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Channel: ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
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はたしてそれだけの価値があったかどうかを考えてしまった

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某日、某地方都市のショッピングモール、といっても、大規模ドラッグストア、ホームセンターと大規模スーパーが同じ建物に入っている商業エリア、あと食堂などいくつか店舗が入っているという、地方にありがちなタイプのエリアを車で通りかかり、ちょっと思い立つことがあり、スパムミートを買ってみることにしました。

スパム」とは、ランチョンミートの食品の登録商標であり、「ランチョンミート」のWikipediaの説明を引用すれば、

香辛料などを加えた挽肉を金型に入れて固めたものを、オーブンで加熱後に冷却して保存性を高めたホームメイドソーセージの一種である。

というものであり、日本ではもっぱら缶詰にされて売られています。

で、前にこれを買って、チャーハンの具にしてみたら(といっても、御飯に、卵とチーズを入れて、それに切ったスパムを入れてしょうゆをかけただけの、凄まじいものでしかありませんが)わりとおいしかった(あくまで私の趣味ではです。念のため)ので、ではまた買ってみようかなと思ったわけです。

それで某チェーンドラッグストアにも缶詰が売られていたので確認したところ、税込537円でした。

340gの缶詰に、500円以上の価値があるかどうかは不明ですが、しかし近くに大きなスーパーがあったので、そこでも商品を確認してみようかと考えて、往復2百数十メートルくらい歩いて某スーパーの缶詰売り場へ行きました。そうしたら、価格は、

「527円(税込)」

とありましたので、お、さっきの店より10円安いじゃんと考えて、その店で買いました。それで歩いて車に戻り、それで考えました。

はたして、わざわざ何百メートルか歩いて10円安い缶詰を買って、それだけの価値があったのだろうか・・・。

他人が迷惑するわけじゃないし、知らなかったのだから仕方ありませんが、いずれにせよ10円なら最初の店で買ってもそんなに惜しくはないなと考えます。

過日、いわゆる「トラベルセット」とよばれる携帯用歯磨きセットを数軒ドラッグストアやスーパーを見て、わりと安い店で買うことができましたが、しかし缶詰の10円には、あまり意味はなかったかなと考えます。折に触れて、どれくらいの値段なのかを適宜確認すればじゅうぶんかなというところです。

ただし人間の金銭感覚というのは大にして狂っていますよね。ガソリンで、1ℓ1円の安さを求めている人が、ミネラルウォーターをがぶ飲みするわけです。ガソリンにかかる間接税の高さを考えれば、ミネラルウォーターの高さなんてひどいものです。といいつつ、私も日々ミネラルウォーターやサントリーのウーロン茶などをがぶ飲みしています。これではやはりいけませんね。

鉄道運賃とか航空券の値段なら、いかに安く買うかというのを日々研究し、映画の安いチケットを買うために、チケットショップ、会員、労働組合や職場の安いチケット、映画の安い日などを日々追い求めますが、しかし本当に金を使いたくなければ、旅行に行かず映画も観にいかなければいいわけです。しかしそれでは生きている甲斐がありません。展覧会だって行きたいし、そんなに金がかかるわけではないけど、フランス語の勉強だってしなければいけません。

そう考えれば、こんなブログで日々遊んでいる話を書いていられる私は幸せな人間なのかもと考えます。別に遊んでいる記事ばかり書いているつもりもありませんが、そういうわけでまたこのブログをよろしくお願いします。


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