHKスペシャル シリーズ 「JAPANデビュー」#「JAPANデビュー」第1回放送に対して日本文化チャンネル桜が音頭をとって起こした裁判およびそこから副次的に派生した名誉既存裁判でチャンネル桜側弁護人を務める。神世界事件では神世界側の代理人を務めるとともに自ら積極的に神世界の機関紙にも寄稿している。

>検事時代は左翼勢力を検挙する思想検事になること目標としていたが実現しなかった、本多勝一や大江健三郎は起訴されて当然であると述べている。國民新聞平成20年春1、2月合併号[1]

本多勝一氏や大江健三郎氏のくだりなんて正気かよ、というレベルですが、現実問題として、この人が担当検事、次席、検事正であれば、仮に告訴があっても起訴なんかしはしないでしょう。そこで起訴していれば、この人だって検事正なんかなれるわけがない。何を愚にもつかない大言壮語をしているんだか。

それにしても公安関係の検察官を務めてきた人物が、霊感商法詐欺をしている団体の代理人を務めていたって、いったいどういう非常識さというか脇の甘さなんでしょうか(神世界事件)。どうしようもないクズです。

それで、こちらの記事を参照してください。

>神世界新聞 第3号(2009.12.1発行)を見て

 神世界新聞は第2号までが発行された段階でこのサイトでもその内容を紹介した。当サイトで神世界新聞の陳腐さについて散々酷評したので、神世界側も恥ずかしくなって第3号の発行は見合わせるかと思っていたが、なんと性懲りもなく第3号を発行したようだ(下記)。いつの間にか前回と同じく、「御霊光はすばらしい」というHPに第3号がアップされていた。
  第3号の内容は相変わらずバカバカしい内容でしかないが、特筆すべき点が一つある。それは弁護士が実名で神書について感想を述べている点だ。 

神世界新聞第3号に掲載された、尾崎幸廣弁護士の神書評

神書を読んでまず感じるのは、偽善的な要素が全くなく、率直明朗ということである。古事記の読後感に似ている。神世界の活動に批判的な人は、その内容が不合理だとか非科学的だとか盛んに攻撃するが、そのようなことを言えば、聖書もコーランも仏典も科学的には証明できない内容に満ちているのであり、現代の科学を越えたところに宗教が成立するのである。
  神書は、無理な修行や実行不可能な戒律を不必要とし、ただ、御霊光により、健康、財産、人間関係が好転するのを体験することを勧めている。もし、効果がないと思ったら止めればよいとし、執拗なところがない。聖書を読むたびに我が身の至らなさを感じて気持ちが暗くなるのとは対照的である。
  以上が大まかな内容であるが、次号以下でさらに紹介していきたい。

日本には「言論の自由」があるのだから、例え弁護士であろうとも思ったことを述べるのは許される行為なのだろうが、現実にこれだけ多くの神世界被害者が存在することを知りながらそれでも敢えてこうした発言をする弁護士がいることには驚きを禁じ得ない。

  尾崎幸廣弁護士(菊水法律事務所)は弁護士になる前は約30年間検事を務めてきた。検事在職中は公安調査庁に属していた時期もあり、緒方重威公安調査庁長官(1993年当時)の下で審理課長を務めていたこともある。
  周知の通り、緒方重威は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の売却を巡り、詐欺罪で起訴され現在公判中の人物だ。緒方重威は東京都内に所有する不動産を神世界に賃貸し、月数百万円に上る賃料を得ていた。

  尾崎幸廣弁護士がどのような人物かネットで検索してみるとたくさんの情報が得られる。下記は平成20年1月25日号の「國民新聞」第19131号に「年頭所感」として尾崎氏が書いている文章だ。 

「國民新聞」第19131号に掲載された尾崎氏の「年頭所感」
法曹界での千早城目指す(弁護士・尾崎幸廣)


平成二十年が天皇国日本にとって、少しでも良い年になりますように。
 三十年間の検事生活を終え、弁護士となって一年が経った。検事という職業は一口に言えば、生活のための職業でしかなかった。若いころは、日本がいつかまともな国になったときに、思想検事としてゾルゲや尾崎秀実のようなスパイ、思想犯と闘いたいと思っていた。しかし、その夢はついに実現しなかった。
 本多勝一や大江健三郎のような戦後日本の醜悪さを体現する人物が未だに大手を振っている。本来ならば、これらの反日日本人は今の刑法でも、死者に対する名誉棄損で起訴されて当然である。
しかし、現状で検事にそれを求めるのは、幕末の旗本侍に黒船攻撃を求めるに等しい。役人や利権政治家に祖国再生の望みを託しても無駄である。あとは草莽崛起を待つしかない。
 嬉しいことに、その兆しは少しずつではあるが、感じられるようになっている。私は思想検事にはなれなかったが、思想弁護士にはなりたい。
 梅ヶ丘駅前の十坪足らずの事務所に菊水法律事務所と名付けた。法曹の世界での千早赤坂城を目指している。皇室と祖国のため少しでもお役に立つことが今年の、いや今後終生の念願である。

bogus-simotukareさんはこの尾崎の文章に呆れきって

>戦前の思想検事が企画院事件、横浜事件などのでっち上げ冤罪事件を起こしたことをどう思ってるんですかね。

>「死者に対する名誉毀損」の「死者」って具体的に誰のことを言ってるのか。そんなに名誉毀損で訴えたければ訴えればいいでしょう(ただし死者の場合、告訴できるのは遺族だけですけど。無関係な第三者が訴えることは出来ません)。

 そして慰安婦や南京事件被害者に対する尾崎氏らウヨの物言いこそ「名誉毀損」でしょうに。いやそもそもこの文章での本多氏や大江氏への罵倒こそが名誉毀損に当たるんじゃないか。

とご指摘になっています。いやはや、ひどいものです。

 それにしても、「祖国」も同じですが、皇室や宮内庁だって、こんな人から「少しでもお役に立つこと」なんて言われたって、迷惑にもほどがあるってもんでしょう(笑)。そもそもヤメ検弁護士が具体的に、どのようなことに皇室の役立ちえるのかさっぱりわかりませんが(この人は公安畑の担当の検事だったようですが、法務省なり宮内庁なりが、公安関係の法律相談をまさかヤメ検弁護士にすることもないでしょう)、たぶんこの人の言う「皇室」ってのは、天皇とか皇后、皇太子、皇太子妃その他の具体的な皇族とか、皇室典範その他の法令にもとづく皇室ではなく、この人の頭の中にある抽象的な「皇室」なのでしょう。どこの馬鹿が、こんな非常識な訴訟の代理人になっていたり犯罪集団の代理人になっている弁護士と皇室その他を結び付けるんだと思いますが、たぶんそういった考えはこの人にはないのでしょうね、きっと。それもどうかです。

だいたい祖国うんぬんというのなら、せめて犯罪集団の代理人になんかなるなよと思いますが、そんな話は通用しない人なのでしょう。あきれた元釧路地検検事正です。

正直ここまでひどいと笑っていればいいという気もしますが、しかし右翼弁護士の稲田朋美が代議士になった(しかも彼女をスカウトしたのが現首相)のだから、笑ってばかりもいられないか。さすがにこの人を国会議員にしようという具体的な動きは、少なくとも現段階ではないでしょうが。

>維新政党・新風党本部監査役

といったって、立候補するところまではいかないし、当選はしないでしょう・・・。いや、当選はしないでしょうが、立候補は・・・。まともな人間ならしないでしょうが、まともじゃなさそうだからな、この人。

例によって、以上の記事は、bogus-simotukareさんの記事から情報を得ました。bogus-simotukareさんにお礼を申し上げます。

来年も、(旧)東独美女を部屋のパートナーに

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ネットの発達によって、クラウド上なりHDなりに、自分のPC、携帯電話、タブレットなどでスケジュール管理や日記、家計簿その他を記録する人が多くなっていますし、たぶんこのブログの読者もそのような方が多いのではと当て推量します。私も、日記はひたすらWordで書き続けるだけですし、家計簿も、フリーソフトもありますが、独自のものを作って金銭管理をしています。

そう考えると、最近はカレンダー、手帳、日記帳、家計簿なども往年ほどは売れていないのかも。私の場合、一応手帳は毎年買ってはいますが。「文庫手帳」と大き目のを買いますが、この何年かは活用しているとはいえません。

そう考えると、カレンダーは携帯なりPCその他で容易に閲覧できますから、以前ほどの存在価値がないのは仕方ないとして、部屋のアクセサリーというかアクセントをつけるための装飾としての意味合いがありますから、やはり毎年買うのが楽しみです。昨年も同じことを書きましたように、私は白黒を主とする白人女性のヌードカレンダーを買います。

米国などの成人(向け)雑誌のモデルなどのものは、どうも好みでなく、また白黒でもモデルのポーズやメイクがどぎついものよりは、穏やかなポーズと容姿のモデルのほうが落ち着きます。これは好き嫌いの問題なので、どちらがいいという問題ではありません。

Schoen nackt - Aktfotografie in der DDR 2014


そういうわけで、今年もこれを買いました(まだ手元にはありません)。旧東独時代に撮影された東ドイツの無名のモデルたちのヌードカレンダーです。昨年も買ってわりとよかったので、今年も買おうと考えたわけです。

正直モデルたちはものすごい美人でスタイルがいいわけではないし(この表紙の女性はすごい美人です)、ポーズも穏やかです。写真家の実力も、一定レベルではありますが、そんなにものすごいということもありません。が、部屋に飾っておくと何となく落ち着くんです。そう考えると、わりといいカレンダーかもと考えます。

でも去年と同じことを書くと、このモデルさんたちも、まさか撮影後四半世紀以上、たぶん30年以上たって自分のヌードが世界中に広まるとは想像もしていなかったでしょうね。時代の変化というのは怖いですね。モデルの女性の多くはまだ存命中でしょうから、あるいは複雑な気持ちになっている人もいるかも。

それはともかく、ドイツという国はわりと裸におおらかな国で、特に旧東独はFKK運動なんてものもさかんで、ナチュリストビーチとかナチュリストクラブというのも西独より人気があったようです。単に娯楽が西ほどなかったせいもあるかもしれません。

というわけで、読者の皆さまも、別にヌードのカレンダーでなくても、いいカレンダー、あるいは日記帳、手帳、家計簿帳などを、買うのでしたらお買いになってください。準備万端で新年を迎えましょう。

アジア周遊紀行(2013・夏)(14)

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ワット・シーサケートへ行きます。ここは、16世紀の建立当時の姿をとどめているとのこと。

やっぱりペプシですね。

フランスの三色旗が左側に位置するのが、両国の関係を暗示しているんですかね。さすがに言語はフランス語のほうが下ですが。

次に、路を挟んだ反対側にあるワット・ホーパケオに行きます。

ここにもさっきのと似たようなものがありました。

隣では、何かの建物の工事をしていました。

エアアジアのテントがあるのには驚きました。色褪せてはいましたが、これも時代ですね。

ここは、建物自体は古くないので価値はないのですが、しかし中にある収蔵物はそれなりに価値はあったようです…。なお、私は帽子をかぶって中に入ったら、帽子をとれと注意をされました。というわけで、ここに行かれるあなたは、帽子をかぶっていたらとって中に入ってください。注意されます。

写真のカップルとちょっと話をしました。いい旅を、と言ってくれました。東南アジアでは、こんな風に声をかけられた記憶って、あんまりないな。

 僧の姿は見かけます。次なる場所は・・・。(つづく)

アジア周遊紀行(2013・夏)(15)

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ラーンサーン通りを、北上というか厳密には北東に歩きます。

ここは通信郵政局。例によってフランス語でも表記されています。

たまには、上の写真のような服装の女性もいます。

日本の援助と思しきバスが走っています。昨日も、バスターミナルで見かけました。それなりに走っているのかな。

この辺りは、わりと交通量の多い地区でした。

平日の真昼間(午前中)から男性2人がなんらかのゲームに勤しむ姿というのも、東南アジアらしいといえばらしいのかも。

立派なショッピングセンターです。

上の写真とはまた違いますが、のどが渇いたので水を買うためにとあり立派なドラッグストアというかコンビニに入ります。中には、日本語表記の商品がありました。

こちらの店です。やはりペプシの広告があるのがすごいですね。タイバーツで支払ったら、タイバーツ(しかも小銭)できっちり釣りを返したのには感心しました。たぶんラオスもこういう店がどんどん増えてくるのでしょう。なお、スーパーマーケットとありますが、規模は大きめのドラッグストア、コンビニといったところです。

路上で野菜売りの女性がいて、買う人もいます。

女性は、日傘をしている人が目立ちました。

次なる目的地は…。(つづく)

なにを北朝鮮が群馬県なんかで苦労して拉致をするんだか

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荒木和博の書いていることというのは、2言目には「なにを非常識なことほざいているんだか」「でたらめばっか」「うそつき」「わらをつかむ人たちをだましてばっか」という話ですが、これも「どうもなあ」です。例によってbogus-simotukareさんの記事で知りました。

加藤八重子さんについて

【調査会NEWS1414】(25.9.29)
加藤八重子さんは昭和53(1978)年9月22日に群馬県群馬町の自宅から失踪しました。

 当日朝、お嬢さんが八重子さんの部屋を見たら姿がなく、寝ていた掛け布団が真ん中だけ膨らみ、誰かに引っ張られて出されたという感じで残されていました。当時38歳。ご主人はその晩夜勤で不在でした。前夜は2人のお子さんとともにテレビを見ていて、お子さんたちは午後10時過ぎに就寝しています。部屋は変わった様子がなく、本人のパジャマを除いて現金、履物、衣類、鞄など全て残っていました。

 昨日お嬢さんとお会いし、あらためて色々お聞きしたのですが、お話ししていてふと気付いたことがありました。加藤さんのケースは大多数の特定失踪者と異なり、失踪直後から警察が事件性を察知して動いたケースだということです。 

いや、なぜ北朝鮮が、内陸(海なし県)の群馬県で拉致をするんですか? なお、注釈をつけますと、「群馬県群馬町」は、現在高崎市に合併されています。

いままで明らかになっている日本国内での拉致は、すべて海沿い、しかも鹿児島県が現場の市川・増元さんカップルの拉致以外は日本海沿岸です。新潟(市内、佐渡、柏崎)、福井、あと北朝鮮側は入国を確認していないとしていますが、日本の協力者によって北朝鮮工作員に引き渡された事件も、石川県の能登半島が現場です。ほかにも北朝鮮側が拉致に失敗したとされる事件もやはり日本海側だし、また原敕晁さんも九州の海岸で北朝鮮側に引き渡されています。

群馬県の現高崎市は、現在でこそ新幹線や高速道路などが通っていて新潟に行くのも容易でしょうが、当時は在来線、あるいは国道などで新潟に行くしかありません。太平洋側に行くには、最低同じく海なし県(埼玉、栃木)を通らないと太平洋側にたどりつけません。拉致をするには、とても都合が悪い場所ではありませんかね。少なくとも不特定の人間を拉致するという目的なら、群馬県というのは非常に条件の悪い県でしょう。

もちろんその可能性皆無とまでは私も言いませんが(以前そういうことを言って恥をかいた経験あり)、「蓋然性」「可能性」ということを言い出せば、北朝鮮の拉致である見込みはきわめて低いでしょう。

しかし、特定の人間だったら、また話は違ってはきます。つまりこの女性をあらかじめ見定めて拉致をした可能性(あるいは、同意の上で連れて行く)です。

実は、よど号事件の犯人たちの奥さんらは、いわゆる北朝鮮シンパサイザーで(つまり日朝友好サークルのたぐいに入っていたとか)、おのおのだまされたのか(つまり、短期旅行のつもりで行ったのか)本人の意思だったのかはともかく、北朝鮮に渡って、よど号メンバーたちと結婚したわけです。で、この行方不明者の女性について荒木は

>ところで加藤八重子さんは電電公社(現在のNTT)の職員でした。そしてご主人は国鉄(現在のJR)に勤めていました。どちらも労働組合は旧社会党系です。またご主人は1か月前、職場の野球大会のとき家の鍵を盗まれていました。

 失踪時に警察は事件性を考えてかなり綿密に調べているのですから、家族が犯人でないと分かった時点で、他に何がありうるかを考えたはずです。そのとき、北朝鮮とまでは思わなかったとしても、職場のことを考えなかったとは思えません。

 と書いていますが、ぜんぜん証拠がないじゃないですか。だいたい高崎市って国鉄管理局、現JR支社があるくらいの鉄道の街だし、電電公社(当時)というのも地方都市では地域の大企業なわけで、「公社つながり」かどうかわかりませんが、そのカップルをそんな思わせぶりに書いてどうしようというんでしょうか(そもそもお二人とも組合と関係していたのかどうかすらこの記事を読んだだけでは不詳です)。おまけに

>群馬県は金丸・田辺訪朝団で有名な田辺誠・元社会党委員長の地元でもあります。様々な意味で北朝鮮との関係も深く、後に原敕晁さんを拉致して成り代わる北朝鮮工作員辛光洙が高崎や前橋のパチンコ屋に身を隠していたこともありました。

 このところ色々な情報が出てくる中で、日本人協力者、特に社会党ないし社会党系労組にいた北朝鮮シンパの活動が注目されています。職場の野球で家の鍵が盗まれていること、ご主人の夜勤のときに奥さんが失踪していることからして、周囲にいる事情に詳しい人間が動いた可能性も少なくありません。

 加藤さんの失踪は35年前の事件ではあっても、未解決の刑事事件として警察に何らかの記録は残っているはずです。また当時盛んだった自民党・社会党の裏取引の中でこのような問題が握りつぶされたことはなかったのかとの懸念もあります。これまでただ一人の拉致実行犯も起訴できていない警察としては、「一所懸命やっている」というだけではなく、ぜひ結果を出して真相を究明していただきたいと希望する次第です。

とまで書く始末。関係者は、荒木に厳重な抗議をしたほうがいいんじゃないんですか。失礼にもほどがあるというものです。たぶん多くの人間は、「こんなやつ相手にしたってしょうがない」と無視しているのでしょう。それは確かにそうですが、こういう男は、そういったところに付け込んで非常識極まりないことをほざきますから悪質にもほどがあります。

だいたい特定の人間を拉致するのであれば、こんな警察沙汰になるような方法は通常取らないんじゃないんですかね。買い物にでも出かけることを装ってふらっと消えるほうがよっぽどいいのでは。そうすれば一般の家出とみなされて、警察も動かないでしょう。ていうか、当時既婚者で子どものいる女性を拉致するというのも、周囲が騒ぐのは当然予想できるわけで、その理由が理解に苦しみます。この女性が、たとえば通信などについての特殊な技術でも持っているとかの事情でもあれば話は違いますが、戦中生まれ(1978年で35歳ということは、1942年〜1943年生まれということでしょう)のご年齢ですと、たぶん技師でなく事務職として電電公社にお勤めだったんじゃないんですかね。もっとも、このあたりは未確認です。

この女性のご家族も、悪いことはいわないから荒木なんかとかかわらないほうがいいんじゃないんですか、とご忠告申し上げますが(あるいはこの記事を読んでいただけるかもしれません)、荒木はわらをつかむ人たちに徹底的につけこみますからね。なにをいまさらながら他人に迷惑をかける人間です。

bogus-simotukareさんに感謝を申し上げます。


ネクタイを買わなくなり、また長持ちするようになった

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11月になりますと、私の職場は男性はネクタイを締めます。現在私が仕事中ネクタイを締めるのは、11月から4月までです。

私は、服全般はそんなに高価なものとかを買うわけではないのですが、ネクタイだけはわりといいものを買うようにしてきました。別になんてこともないですが、ネクタイは高級なブランドのものもそれなりに手ごろな値段で購入できるし、また色や柄も変化に富みますので、買っていたり選んだりするのが楽しいということもありました。

しかし…。近年、ほんとネクタイを買わなくなりました。最後に買ったのがいつかよく覚えていないくらいです。前は、たとえばソウルに行ったら必ずといっていいくらいネクタイを買っていたものでしたが、最近はごぶさたです。ロッテデパートの免税屋なんか、最近足を運んでいません。

それでそれはなぜなのかと考えると、けっきょくのところ「クールビズ」のせいに思います。私の職場では、上記のように5月〜10月までネクタイなしです。つまり年間半分はネクタイを締める必要がない。これは、ネクタイというものの存在意義をはなはだしく低くしているように思います。

特に、2011年3月の地震以来、電力使用制限のため企業その他も積極的にクールビズに協力するようになり、夏の時期は日本の社会でネクタイを締める人が激減しました。社会全体で服装がカジュアル化したこともあるでしょう。

さて年間半年ネクタイをつけているだけですと、冠婚葬祭のようにネクタイを締めなければいけない時もありますし、また仕事が休みのこともありますが、一応週5日ネクタイを締めるとなると、10本職場で締めるネクタイを持っていれば2週間に1回のサイクルで同じネクタイを締めることになります。とすると半年で同じネクタイを13回、実際には年間11回〜12回くらい同じネクタイを締めることになります。そうするとネクタイもあんまり痛まないんですね。ある程度ネクタイも何本も買っていれば、実際には気に入ったネクタイをたくさん締めがちですから平均というわけでもありませんが、私自身は最近わりとローテーションを守ってネクタイを締めています。すると、締める機会が減っているからネクタイも丈夫で長持ちします。そして夏場にそれこそ冠婚葬祭などのなにかの改まった機会以外にネクタイを締めないとなると、ネクタイに対する関心や買おうという気持ちもなくなってきますよね。もちろんそうでない人も多いでしょうが、私のようにネクタイに以前ほどの関心を持たない人も少なくないはず。

それでこの冬に、またソウルに行こうと思っているので、しばらくぶりにネクタイを買いたいと思います。3本は買わないでしょうが、2本くらいは買いたいと思います。

ネクタイも新陳代謝が必要だし、たまには買いたいという気になりました(笑)。私はネクタイには金を使うので、たぶんそれなりのものを買います。

それにしてもクールビズはネクタイ業界にとってはかなりの痛手でしょうね。実際問題として日本の気候はネクタイが適当とは言いがたいので、クールビズ自体には私は大賛成ですが、ネクタイの消費が減るのは避けられません。業界にとってはどうかです。もっとも私は外国で購入することが多いので、あまり日本における商売には寄与していません。

余談ですが、ネクタイというのはその元はクロアチアの民族衣装のようですね。フランス語でネクタイをクラヴァット(cravate)というのは、その語源はcroatiaからきているみたいです。フランス語ではCroatieと表記します。日本語版Wikipediaでは、

>現在のネクタイの原型ができたのは17世紀頃とされる。

ネクタイの起源として伝わる有名な説として、ルイ13世を守るためにクロアチアの兵士がフランスを訪れた際、彼らが首に巻いていたスカーフが起源である、というものがある。彼らは無事な帰還を祈って妻や恋人から贈られたスカーフを首に巻いたが、それを見たルイ14世が興味を示し、側近の者に「あれは何だ?」とに尋ねたところ、側近の者はクロアチアの兵士について尋ねられたと勘違いし、「クロアチア兵(クラバット)です」と答えたため、その布をクラバット(cravat)と呼ぶようになったという逸話である。この説には、14世紀にはすでにフランスでcravateという語は使われていたという反論がある。

どちらにせよ、1660年ごろに人気のあったクラバットは、単に幅広のネッカチーフを首に巻いたものに過ぎなかった[1]。

現在でもフランス語などではネクタイを "cravate" と呼ぶ。またこれから18世紀にかけて、クラバットに限らず首に布を巻くスタイルは兵装としても用いられ、一般に広まった。この形のクラバットは第一次世界大戦頃までの一般的な男性の正装となる。

と書かれています。もちろんその起源については異説はあります。

私は1回だけクロアチアに行ったことがあります。真夏、首都のザグレブに1泊、ドブロヴニクに2泊しただけですが、ドブロヴニクでは民宿(sobeという)に泊まりました。ほんとはのんきにしばらく滞在すべきところでしょう。いいところだったな、クロアチアって。私が行った旅行としては、レバノン・シリア・オランダの旅とこのときのウィーン・クロアチアの旅が印象に残り楽しかった旅の双璧です。それからずいぶんいろんなところに行きましたが、この2つの旅を上回るものはありません。今後もないでしょうね。行くところがどうということでなく、ある程度旅なれてきているので、あのころのような新鮮さや心のときめきはもう来ないでしょう。たぶんバックパッカー旅行でもしないとあの時ほどの感動はないと思います。仕事をやめたらバックパッカー旅行をしますから、そうしたらこのブログは世界中で更新します。それから海外にも移住します。いまの目的地として考えているところが、パリ、チュニス、ヤンゴンなど。最後にライプツィヒで暮らして日本に帰国します。その時このブログは終わります。気の長い話ですが、よろしければ最後の日までお付き合い下さい。

という記事を発表しようと思っていたら、産経新聞に先を越されてしまいました(苦笑)。

>国産ネクタイ減少、クールビズで大打撃…業界恨み節「国挙げてのイジメだ」
産経新聞 11月12日(火)8時0分配信

国内のネクタイ生産量が激減している。丸10年で3分の1にまで落ち込んだ。製造・卸業者でつくる組合は、国が打ち出した「クールビズ」の影響で、職場でネクタイをしめないスタイルが定着したためだという。クールビズは環境省が平成17年に打ち出し、官民の職場で夏季のノーネクタイ、ノー上着のスタイルが普及した。当初期間は6〜9月の4カ月間だったが、23年からは5〜10月と半年にまで延び、ビジネスでは晩秋や冬にもノーネクタイの姿が見られるようになった。業界への打撃は深刻で、組合は「ここまで定着すると、反対もできない。TPOに合わせてネクタイをしてほしい」と訴えている。(張英壽)

 ■関西などの組合は解散

 東京ネクタイ協同組合の調査では、国内の生産量は平成13年には約1740万本あったが、その後減り続けた。19年には1千万本を切り、最新統計となる23年には13年の3分の1となる約570万本にまで減少している。また輸入でみても、13年は約2670万本だったが、23年は約2350万本に減少している。調査は2年に1度実施しており、今後24、25の両年を調査する。

 同組合はネクタイ製造・卸しの31業者で構成。山田哲男事務局長は「少子高齢化で、働く人の数が減りネクタイをしない世代が増え、需要が下がっていた。そんな中、クールビズが追い打ちをかけた」と指摘する。さらにIT業界をはじめ年中ネクタイをしない人も増えている。ネクタイと言えば、かつてビジネスと切っても切れなかったが、そんな一般的なイメージは過去のものになっている。

 こうした状況について、関西の業界関係者は「国をあげてネクタイいじめをしている」と悲痛な憤りの声をあげた。

 山田事務局長は「ネクタイはビジネスマンにとって必要不可欠。ネクタイをすることで気持ちもぴりっとする。日本では背広にネクタイというのは定番」と強調する。

 東京ネクタイ協同組合の上部団体として日本ネクタイ組合連合会がある。かつてはその下部に、東京ネクタイ協同組合のほか、関西、名古屋、福岡の組合があったが、需要の低下で、自主廃業に追い込まれる業者が続出。東京以外の地方組合は解散し、現在に至っている。関西にあったのは、京阪神などの業者による関西ネクタイ商工業協同組合。関係者によると、かつて約80業者が加入していたが、16業者にまで減り23年に解散した。その後は任意団体として活動している。

 クールビズを環境省が提唱したのは、小泉純一郎政権時の平成17年から。「クール」(涼しい)と「ビジネス」を合わせた造語だった。同省地球温暖化対策課国民生活対策室によると、「室温28度でも快適に過ごすことができるライフスタイル」と位置づけ、6〜9月の4カ月間の「国民運動」として始まった。

 クールビズは本来、服装を指す言葉ではないが、室温28度で夏を乗り切るには、必然的にネクタイなし、上着なしという服装をすることになり、この軽装が官公庁、民間企業に広がった。そして一般的には、ノーネクタイ、ノー上着のスタイルが「クールビズ」を指すと理解されるようになった。

 ■「廃止」の陳情も

 クールビズ期間の6月の第3日曜日は父の日で、プレゼント用などで、「一番売れる日」(山田事務局長)だった。ネクタイ製造業界は大きな打撃を受けるようになった。

 生産減に苦悩したネクタイ業界は、政権が、クールビズを始めた自民党から民主党に移った後の平成22年1月、当時の小沢鋭仁環境相に、「クールビズの廃止」を陳情したことがある。

 日本ネクタイ組合連合会と東京ネクタイ協同組合が連名で行った陳情で、「クールビズ運動は、ノーネクタイ運動と同一視され、ネクタイを外せばCO2(二酸化炭素)削減に寄与しているかのように考え、行き過ぎたキャンペーン」と批判した。さらに「ネクタイを外しただけのだらしない格好は国際社会の中でみうけられません」とし、「日本の文化を支えてきた絹織物業界の復興に全面的なご協力をお願いする」とつづっている。

 東京ネクタイ協同組合によると、環境相から「検討する」との回答があったが、その後も「クールビズ」は行われている。

 東日本大震災が起きた平成23年には、電力不足が叫ばれる中、クールビズの期間はそれまでより2カ月増え、5〜10月の6カ月間となり、昨年、今年も同じ半年があてられた。

 環境省の担当者は「ネクタイを外そうと特に訴えているわけではない。百貨店では夏でも涼しげなネクタイを提案していただいている。どこかの業界が傷みを伴うというのは本意ではない」と説明する。ただ、この担当者に、自身が夏にネクタイをしていたかと問うと、「環境省はとにかく暑い。していなかった」と答えた。

 ■「善戦」の売り場は

 生産量が激減する中、善戦している売り場もある。

 大阪キタにある百貨店「阪急うめだ本店」の「阪急メンズ大阪」。周囲を行き交うビジネスマンらはノーネクタイ姿も少なくないが、ここでは、1階にネクタイ売り場が設けられ、色とりどり、さまざまな柄のネクタイがずらりと並んでいる。

 「かつてに比べばネクタイの売り上げは落ちていますが、今年は前年並みを保っています」

 阪急メンズ大阪のネクタイ担当、泉建次さん(28)はそう胸を張る。

 人気の秘訣(ひけつ)は、阪急百貨店の国産品を扱うオリジナルブランド「The Tie」(ザ タイ)。価格は6800円と8800円の2種類で、店頭に置いている約2600本のうち、約20%にあたる約570本が、このブランドだ。今年はグリーンが流行で、定番のレジメンタルなど落ち着いた柄のネクタイにも使われている。

 オリジナルブランドならではの価格設定で、比較的上質な国産品を提供していることが受けているという。

 ただ、ネクタイの需要減少は、シャツにも変化を与えている。シャツ担当でもある泉さんは「最近はネクタイなしでもかっこいいシャツが売れ筋。ボタンを外しても、えりがきれいに出て、さまになるタイプが売れている」という。

 ノーネクタイが定着していることについて、ファッションデザイナーの加藤和孝さんは「カジュアル化の波が一流企業にも浸透し、スーツスタイルからまず初めに外されたのがネクタイなのだろう。業界は大変だが、ノーネクタイも一つのファッション。人と接するビジネスでもそれが許されつつある」と指摘。「かつてスーツに帽子は必須だったが、いまフォーマルなスタイルで帽子をかぶる人は少ない。それと同じように今後、ビジネスでノーネクタイがさらに広まるのではないか」と予測している。

私が記事で指摘していることがだいたい書かれていますね。国内の生産量が

>丸10年で3分の1

というのはなかなかすさまじいですね。私が上の記事の指摘で興味深く感じたのが、

>かつてスーツに帽子は必須だったが、いまフォーマルなスタイルで帽子をかぶる人は少ない。それと同じように今後、ビジネスでノーネクタイがさらに広まるのではないか

というところです。なるほどねです。昔の映画、あるいは昔を舞台にした映画では、たしかに紳士(あえてこういう古風な言葉を使いました)はみんな帽子をかぶっています。私は、旅の際はたいてい帽子をかぶっていますが、通勤の途中に帽子をかぶることなんてないですもんね。個人的には、「スティング」などの映画に出てくる男性たちがかぶる帽子はわりと好きですけど。

それにしても社会的に服装のカジュアル化というのはたぶん避けられないでしょうね。私が書くNHKの女子アナのスカート姿も、ある意味女性の服装のカジュアル化の進展がパンツ姿の女性の急増ということにもつながっているわけで、そのあたりの不自然さがちょっと私の心に引っ掛かったのでしょう。そういえば、

>さらにIT業界をはじめ年中ネクタイをしない人も増えている。

といえば、最近懲役刑が無事満了した堀江貴文氏も、カジュアルな服装の権化みたいな人ではあります。

いずれにせよ、来年しばらくぶりにネクタイを買うつもりです。でも、次の次に買う日はいつか、あるいは当分来ないかも。男性の読者の皆さん、あなたはネクタイを最近買われましたか? 買う回数は変わりませんか? 社会の服装のカジュアル化についてどうお考えですか? 女性の読者の皆さん、あなたの配偶者、彼氏、友人、知人、職場の同僚、父親、兄弟、親戚、近所の人、通勤途中で見かける男性たちその他は、やはり(以前ほどは)ネクタイを締めていないですか?

「カヴァレリア・ルスカティーナ」(間奏曲)を使用した映画をあげるのならこれでしょう

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私はNHKの「らららクラシック」という番組を毎週見ています。それで、過日(11月16日)にピエトロ・マスカーニの「カヴァレリア・ルスカティーナ」の間奏曲を特集するということを知って大変楽しみにしていました。私がとても好きな曲だからです。

それで番組を見ていて、この曲を使用した映画として「ゴッドファーザーPART? 」が紹介されたのを見て「おいおい」と思いました。

この曲を使った映画でしたら、やはりこの映画でしょう。

オープニングの動画をどうぞ。

Raging Bull (Opening Sequence) HD

クラシックを使用した映画はもちろん枚挙にいとまがありませんが、この映画ほどぴたりとはまった例は多くないんじゃないかな。個人的には、「2001年宇宙の旅」での「ツァラトゥストラはかく語りき」や「美しく青きドナウ」に匹敵すると勝手に考えています。

もちろん権利の問題があるので、スタッフとしてはこの映画を紹介したいのはやまやまだったが、それができなかったという可能性も大いにあります。真相は知りません。

 ついでながら、私が最近出席した2つの全然関係ない結婚式でBGMとしてこの曲が使われていたのですが、最近この曲を使用することがはやっているんでしょうか。いいんですかね? あんまり結婚式にふさわしい内容のオペラじゃないんですけど(苦笑)。Wikipediaの記述を借りれば、

>シチリア島のある村。復活祭の朝。トゥリッドゥはかつて美しい女ローラの恋人であったが、ローラは彼の兵役中に馬車屋のアルフィオと結婚してしまったのである。除隊後帰郷したトゥリッドゥは、いったんはローラを忘れるべく、村娘サントゥッツァ(サンタ)と婚約したが、結局は留守がちなアルフィオの目を盗んでローラと逢引を重ねる仲に戻ってしまった。これはサンタの知るところとなる。サンタは怒りのあまり、そのことをアルフィオに告げてしまう。アルフィオは激怒し復讐を誓い、サンタは事の重大な展開に後悔する。

ここで場を静めるかのように静かに間奏曲が流れる。

教会のミサが終わり、男たちはトゥリッドゥの母ルチアの酒場で乾杯する。アルフィオはトゥリッドゥの勧めた杯を断る。二人は決闘を申し合わせ、アルフィオはいったん去る。トゥリッドゥは酒に酔ったふりをしながら母に「もし自分が死んだらサンタを頼む」と歌う。トゥリッドゥが酒場を出て行きしばらくすると「トゥリッドゥさんが殺された」という女の悲鳴が2度響き、村人の驚きの声と共に、幕。

というストーリーなのですから。ね、ぜんぜん結婚式にふさわしい内容じゃないでしょ(笑)。

世の中なかなか大胆な人間がいて、いい曲だと思って「After The Love Has Gone」を結婚式で歌うとか。まあ最低限の常識はわきまえましょう。

Earth, Wind & Fire - After The Love Has Gone (From "Live In Japan")

ちなみに私が生まれて初めて買ったブルーレイのソフトがこの映画でした。同時に買ったのが「俺たちに明日はない」です。この話は以前記事を書きました。こちらについても、こんどトリヴィアをお伝えしますのでお楽しみに。

ダライ・ラマの超問題発言? 誤解? スペインでの逮捕状

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今日は違うネタの記事にしようと思っていたのですが、予定を変えてこの記事を書きます。

来日中のダライ・ラマ14世が超問題発言をしたようですね。記事はこちら(Yahoo!のキャッシュ)。

>チベット族僧侶らの焼身自殺理解 ダライ・ラマ「尊い行為」

2013年11月19日(最終更新 2013年11月19日 15時56分)

来日中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は19日、東京都港区の増上寺で若手宗教者との対話集会に出席し、中国政府のチベット政策に抗議するチベット族僧侶らの焼身自殺が同国内で続発していることに「自分の最も大切な命を他人のために投げ出し、世の中の不条理を問いかける尊く素晴らしい行為だ」と述べた。

 焼身自殺に理解を示したともいえ、中国政府を刺激し、内外に波紋を呼びそうだ。

これは相当な問題発言ですね。まさに自殺を煽っているといわれたって文句は言えないでしょう。ていうか、これはまさに自分は安全地帯にいて他人に自殺をすすめるという、人間性すらどうかといわれたって仕方ない暴言ですね。こんなことは、中国のチベット支配の過酷さなどとは無関係です。なお、この元の記事(共同通信配信記事)についてのはてなブックマークでは、この発言を理解している人もいますが、個人的には、kechack さんの

>チベットに好意的な人が多い日本でも、この感覚はちょっと理解できないだろう。 2013/11/20

というコメントと、拙ブログがいろいろ世話になっているbogus-simotukareさんの

>そんなに尊い行為なら、ダライ本人がガソリンかぶって死ねよ。

というもの(ただしこれは前半です。追記された後半を現段階でご紹介しない理由は後で示します)が印象に残ったものです。また、festerfester さんの

>宗教戦争かあ…。中国の弾圧も苛烈なのだろうけれど「じゃあなぜあなた自身がやらないのですか」って言われてどう答えるんだろう。民族存亡の危機と考えれば僭越な物言いなのは百も承知だけれど、賛同ができない…。 2013/11/19

ほかにもy-mat2006 さんの

>日本側のシンパがどう取り繕うと、この人は宗教者の一人であり、なおかつ日本の公序良俗とはズレが存在することを認識するべき。/まあ、日本のダライラマシンパって十中八九、中国への牽制なんだろうけど。 2013/11/19

といったところも印象に残りました。ところがこれで終わりなら、「ダライ・ラマが問題発言をした」という話ですが、この共同通信(そして配信された記事を掲載した地方紙も)が上の記事をすぐに削除し、次のような(言い訳?)記事が掲載されたのです。記事の発表時間が日付が変わったばかりです。

>焼身自殺は「心痛む」 通訳がダライ・ラマの発言修正

2013年11月20日 02時31分


来日中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が19日、東京都港区の増上寺での対話集会で、中国政府の政策に抗議してチベット族僧侶らの焼身自殺が続発していることを「尊く素晴らしい行為だ」と述べたことについて、集会の通訳は共同通信に「驚くべき行為と訳すべきだった」と述べ、修正した。

 通訳によると、ダライ・ラマは集会で、焼身自殺について「非常に心が痛む悲しい出来事だ」などと繰り返し答えた。焼身自殺の行為自体を肯定するような言葉はなかったという。ダライ・ラマはチベット語で答え、通訳が日本語で訳した。

(共同)

>中国政府の政策に抗議してチベット族僧侶らの焼身自殺が続発していることを「尊く素晴らしい行為だ」と述べたことについて、集会の通訳は共同通信に「驚くべき行為と訳すべきだった」と述べ、修正した。

どうなんですかねえ、これ。外国語で行われた講演その他での問題発言を通訳の誤りと称して隠すというのは常套手段でしょう(笑)。もしほんとにこれが通訳の誤りであるなら、その部分だけでなくある程度まとまった時間の動画とチベット語の発言を書き起こして翻訳をつけてHPなどで発表するべきじゃないですか。早急にしてくださいよ。

ただ少なくとも、ダライ・ラマ側がこの発言について「何が悪い」と居直らないのは、通訳の間違いかどうかという問題以前に私はちょっとほっとしています。このような発言を居直っていたら、非常によろしくない事態になる可能性がありますので。少なくともダライ・ラマおよびチベット亡命政府の公式の考えでは、

>焼身自殺の行為自体を肯定する

ということはないということでしょう。もちろんこんなことを肯定していたらお話にもなりません。先ほど引用したbogus-simotukareさんのブックマークは、その後半で

>追記:http://sankei.jp.msn.com/world/news/131119/asi13111923350005-n1.htmによれば批判の高まりに通訳が「誤訳だった」と言いだしてるようだが怪しい話だわな 2013/11/19

とお書きになっています(URLの記事は、上の東京新聞の記事と同一)。私も正直怪しい気がしますが、いずれにせよ動画と発言を完全公開してくだされば話の決着はつきます。その発表を興味深く見守りたいと思います。

そういうわけで、ダライ・ラマやチベットを支持する人も、この発言を肯定するのはやめたほうがいいですよ。ダライ・ラマはこのような発言をしたことを否定しているんだから。

さて、これとはまったく違う話ですが、チベット問題に関して、スペインで中国政府・共産党元要人への逮捕状が出ました。記事を。

>江沢民氏らに逮捕状=チベットでの「大虐殺」容疑―スペイン

時事通信 11月20日(水)9時54分配信 

 【パリ時事】スペインの全国管区裁判所は19日、中国の江沢民元国家主席(87)、李鵬元首相(85)ら政権幹部経験者5人の逮捕状を出した。1980〜90年代にチベットでの「ジェノサイド(大虐殺)」に関与した容疑とされる。
  AFP通信などによると、裁判所は刑事告発した人権団体メンバーにスペイン国籍を持つ亡命チベット人がおり、中国当局が捜査していないことを理由に逮捕状を出した。スペイン政府は対中関係で難しい問題を抱えることになりそうだ。
  人権団体は刑事告発で、江氏らがチベットでの「大虐殺、人道に対する罪、拷問、テロ」に責任があると主張。裁判所は「当時の政治・軍の高官が関与した疑いがある」との見解を示した。 

この記事を一読して私が思ったのが、「胡錦濤には逮捕状が出なかったのかな」ということです。出ていれば記事に名前が出るでしょうから出なかったんですかね。前にも書きましたように、、胡錦濤は89年にチベット自治区共産党書記の立場で、チベット族の独立運動を厳しく鎮圧し、戒厳令まで公布しました。翌年には、「中国政府の立場は、一〇〇年、一〇〇〇年も変わらない。分離独立は認めない。認めるものは民族の罪人だ」と記者会見で語っています。胡錦濤に出なかったのは、彼は89年当時は中枢幹部でなかったという判断ですかね。北京五輪直前の08年の暴動の際は、彼はまさに最高指導者だったわけですが。

常識的に考えて、江沢民らが逮捕される可能性は低いでしょうが、前にチリの独裁者ピノチェトにもスペインで逮捕状が出たことがありました。胡錦濤への逮捕状が見送られたのは、あるいは彼が共産党総書記を退いたのが昨年、国家主席を退いたのが今年という事情もあったのかもしれませんね。江沢民は、国家主席は10年前、党総書記は11年前に退いています。

いずれにせよ、これからの時代、ほかにもこのような逮捕状が(元)国家元首やそれに準ずる人たちにも出るようになるんですかね。こちらも興味深く見守りたいと思います。

50年前の今日は何の日、そしてほんまかいなの話

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50年前の今日は何の日かといいますと・・・。そう、あの人が亡くなった日です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オルダス・ハクスリーの死んだ日

 

 

Wikipediaによると

>1963年11月22日11時45分に[7]、ハクスリーはその死の床で、話すことが出来なかったため妻ローラに対して「LSD, 100 μg, i.m」(LSDを100マイクログラム筋肉注射して欲しい)と書いて渡した。彼女はそれに応えた。二度目にLSDを注射したときには、「軽くて自由、前に、上に」と言い、17時20分平穏に旅立った[7]。同日に発生したケネディ大統領暗殺事件の為、ハクスリーの死は影が薄くなった。

とのこと。ケネディが亡くなったのは、Wikipediaのケネディ大統領暗殺事件によると

>ケネディを担当したパークランド病院第一外傷室の係員は、ケネディが「瀕死」状態だったと語った。これは病院到着時既に生存の可能性がなかったことを意味する。午後1:00に心拍が停止し、立ち会った司祭が病者の塗油(終油の秘跡)を与えた後に大統領の死亡が宣告された。ある医師は「我々には彼の命を救う希望が持てなかった」と語った。ケネディの病者の塗油を行った司祭は、大統領は病院到着時既に死亡していたとニューヨーク・タイムズに語った。この司祭が病院を出た直後に報道陣に大統領の死亡を伝え、すぐに大統領死去の第1報が未確認ながらテレビやラジオを駆け巡った。これより以前にジャクリーヌ夫人付きの警護担当者がケネディが死亡したとUPI通信が打電し、地元ダラスのテレビ局が午後0:58に伝えている。

とのことですので、つまりケネディよりはハクスリーのほうが後までご存命だったということになります。すいません、これはシェリル・クロウが「Run Baby Run」で使ったネタです。「11月に生まれた彼女・・・1963年、オルダス・ハクスリーが亡くなった日」っていうやつ。クロウ自身は1962年生まれです。

では違う話を。これは私が聞いた話です。 

とある職場に、あまりに仕事ができないので(精神を病んだらしい)、年がら年中罵倒されている某職員がいた。ある日その職員に対して職場の同僚たち(年齢は後輩)が言った。

「いいですか! ××さん! なんにもしなくていいですからね! ただ封筒に後納印だけ押して下さいよ!!」

で、その後納印を押された封筒を(特に確認しないで)郵便局に持っていったところ、それを見た郵便局員が声を荒げた。

「こんなところに後納印を押されたら困る!!!」

後納印がどこに押されたかは、私は知らない。その日は職場で、かなり遅い時間まで罵声が絶えなかったという…。

で、この話の信憑性に疑問を持った私は、そういうことが本当にあったかととある職員に確認したところ、その職員曰く

「いや…そんなこといっぱいありましたから…(苦笑)」

ちなみにこの某職員が結婚してニューカレドニアに新婚旅行に行った際、職場のホワイトボードの職員所在欄に次のように記されていた。いろいろ含蓄があります。

×× ≒天国

アジア周遊紀行(2013・夏)(16)

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とりあえずの目標を、凱旋門(パトゥーサイ)に設定します。Wikipediaによると、資金難にてまだ未完成とのこと。

道路をわたって中央分離帯をてくてく歩いて、凱旋門に向かいます。

こうやって近くに来ると、ついに来たなとちょっとうれしくなりました。

凱旋門の周りは、ロータリーのようになっていました。

少年僧たちがいました。何をやっていたのかは不明。

中は、意外と鮮やかな装飾でした。

ね、ここでもペプシの看板があるでしょ。ほんと、ペプシの広告、看板が多いんですよ。

中に入ってみようという気はあまりしなかったので、さらに歩くことにします。

これは首相府、あるいはその隣の建物。

北側から見た凱旋門です。

めずらしく英語の表記を見ました。

フランス語表記です。「国土交通省」ですかね。

ネールー通りを歩きます。中央官庁のすぐ近くでも、もうこんな庶民的なところです。

珍しくタクシーを見かけました。この街でタクシーはあまり走っていません。

自転車に乗っているのは、彼女のような外国人が目立ちます。大体において、東南アジアでは、地元の人は自転車には乗らないようです。

昼食時です。

悪くありませんね。私も次に来るときは、このような店で食事をしたいですね。

 思わず写真を撮ってしまう私。すげ笠をかぶって天秤棒を担いでこのようなものを運ぶ姿というのも(たぶん)インドシナならではです。(つづく) 

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